- ヨーロッパGP
2010年第9戦ドライバーコメント決勝
- レース:
- ヨーロッパGP
- チャンピオンシップ:
- F1世界選手権
- ドライバー:
- ルーカス・ディ・グラッシ
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- ハイメ・アルグエルスアリ
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- フェルナンド・アロンソ
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- ルーベンス・バリチェロ
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- セバスチャン・ブエミ
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- ジェンソン・バトン
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- カルン・チャンドック
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- ティモ・グロック
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- ルイス・ハミルトン
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- ニコ・ヒュルケンベルグ
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- 小林 可夢偉
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- ヘイキ・コバライネン
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- ロバート・クビサ
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- ビタントニオ・リウッツィ
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- フェリペ・マッサ
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- ヴィタリー・ペトロフ
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- ペドロ・デ・ラ・ロサ
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- ニコ・ロズベルグ
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- ミハエル・シューマッハ
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- ブルーノ・セナ
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- エイドリアン・スーティル
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- ヤルノ・トゥルーリ
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- セバスチャン・ベッテル
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- マーク・ウェバー
ヨーロッパGP決勝レースはセーフティカー導入やそれに伴うペナルティなどで、混乱の展開になった。レースを制したのはセバスチャン・ベッテル(レッドブル)。意外にも、今シーズン2勝目だ。チームメイトのマーク・ウェバーが大クラッシュを演じたこともあって、2位と3位にはマクラーレン勢がきっちりつけている。
レースで輝きを放ったのは、18番手スタートの小林可夢偉(BMWザウバー)だった。セーフティカー導入のタイミングでピットストップを行わず、レース残り4周というところまで3番手を走行。ピットに入って新品のソフトタイヤを履き、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)らを追いかけまわしてコース上でオーバーテイクを成功させ、見事7位でゴールしたのだ。チームメイトのペドロ・デ・ラ・ロサも10位でチェッカーを受けたが、こちらはセーフティカー導入中の行動についてペナルティが与えられ、ポイント圏外に落ちている。
