マックス・フェルスタッペン オランダ
- 氏名 マックス・エミリアン・フェルスタッペン
- 生年月日 1997年9月30日
- 出身地 ベルギー・ハッセルト
- 年齢 22歳106日
- 関係 お父さん - J.フェルスタッペン
- 現所属チーム レッドブル
- 過去の在籍チーム トロ・ロッソ
| Year | Car | Race | Start | Won | Pod | Class | Best | Pole | Front | Best | Lap | Hat | Pts | Pos | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2015 | Toro Rosso | 19 | 19 | 0 | 0 | 14 | 4 | 0 | 0 | 6 | 0 | 0 | 49 | 12 | ||||
| 2016 | Toro Rosso, Red Bull | 21 | 21 | 1 | 7 | 18 | 1 | 0 | 1 | 2 | 1 | 0 | 204 | 5 | ||||
| 2017 | Red Bull | 20 | 20 | 2 | 4 | 13 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1 | 0 | 168 | 6 | ||||
| 2018 | Red Bull | 21 | 21 | 2 | 11 | 17 | 1 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | 249 | 4 | ||||
| Total | 102 | 102 | 8 | 31 | 81 | 1 | 2 | 8 | 1 | 5 | 0 | 946 |
| グランプリ | サーキット | 開催日 | ||
|---|---|---|---|---|
| デビュー戦 | オーストラリアGP | アルバート・パーク | 2015年3月15日 | レース結果 |
| ラストレース | アブダビGP | ヤス・マリーナ | 2019年12月1日 | レース結果 |
トロ・ロッソのレースドライバーとしてF1キャリアをスタートさせた2015年、マックス・フェルスタッペンはF1史上最年少ドライバーとして華々しくデビューを飾る。モーターレース界に彗星のごとく登場して高い評価を得たフェルスタッペンをめぐっては、2014年にメルセデスとレッドブルが獲得を競り合った末、レッドブルの若手育成プログラムに加わることが決まった。
元F1ドライバーのヨスを父に持つフェルスタッペンは15歳だった2013年に世界カート選手権を制覇。この勝利がフェルスタッペンをヨーロッパF3選手権へと導いた。フェルスタッペンは同シリーズの参戦初年度で成功が一時的なものではないことを証明し、10勝を挙げてエステバン・オコンとトム・ブロンクビストに次ぐランキング3位に入っている。これがオープンホイールでの初シーズンだったにもかかわらず、レッドブルのレーシングアドバイザーであるヘルムート・マルコはトロ・ロッソ昇格に十分な力をフェルスタッペンに見いだし、2015年に史上最年少の17歳で開幕戦オーストラリアGPのグリッドにつく運びとなった。チームメイトはこちらも若手のカルロス・サインツだ。
デビュー前は17歳でのF1参戦は時期尚早との見方が優勢だったが、フェルスタッペンは自らのパフォーマンスで否定的な意見を静めていく。第6戦モナコGPでロータスのロマン・グロージャンとクラッシュした際にはライバルたちやF1関係者の一部から激しい批判を浴びたものの、トロ・ロッソでのルーキーイヤーは経験を積んで足場を固める時期だと捉えていたフェルスタッペンはそれに臆することなく前進し続け、夏ごろにはフェラーリ移籍がささやかれるまでに成長。第10戦ハンガリーGPで表彰台まであと一歩の4位に迫り、第14戦日本GPではテクニカルな鈴鹿で予選17番手から9位までポジションを上げてみせた。
2015年のパフォーマンスで将来性を示したフェルスタッペンは翌年もサインツとのタッグでシーズンをスタートするも、第4戦ロシアGP後にダニール・クビアトと交代する形でレッドブルに加入するチャンスを得る。この機会を最大限に生かしたフェルスタッペンはメルセデス勢が同士討ちに沈んだ第5戦スペインGPで見事な初優勝を決めて史上最年少ウイナー(2016年5月時点)に輝いたのみならず、シーズンが終わるまでに2位4回、3位2回をマークしてその評価を揺るぎないものとした。一方、ポジションを守る際にラインを変える動きは他のドライバーたちから厳しく批判され、第18戦US GPでのルール明確化で正式に禁じられている。話し合いでやり玉に上げられながらもまったく動じなかったフェルスタッペンは堂々のランキング5位でこのシーズンを終えた。
再びリカルドの相棒として迎えた2017年は、前年とは対照的にフェルスタッペンにとって受難の年となる。相次ぐマシントラブルや接触によって、開幕から12戦中6戦でリタイアを喫したのだ。レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーはフラストレーションをためるフェルスタッペンについて「今は人格形成の時」とコメントした。苦しい時を耐えたフェルスタッペンは、20歳の誕生日を迎えた直後にマレーシアでシーズン初優勝を達成。さらに、第18戦メキシコGPでも表彰台の頂点に上っている。それ以外に2回の表彰台フィニッシュを経験したこの年は僚友リカルドに次ぐランキング6位につけた。
