News

  • シルバーストーンテスト

シルバーストーンテスト最終日:ドライバーコメント

Jim
2014年7月10日 « ピック、18インチタイヤは「大きなチャレンジ」 | フェラーリに力を示したいとビアンキ »
フェラーリのレーシングスーツを着てフェラーリマシンをドライブしたビアンキ © Ferrari
拡大

シルバーストーンで実施されていたインシーズンテストは9日(水)に最終日を迎え、キミ・ライコネンに代わってフェラーリの作業を担当したジュール・ビアンキがトップタイムを記録した。

ビアンキはマルシャのレースドライバーだが、フェラーリが手がけるドライバー育成プログラムの一員であり、イギリスGPでクラッシュを喫し休養することになったライコネンに代わってフェラーリのシルバーストーンテストに参加している。

ケビン・マグヌッセンがマシンに乗り込んだマクラーレンは空力テストに取り組み、午後はピレリタイヤの異なるコンパウンドを評価する作業に励んだ。

ケータハムはジュリアン・リールとリオ・ハリアントがドライブする予定だったものの、午前中にリールがインストレーションラップを走ってすぐにMGU-Hのコントロールユニットに問題が生じてしまい、その修復作業に時間を要した関係でハリアントは午後のセッションで走行することができなかった。

シルバーストーンでのテストプログラムを終えたドライバーおよびチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル

「ピレリのためにできる作業はすべてやった。エンジンを交換しなきゃいけなかったことは残念だけど、皆が素晴らしい仕事をしてくれたから、最後にコース上でしっかりとした2時間を過ごすことができた。来年用のタイヤをかなり試したからおもしろかったよ」

アンディ・デイムラム(レースエンジニアリングコーディネーター)

「今朝は時間通りに開始し、マシンバランスを整えてからピレリのスケジュールに沿って2015年のタイヤに関するテスト作業に取り組んだ。半ばほどのところでマシンにトラブルが起き、パワーユニットの交換を強いられたものの、幸い、シーズンの序盤に比べるとかなり素早く載せ替えられるようになっているので、最終的には3時間のロスで済んだ。この遅延があったにもかかわらず、ピレリのプランを完了できた。今回のテストの重要性に関して言えば昨日の作業は良かったと思う。たくさんの情報を手に入れられたので、シミュレーターで取り組む作業とのやり取りに役立つはずだし、それが今シーズン後半戦に向けて間違いなく有益になると思っている」

メルセデス

ルイス・ハミルトン

「今日は楽じゃなかった。天候は素晴らしかったんだけどね。最初にいくつかトラブルが起きてしまい、コース上での時間を失ってしまったのが残念。マシンを走らせられる状態に戻すために皆が最高に良い仕事をしてくれたおかげで何度か良い走行ができた。今日の終わりにもうちょっと大事な走行に臨む予定だったんだけど、赤旗が出てしまって。1周も走れなかったから、雨が降る以上に最悪の状況だったかも。でも、マシンを使って試したことのいくつかはとてもポジティブな感触を得ている。今は次のドイツに向けてかなりワクワクしている。チームにとっては前に居続けるという、コンスタントなチャレンジだけど、そこでもきっと続けていけると思う」

フェラーリ

ジュール・ビアンキ

「スタートの時点では自分がレースしているマシンとかなり違っていたから順応するのは楽じゃなかったけれど、最終的にはマシンにとても良い感触をつかめた。パラメーターが完全に違っていて、最初の走行はそれに慣れるために時間をかけたんだ。今日はこの先のレースで改善できるように、古いものから新しいものまでいろんなセッティングを試しながらレースのセットアップ作業に取り組んだ。フェラーリのレーシングスーツを着るのはいつだって特別な感じがするね。まだまだ学ぶことはたくさんあるけど、いつかレースドライバーとしてこれを着られる日が来るといいな。でもその前に、自分がいるマルシャのためにやるべき仕事がある。今のところ今シーズンはとても順調だよ」