レースを終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。
【マクラーレン】
ジェンソン・バトン(3位)
「1周目は最高だったよ。大好きだ! 僕はロバート(クビサ/ルノー)と並んで10ものコーナーを通過し、ターン8ではマーク(ウェバー/レッドブル)をアウト側とイン側から抜いたんだ! (クビサとは)ターン10までバトルを続けたけど、タイトすぎたから彼のアウト側にはいられなかった。セーフティカーが導入された時、僕はピットエントリーのすぐそばを走っていた。チームからは"セーフティカーが入りそうだから、この周にピットに入れ"って注意されていたから、ピットに飛び込んだよ。アクセルを戻したりブレーキを踏む余地はなかったから、なぜスチュワードたちに呼び出されたのか解せないんだ。レース後半には可夢偉(小林可夢偉/BMWザウバー)の後ろにいたけど、彼がピットに入らなければいけないことは知っていた。彼のペースはよかったから、彼が早めにピットに入ることはないだろうってわかっていたんだ。ただ、コースでオーバーテイクすることはできなかった。今日はかなり低いダウンフォースで走っていたから直線でのスピードはよかったけど、ストレートで彼をかわすことはできなかった。彼がピットに入ってからは3、4周しかなかったけど、プッシュして楽しめたよ。その時にファステストラップをたたき出せたのはよかったね。マシンのフィーリングはすごくよかったし、もっと走ることを願ったほどさ!」
ルイス・ハミルトン(2位)
「ターン1への進入でセブ(セバスチャン・ベッテル/レッドブル)にすごく接近し、彼をブレーキングでかわそうとしてサイド・バイ・サイドでコーナーに入ったんだ。彼は僕にスペースを与えてくれたけど、接触して僕のフロントウイングが壊れた。セーフティカーが出たときにチームは素晴らしい仕事をして僕のノーズとタイヤを交換してくれた。その後のペースは改善されたし、セブをプッシュできたよ。だけど、お互いのマシンが拮抗していたから彼を抜くことは不可能だった。セーフティカーが出てきたときは、すべての情報を処理するのが難しかったんだ。耳にはいろんな警告音が入ってくるし、ダッシュボードでもライトが点滅していた。セーフティカーライン1とセーフティカーライン2の間ではタイムが決められていて、それ以外の場所では速く走ることができる。だから、少し混乱したんだ。それでコースの終わりに設置されたセーフティカーを越えて、セブとのギャップを縮めようとした。だけどターン1を過ぎたところでセーフティカーがコースに入ってくるのが見えたから僕はスロットルを緩めてセーフティカーラインを通過し、それでOKだと思ったよ。チームからドライブスルーペナルティを受けると知らされてからは、可能な限りプッシュしてギャップを築こうとして、後方のマシンとの差を作ることができた。それからペナルティを受けたよ。時速60kmでピットレーンを走るのはすごく長く時間がかかったけど、2番手でコースに戻ることができた。それがアンフェアだったとは思わないし、これがレースさ。こういうルールなんだから、僕たちはそれを受け入れなければいけないだろう」
マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)
「スチュワードが最終結果を決定する前の段階ではあるが、今日の午後のレースについては満足しているというべきだろう。勝利に近い2位と3位と言うのはかなりよかったし、ライベルのトップチーム勢が大きなアップグレードを持ち込む中で、われわれが通常の開発しか持っていないことを考えれば特にそうだ。ルイスのペナルティは受け入れたが、あれはかなり限界に近いものだったのは事実だ。実際に彼の2位を脅かすものではなかったのだが、彼がセブに対して挑戦するというわれわれの願いを達成することはできなくなってしまった。もし彼がドライブスルーペナルティを受けなかったとすれば、終盤に彼が見せた力強いペースやタイヤと燃料を温存してセブへのアタックを抑えていたことを考える限り、彼は十分にそのポジションを争うことができたであろう。だから、ペナルティはルイスやわれわれにとって不満なものであったし、観客やテレビの前で見守っていた視聴者にとってもそうだったと考えている。だが、こういったものは受け入れて前に進まなければならない」
