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ベッテルが3連続ポール、2番手にハミルトン

Jim
2018年4月28日
© Steven Tee/LAT/Sutton Images
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28日(土)、2018年FIA F1世界選手権第4戦アゼルバイジャンGP予選が実施され、特殊なレイアウトを特徴とするバクー市街地サーキットでフェラーリのセバスチャン・ベッテルがポールポジションを獲得した。

1年前のグランプリに比べてひと段階柔らかいソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトのドライタイヤが持ち込まれた今週末、3回のフリー走行はいずれも異なるチームとドライバーがトップに立っており、初回から順にメルセデスのバルテリ・ボッタス、レッドブルのダニエル・リカルド、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがタイムシート最上位に立っている。

タイヤサプライヤーのピレリは予選Q3用タイヤとしてウルトラソフトを1セット確保するよう指定した。

ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは土曜フリー走行中にトラブルに見舞われ、ギアボックスを交換して予選とレースに挑むことになったため、5グリッド降格処分を受ける予定だ。

予選スタート時の天候は曇り、気温22度、路面温度26度、湿度47%のドライコンディション。Q1のスタートと同時にほとんどのマシンがコースになだれ込み、レッドブルの2台とフォース・インディアのセルジオ・ペレスは若干タイミングを遅らせて始動した。

開始早々、ハースF1のロマン・グロージャンをトラブルが襲う。ギアボックスに異変を感じたグロージャンはエスケープゾーンに逃げ込んで復旧に励んだが、結局、身動きが取れなくなり、ノータイムのまま予選を終えることになった。

フェラーリやメルセデスが数周のウオームアップラップを走った一方、レッドブルは早々に好タイムを刻み、リカルドが1分43秒259をマークしてトップに立つ。しかし、1分42秒台に入れたライコネンがトップに躍り出た後、ベッテルも好ペースで2番手に入り、リカルドが3番手、メルセデスの2台がその後方に並んだ。

マクラーレン勢とトロ・ロッソのブレンドン・ハートレーはトラフィックにはまってうまくラップをまとめられなかったのか、タイムを残さずにピットに引き上げている。その後、新しいタイヤセットに履き替えて出陣したが、ハートレーはコースに落ちていたデブリを踏んだようでパンクチャーに見舞われてしまう。スローダウンしたハートレーの後方にはチームメイトのピエール・ガスリーが迫っており、危うくハートレーに突っ込みかけた。危機一髪でガスリーがエスケープゾーンに逃げ込んで接触を回避するも、結局、トロ・ロッソは2人ともタイムを更新できずに予選Q1で敗退することになってしまった。

Q1でノックアウトされたのは16番手から順に、マクラーレンのストフェル・バンドールン、ガスリー、ザウバーのマーカス・エリクソン、1分57秒台のタイムにとどまったハートレー、そしてノータイムのグロージャンだ。107%ルールを満たせなかったハートレーとグロージャンのレース出走可否はルールに従ってスチュワードの判断に委ねられる。

Q2も開始直後からほとんどのドライバーが動き出し、フェラーリ、レッドブル、メルセデスの上位3チームはスーパーソフトタイヤを選んでアタックラップへと向かった。メルセデス勢が順調にペースを上げていく中、フェラーリのキミ・ライコネンはリズムをつかめなかったのか、ターン3でコースを飛び出してしまい、何とかコースに戻ったものの、結局、スーパーソフトではまともなタイムを刻めずにピットに引き上げている。

全車が新品のウルトラソフトタイヤに履き替えて挑んだ終盤のアタックではライコネンが1分42秒510をたたき出してトップに浮上。ライバルたちも柔らかいコンパウンドを投入しているが、事前にスーパーソフトで記録したタイムを更新することはなく、レーススタートで履くコンパウンドはライコネンよりもひとつ硬いセットだ。

Q2で予選を終えることになったのは11番手だったウィリアムズのランス・ストロール、相棒のセルゲイ・シロトキン、マクラーレンのフェルナンド・アロンソ、シャルル・ルクレール(ザウバー)、ケビン・マグヌッセン(ハースF1)。

12分間で争われたQ3はルノーの2台がユーズドのウルトラソフトタイヤを使った以外、新しいタイヤセットで最初のアタックに臨む。10台のタイムが出そろった時点では1分41秒498をたたき出したベッテルがトップに立っており、ハミルトンが0.342秒差で2番手に続き、さらにボッタスが3番手につけていた。

ウルトラソフトの新しいセットを投入して迎えたQ3終盤、ライバルよりも早くコースに入ったメルセデスの2人が自己ベストタイムを更新して1分41秒台に入れたものの、ハミルトンはベッテルのタイムに0.179秒届かずに2番手、ボッタスは3番手にとどまった。

その後、ライコネンがセクター1とセクター2のファステストを刻んで驚異的なパフォーマンスを見せたが、セクター3でリアのコントロールを乱してタイムロスを喫し、結局、自らのベストタイムも更新できずに予選を終えている。

ベッテルはラストアタックでタイヤをロックアップしてペースアップはかなわなかったものの、最初のタイムを上回るドライバーがおらず、ポールポジションを手に入れた。フロントローにハミルトン、2列目にボッタスとレッドブルのダニエル・リカルドが並ぶ。

5番手以下はフェルスタッペン、ライコネン、エステバン・オコン、セルジオ・ペレス(共にフォース・インディア)、9番手にヒュルケンベルグ、10番手にはチームメイトのカルロス・サインツが入った。ヒュルケンベルグは5グリッド降格となるため、サインツや予選Q2で敗退した一部のドライバーのスターティンググリッドが繰り上がることになる。

アゼルバイジャンGP決勝レースは28日(日)日本時間21時10分にスタートする予定だ。

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