ダニエル・リカルド オーストラリア
| # | Grand Prix | Circuit | Date | Car | Pos | Pts | Qual | FL |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | オーストラリア | アルバート・パーク | 3月17日 | ルノー (R.S.19) | - | 12 | ||
| 2 | バーレーン | サヒール | 3月31日 | ルノー (R.S.19) | - | 10 | ||
| 3 | 中国 | 上海 | 4月14日 | ルノー (R.S.19) | 7 | 6 | 7 | |
| 4 | アゼルバイジャン | バクー | 4月28日 | ルノー (R.S.19) | - | 10 | ||
| 5 | スペイン | カタロニア | 5月12日 | ルノー (R.S.19) | 12 | 13 | ||
| 6 | モナコ | モナコ | 5月26日 | ルノー (R.S.19) | 9 | 2 | 6 | |
| 7 | カナダ | モントリオール | 6月9日 | ルノー (R.S.19) | 6 | 8 | 4 | |
| 8 | フランス | ポール・リカール | 6月23日 | ルノー (R.S.19) | 11 | 8 | ||
| 9 | オーストリア | シュピールベルク | 6月30日 | ルノー (R.S.19) | 12 | 12 | ||
| 10 | イギリス | シルバーストーン | 7月14日 | ルノー (R.S.19) | 7 | 6 | 7 | |
| 11 | ドイツ | ホッケンハイム | 7月28日 | ルノー (R.S.19) | - | 13 | ||
| 12 | ハンガリー | ハンガロリンク | 8月4日 | ルノー (R.S.19) | 14 | 20 | ||
| 13 | ベルギー | スパ | 9月1日 | ルノー (R.S.19) | 14 | 6 | ||
| 14 | イタリア | モンツァ | 9月8日 | ルノー (R.S.19) | 4 | 12 | 5 | |
| 15 | シンガポール | シンガポール | 9月22日 | ルノー (R.S.19) | 14 | 20 | ||
| 16 | ロシア連邦 | ソチ | 9月29日 | ルノー (R.S.19) | - | 10 | ||
| 17 | 日本 | 鈴鹿 | 10月13日 | ルノー (R.S.19) | - | 16 | ||
| 19 | メキシコ | メキシコシティ | 10月27日 | ルノー (R.S.19) | 6 | 8 | 9 | |
| 18 | アメリカ合衆国 | オースティン | 11月3日 | ルノー (R.S.19) | 8 | 4 | 13 | |
| 20 | ブラジル | インテルラゴス | 11月17日 | ルノー (R.S.19) | 6 | 8 | 11 | |
| 21 | アブダビ | ヤス・マリーナ | 12月1日 | ルノー (R.S.19) | 11 | 7 |
| Year | Car | Race | Start | Won | Pod | Class | Best | Pole | Front | Best | Lap | Hat | Pts | Pos | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2011 | Toro Rosso, HRT | 11 | 11 | 0 | 0 | 8 | 18 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | - | ||||
| 2012 | Toro Rosso | 20 | 20 | 0 | 0 | 19 | 9 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 10 | 18 | ||||
| 2013 | Toro Rosso | 19 | 19 | 0 | 0 | 15 | 7 | 0 | 0 | 5 | 0 | 0 | 20 | 14 | ||||
| 2014 | Red Bull | 19 | 19 | 3 | 8 | 16 | 1 | 0 | 2 | 2 | 1 | 0 | 238 | 3 | ||||
| 2015 | Red Bull | 19 | 19 | 0 | 2 | 16 | 2 | 0 | 1 | 2 | 3 | 0 | 92 | 8 | ||||
| 2016 | Red Bull | 21 | 21 | 1 | 8 | 21 | 1 | 1 | 4 | 1 | 4 | 0 | 256 | 3 | ||||