「ジェンソンにとっては可夢偉に長い間抑えられていたことはイライラしただろうが、とても堅実的なレースを戦ってくれた。序盤のセーフティカー導入によって混沌としたが、われわれのエンジニアたちは状況を本当にうまく理解しており、結果的に(ベッテルとの接触で壊した)ルイスのノーズ交換をすることができたし、2番手と4番手という位置でマシンをコースに戻すことができた。実際、ジェンソンの4番手は3番手を意味していた。それは、可夢偉がレースのいずれかの場面でピットストップを行ってタイヤ交換をしなければならなかったためだ。だから、ジェンソンが可夢偉の後ろで長い間抑え込まれてしまったのは残念だ。それでもレースというのはフラストレーションがたまるものであり、単純に何もできないような状況になる時も時折ある。ジェンソンが3位を手にしたことで彼はドライバーズ選手権で2位を保つことができ、依然としてそのランキングのトップに立っているルイスとの差も大きく広がってはいない。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスはコンストラクターズ選手権を率いているが、これはイギリス・ウォーキングにあるわれわれの本拠地で働くメンバーにとって特に満足できるものだろう。彼らは母国レースであり、イギリスにおけるモータースポーツの聖地でもある2週間後のシルバーストーンに向けて準備しているのだ」
【メルセデスGP】
ミハエル・シューマッハ(15位) 【実際は16位でチェッカーを受けたが、レース後に他車にペナルティが科された結果、15位に繰り上がった】
「なんてレースだ。セーフティカーが入った時の状況を説明して欲しい。最初のピットストップ(ピットレーン)の出口の赤信号でレースが台無しになってしまった。あれがなければものすごい可能性があったはず。僕たちの見解ではセーフティカーは後ろに隊列を持たずにピットを通過していたから、赤信号になるはずがない。一瞬、青信号だったのに急に赤に戻ったんだ。これは正しくないことだったと思っている。表彰台フィニッシュもあり得たチャンスだったし、あの状況での僕たちの戦略は正しかったはずだ」
ニコ・ロズベルグ(10位) 【実際は12位でチェッカーを受けたが、レース後に他車にペナルティが科された結果、10位に繰り上がった】
「今日はあまりいいレースじゃなかったし、楽しくもなかった。レースを通してグリップに苦戦し、ブレーキを温存するために悪戦苦闘した。そのせいでポジションアップに挑むことが完全にできなくなったんだ。だけど、どんな状況であろうと学ぶものはあるし、その経験を将来に生かせるから、ポジティブに考えて何かを学ぼうとがんばった。今週末はずっと良くなかったから、問題を解決してここから改善していかなきゃいけない」
ロス・ブラウン(チーム代表)
「今日のレースはガッカリな結果だ。今日のマシンはまずまずだったが、またしても予選パフォーマンスの影響に苦しんだ。この件は早急に対処すべき問題である。ニコ(ロズベルグ)はスタートでつかまってしまったので早めにピットストップすることにしたのだが、セーフティカーが導入されてその利益を失ってしまい、妥協せざるを得なかったのが残念。ブレーキの摩耗に問題を抱えていたので、そこからニコのレースはポジションを守ることに徹した。彼は状況をうまく管理して素晴らしい仕事をしてくれたと思っている。マイケル(シューマッハ)については、セーフティカーの導入による利点がかなりあると考えていた。上位勢が戻ってこない間にマイケルはポジションを上げており、オプションタイヤで残りのレースを走り切れると予測していたのでピットストップを行うまたとないチャンスだった。しかし、マイケルがピットの出口に差し掛かったとき、赤信号が掲示され、これで大きくタイムを失ってしまったのだ。レギュレーションではセーフティカーの後ろに隊列が整うまでピットレーン出口の信号は赤に変わらないと明確化されており、われわれはそう認識しているので、FIAにこの件を調査して欲しいと思っている。マイケルが(ピットに)入った時は隊列が整っていなかったし、ハミルトンとコバヤシ(可夢偉/ザウバー)の間には18秒以上の差があった。そこから立て直そうと、マイケルは素晴らしい努力を見せてくれたが、非常に苛立たしい午後になった」
【レッドブル】
セバスチャン・ベッテル(優勝)
「再び勝てたのはいいことだし、このサーキットで僕たちは強力ではないと予想していたんだ。だけど僕らはレースで常に速かったし、ギャップを築いてからはマシンをゴールまで導けた。だけど、予想していたほどには楽じゃなかったよ。たくさんのチャンピオンシップポイントを手にできたのはいいことだし、チームメンバーは大きな誇りを抱くべきだ。だから、彼らにとってもいい週末になったね。最も重要なことは、マークが極めて大きなクラッシュを経験したにもかかわらず、元気だっていうこと。マシンの安全性が高まっている証明になったけど、まだリスクはある。だから、彼がOKだったことはよかった」
マーク・ウェバー(リタイア)
