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ライバルがメガホンエキゾースト導入を阻止か

Jim
2014年5月10日 « ケータハム、スミス離脱を発表 | フェラーリをめぐる3つのうわさ »
メルセデスのメガホンエキゾースト投入をライバルが阻む? © Getty Images
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報道によれば、メルセデスのライバルがメガホンエキゾーストの導入を阻止する可能性があるという。

すでに2014年に優位を保っているメルセデスはスペインGP終了後の来週に行われるバルセロナテストでエキゾーストにトランペット型のアタッチメントを搭載して試すことになっている。

今季から採用された新しいV6ターボエンジンは音量が小さいとの批判を受けており、メルセデスが試験しようとしているメガホンエキゾーストがV8エンジンサウンドに近づけてくれるかもしれないと報じられた。

しかしながら、オーストリアの『APA通信』はメガホンエキゾーストを実戦投入する前に「フェラーリとルノーの他メーカーが同意しなければならないだろう。彼らはメルセデスが自らの利点のために開発したのではないかと恐れている」と伝えている。

メルセデス会長のニキ・ラウダは「エンジンの馬力は一切変わらない。エキゾーストの通風筒が変わるだけだ。ノイズを大きくするだけ。誰も彼もがメルセデスはアドバンテージを得るためにやっていると言うが、まったくもってばかげている」と一蹴。

加えて、大きな音を望んでやまないファンの声に応じたのはメルセデスのみだとも強調したラウダは「他は何もやっていないじゃないか」とドイツの『Bild(ビルド)』に語っている。

それにもかかわらず、ラウダはメルセデスのソリューションがライバルのルノーやフェラーリのエンジンを積んでいようが、どんなエキゾーストであれ、装着するだけのシンプルなものになる可能性を示唆。

また、メガホン型のアタッチメントを付けて臨んだ初期テストでは現行V6ターボエンジンの「ほぼ2倍のボリュームに達することができる」ことを示していたとラウダは言う。

「問題は全チームの同意が必要なこと。それだけのためにできないとなったら? なんとくだらない」

ライバルエンジンメーカーのルノーはF1にサウンド問題があることに納得していないことを認めており、ジャン-ミシェル・ジャリニエは『Speed Week(スピード・ウイーク)』にこう述べている。

「F1以外で最も有名なレース、ル・マンを例にしよう。昨年、私はル・マンにいて、フィールドには全部で70台以上のマシンがあるが、それでもスタート時は(F1の)22台よりも音量が低い。それでもル・マンが最高のレースではないなどと不満を言うものはいない」

「GP2の音の方が大きいと言うなら、それはF1がサウンド問題を抱えているというよりは単にGP2が時代遅れだというだけ。時代に遅れないようにしなければならない。もはや100km毎に60リッターの燃料を使うV10やV8の時代ではないのだ」

ただ、興味深いことに、少なくともタイトル争いのライバルであるレッドブルはメルセデスのメガホンエキゾースト導入を阻むことはないかもしれない。

レッドブルのヘルムート・マルコ博士は「(来週の)テストは正しい方向への一歩だ。今はGP2の方がF1より(音量が)大きい。それはあってはならないこと」と主張した。

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