ジョリオン・パーマー イギリス
- 氏名 ジョリオン・パーマー
- 生年月日 1991年1月20日
- 出身地 イギリス ウェスト・サセックス州ホーシャム
- 年齢 27歳95日
- 関係 お父さん - JC Palmer
- チーム DAMS, ルノー・スポールF1, ロータスF1

Year | Car | Race | Start | Won | Pod | Class | Best | Pole | Front | Best | Lap | Hat | Pts | Pos | ||||
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2016 | Renault | 21 | 21 | 0 | 0 | 15 | 10 | 0 | 0 | 14 | 0 | 0 | 1 | 18 | ||||
2017 | Renault | 16 | 16 | 0 | 0 | 11 | 6 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 8 | 17 | ||||
Total | 37 | 37 | 0 | 0 | 26 | 6 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 9 |
グランプリ | サーキット | 開催日 | ||
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デビュー戦 | オーストラリアGP | アルバート・パーク | 2016年3月20日 | レース結果 |
ラストレース | 日本GP | 鈴鹿 | 2017年10月8日 | レース結果 |

元F1ドライバーのジョナサン・パーマーの息子ジョリオンは、カートでキャリアをスタートさせた後に2005年から4輪に挑戦。そこで成果を上げたパーマーは2007年にフォーミュラ・パーマー・アウディに参戦する。同シリーズはその10年ほど前に父ジョナサンが立ち上げたシリーズだ。2勝と2回のポールポジションでランキング10位に入ったパーマーは、2008年のシーズンほぼすべてを通してタイトル争いにからむ存在に。しかし、11回の表彰台を記録する一方で優勝はわずか1回にとどまり、王座には届かなかった。2009年にはF2に転向し、ランキング下位の21位でシーズンを終えるも、有望なパフォーマンスの兆しが見えている。この冬の間にジョリオンの成長は続いた。
2011年はF1のフィーダーシリーズであるGP2にアーデン・インターナショナルから参戦し、後にiSportへ移籍。ブレークスルーが訪れたのは翌年で、モナコのレースで優勝したのに続き、ホームレースのシルバーストーンで表彰台に上っている。2013年の所属チームカーリンでは入賞の常連となり、ハンガリーとシンガポールで勝利を上げるとともに、シーズンのほとんどでチームメイトのフェリペ・ナッサーを上回った。
さらにDAMSへ籍を移した2014年はついに才能に見合ったマシンを手に入れ、ストフェル・バンドールンとナッサーを抑えてチャンピオンに輝く。記録破りの活躍を見せたこのシーズンに、パーマーは4勝を挙げた。その後はフォース・インディアのテストでF1マシンをドライブしながらも2015年のレースシートには結びつかなかったが、ロータスとリザーブドライバー契約を交わすに至った。
この役割を助走としてレギュラードライバー入りを目指した2015年の半ば、レースドライバーのロマン・グロージャンが2016年から新規参入するハースF1チームに移籍することが明らかになる。グロージャン移籍の報からほどなくして、パーマーがその後任を務めることが発表された。その後、チームはルノーに買収されてワークスチームとなり、パーマーのチームメイトにはケビン・マグヌッセンが指名されている。
ワークス復帰を果たしたルノーが長期的なチーム立て直しを目指す中、2016年は予選Q1突破すら確実ではない状況ながら、パーマーは何とかシーズン第16戦で自身初ポイントを獲得。F1キャリアがスタートしたばかりのパーマーにとって、自分の力を示す場を確保することが重要だったものの、チームは後半戦に入っても翌年のドライバーラインアップを固めなかった上、10月には2017年からフォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグが加入することが明らかになったため、パーマーが残留を希望するルノーのシートは1席に減る。苦心して難しいマシンを駆る自分が正当な評価を受けているのか疑問に思うこともあったパーマーだが、シーズンフィナーレ迫る11月には無事にチーム残留が発表された。
マシンがさらに強くなると確信して迎えた2017年はパフォーマンス面で新チームメイトのヒュルケンベルグを上回ることができず、ノーポイントの苦しいレースが続いた。何度か訪れたチャンスも信頼性のトラブルでふいになり、シーズン第14戦シンガポールGP決勝前にはカルロス・サインツに翌年のシートを譲ることが決まる。この発表の直後にようやくシーズン初ポイントを手にしたパーマーだが、サインツが一足早くルノーに移る話がまとまったため、4戦を残してチームを離脱。「今年のストレスレベルはすさまじかった」とシーズンを振り返ったパーマーは、悔しさを胸のうちに抱えながらもF1パドックを離れて新たな道を歩みだしている。
【長所と短所】
2014年はGP2王者にふさわしい活躍を見せるも、タイトル獲得に至るまでに3年を要した。F1ドライバーたり得る能力を持っていることは明らかだが、F1選手権制覇が可能な器かどうかはこれからの活躍次第だ。
【キャリア最高の瞬間】
DAMSドライバーとして2014年のGP2で優勝したこと。
【キャリア最低の瞬間】
現役GP2チャンピオンだったにもかかわらず、2015年のレースシートを確保できなかったこと。
【注目のコメント】
「F1の世界では常に警戒していなければならないんだ。みんながそうしているから。そうじゃないと、あっという間にはじき出されてしまう」
「僕はイギリスに住むのが好きだ。ここから出て行きたくはない。オックスフォードに住む方がチームにとっては楽だろうけど、クラッパムが好きだし、しばらくは離れないつもり」
【トリビア】
2015年にレースができなかったパーマーはGP2シリーズの解説に挑戦した。
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2017年10月8日 ![]() ルノーRS17を駆るパーマー © Kym Illman/Sutton Images |
2017年10月7日 ![]() ドライビングに集中するパーマー © Manuel Goria/Sutton Images |
2017年10月7日 ![]() エイペックスを突くパーマー © Manuel Goria/Sutton Images |
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