「僕はヘイキ(コバライネン/ロータス)よりも圧倒的に速かったけど、本来のブレーキングポイントよりもすごーく手前、約80m前から彼がブレーキングしたんだ。その時点の僕は、ただ乗っているだけだったからね。ありがたいことに、マシンはすごく安全だった。僕は大丈夫でポイントをいくらか失っただけだけど、ポイントについては心配しなかった。でも、僕が実際に大丈夫かということと、シルバーストーンに間に合うかということはふあんだったね。もちろん衝撃がかなり強かったから、僕が大丈夫だったことはよかった。このシャシーはモンテカルロとバルセロナで勝ったやつで、たくさんポールポジションを手にしたものだ。だから、このシャシーは僕にとっていいものだったし、今日は僕をケガから救ってくれたんだ。今でもポジティブだし、まだチャンピオンシップは半分終わったところ。また取り掛かろうじゃないか」
クリスチャン・ホーナー(チーム代表)
「今日、最も重要なのは、マーク・ウェバーが大丈夫だったということだ。激しいアクシデントだったが、彼は元気だ。セバスチャンは円熟したレース運びを見せて、自らのペースを完ぺきにコントロールしていた。最近起きたいくつかの不運の後、この結果は彼の自信を増すものとなるだろう。最後に、ハードワークによってマシンをレースごとに改善してくれたチームメンバーを祝福したい。今は2週間後に行われるシルバーストーンを楽しみにしている」
【フェラーリ】
フェリペ・マッサ(11位) 【実際は14位でチェッカーを受けたが、レース後に他車にペナルティが科された結果、11位に繰り上がった】
「カナダと同じようなひどいレースになった。僕らには3位と4位という結果を得る可能性があったものの、レースの終わり方は皆も見たとおりだ。アクシデントが起きた周回では、僕たちは最終セクターにいて何も起きていなかったのに、いきなりセーフティカーがコースに入ってきて、僕らの後ろにいるマシンがピットに向かったのがミラーで確認できた。その時点で、僕らの表彰台争いが煙のように消えてしまったのさ。僕たちとハミルトン(マクラーレン)の違いは、彼が違反を犯して僕らはそうではなかったということ。だけど、彼のペナルティは彼の結果に何の影響も与えなかった。こういった状況はそのミスによって生まれたんだ。それから僕らのレースは長い間トラフィックに対応し、何の変化のチャンスもないものだった。今日は本当にうまくやれそうだったから、すごく残念だよ」
フェルナンド・アロンソ(8位) 【実際は9位でチェッカーを受けたが、レース後に他車にペナルティが科された結果、8位に繰り上がった】
「レースはセーフティカーに乱されてしまい、すべてがそれに影響された。今日ここに集まったたくさんの観客がこの状況をどう対処したかということについては、残念な気持ちさ。今日起きたことについては苦々しく思っている。僕は3番手にいて、セーフティカーが導入された時にはハミルトンのすぐ後方にいた。だけどチェッカーフラッグが振られた時は彼が2位で僕は9位。どちらも同じ戦略を選んだにもかかわらずね。彼が受けたペナルティは彼の最終結果に何の影響も及ぼさなかった。それから、僕のレースは妥協を強いられたのさ。常にトラフィックに引っかかっていたし、ハードタイヤで望んでいたパフォーマンスを引き出せなかったよ。スーティル(フォース・インディア)とブエミ(トロ・ロッソ)を抜くことが困難だったということさ。これは間違いなく悪い結果だけど、最終的に最終戦が行われるアブダビで計算をすることはできるだろうし、インシデントは僕らがコントロールできるものではない。作業を継続してマシン開発をプッシュしていかなきゃいけないし、コース上で最速になれるようにトライしなければ」
ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)
「今回のグランプリから得られた結果は、われわれにとって苦い味となった。われわれはいい結果を得るためにできることをすべて行ったが、1か月前に戦ったトルコGPで得たよりも少ないポイントしか得られなかった。今週末はパフォーマンスの面でいい前進を果たしていたし、レースの序盤はかなり期待ができる状況だったから、本当に残念だ。セーフティカーが導入されたことが最悪の時となったのだが、われわれの2台の目前でセーフティカーがコースに入ったために、1周をセーフティカーの後ろで走らざるを得なくなってしまった。それが、レースを妥協させる要因になったのだ。今回のような状況をマネジメントすることに対する疑問が生まれたと思うし、さまざまなペナルティがそれに関係している。われわれはこのスポーツにおいて眼で見たものを確かなものとするようにすべきだし、コース上でもテレビの画面でもそうすべきだろう」
クリス・ダイヤー(チーフトラックエンジニア)
