
1996年のワールドチャンピオン、デイモンの息子で、2度のワールドチャンピオン、グラハムの孫であるジョシュ・ヒルがレース引退を発表した。
ジョシュは今シーズンのFIAヨーロッパF3選手権に参戦中で、ここまで15レースを終えてチャンピオンシップランキング10番手にいた。しかし、22才にしてジョシュは"他の分野での夢"を追いたいとして、レースからの即時引退を発表。史上初の3世代F1ワールドチャンピオンになるという挑戦に終止符を打った。
「ヒルファミリーの一員として生まれ、僕がレースに引き付けられることは必然的だった」とジョシュは『Reuters(ロイター通信)』に語った。「すごくたくさんのことを学んだし、本当に楽しい経験だった。でも100%専念できない限り、戦いたくないんだ。僕には他の分野での夢があり、レースを引退することが正しいと感じている」
父のデイモンは他の目標に向かうという息子の決断を心から支持すると述べた。
「レース一家に生まれるということは、すべての人間がそう簡単になじめることではない」とデイモンは言う。「ジョシュがレースを本職とするかどうかを見極めなければならなかったのはとても良く理解できる」
「若干の寂しさはあるが、今回の発表に至った。多くの"ヒル"ファンは落胆されることだろう。だが理解していただきたい・・・時には続けることより止める方が勇気ある行動なのだ。私は今まで通り何があろうと彼を応援していく」
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