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雨の予選でトップチームがまさかのQ1落ち!

M.S.
2010年4月3日 « USF1が全スタッフを解雇 | 予選は大失敗、と認めるバトン »

3日(土)日本時間17時から2010年F1世界選手権第3戦マレーシアGP予選がセパン・インターナショナル・サーキットで行われた。

雨の影響が懸念される中、3回のフリー走行は幸い天候に恵まれたが、予選開始直前に降り始めた雨により、ついにこの週末初めてとなるウエットコンディションでのセッションが幕を開けた。

20分で行われるQ1が始まった直後は、まだ路面にドライな部分もある状態。各チームの判断は2つに分かれ、早めに動いた中団チームに対し、フリー走行で速さを見せていたマクラーレン、メルセデスGPは予報されていた天候の回復に期待をかけたかガレージにとどまって様子を見守る。フェラーリの2台とレッドブルのマーク・ウェバーも同様の作戦をとった。ヴァージンのルーカス・ディ・グラッシはトラブルが発生したのか、予選が始まってもメカニックが忙しく作業にあたっている。

インターミディエイトタイヤで早めのタイムアタックに出たドライバーの中で、まずはルノーのロバート・クビサが1分46秒283でトップに立つ。2番手にザウバーのペドロ・デ・ラ・ロサ、3番手にセバスチャン・ベッテルが入った。ルノーのヴィタリー・ペトロフをはさんで、ザウバーの小林可夢偉が5番手タイムを出している。

開始から8分ほどの時点で様子見をしていたチームもコースへ出て行くが、このころには路面状況が悪化しており、各所でイエローフラッグが出ていることもあってタイムを出すのが非常に難しい状況になっていた。各車ウエットタイヤに履き替える中、マクラーレンのジェンソン・バトンはグラベルにつかまって止まってしまう。

18番手以降の7台が足切りとなるこのセッションで、始動したのが遅かったフェラーリの2台とマクラーレンのルイス・ハミルトンがノックアウトゾーンを抜け出すことができない。懸命にアタックラップを重ねるが、結局、痛恨の判断ミスにより3台ともがまさかのQ1落ちとなった。ストップしてしまったバトンはそれまでに残したタイムで13番手につけている。

Q1でノックアウトされたのは18番手以降のヤルノ・トゥルーリ(ロータス)、アロンソ、ハミルトン、マッサ、カルン・チャンドック、ブルーノ・セナ(共にHRT)、ディ・グラッシ。

トップ5は序盤のオーダーのまま、クビサ、デ・ラ・ロサ、ベッテル、ペトロフ、可夢偉となっている。

Q2が始まる前にはいったん雨が上がったが、まだ路面はウエット状態であるためにほとんどのドライバーがウエットタイヤを選択してコースに出る。しかし、セッションが中盤を迎えたところでインターミディエイトを履いていたシューマッハとペトロフのタイムが上がり始め、2人によるトップ争いが演じられる。これを見た他のマシンもインターミディエイトタイヤに履き替えて再びコースへと向った。

その後、ウィリアムズのニコ・ヒュルケンベルグ、ベッテル、クビサらが次々とトップタイムを更新するが、再び雨が降り始めるとの予報もあり、どの位置につけても安心できない状況。2戦連続ポールシッターのベッテルから初めてQ2進出を決めた新規チームのメンバーまで、16人が果敢なタイムアタックを続けた。

最終的にこのセッションでトップに立ったのはベッテルで、以下クビサ、フォース・インディアのエイドリアン・スーティル、ヒュルケンベルグ、ロズベルグ、可夢偉、ウェバー、リウッツィ、バリチェロ、シューマッハの10人がQ3進出を決めた。可夢偉にとっては初のQ3進出となる。

Q2で予選を終えたのはペトロフ、デ・ラ・ロサ、セバスチャン・ブエミ、ハイメ・アルグエルスアリ(共にトロ・ロッソ)、ヘイキ・コバライネン(ロータス)、ティモ・グロック(ヴァージン)、そしてバトンを加えた7名だった。

10分のQ3が始まる前には再び雨が落ち始め、ウエットタイヤを履いたマシンが早い段階でタイムを出そうと赤信号のピットレーンに列を作る。しかし、後から来たクビサが先頭車の横に並び、セッションスタートがスタートすると隊列に先んじてコースイン。

開始から約3分、かなりの雨量となったために7分17秒を残した状態で赤旗が振られる。しばしの中断の後、日本時間18時10分にセッション再開と発表されるや、今度はフォース・インディアの2台がピットレーンの出口に2台で並び、リウッツィを先頭にタイムアタックが始まった。

最初のタイム計測でトップにつけたのはスーティル。以下、クビサ、ヒュルケンベルグ、バリチェロ、シューマッハ、ベッテル、リウッツィ、可夢偉、ウェバー、ロズベルグと並んだ。2回目のタイムアタックではほとんどのドライバーがウエットタイヤを装着する中、インターミディエイトで賭けに出たウェバーの作戦が大当たり。2番手に1秒以上の差で1分49秒327のタイムをたたき出したウェバーが、今季の初ポールポジションをつかみ取った。これまでの3戦すべてでレッドブルドライバーがポールシッターとなっている。

ロズベルグが2番手、ベッテルが3番手に入り、4番手以降にはスーティル、ヒュルケンベルグ、クビサ、バリチェロ、シューマッハ、可夢偉、リウッツィと続いた。

マレーシアGP決勝レースは4日(日)日本時間17時からスタート予定。昨年は豪雨のためハーフポイントのレースとなったマレーシアGP、今年はどんな展開が待っているか、決勝レースもお楽しみに!

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