「今日のレース結果には大きく落胆している。セーフティカー導入が、いいレースをしていたわれわれの戦いに影響を与えた。このサーキットではオーバーテイクがとても難しく、われわれのレースはセーフティカー導入のようなものに完全に妥協しなければならなくなった。パフォーマンス面では今週末に前進を示したが、同時に、望む位置に達するためにはたくさんの作業をこなさなければならない」
【ウィリアムズ】
ルーベンス・バリチェロ(4位)
「今日はすごく楽しかったし、マシンもレースを通じていい状態だった。マシン開発において本当にいい方向に進んでいるようだし、残りのシーズンでもパフォーマンス改善を継続できればいいね」
ニコ・ヒュルケンベルグ(リタイア)
「すごくうまくいきそうだったし、今日は間違いなくポイントを手にできたはずだ。セーフティカーが導入される前は10番手を走っていたよ。だけど、僕はその半周前にタイヤにフラットスポットを作っていてピットに入りたかったんだけど、遅すぎてしまったから最高のタイミングってわけじゃなかったね。コースに残ったことでかなり順位を失ってしまった。セーフティカーが入ってきたときにアロンソ(フェラーリ)を抑えることができなかったけど、マシンのどこかが燃えるまではかなりしっかりしたレースを過ごすことができた。そのトラブルで、終わってしまったんだ」
サム・マイケル(テクニカルディレクター)
「今日は2台がいいパフォーマンスを発揮し、間違いなく前進することができた。残念ながらエキゾーストトラブルによってニコはポイント獲得を逃し、この原因についてはファクトリーで調査することになる。チームは母国レースが行われるシルバーストーンを楽しみにしており、アップデートによってパフォーマンス面で改善したFW32に喜んでいる」
【ルノー】
ロバート・クビサ(5位)
「今日はかなりいいスタートを決めてポジションを守っていたんだけど、ジェンソン(バトン/マクラーレン)と本当に素敵でクリーンなファイトができた。半周ぐらいサイド・バイ・サイドだったんじゃないかな。実際、僕たちはターン8でウェバー(レッドブル)をオーバーテイクした。僕がイン側でジェンソンがアウト側にいたんだけど、マークを挟んで抜いたんだ。それからジェンソンと僕は続く2つのコーナーをサイド・バイ・サイドで抜けたから、かなり楽しい1周目だったし、そのバトルで前に出ることができた。その後は、セーフティカーが出たときにラッキーだったね。ステアリングホイールにメッセージが出たときは、最終コーナーに向けてブレーキングを開始していたんだ。だから、そのままピットに向かったのさ。残念ながらそのチャンスから最大限の恩恵を得ることはできなかった。最初にピットに向かったのが僕だったけど、コースに戻ったのは3番目だったんだ。もしすべてがスムーズに進んだら、僕らは今日の午後に表彰台に立っていたかもしれない。でも、残念ながらそうはならなかった」
ヴィタリー・ペトロフ(14位) 【実際は11位でチェッカーを受けたが、レース後にペナルティが科された結果、14位に繰り上がった】
「今日の結果には落胆している。10番手からスタートする場合、少なくともポジションをキープすることは予想するものだ。僕の問題が発生したのはスタートからで、かなりホイールスピンしてだいぶポジションを落とした。その後はいいペースを築くことに挑戦し、デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)を攻めたよ。だけど彼は直線で速さがあって、オーバーテイクするのが難しかった。ルーキーとしてはレースを完走することがいい経験になるし、今後の数レースで何が必要かはわかっているよ」
エリック・ブーリエ(チーム代表)
「ロバートと5位入賞できたのはいい結果だし、チャンピオンシップでメルセデスGPに近づくことができた。われわれはセーフティカーに迅速に対応でき、戦略も適応した。しかし、もっといい結果を期待できていたとも感じている。ヴィタリーがポイント圏外だったのは残念だし、予選でいいパフォーマンスを発揮していたから特にそうだ。オープニングラップで15番手につけていればポイント圏内に戻るのは難しいものだが、少なくとも今日の彼はかなり力強いペースを発揮してくれた」
【フォース・インディア】
エイドリアン・スーティル(6位)
「僕としてはおもしろいレースだったし、最終的にすごくいい結果だったよ。13番グリッドから6位だから、今シーズンここまでの戦いにおける僕たちのベストレースの1つとして最高のものになった。ピットインのタイミングが適切だったね。セーフティカーが出たときに僕は最終セクターにいて、そのままピットに入り、前のドライバーたちがピットに入る際に前に出たんだ。それからコース上でブエミ(トロ・ロッソ)をかわし、最終的に6位を得た。今日はすべてがうまくできたし、ポイント獲得を継続する上ですごくポジティブな結果になったよ」
