News

  • F1

ストラテジーグループは「違法の可能性」

Jim
2013年10月19日 « 新重量制限を批判するマンセル | 不明な会計を自ら説明するFIA »

誰も話したがらない重要問題

© Getty Images
  • 新コンコルド協定では、6つのビッグチームが新たに発足したF1ストラテジーグループの中で運営方法についてはるかに大きな発言権を有している。その一角、ウィリアムズはカスタマーカーの採用に強く反対しているが、その声が他の派閥によって退けられてしまえば、半分から後ろのグリッドにいるチームはそれらの処置に従うしかなくなる可能性がある。小規模チームが財政的に困難を抱えてしまうと、もはや彼らに太刀打ちはできず、カスタマーカーだけがF1にとどまる方法となってしまうだろう。F1関係者の多くやテレビで巻線するファンにとって、カスタマーカーのアイデアは完全に近代F1のスピリットに反している。ただ、すぐに重大なコスト削減を強いる者が一人もいなければ、いずれ強制されることになるかもしれない。

フォース・インディアの副チーム代表を務めるボブ・ファーンリーいわく、F1のストラテジーグループは違法の可能性があるという。同グループは新しいルールを作成する団体で14日(月)に初めての会合を開いた。

事実上、スポーティングおよびテクニカルワーキンググループの代わりとなるストラテジーグループは投票権を持つメンバー18名で構成され、F1統括団体(FIA)、商業権保有者(FOM)、6つのリーディングチームからそれぞれ均等に人数が割り振られている。

この6チームは歴史的な理由によりフェラーリ、レッドブル、マクラーレン、メルセデス、ウィリアムズが入っており、最後の一枠は前述の5チームを除いたコンストラクターズ選手権の最高順位にあたるチーム、今で言えばロータスということになる。

ただ、ファーンリーはこれが問題だと指摘。というのも、小規模な5チームはストラテジーグループでの発言権もなければ投票権もないため、「非論理的で非民主的」だと述べている。

「基本的にはすべてのチームがレースをする上で同じ金額を支払っている」と『Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)』に語るファーンリーは「唯一の違いはドライバーの報酬とホスピタリティだ。加えて数チームはいまだF1の運営方法に関して発言権がない。明らかな優越的地位の乱用とみなせる」と続けた。

「本当の懸念はストラテジーグループの数チーム、特に公開企業のチームにある。倫理的な統治法ではない」

ストラテジーグループに関しては同じ見方をしている一派がいる。彼らは同グループがF1から小規模チームを徐々に追い出し、4つのトップチームがグリッド全体のコンストラクターとなって数を揃えたそれぞれのカスタマーチームにマシンを販売する最初の一歩と考えているのだ。

ファーンリーは「もしビッグチームがコンストラクターになるのなら、(マシンを購入するチームが)2台のコンストラクターチームとしてそれぞれのサービスを提供すると誓えば、グリッドは手に入る。ただパイは5分割にしかならないし、彼らはカスタマーチームからの収益も得られる」と言う。

「今の時代、カスタマーチームは機能しない。F1のDNAを完全に変えてしまうものだ」

© ESPN Sports Media Ltd.