チームとの契約を2020年まで延長し、2018年はランキングでチームメイトを上回ることでレッドブルのエースの座を確立したいフェルスタッペンだったが、シーズン序盤はマシントラブルや、リカルドが2勝したことによりポイント差が広がり焦りが出る。中でも、第4戦アゼルバイジャンGPではペースのいいリカルドを執拗にブロックし、結果的にチームメイト同士でクラッシュしてしまう。ただ、シーズン中盤から徐々に持ち直し、第9戦オーストリアGPではライバルたちがブリスターに苦しむ中タイヤを見事に管理し、キャリア4勝目を挙げる。シーズン後半はトラブルが続くリカルドとは対照的に、フェルスタッペンは成熟した走りを見せ、第9戦ベルギーGP以降の9戦で7回表彰台に上る。第19戦メキシコGPでは自身通算5度目の勝利を手にする。最終的にはチームメイトを79ポイント上回り、ランキング4位でシーズンを終えた。
チームメイトがピエール・ガスリーに代わり、2019年は名実ともにレッドブルのエースドライバーとしてシーズンに臨んだ。新たにマシンに搭載されたHondaのPUとのマッチングが不安視される中、開幕戦のオーストラリアGPではベッテル(フェラーリ)とのバトルに勝ち3位表彰台を得る。2台のメルセデスが独走したシーズン序盤はフェラーリ勢と互角に戦い、開幕からの8戦中7戦でフェラーリの1台もしくは2台より前でフィニッシュし、安定した速さを見せる。第9戦オーストリアGPでは終盤にトップのルクレール(フェラーリ)と激しいバトルを繰り広げ、残り2ラップで逆転し今季初勝利を挙げる。雨により荒れたレース展開となった第11戦ドイツGPでは落ち着いた走りを見せ2勝目を挙げる。続く第12戦ハンガリーGPでは念願のポールポジションを獲得し、歴代100人目のポールシッターとなった。このレースは終盤にハミルトン(メルセデス)に逆転され2位に終わる。2回目のポールポジションを獲得した第20戦ブラジルGPではハミルトンとの首位争いに勝利し、今季3勝目をポール・トゥ・ウィンで飾った。最終的に優勝3回、ポールポジション2回、ランキングは自己最高の3位でシーズンを終えた。
【長所と短所】
17歳という若さでF1まで上り詰めることを可能にしたペースの速さに加え、気骨にあふれる面もあり、2015年第13戦シンガポールGPでは新人ながらもチームオーダーを無視して相棒のサインツに「悪ガキ」と呼ばれた。なお、チームは後にフェルスタッペンの判断が正しかったと擁護している。他方で経験不足からくる荒削りな部分は否めず、王座を手にするにはここを改善していく必要があるだろう。
【キャリア最高の瞬間】
2016年、レッドブルに移籍してから初めてのレースだったスペインGPでF1初優勝を果たしたこと。史上最年少での快挙だった。
【キャリア最低の瞬間】
最高の活躍を見せた2014年の締めくくりとして挑んだマカオGPで、予選の手痛いミスによって勝利を逃したこと。
【注目のコメント】
「僕のスタイルは父とは違うと思うよ! それよりアロンソに似ていると思う。彼はスムーズであるべきときにはスムーズにやる。タイヤの温存が必要ならそうする。アグレッシブさが必要なときにはアグレッシブになる。でも、そのすべてはコントロールされた行動なんだ」
【トリビア】
フェルスタッペンがF1キャリアを通じて使用することを選んだナンバーはカート時代に使っていた33だ。
2015年にF1ドライバーの仲間入りをした時点では運転免許を持っておらず、18歳になった同年夏に免許を取得し「やっと一人で道路を走れる」と語った。
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フェルスタッペンがレッドブル残留、2023年まで契約延長 (2020年1月7日)
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選手権争いに自信を見せるフェルスタッペン (2020年1月6日)
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ハミルトンが6度目のトロフィーを受け取る (2019年12月8日)
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フェルスタッペンもメルセデス入りを狙っているとハミルトン (2019年12月7日)
- フェルスタッペンが最終戦で2位表彰台 (2019年12月2日)
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2019年12月1日 フェルスタッペンの2位獲得を祝うレッドブル © Mark Thompson/Getty Images |
2019年12月1日 2位表彰台を獲得したフェルスタッペン © Mark Thompson/Getty Images |
2019年12月1日 レース後の記者会見に出席したトップ3ドライバー © Francois Nel/Getty Images |
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