ビタントニオ・リウッツィ(16位) 【実際は13位でチェッカーを受けたが、レース後にペナルティが科された結果、16位に繰り上がった】
「スタート位置やオーバーテイクが難しいコースであることを考えればポイントを獲るのは難しいと知っていたから、それなりのレースだったと思う。エイドリアンがやったように、セーフティカーを十分に生かすことができなかったのは残念だ。それでも、僕らも基本的には同じタイミングでピットに入り、彼のほうが先に作業を行ったから僕は後ろで待たなきゃいけなかったんだよ。その後はピットレーンでペトロフ(ルノー)にブロックされたんだ。それが、僕のレースを妥協させることになった。昨日はいいペースがあったのに予選でそれを生かせなかったけど、それと同じようにかなり落胆している。その点から考えれば僕らがポイントを手にすることが可能だと証明されたし、シルバーストーンで何か手にできることを楽しみにしている」
ビジェイ・マルヤ(チェアマン&チーム代表)
「市街地でのレースではどんなことでも起こり得るし、今日われわれが目にしたのはまさにそれだった。エイドリアンはセーフティカー導入時にアドバンテージを得てポイント圏内に浮上し、その後も素晴らしい仕事をして6位で帰ってきた。トニオは同じように利益を得られず不運だったが、彼も素晴らしいレースを戦って再びわれわれのマシンの競争力が高いことを証明した。今週末はいくらかポイントを獲ることができたが、6位という結果はわれわれが今いる位置をよく反映していると思う」
【トロ・ロッソ】
セバスチャン・ブエミ(8位)
「6位でゴールできたかもしれないわけだから、最高のレースだったとは言い難い。それでも、僕は2回のミスを犯したから、4ポイントを失ってしまったんだ。ポイントを手にできたことは満足だけど、もっとうまくやるチャンスを失ったことは残念だよ。7位を失ったことについては、コバヤシ(小林可夢偉/BMWザウバー)が新しいタイヤを履いてすごい勢いで迫ってくることは知っていたし、ファイナルラップの1周前(56周目)にはフロントタイヤをかなりブロックした。だけど(ファイナルラップの)最終コーナーで彼があれほどブレーキを遅らせるとは思っていなかったから、自分がミスを犯して彼に道を譲ってしまったことには不満さ。チームはピットストップでいい仕事をしてくれた。セーフティカー導入中にいいタイミングでピットインできたんだ。だけど、僕たちはレースのその時点における動きについて多くの他車とともに調査中になっている。だけど、僕らがスタート/フィニッシュラインに迫ったときにセーフティカーがかなり遅れて導入されたから、ルールに従ってスローダウンするのはかなり厳しかったんだ。スチュワードがなんて言うのか見てみようよ」
ハイメ・アルグエルスアリ(15位)
「正直なところ、すごく落ち込んでるわけでもないんだ。だって、少なくともセバスチャンがチームにポイントをもたらしてくれたから、彼を祝福したい。今週末はマシンを100%コントロールできず、ブレーキに適切なフィーリングをまったく感じられなかったことが主な問題だった。レース中に状況が少し改善されたけど、マシンを思いどおりにできなかったんだ。シーズン序盤のように、より良い時がいずれ来るって自分に言い聞かせる必要があるだろう。まだたくさんのレースが残っているし、マシンのフィーリングが戻ってハンドリングを得られるようになれば、再びポイントを獲れるはずだよ」
フランツ・トスト(チーム代表)
「常にポイントを獲得したいのなら予選パフォーマンスを改善する必要があると何度も言ってきたが、昨日はブエミが11番手を獲得し、まさにそうすることができた。今日の彼はその恩恵を受け、2週間前のカナダGPと同じ8位という位置を手にした。彼は長い間6位を走っていたが、それはチームが下した素晴らしい戦略のおかげでもある。セーフティカー導入中のピットストップのことさ。しかしブエミは、セーフティカー導入中の問題によってレーススチュワードから調査を受けている9名のうちの1人であり、われわれは待つ必要がある。残念ながら、最後のコーナーでコバヤシに7位の座を明け渡してしまったが、彼(可夢偉)は最も新しいソフトタイヤで走行していたのだ。しかし再びポイントを手にすることができたので、チームはよくやってくれた」
【ロータス】
ヤルノ・トゥルーリ(21位)
「スタート後に何が起きたのか正確には分からない。前方の混乱からは逃れたけど、後ろから当てられて同時にフロントウイングもなくした。全部1周目の出来事さ。これでレースは終わりかと思ったけど、何とかピットまで戻ることができて、後はメカニックたちが素晴らしい働きでクルマを直してくれた。いったんコースに戻ったけど、今度はギアボックストラブルが発生し、また修理して送り出してもらった。どうにか完走を果たしたよ。レース全体を1セットのタイヤで走ったけど、ペースはとても良かった。ハンドリングは最高で、プッシュした時にタイムを出せるというのはとてもいいパフォーマンスだ」