| 2017 | Red Bull | 20 | 20 | 1 | 9 | 14 | 1 | 2 | 2 | 1 | 1 | 0 | 200 | 5 | ||||
| 2018 | Red Bull | 21 | 21 | 2 | 2 | 13 | 1 | 2 | 2 | 1 | 6 | 0 | 170 | 6 | ||||
| 2019 | Renault | 21 | 21 | 0 | 0 | 15 | 4 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 54 | 8 | ||||
| Total | 171 | 171 | 7 | 29 | 137 | 1 | 5 | 11 | 1 | 15 | 0 | 1040 |
| グランプリ | サーキット | 開催日 | ||
|---|---|---|---|---|
| デビュー戦 | イギリスGP | シルバーストーン | 2011年7月10日 | レース結果 |
| ラストレース | アブダビGP | ヤス・マリーナ | 2019年12月1日 | レース結果 |
9歳の時、カートでキャリアをスタートさせたダニエル・リカルドは母国オーストラリアの選手権を戦った後、15歳でフォーミュラ・フォードにステップアップした。初期は資金繰りに苦しみ、デビューイヤーには15年落ちのファン・ディーメンでランキング8位に入っている。
フォーミュラBMWに進んだ2006年、スカラシップの助けもあって輝くばかりの新車を手に入れたリカルドはアジア選手権で3位となった。翌年はトントン拍子にフォーミュラ・ルノー2.0に参戦し、2008年にウエスタン・ヨーロピアンカップで勝利してレッドブルの目を引く。
2009年はイギリスF3で20レース中、6勝6ポールポジションという目覚ましい記録を打ち立ててタイトルを勝ち取り、レッドブルの期待に応えた。そのころまでに注目ドライバーとなっていたリカルドはレッドブルがミルトンキーンズに構える本部の常連であり、同年のヘレステストでレッドブルRB5のステアリングを握ってトップタイムをマークした。
その後もリカルドはモータースポーツ界のはしごを上り続ける。フォーミュラ・ルノー3.5を戦った2010年も成功をつかむかに見えたが、8回のポールポジションが優勝につながったのは半数のみで、結果として2ポイント差でミカエル・アレシンにタイトルを奪われてしまった。しかし、同年にアブダビで行われた若手ドライバーテストではセバスチャン・ベッテルのRB6を駆って、その前の週にベッテルが記録した予選最速タイムを上回るトップタイムをたたき出している。
トロ・ロッソのリザーブドライバーを務める傍ら、2011年はフォーミュラ・ルノー3.5のタイトルに再び挑戦するはずだったが、レッドブルはF1経験を積ませる方を望んだ。トロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリとセバスチャン・ブエミが優れたパフォーマンスを発揮していたことから、レッドブルはHRTにリカルドのシートを見いだし、シーズン半ばのイギリスGPでHRTドライバーとしてデビューを果たす。競争力に乏しいマシンではリカルドの進歩を測るのは難しかったものの、それでも同年末にトロ・ロッソがドライバー総入れ替えを決定した際にシートをつかむだけの印象付けに成功している。
初めてフル参戦した2012年は大注目を集めたわけではないものの力強さを見せつけ、予選ではチームメイトのベルヌに比較して印象的なペースを披露した。得点数が伸びなかったのはおそらく彼の才能というよりマシンの力が影響しており、2シーズン目も優れた仕事を続けたリカルドはついに、マーク・ウェバーの後任として2014年のレッドブルのシートを手に入れている。
リカルドはレッドブルに移ってすぐに優れた速さを披露し、ホームグランプリの初戦オーストラリアではおとぎ話のような表彰台フィニッシュを達成する。しかしながら、レース後、レッドブルが燃料流量のレギュレーションに違反していたことが発覚。リカルドのリザルトがはく奪されてしまった。とはいえ、開幕戦の活躍はその後の好パフォーマンスを暗示していたと言えよう。2014年の前半戦では一貫して4度のチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルの予選ペースやパフォーマンスを上回ったのみならず、スリリングな展開となったカナダGPでは初勝利をもぎとり、観衆を驚かせた。新チームに移籍してわずか7レースでの偉業である。以降もハンガリーGPとベルギーGPで勝利を収め、リカルドはメルセデス勢を除くドライバーの中では最高位でシーズンを締めくくっている。
