
- ドライバー:
- ルーベンス・バリチェロ
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- フェリペ・マッサ
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- ネルソン・ピケ
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- アイルトン・セナ
ブラジル自動車連盟(CBA)の会長は同国の若手ドライバーにとって"F1がつねに最高の選択肢"との見方を疑問視している。
CBA会長クレイトン・ピンテイロのこのコメントは、新たなブラジル人ドライバーのF1への道をもっとサポートすべきだというフェリペ・マッサやルーベンス・バリチェロといったF1ドライバーらの言葉を受けてのもの。
ブラジルのF1ドライバーの歴史は豊かで、アイルトン・セナはおそらくこのスポーツでも史上最高のドライバーだと考えられている。また、ネルソン・ピケやエマーソン・フィッティパルディがタイトルを勝ち取っており、バリチェロは最多出場記録を保持、マッサは名誉あるフェラーリドライバーとしてキャリアの多くを過ごしてきた。
しかし、そのシートは跳ね馬に復帰したキミ・ライコネンに奪われ、マッサは2014年にウィリアムズへ移籍することに。そして、ブラジル国旗を背負って今季のF1に参戦するのはマッサ一人だけとなっている。
同国人としてマッサに続くはずだったルイス・ラジアやフェリペ・ナスルといった急成長中のドライバーがF1への最後のハードルにつまずいたのがその理由だ。強力なブラジル経済を背後にしながらも、過去2年にわたって2人は高騰するレースシートに手が届かずに終わっている。
だが、ピンテイロはF1がモータースポーツのトップとして唯一無二のカテゴリーではないと主張した。
「今日のブラジルはほぼすべての世界中のカテゴリーで言及されている」と同会長は『Globo Esporte(グロボ・エスポルテ)』に語った。
「国内には強力なモータースポーツがあり、その支払は良く、ドライバーたちに彼らのスポンサーへの利益を与える。ルイス・ラジアとフェリペ・ナスルは才能が不足していたから(F1に)いないのではない。F1が常にベストの道だとは限らない」
「数名のブラジル人ドライバーがいくつかのグローバルなカテゴリーでレースしているが、残念なことにきちんと認識されていない。誰がDTMの2位だったか調べてみるといい。それがアウグスト・ファルファスだと知っているかね? あるブラジル人がインディアナポリス500で勝利し、別の(ブラジル出身)ドライバーが最終戦まで(2013年のインディカー)チャンピオンシップをかけて戦っていた」
「モータースポーツ界はF1に限られたわけではないのだ」とピンテイロは主張している。
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