ヘイキ・コバライネン(リタイア)
「まずは僕たち2人とも無事で良かった。マークは宙を飛んで、もっと悪い結果も考えられたから、何事もなく済んで良かったよ。でもこんなに早くレースが終わってしまったのは残念だ――1周コンマ5秒のペースで後方のマシンを引き離していて、とても順調だったんだ。マークとはポジションを争っていたから、僕は守るつもりだった。何も間違ったことはしていない。彼が追突してきたんだ。おそらくブレーキングポイントを誤って、最悪の角度で当たってしまったんだろう――彼のフロントタイヤが僕の右リアに乗り上げ、宙返りしてしまった。僕もメディカルセンターでチェックを受けさせられて、マークとは和解の握手をしたよ。僕はまったく問題ない。マークも元気だ」
トニー・フェルナンデス(チーム代表)
「ヘイキの事故はレースの一部だ。2台とも順調に走っていただけに残念だが、いくつかプラス面もあった。ぶつけられたにもかかわらず、ヤルノはレースを完走できたし、"クルマは最高だ!"という彼のコメントを聞けて良かった。全体としては予選も成功、ポジティブな話し合いも多く、来年に関する結論も出たので、ポジティブな週末だった。チャップマン・ファミリーを迎えることができたことも大変光栄に思う。これからロータス・レーシングを引き連れてイギリスへ戻り、イギリス・ファンの前でのレースを楽しみにしている」
マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)
「500戦目のレースとしては非常に残念な結果だった。ヤルノはスタートでヒットされ、ノーズを交換しなければならなかった。また後ろからもぶつけられていて、ギアボックストラブルを生じた。それを直して再び送り出したが、すでに3周遅れだった。遅いマシンに抑えられもしたが、レース終盤はプッシュが可能となり、マシン本来のペースを見せてくれた。ヘイキはウェバーとアクシデントに巻き込まれた――彼は自分のラインを守り、レースポジションを争っていた。あの状況では当然の行動だ。事故は残念なことだが、両ドライバーがけがをしなくて本当に良かった」
【HRT】
カルン・チャンドック(18位) 【実際は19位でチェッカーを受けたが、レース後に他車にペナルティが科された結果、18位に繰り上がった】
「なかなかいいレースができたと思う。序盤のペースはまずまずだったけど、徐々にオプションタイヤで苦労し始めたんだ。セーフティカー中にピットインし、プライムに替えたのはいい判断だった。その後リズムをつかんでブルーノとの差を広げることができた。でも最後は同じタイヤで47周も走ったので、ティモに抵抗することが出来ず、最終ラップで抜かれてしまった。自分の走りには満足しているし、地元サポーターの前で2台そろってフィニッシュできて良かった」
ブルーノ・セナ(20位)
「ちょっとイライラするレースだったよ。ティモ・グロックとのインシデントがあって、フロントウイングにダメージを負ってしまった。ブルーフラッグ中の出来事で、2人とも速いクルマを先に行かせようとしていた時だった。でもここ3戦完走できずにいたから、またレースでフィニッシュできたのはうれしい」
コリン・コレス(チーム代表)
「レースでは戦略を分け、ブルーノはプライム、カルンはオプションでスタートした。ヴァージンが違う戦略を採っていたため、カルンのピットストップをセーフティカー中に行い、いくつかポジションを得ようと考えた。だが残念ながら2つのインシデントで両ドライバーのフロントウイングにダメージを負ってしまった」
【BMWザウバー】
小林可夢偉(7位)
「レース前に僕とペドロは、それぞれ異なったタイヤ戦略を実行することを決めたんです。僕は硬いほうのタイヤでスタートしましたが、みんなと同じタイミングでピットインしませんでした。上位でレースをするのは素晴らしかったですが、常にジェンソン・バトン(マクラーレン)を後ろに従えていたので簡単ではありませんでしたし、タイヤのケアをする必要もありました。オーバードライブしないように注意しましたよ。ピットストップ後にフレッシュタイヤで走れるのはわずか4周だけでした。その時点で僕は誰よりもいいグリップを得ていましたし、これを最大限に生かす必要があると感じたんです。もちろん、アロンソ(フェラーリ)とブエミ(トロ・ロッソ)をオーバーテイクするのはリスクがありました。もしうまくいかなかった場合、クラッシュして窮地に陥っていたことでしょうからね」
ペドロ・デ・ラ・ロサ(10位)