2015年はフェラーリへ移籍したベッテルに代わってトロ・ロッソからロシアの新星ダニール・クビアトがレッドブルに昇格し、より経験を積んだドライバーとしてリカルドがチームの牽引役を担った。前年の躍進を礎にタイトル争いを視野に入れていたリカルドだが、ルノーエンジンのパワー不足により相棒のクビアトともども大苦戦を強いられる。ほとんどのレースで表彰台圏外という不遇のシーズンながら、第10戦ハンガリーGPと第13戦シンガポールGPでそれぞれ3位と2位表彰台に上ったリカルドはランキング8位で厳しい一年を終えた。
2015年の苦境が深刻だっただけに、翌シーズンに選手権争いをすることは考えられないと語っていたリカルドだが、2016年にはタイトル争いにはからめないながらも表彰台に上る機会が格段に増加した。その中でも悔やまれるのが、目の前に見えていた勝利が2度も失われたこと。クビアトに代わってマックス・フェルスタッペンがチームメイトになった第5戦スペインGPでは、チームが選択した戦略の違いによって加入したばかりのフェルスタッペンに優勝を奪われ、続く第6戦モナコGPではポールポジションからスタートしたリカルドがピットミスで大幅にタイムロスし、やはりフェルスタッペンに続く2位に終わっている。いつも朗らかなリカルドだが、さすがにこの時は無線を通したチームの謝罪を「何を言われても意味がない」とすげなくさえぎった。それでも第16戦マレーシアGPで優勝を飾ったリカルドは、最終的に圧倒的な速さを誇るメルセデス勢に次ぐランキング3位に入っており、"持たざる"チームの中での王者という位置に満足している。
フェルスタッペンとのコンビが2年目を迎える2017年には大幅なレギュレーション変更が空力面に優れるレッドブルにチャンスをもたらすかと考えられていたものの、メルセデスとフェラーリによる頂点争いの一歩後ろを行く形となった。その中でも最善を尽くしたリカルドは、相棒と接触してしまった第11戦ハンガリーGPや、マシントラブルでリタイアを喫した5戦を除き、完走できたレースの全てでポイントを獲得。表彰台9回、うち優勝1回、メルセデスとフェラーリの4人に続くランキング5位の成績を収めた。
F1デビューから8年目となり、すでにベテランの域に達しつつあるリカルドの2018年シーズンは浮き沈みの激しい1年となった。第3戦中国GPではセーフティカー導入によるピットインが功を奏し、予選6番手からの優勝をもぎ取った。更に第6戦モナコGPではポールポジションを獲得、スタートからリードを保っていたもののレース中盤でMGU-Kのトラブルが発生。得意のモナコで優勝できないジンクスが続くかと思われたが、セバスチャン・ベッテルの追撃を何とか交わしてシーズン2勝目を挙げた。一方、このシーズンではレッドブルのマシントラブルがリカルドに多発し、この2戦以外で表彰台に上がることはなく、結局ランキング6位でシーズンを終えた。2018年以降もレッドブルで走ると思われたが、ルノーと契約を結んだことが発表され周囲を驚かせた。
【長所と短所】
2014年に印象的な真のペースを勝利につなげたリカルドはコンペティティブなマシンに対して華麗なオーバーテイクを成功させる腕も見せつけている。優れたタイヤマネジメント力も、レッドブルに移籍して初めて挑んだ2014年シーズンのベストリザルトの一部である。
【キャリア最高の瞬間】
カナダGPでの初勝利が記憶に残る瞬間であるのはもちろんだが、レース終盤にルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソの2人を料理したハンガリーGPでのスリル満点の走りが2014年シーズンに見せた飛躍の最たるものだろう。
【キャリア最低の瞬間】
2010年フォーミュラ・ルノー3.5の最終戦でミカエル・アレシンにコース上でパスされ、2ポイント差でタイトルを逃したこと。
【注目のコメント】
「夢がかなった。初めてF1のスターティンググリッドだ! これが現実だと確信するまで何度もほっぺをつねったよ」
「僕の競争力は成長し続けているし、今年はさらにそうなると思う。でも、ばかみたいなことをしないように抑えるつもり」
【トリビア】
リカルドはレッドブルのテレビシリーズ"デスティネーション・ワン"にて、自身のF1までの道を追う回で主演する。
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- 「もう少し調整が必要」とリカルド (2019年11月30日)
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2019年12月1日 順位を上げようと必死にプッシュするリカルド © Andrej ISAKOVIC / AFP |
2019年11月30日 懸命にパフォーマンスを引き出すリカルド © Andrej ISAKOVIC / AFP |
2019年11月30日 コースに向かうリカルド © Mark Thompson/Getty Images |
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