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相変わらず話題を独占するタイヤ問題

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2013年4月24日 « ウィリアムズ、タイヤ問題で立て直しが困難に | バリチェロには"かなわない"とウェバー »
先週末になって突然強くなった理由をレッドブル自身も理解していないだろうという意見も © Sutton Images
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ピレリのF1に対するアプローチに騒音と批判が渦巻く中、イタリアタイヤメーカーに強力な後ろ盾がついた。バーニー・エクレストンだ。

多くのドライバー、専門家、評論家とチーム――中でもワールドチャンピオンのレッドブル――はデグラデーションの激しいコントロールタイヤによって作り出される"ショー"重視の傾向に強く批判的だ。

「もしタイヤが1月から12月まで長持ちすれば」とF1最高責任者のエクレストンは『Reuters(ロイター通信)』に語った。「ほかに話すことが出てくるだろう」

「これ(状況)の良いところは、連中がブレーキやギアボックスといったものを気づかわなければならなかった以前の状態に少し戻ることだ」と彼は付け加えた。

しかしながら、一番の問題はタイヤウエアの激しさではない。

最大の問題はチームとエンジニアたちがタイヤの使い方を理解できていないことだ。

レッドブルは開幕直後から声高に不満を口にしてきたが、セバスチャン・ベッテルはバーレーンで圧倒的な勝利を飾った。

「われわれは本当に心配していたのだが、実際には非常に簡単だった」とヘルムート・マルコ博士は『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』に語った。

しかしマーク・ウェバーが乗るもう1台のマシン――"集団の中で戦わねばならなかった"方――のタイヤは"崩壊した"とマルコは説明する。

バーレーンの予選を完ぺきに決め、ポールを獲得したメルセデスのニコ・ロズベルグも同様だ。気温が上がった日曜日のレースはみるみるうちに後退していった。

「ヨーロッパへ行って(温度が)もっと下がれば、良くなるのは分かっている」とチームメイトのルイス・ハミルトンは『DPA(ドイツ通信社)』に語った。

チーム代表のロス・ブラウンも同意する。「タイヤは誰にとっても同じだが、こうした(暑い)コンディション下では、われわれはライバルたちほど良くない」

しかし、クリーンエアで走ったり、マシンとタイヤのコンビネーションに合った温度を見つけたりすればそれでいいという単純な話ではない。

「今のタイヤは非常に複雑だ」とレッドブル代表のクリスチャン・ホーナーはイギリス『Sky(スカイ)』に述べた。

「ウインドーにはまれば・・・(バーレーンのように)すべてを支配することができる」

「しかしそのウインドーは極めて狭く、そこから外れてしまうと4回も5回も交換しなければならない場合も出てくる」

元F1ドライバーのアレキサンダー・ブルツはレッドブル自身、先週末になって突然優位に立てた理由を理解していないだろうという。

「もしそれが分かっていれば、彼らはシーズン末まで猛烈な強さを発揮するはずだ」と彼は『motorline.cc』にコメントした。

「でも時としてこうしたことが起こるのに、理由は分からないんだ。まだ誰も理解していない科学だ」

レッドブルのウェバーも同調する。「タイヤがすべてを決める。正しいワーキングウインドーに入っていなければ、ラップタイムは地に落ちる」

「ロータスは2ストップ作戦が可能だったのに対し、ジェンソン・バトンは4回も入らなければならなかった。彼は"タイヤ巧者"として知られているのにね」とウェバーは『Servus TV(セアヴスTV)』に語った。

「僕らはまだ学習過程だ」

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