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メルセデス優勝もレッドブルの危機は終結へ

M.S.
2014年3月16日 « 「長いシーズンになりそう」とベッテル | 燃料流量違反でリカルドが審議対象に »

オーストラリアGP決勝を制したのはメルセデスだったが、プレシーズンの不調が懸念された王者レッドブルも危機を脱しつつある。

それぞれのチームメイトが活躍したのとは対照的に、現王者のセバスチャン・ベッテル(レッドブル)とポールシッターのルイス・ハミルトン(メルセデス)の両方がスタート直後にトラブルに見舞われて2014年開幕戦を完走できなかった。

昨シーズンの8月にさかのぼる連勝記録がついに途絶えたベッテルは「長いシーズンだし、ポジティブな部分もあるよ」と語っているr。

レッドブルにとって明るい材料は"危機"が急速に終結しようとしているところだ。ベッテルのチームメイトであるダニエル・リカルドは母国のファンの前で2位フィニッシュを果たした。

ベッテルの問題は予選前に発生している。報じられるところによれば、予選ではベッテル車の燃料流量センサーがFIAに警告を送り、ルノー製エンジンの燃料使用量が定められた1時間あたり100kgを超えていると知らせたという。

ドイツ『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は「(ルノーの)ソフトウェアが変更されたので、この問題はこれ以上起こらない。リカルドのものは機能していたが、ベッテルのものはそうではなかった」と伝えた。

リカルドはこう喜びを示している。

「つい2、3週間前には、ここに立つことはない方に僕のすべてを賭けていただろう」とリカルドは表彰台で1980年のワールドチャンピオンであるアラン・ジョーンズに語った。

「信じられない巻き返しを果たしたチームに最高の賛辞を送るよ」

一方、優勢を誇っていたメルセデスマシンにエンジンのミスファイアが起こったハミルトンは、ベッテルと同じく機嫌の優れぬ様子だ。

だが、ハミルトンはピットレーンを後にしつつ「大事なのはマシンが速いってことさ」と述べている。

「まだ序盤だし、道のりは長い。この週末にはかなりポジティブな要素があった」

実際、ハミルトンは優勝したチームメイト、ニコ・ロズベルグのパフォーマンスに励まされるところが大きいだろう。ロズベルグは24.5秒の大差で楽勝を果たしたのだ。

ロズベルグはメルセデスのクルーに無線でこう伝えている。

「何てマシンを僕に与えてくれたんだ、何てマシンを」

初戦でチェッカーフラッグを受けたのは14台のみだったが、それでも予測されたよりは多くのマシンが完走したと言えるかもしれない。

元F1ドライバーのデビッド・クルサードはイギリスのテレビ局『BBC』に「各チームはかなりの早さで学んでいる。新しいテクノロジーに一番うまく対処したのがメルセデスだった」とコメントした。

しかしながら、ロズベルグは激しい競り合いがこれから間違いなく起こると警告。

「僕らは前進できるし、そうしなければならない。他のチームも眠っているわけじゃないから、僕らは確実にマレーシアに備える必要があるんだ」とロズベルグは話した。

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