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小林 可夢偉

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小林 可夢偉     
日本

  • 氏名 小林 可夢偉
  • 生年月日 1986年9月13日
  • 出身地 日本 兵庫県尼崎市
  • 年齢 23歳183日
  • 身長 1.7 m
  • 体重 57 kg
  • 現所属チーム ザウバー
  • 過去の在籍チーム トヨタ
driver portrait

サーキットプロフィール | 最新ニュース | 最新画像

F1キャリア / 戦績
Year Car Race Start Won Pod Class Best Pole Front Best Lap Hat Pts Pos
2009 Toyota 2 2 0 0 2 6 0 0 11 0 0 3 18
2010 BMW Sauber 1 1 0 0 0 - 0 0 16 0 0 0 -
Total 3 3 0 0 2 6 0 0 11 0 0 3
グランプリ サーキット 開催日
デビュー戦 ブラジルGP インテルラゴス 2009年10月18日 レース結果
ラストレース バーレーンGP サヒール 2010年3月14日 レース結果
サーキットプロフィール
© Sutton Images

2009年シーズン終盤にF1デビューを飾り、2戦を走って全世界に衝撃を与えた小林可夢偉。そのままトヨタのレースシートを獲得し、2010年からレギュラードライバーとしてのキャリアを刻むものだと誰もが思っていたに違いない。

しかし、トヨタは可夢偉がF1初入賞を果たしたアブダビGPの数日後にF1からの撤退を表明。寿司屋の板前の息子として生まれた可夢偉は、レーシンググローブを脱いで包丁を握ることも考えたという。

可夢偉も多くのレーシングドライバー同様、カートからキャリアを開始した。9歳の時に始めたカートでは、7年間で4つのタイトルを奪取。2004年にトヨタの若手ドライバー育成プログラムと契約し、フォーミュラ・トヨタで4輪レースの基礎を磨いた。その後、ヨーロッパに渡った可夢偉は、フォーミュラ・ルノー・イタリアおよびヨーロッパで6勝を挙げ、見事タイトルを獲得する。

2006年にはF3ユーロシリーズに初参戦。チームメイトにはポール・ディ・レスタとセバスチャン・ベッテルを迎えたが、この2人の上に立つことはできずランキング6位でシーズンを終える。翌年も同シリーズに参戦、1勝を挙げてランキング4位だったが、チームメイトのロマン・グロージャンは6勝をマークしてタイトルを手にしている。そしてこの年の終わりに可夢偉はトヨタのサードドライバーに就任。日本人ドライバーがパナソニック・トヨタ・レーシングの公式テストドライバーに就くのは初めてのことであった。

2008年はトヨタのテストドライバーと並行し、GP2シリーズに参戦。冬季期間中に行われたGP2アジアシリーズでは、2勝を手にしてランキング6位だった。その後のGP2メインシリーズでは開幕戦のスペインで第1レースが5位、第2レースで優勝を果たすものの、ランキング16位。翌年のGP2アジアシリーズでは、チームメイトのジェローム・ダンブロジオを抑えて見事タイトルを獲得した。その勢いでメインシリーズでの活躍も期待されたが、最終的には前年と同じランキング16位でシーズンを終えている。

その可夢偉が初めてF1グランプリの舞台でF1マシンを駆ったのは、2009年日本GPだった。トヨタのレースドライバーだったティモ・グロックが体調を崩したため、急きょ可夢偉の出走が決定、たくさんのファンが詰めかけた鈴鹿で金曜フリー走行に参加している。土曜日は回復したグロックがステアリングを握ったものの、予選で大クラッシュ。これを受けてトヨタは可夢偉を決勝レースに出走させるという異例の申し入れをしたが、FIAはこれを受け入れなかった。レギュレーション上、土曜日のセッションで走らなかったドライバーはレースに参加できないのだ。

しかし、後にグロックのケガが深刻であることが判明。そのため、2週間後に行われたブラジルGPでは可夢偉が代役を務めることが決定した。初めて走るサーキットでデビュー戦に挑んだ可夢偉は、レースでチャンピオンシップリーダーのジェンソン・バトン(同レースで王者確定)と激しいバトルを展開、終盤にはフェラーリのジャンカルロ・フィジケラをオーバーテイクするなど見せ場を作ったものの、わずかにポイント獲得を逃す10位でゴール。次のアブダビGPでもグロックが走行できなかったため、再びチャンスを得た可夢偉は予選12番手から1ストップ作戦を成功させ、見事6位入賞。その勢いのまま2010年もトヨタから参戦していれば、間違いなく大きな注目を集める活躍をしたに違いない。

それでも、可夢偉が2レースで見せつけた印象的な走りは多くのF1関係者の注目を集めた。中でも、BMWの撤退に伴い、自ら創設したチームを手元に戻したペーター・ザウバーが深く感銘を受けたといい、いくつかのチームと交渉した結果、可夢偉はヒンウィルのチームのレースドライバーに就任することが決まった。

【長所と短所】

強力なライバルに臆することなくドライブする可夢偉は、F1デビュー戦の舞台でもワールドチャンピオンのバトンを相手に決してあきらめず、アグレッシブな走りを披露した。しかし、その走りはバトンから「かなりクレイジー」と批判され、危険なドライバーと揶揄(やゆ)されることに。それでも、次のアブダビGPではバトンとクリーンなファイトを展開し、インテリジェンスな走りもできることを証明した。

【キャリア最高の瞬間】

F1デビュー2戦目のアブダビGPで初ポイントを獲得した。グロックの負傷によってチャンスが巡ってきた可夢偉だが、2009年はシーズン中のテストが一切禁止されたこともあり、半年以上F1マシンに乗っていなかった可夢偉がすぐに成果を残すことは難しいと見られていた。しかし、ヤス・マリーナ・サーキットで予選12番手からスタートした可夢偉は、しっかりとしたレースペースを刻みながらも重要な場面では自己ベストタイムをマーク、そのまま6位フィニッシュを遂げたのだ。

【キャリア最低の瞬間】

印象的な走りにより2010年のレースシート獲得がほぼ確定と思われていた矢先、トヨタがF1撤退を表明。可夢偉にとってはまさに天国から地獄に突き落とされた瞬間だろう。

【注目のコメント】

「F1ドライバーになるということは、僕が小さい時に予想していたこと以上だったと言えるでしょう。単にドライブしてマシンに関する作業をするだけでなく、他にも対応しなければいけない課題がたくさんあるんです。小さい頃は、F1ドライバーはただレーシングカーを走らせているだけの仕事だと思っていたんですけどね」

マーティン・ブランドル

「(F1デビューする前の)可夢偉は悪くなかったものの、特別という感じはしなかった。その一方で、グロージャンはスターになると思っていた。だが、プレッシャーという問題がある。スポットライトを浴びたときに抱えるのがプレッシャーだが、ドライバーたちはサーキットを走る際にもそれを感じるもの。何人かのドライバーはプレッシャーをエネルギーに変えて成長していくが、プレッシャーに押しつぶされてしまうドライバーもいるわけだ」

【トリビア】

兵庫県出身の可夢偉は小さい頃、"芸人"になりたかったという。カートを始めるまでは学校でお笑いクラブに入っていたとのことだ。

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開幕戦の記念写真

© Getty Images

2010年3月13日

予選を控えた小林可夢偉

© Sutton Images

2010年3月12日

小林可夢偉

© Sutton Images

     

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