News

モータースポーツ界では最上位の番付3位に入ったジョニー・ダンフリーズ © Getty Images
拡大

『Sunday Times(サンデー・タイムズ)』に掲載された年に一度の英スポーツ選手長者番付はモーターレーシング界の独壇場で、トップ15に名前を連ねたうち10人がモータースポーツ選手(現役・引退含む)だった。

イギリス人ドライバーのラインアップを構えるマクラーレンはジェンソン・バトンとルイス・ハミルトンがそれぞれ10位と14位。バトンの資産は推定4,300万ポンド(約61億8,000万円)とされており、昨シーズン、ブラウンGP残留のため大幅な減俸を受け入れたバトンにとっては600万ポンド(約8億6,200万円)の年俸が順位を押し上げていることもあって、財政面でも華々しいマクラーレン移籍だったと言える。

ハミルトンは推定7,500万ポンド(約107億7,400万円)の5年契約に加えて高額のCM出演料を得ており、『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイテッド)』誌によると、年俸は1,870万ポンド(約26億8,600万円)だという。ハミルトンは以前、「お金はそれほど魅力があるわけじゃない」と語っていた。イギリスを離れ、友好的な税制を採るスイスに移住するという決断も彼の財産の役に立っている。

一般にはジョニー・ビュート、レースドライバーとしてはジョニー・ダンフリーズとして知られる本名ジョン・コラム・クライトン・スチュワートが3位にランクイン。名門貴族の子孫として1億1,000万ポンド(約157億7,700万円)の資産を引き継いでいる。

5位に入ったのはエディ・アーバインで、現役時代に稼いだ4,000万ポンドを含めた8,000万ポンド(約114億7,400万円)と推定される。アーバインはバンゴールにスポーツの複合施設を、アイルランドには製紙輸入企業を所有している。

アーバインに続いたのは南アフリカ出身で現在はハンプシャー在住のジョディ・シェクター。兵器訓練のハードウエアを供給する会社をアメリカで立ち上げ、それを売却した資金で財を築いた。現在は有機農家として活動中で、資産は推定6,000万ポンド(約86億1,600万円)。

ベネトンとB・A・Rでチーム代表を務めたこともあるデビッド・リチャーズが自動車工学コンサルタント業で5,800万ポンド(約83億2,900万円)の財産を得、7位につけた。2007年にはアストンマーティンを買収したコンソーシアムを率いている。

番付8位はF1ドライバーから評論家に転身したデビッド・クルサード。資産のほとんどはF1キャリアを通して得た報酬ではなく、モナコにあるコロンブス・ホテルの株式70%を手放して得たものである。クルサードの財産は5,000万ポンド(約71億8,100万円)前後と見られている。また、クルサードと同額で8位だったのがナイジェル・マンセルで、レーシングキャリアを通して4,500万ポンド(約64億6,300万円)を、カントリークラブの売却でさらに1,400万ポンド(約20億1,000万円)を稼いだ。

ジャッキー・スチュワート卿が11位に番付され、現役時代は当時の標準からすると相当の額を稼いでおり、現在の収入ではない。とはいえ、抜け目ない投資とフォードへのスチュワート・レーシング・チーム売却で築いた5,000万ポンド前後の資金で財産は推定4,100万ポンド(約58億9,000万円)とのこと。

インディカーとNASCARで活躍するダリオ・フランキッティが3,600万ポンド(約551億7,400万円)で14位。フランキッティもまたかなりの財産出資をしている。女優のアシュレイ・ジャッドを妻に持ち、フォース・インディアのサードドライバーを務めるポール・ディ・レスタは従兄弟である。

長者番付に載った他のモータースポーツ関係者はジョナサン・パーマー(17位、推定3,300万ポンド/約47億4,300万円)、デイモン・ヒル(35位、推定3,000万ポンド/約43億1,100万円)、バッキンガムシャー出身でインディカーのスタードライバーであるダン・ウェルドン(81位、推定1,000万ポンド(約14億3,700万円)となっている。

上述したすべての英国モータースポーツ関係者を上回るのが、ドイツ出身で推定資産5億1,500万ポンド(約740億1,900万円)と言われるミハエル・シューマッハだ。

© ESPN Sports Media Ltd.