ロータス

シャルル・ピック

「新しいピレリの18インチタイヤを履く最初のドライバーになれて特別な気分。まだかなり早い段階での評価テストだったし、タイヤとホイールが違うからマシンの空力にかなりの影響を及ぼしたけれど、F1マシンでずっと使ってきたタイヤとは違うっていう感触は得られる。ハンドリングを見たり、ピレリに初期のフィードバックを返したり、最初の走行に関われたことは僕的におもしろかったよ。午後は13インチタイヤに戻して燃料を重く積んだ状態でタイヤの構造評価に取り組んだ。またE22に乗って良いテスト日を過ごせたことは良かったと思う」

ニック・チェスター(テクニカルディレクター)

「ピレリの18インチのコンセプトタイヤを履く興奮の走行を含め、今日のピレリのテストプログラムはシャルルがしっかりと取り組んでくれた。今回の目的はピレリに初期の搭載情報を与えると共に、F1ファンや利害関係者に、この構造での見た目がどんな具合かを示すことにあった。午後は13インチタイヤに戻し、ピレリのコンストラクション評価に励んだ。異なるタイヤコンセプトに関してあらゆるフィードバックを聞くのは興味深いことなので、将来に向けて喜んで作業したい分野でもある」

マクラーレン

【ドライバーおよびチーム関係者のコメントは未発表】

フォース・インディア

ダニエル・フンカデラ

「テストに参加する今回のチャンスを与えてくれたサハラ・フォース・インディアに感謝したい。マシンでの経験をさらに積み、走行距離を伸ばせたことは本当に良かったと思う。コンディションは(グランプリ週末の)金曜日に走ったときに比べてはるかにトリッキーで、高速コーナーでは特に風がマシンバランスに大きく影響していた。それでも、今日は本当に有益だったと思う。新しいエレメントを試しながら、セットアップオプションに取り組んだ。トライしたいろんなことからたくさんのことを学んだし、これらがこの先のレースで実際の進歩につながるはずだ」

ザウバー

ギド・ヴァン・デル・ガルデ

「今朝はとても順調で、ハードタイヤを試したんだけど、とてもうまく機能していた。マシンにわりと良い変更が施せたように思う。ミディアムタイヤを履くと少しオーバーステアに苦しんだ。午後はソフトタイヤを履いて臨んだ最後の走行で残念なことにプッシュしていた2周目にマシンのリアを失ってバリアに突っ込んでしまった。大きなクラッシュだったけど、幸運にも僕は大丈夫だ」

ポール・ラッセル(テストエンジニア)

「今朝は空力の測定作業に取り組み、マシンのパフォーマンス改善を目指した開発プログラムを継続した。測定を終えて新しい空力パーツの確認もできたので、通常のセットアップ作業を続けている。午後はマシンの長期的な開発に向けてセットアップに取り組んだ。セッション終了間際にギドがコプスコーナーでマシンを失ってコースオフを喫したことは残念だった。彼にケガはない」

トロ・ロッソ

ダニール・クビアト

「タスク表のリストにある項目をたくさんこなせたし、とても生産的な1日だったと思う。個人的にはとても有益だったと思うし、かなりたくさんのことを学べた。今朝のタイヤマネジメントテストは特に役だったんじゃないかな。今はここで集めたすべてのデータを分析できるから、そのうちのいくつかはドイツでの次のレースから役立てられると思っている。セッション終盤に赤旗が出てしまい、課題をすべて終えられなかったのは残念だったけど、それでも良い1日だった」

ウィリアムズ

バルテリ・ボッタス

「今日の焦点は主に、メカニカル面をいくらか変更して空力パーツをテストすることだったから、1周走ってピットに戻り、また別のパーツを試すという作業の繰り返しだった。結果として、あまりたくさんの周回は走れていないけど、データは大量に集められている。いくつかのパーツは来年用なんだけど、もちろん今年の作業にも集中しているし、ライバルたちとのギャップを縮めたいと思っている。シーズンを通していくつか大きな改善を遂げてきた。でも、コンストラクターズ選手権の順位をもっと挙げるにはプッシュし続けないといけない」

ロッド・ネルソン(チーフテスト兼サポートエンジニア)

「今日も生産的な1日だった。この先数レースに向けたテストパーツを試したが、来年のマシンの作業にも取り組んでいる。今日はとても風が強かったものの、シルバーストーンはいつもこんな感じだし、天気に関してはどうしようもない。どのチームにとっても同じことだ。2日間に設定していたプログラムは完了できており、シーズンの折り返し地点が近いのでチームにとって励みになる」

