新規チームがF1のグリッドに並ぶことに対して懸念を示す一陣に、デビッド・クルサードの一声が加わった。クルサードを「大いに」心配させるのは、ヴァージン、ロータス、HRTといったチームの「基準」だという。
「(新規チームに懸念を示した)フェラーリの視点には共感できる部分がある。F1はフィニッシング・スクール(*)ではない。準備をしてきたって失敗することもある。世界のモータースポーツの頂点なんだ」 (*:フィニッシング・スクールは社交界にデビューするための教養などを身につけるための学校)
「予算制限のもとで参戦を決めた後に条件が変わったからといって泣き言を言っても意味はない。フォーミュラ・ワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)はその制限にサインしていないのだから」
さらにクルサードは失敗に終わったUSF1参戦の試みやステファンGPを巡る議論によって巻き起こった事態の混乱が「F1にとってお粗末な宣伝だった」とも語り、新規チームの参入についてこう続けている。
「世の中はどうかしてしまったんじゃないのか? F1というのは最高にうまくいっているときでも危険なスポーツであることに変わりないが、ただレース前の金曜フリー走行にやってくるように、などと言うのはあまりに無責任だ。たとえ新しいチームがバーレーンGPを問題なくやり過ごすことができたとして、僕はそうであることを祈っているけど、ペース的にはかけ離れたものになるだろう」
また、クルサードはいまだ名前も明らかになっていないマシンでデビューすることになるHRTのブルーノ・セナとカルン・チャンドックに対し、このようなアドバイスを送っている。
「できる限り速く走ること。君たちがF1で起こしうる最も危険な事態は、レーシングライン上で遅く走ることだ」


