News

  • F1

早急なエンジン音対策を求めるレース主催者ら

M.S.
2014年5月19日 « 予算増加を匂わすモンテゼモーロ | ビルヌーブ、インディ500で予選27番手 »
「来年まで待てない」と言うウオーカー © Sutton Images
拡大
関連リンク

F1はエンジン音の増加を求め続けると、不満な様子のオーストラリアGP会長ロン・ウオーカーが語った。

先週、バルセロナにてメルセデスがトランペット的な形状をしたエキゾーストアタッチメントをテストした。これは今季のターボV6エンジンのボリュームアップを狙ったものだ。

F1の聴覚的な刺激を高めようという最初の試みは失敗に終わったというのが広く共通した見解で、きわめて洗練された新しいエンジンの人為的な調整がそうシンプルではないと分かったことに多くの面々が胸をなでおろした。

しかしながら、F1はここで足を止めないとウオーカーは主張している。

バルセロナではウオーカー主導でF1カレンダーのほぼすべてのプロモーターが出席する珍しいミーティングが開かれており、エンジン音対策に"全員が賛成した"とウオーカーは『Fairfax Media(フェアファックス・メディア)』に話した。

これまで、このミーティングで話し合われた議題は明かされていなかったが、ウオーカーは「われわれは皆、音量を懸念している」と打ち明ける。

「来年まで待つことはできない。すぐに何かがなされなければならない」

「全員が賛成した。われわれは皆エンターテイメントビジネスに携わっている。スタンドの人々は新レギュレーションを理解していない。彼らはアグレッシブさを望んでいる。グラディエーターの競争を望んでいるのだ」

「私の顧客はレース中の燃料が100kgに限られることなど気にしない。今日のスポーツマーケットはあまりにコンペティティブで、チケットの売上は難しくなっている」

しかし、4度の王者であるアラン・プロストはF1から寄せられるさまざまなメッセージの方がF1にとって大きな問題だと述べた。

プロストは現在、まったく新しいフォーミュラEシリーズにかかわっている。全面的にバッテリーのパワーを利用する同シリーズは静かな戦いになるだろう。

プロストの考えでは、F1の近代化やハイブリッドエンジン導入と言った動きは"ファンタスティック"だが、入り混じったメッセージが朗報をかき消しているという。

「今の(F1)マシンは(以前と)同じパワーを持ちながらも、使う燃料は30%から40%減っている。これは素晴らしい。かなり大きなことだ。だが、おそらくファンはそれほど気にしないだろう。だから、ちょっとした混乱があって、若い人たちはついてこないし、関心を持たない」

続けてプロストは「フォーミュラEならもっと面白いし、オーガナイザーらと共に僕らも同じ船に乗っている」と説明した。

© ESPN Sports Media Ltd.