ヨーロッパGP

/ News

  • アゼルバイジャンGP - ペナルティ

5件のクラッシュにペナルティ

M.S.
2018年5月2日 « バクーの走りは誰にも"再現不可能"とアロンソ | パワーユニット使用状況は現状維持 »
© James Gasperotti/Sutton Images
拡大

波乱含みの展開となったシーズン第4戦アゼルバイジャンGPでは複数のドライバーが接触を引き起こしたかどでペナルティを言い渡された。

ゴールまでに7台が脱落した決勝レースではマーカス・エリクソン(ザウバー)、セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)、ケビン・マグヌッセン(ハースF1)に10秒のタイムペナルティが科された一方、ピットに向かう途上で他車と接触したセルジオ・ペレス(フォース・インディア)には5秒のタイムペナルティが発令されている。

また、DRSシステムに不具合が発生し、ペレスとマグヌッセン、ウィリアムズのランス・ストロールが不適切なタイミングでDRSを作動させてしまったものの、この件に関してはおとがめなしの裁定が下り、一時は危ぶまれていたペレスの3位表彰台が確定した。

終盤には上位を走っていたレッドブルコンビが同士討ちを演じ、共にレースから脱落。ドライバーにとってもチームにとっても大きな痛手となったこの一件に関しては、マックス・フェルスタッペンに非があることは明らかながらも、ダニエル・リカルドにも一因があったとして両者に戒告処分が下されている。

アゼルバイジャンGPの週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

アゼルバイジャンGP初日:4月27日(金)

(初日はペナルティなし)

アゼルバイジャンGP2日目:4月28日(土)

(土曜フリー走行はペナルティなし)

【予選】

◆ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)
違反内容:ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー27(ヒュルケンベルグ)のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

◆ロマン・グロージャン(ロータス)
違反内容:ギアボックス交換、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
裁定:5グリッド降格
裁定理由:カーナンバー8(グロージャン)のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

アゼルバイジャンGP決勝:4月29日(日)

【決勝】

◆マーカス・エリクソン(ザウバー)
違反内容:ターン2でカーナンバー20(ケビン・マグヌッセン/ハースF1)と接触、FIA国際スポーティングコード第4章附則L-2dに定義されるインシデントを誘発
裁定:10秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードが映像を確認したところ、カーナンバー9のドライバー(エリクソン)がカーナンバー20との接触を引き起こしていた。カーナンバー9はロックアップし、カーナンバー20と接触している。スチュワードはカーナンバー9のドライバーに接触の全責任があると判断した。

エリクソンの累積ペナルティポイント:7ポイント(2018年4月29日時点)

◆セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)
違反内容:ターン2でカーナンバー11(セルジオ・ペレス/フォース・インディア)と接触、FIA国際スポーティングコード第4章附則L-2dに定義されるインシデントを誘発
裁定:次戦における3グリッド降格ペナルティ、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードが映像を確認したところ、カーナンバー35のドライバー(シロトキン)がカーナンバー11との接触を引き起こしていた。カーナンバー35のドライバーはカーナンバー11の後部に接触している。スチュワードはカーナンバー35のドライバーに接触の全責任があると判断した。

シロトキンの累積ペナルティポイント:2ポイント(2018年4月29日時点)

◆セルジオ・ペレス(フォース・インディア)
違反内容:セーフティカーラインの前でオーバーテイク、FIA F1スポーティングレギュレーション第39条8項に違反
裁定:5秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードは映像とマシンポジションを確認した。これにより、カーナンバー11(ペレス)がセーフティカーライン前でカーナンバー18(ランス・ストロール/ウィリアムズ)をオーバーテイクしたことが示されている。スチュワードはカーナンバー11が当時ピットへ向かっていたことに配慮している。

ペレスの累積ペナルティポイント:5ポイント(2018年4月29日時点)

◆ケビン・マグヌッセン(ハースF1)
違反内容:ターン20でカーナンバー10(ピエール・ガスリー/トロ・ロッソ)と接触、FIA国際スポーティングコード第4章附則L-2dに定義されるインシデントを誘発
裁定:10秒のタイムペナルティ、およびペナルティポイント2点(12カ月有効)
裁定理由:スチュワードが映像を確認したところ、カーナンバー20のドライバー(マグヌッセン)がカーナンバー10との接触を引き起こしていた。カーナンバー20のドライバーは予測できないやり方で不必要に左へ動き、自らの進行方向を維持していたカーナンバー10に接触している。スチュワードはカーナンバー20のドライバーに接触の全責任があると判断した。

マグヌッセンの累積ペナルティポイント:7ポイント(2018年4月29日時点)

◆マックス・フェルスタッペンおよびダニエル・リカルド(ともにレッドブル)
違反内容:ターン20で接触、FIA国際スポーティングコード第4章附則L-2dに定義されるインシデントを誘発
裁定:戒告(両名が戒告処分を受けるのは今季1回目)
裁定理由:スチュワードはカーナンバー3のドライバーであるダニエル・リカルド、カーナンバー33のドライバーであるマックス・フェルスタッペン、チームの代表者から聴取した。両ドライバーとも接触に関わっている。カーナンバー33のドライバー(フェルスタッペン)は2回の移動をしており、どちらも相対して小さなものではあった。カーナンバー3のドライバー(リカルド)は左側からオーバーテイク使用とした動きが遅すぎたことを認めている。スチュワードにとって、今回のインシデントはカーナンバー33の動きに端を発したものであることは明白だが、カーナンバー3のドライバー(リカルド)もインシデントの一因となった。スチュワードの聴取中、両ドライバーともインシデントの原因となったことを悔やんでいると明かした。

中国GP:クラッシュの責任を負ったフェルスタッペンとガスリー
バーレーンGP:ピットのトラブルに悩まされたライコネン
オーストラリアGP:たて続けに起こったハースF1の悲劇

© ESPN Sports Media Ltd.