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レッドブルは苦戦かブラフか?

M.S.
2013年3月4日 « クビサ、WRC2に参戦 | エクレストン、2014年は22戦を希望 »
開幕前のはったりの可能性も? © Sutton Images
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プレシーズンテストが幕を閉じる中、人々の口をついて出てくる名はメルセデスとレッドブルだった。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の記者であるミハエル・シュミットは「誰もがこのメルセデスは速いと話していた。一貫して速いのだ」とつづる。

レッドブルのヘルムート・マルコ博士は「少なくとも1ラップでは(速い)。しかし、われわれが彼らを真剣に受け止める必要があることは確かだろう」と付け加えた。

マクラーレンのスポーティングディレクターであるサム・マイケルも「ハミルトンとロズベルグはどんな状況でも速かった」と同意する。

その一方、チャンピオンチームのレッドブルが送り出した新車RB9のペースには、同チームがバルセロナで難しい週末を送った後に疑問が生じている。

新しいヘアスタイルは別として、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)はクールとは程遠い様子で「いくつかの変化を評価してマシンの正しい方向性を見つけるのがものすごく難しい。単にタイヤが良くないからなんだけど」とブラジル『O Estado de S.Paulo(オ・エスタド・デ・サンパウロ)』紙にコメント。

チームメイトのマーク・ウェバーが「僕らにはもう2週間テストが必要。だけど、それはない」と言い、ベッテルは「新パーツが僕らの期待した通りに機能していないんだ」と続けた。

だが、パドックの中にはメルボルンまで2週間を切ってレッドブルがブラフをかけているのではないかと疑う人々がいる。

「彼らはずっと技量を隠している」と考えるのはフェラーリのフェリペ・マッサ。

ニコ・ロズベルグ(メルセデス)も「僕らのライバルたちのいくつかはブラフをきかせていたはずだ」との考えだ。

しかし、レッドブルのオーナーであるディートリッヒ・マテシッツには懸念の色が浮かぶ。

「タイヤが皆を少し悩ませているように思う」とマテシッツは語っており、その右腕であるマルコは「すべてがプラン通りには進んでいない。しかし、今はデータを分析するときだ」と付け加える。

『Speed Week(スピード・ウイーク)』の技術エキスパートであるゲイリー・アンダーソンは次のように記した。

「私は今でもレッドブルがベストのマシンだと思うが、メルセデスが素晴らしい印象を残した。ロータスも信頼性に問題を抱えているとは言え、最前線にいそうだ。マクラーレンについてはよく分からない」

フェラーリはどうだろう? テスト作業を終えたフェルナンド・アロンソはF138が昨年のマシンより"200倍"良いと言う。

同チームのテストドライバーであるマルク・ジェネは『Marca(マルカ)』紙にこう述べた。

「レースに勝てるチームがいくつかある。フェルナンドはマシンに満足しているね。僕は撮影日の走行を担当したけど、グリップが多くなっていた。僕らは想像した位置にいるが、他の人たちについては分からないな」

食あたりに苦しめられた様子のキミ・ライコネン(ロータス)は今季の序列が昨年と大きく異なるとは思わないと語っている。

サム・マイケルもこれに同意し「われわれが見たラップタイムからすれば、今季は信じがたいほど接戦になりそうだ」と話した。

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