マルシャ

マックス・チルトン

「今日は本当に興味深く生産的な1日だった。マシンについてたくさん学び、かなり多く新しいセットアップの開発を試したんだけど、この先のレースできっと役に立つと確信している。今日のコースは本当に風が強かったから、自分たちの進歩を正確に読むためにはとても慎重にプログラムに取り組んでいく必要があった。タイヤがたくさん使える状態でテストができ、セットアップを正しく評価できるっていうのは最高だね。レース週末中はそういう時間が十分取れないから。いい進歩を遂げられたと思うし、今はドイツでその利点を確認するのが楽しみだ」

デイブ・グリーンウッド(チーフエンジニア)

「シーズン半ばに差し掛かるタイミングだったこともあり、われわれにとっては重要なテストだった。昨日はタイヤ中心のプログラムだったが、今日はセットアップの開発作業についてさらに進めながら、来年のマシンデザインに関連するシステムの評価にも励んでいる。マックスはとても風が強いコンディションにもかかわらず、一貫した走りを続ける良い仕事をしてくれた。今日は風の影響があったので、途中でさまざまなセットアップをチェックしたり再確認したりする場面があったものの、メカニックたちがマシンを素早く調整してくれたので、全体的な走行距離を伸ばしながら多くの周回を走り込めている。特に今日から数日はエンジニアリング部門が集めたすべてのデータを分析していくので忙しい日々を過ごすことになるだろう。その後、ドイツに向けたセットアップも準備していく。マシンパフォーマンスが改善することを願っている」

ケータハム

ジュリアン・リール

「まずは今日の走行を実現させるために手助けしてくれたケータハムF1チームの皆とすべてのパートナーたちに感謝したい。F1マシンに乗ることがずっと僕の目標だったんだ。今日は初めてそれが実現した。たくさんの人ががんばってくれたおかげだから、彼ら全員に感謝している。51周を走り込み、スーパーライセンス取得に必要な300kmの走行を少しだけ上回ることができたから、今日の一番の目標を達成できて本当にうれしい! 9時すぎにインストレーションラップに向かったんだけど、ピットレーンに戻ってきたらマシンがストールしたんだ。ガレージに入れて調査したところ、チームがCU-H、つまりパワーユニットのMGU-Hのコントロールユニットに故障を見つけた。それが他にもいろいろな問題を引き起こしていて、今日もう一度走れるようにするにはかなりの大仕事になったけれど、皆が本当に信じられないくらいがんばってくれたおかげで、15時少し前にエンジンを着けて2回目のインストレーションラップを走ることができた。この時はすべて順調だったから、そのままミディアム(タイヤ)のセットで最初のロングランに取り掛かった。マシンの感触は良い。時間的に遅れていたからセットアップのオプションに取り組むチャンスがなかったんだけど、初めてのF1体験は良かったと思う。マシンバランスにはわりとすぐに満足できたし、パワーにもすぐに慣れたけど、ブレーキングが今までと違っていて、マスターするのにもうちょっと周回数が必要だったかな。でも、全体的にはどのラップも本当にいい気分だった。今日のラスト走行にソフトタイヤを履く予定だったんだけど、赤旗の影響でそのチャンスがなくなってしまって、最終的なラップタイムを縮められなかったことは残念。1日を通して僕は比較的に燃料を重く積んでいたし、ソフトでパフォーマンスランを走れていたら、もっと速いタイムを残せていたと思う。ただ、それでも全体的な出来には満足しているよ。セッション終了時点で51周を走破できていた。午前の半ば頃を思えばこれには本当に満足している。特にスーパーライセンス取得に必要だった300km以上を走れたことがうれしい。もちろん今日はタイムを求めていたわけじゃなく、マイレージが必要だったし、チームとの働き方や2014年型F1マシンのパフォーマンスを最大化する方法を理解し始めることが大事だった。それらすべての面で良いステップが踏めたと感じている。今はもっと走りたいし、次のチャンスが待ち遠しい」

© ESPN Sports Media Ltd.