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今季のタイヤ評価はまだ定まらず

M.S.
2014年2月27日 « エクレストンがNASCARの批判に反撃 | 次なるハードルは107%ルール »
ブローアウトが大きな問題になった2013年 © Getty Images
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2回のプレシーズンテストに参加したドライバーの中で、3人が新世代のピレリタイヤに入り混じった意見を示している。

昨年はデグラデーションが速いピレリタイヤが次々と派手にブローアウトし、厳しい監視の目にさらされた。問題がもっとも顕著だったのは6人のドライバーがタイヤに関連するトラブルに巻き込まれたイギリスGPだ。2013年のラバーの性質から平均的なピットストップ回数は上昇してスペインGPで79回を記録しており、フェラーリのフェルナンド・アロンソはタイヤが「良くはない」と述べた。

これまでの一般的な総意ではピレリがデグラデーションからくる最大の問題のいくつかを解決したと見られているが、エイドリアン・スーティル(ザウバー)とニコ・ロズベルグ(メルセデス)の間では今の段階で示されたパフォーマンスの改善具合について意見が別れている。

「反応がずっと良くなったし、去年より安定している」とスーティルは言う。

「少なくとも今の僕に見えている範囲ではそういうパフォーマンスの低下はない。すべてのラップは前より近くなっているけど、本当にハードだよ。もちろん構造が去年より固くなっているから、持ちこたえるようになった。一番大事なのはタイヤが安定していること。去年のようにタイヤのせいだけで1周あたり3秒や4秒落ちるのは行き過ぎだからね」

しかし、ロズベルグは今季のタイヤの最大の問題は2013年に経験したものとは正反対になるだろうと考えている。

「ダウンフォースが低くなってタイヤがかなり機能しなくなる。だから、ここ(バーレーン)ではタイヤを機能させるのによく手を焼いているんだ。去年はいつもオーバーヒートがメイン(の問題)だったけど、今後は十分に熱入れをするのが問題になるだろうね。進行中のプロセスだし、タイヤに影響するツールをすべて理解し、コンディションによってそれを使う必要がある」

フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグは新しいエンジンの要求から気温の高いサーキットではデグラデーションがやはり主要な問題になるとの考えだ。

「デグラデーションという面では、(バーレーンでは)すごく扱いにくい。リアには簡単にデグラデーションが起き、特にトルクの大きいエンジンではリアがあっという間にスピンして熱的に劣化するんだ。これは確実にちょっとした挑戦になると思う」

ピレリのモータースポーツディレクターであるポール・ヘンベリーは新しいタイヤがコースに残すマーブルは減ったと明かし、プレシーズンテストでのタイヤの反応に満足していると語った。

「各チームの新車は開発曲線上でまだ初期の段階だとはいえ、これまでのテストデータは2014年のタイヤが以前のものより安定して耐久性があることを示している」とヘンベリーは話している。

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