「チームにとって素晴らしいレースだった。戦略が機能し、マシンはレース状態で本当に素晴らしかったよ。レースの大部分で僕はトラフィックに引っかかっていた。最後の12周は右フロントタイヤに大きなフラットスポットを作ってしまい、本当に大変だった。マシンの振動が最悪だったんだ。だけど、このことについて僕はチームに報告しなかった。レース中に彼らに悪いニュースを聞かせるのは、もう十分だと思ったからね。チーム全体として手にしたポイントについてすごく満足している。素晴らしいチームだし、チームはハッピーになるべきだ」
ペーター・ザウバー(チーム代表)
「なんて素晴らしいレースなのだろう。われわれのグリッド位置を考えれば特にそうだ。今日はチームとドライバーたちがすべてを正しく行った。ペドロは堅実なパフォーマンスを発揮し、1ポイントを手にした。そして可夢偉は本当に最高だったよ。3位走行中に彼が刻んだラップタイムは素晴らしかった。彼らはマシンのポテンシャルを発揮してくれたのだ。チーム全体とドライバーたちを祝福したい!」
ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)
「チームにとって最高の結果であるし、マシンをポイント圏内で持ち帰ってきた二人のドライバーたちは素晴らしいレースだった。これこそチームが必要としていたものだ。昨日の予選パフォーマンスもあり、われわれは戦略を分けることにした。それが、ハードタイヤでスタートした可夢偉に機能した。ペドロについては、通常のアプローチをとることにしたのだ。彼はオプションタイヤでスタートし、正しい時期であるセーフティカー導入時にピットストップを行った。彼はプライムタイヤを履いてレースを終えることができたし、とてもよく耐えてくれた。可夢偉についてはピットストップを行わないことにして、彼のラップタイムと後ろのトラフィックの様子を見ることにした。3番手を走行していた時の彼のパフォーマンスは本当に素晴らしかった。とても速いタイムを刻んでいたし、たくさんのプレッシャーを受けながらバトンを抑え込んでいたのだ。この結果には大満足すべきだろう。チームとドライバーが素晴らしい努力を重ねてくれた」
【ヴァージン】
ティモ・グロック(19位) 【実際は18位でチェッカーを受けたが、レース後にペナルティが科された結果、19位に繰り上がった】
「レースのスタートは悪く、長い間ルーカスの後ろに留まらなければいけなかった。彼に近づく度にタイヤを傷めてしまってオーバーテイクできず、チャンスを待たなければならなかったんだ。それから大きなタイヤロックを犯してしまい、右フロントタイヤを壊してソフトタイヤに換えるためにピットストップを余儀なくされた。マシンはオプションタイヤですごくよくて、いいラップタイムを刻めたよ。だけどセナ(HRT)をオーバーテイクした際に彼のフロントウイングに接触してしまい、リアタイヤを壊したので再びピットに入らなければならなかった。いいラップを刻めたし、終盤のマシンにはかなり満足している。最終周にチャンドック(HRT)をオーバーテイクし、新規参入チーム勢の前でフィニッシュできた。だから、最終的にいいレースだったと言える。また2台で完走でいたのはいいことだし、ヴァージン・レーシングの母国レースが行われるシルバーストーンにポジティブな気分で臨めるよ」
ルーカス・ディ・グラッシ(17位)
「初めて新規参入チーム勢における最高位でレースを完走できたことに興奮しているし、チームとしても2台が完走できたのは最高の結果さ。マシンはいいパフォーマンスで期待どおりだったし、トラフィックのマネジメントとしても素晴らしいタイミングでピットストップができた。チームとしていい成果を残せたね。ここでいいペースを刻めたし、僕らにとっていい前進になった。シルバーストーンでもまた別の成果を残したい。僕たちは正しい方向に向かっているから、これをキープしていかなければ」
ジョン・ブース(チーム代表)
「今日のレースと週末を通じてチームが素晴らしい努力を払ってくれた。どちらのドライバーも素晴らしい仕事をし、ルーカスは特に予選とレースの結果に満足できるだろう。ピットストップで素晴らしい仕事をしたチームを祝福したい。われわれはレースにおいて、4番目に速いタイムで作業を行うことができたのだ。どちらのドライバーもマシンパフォーマンスをしっかり発揮して正しい方向に向かってくれたし、2週間後に予定されている母国レースのシルバーストーンに向けてポジティブに感じるためのいい理由が得られた」
ニック・ワース(テクニカルディレクター)
「チームが正しい方向に向かって明らかに前進できた。2台が力強くゴールしただけでなく、ドライバーからのフィードバックやレースペースはわれわれのパフォーマンス開発が機能しているということであり、この作業に携わった皆を祝福したい。トップからわずか1周遅れでゴールするというのは、バーレーンGPからかなりの進歩を遂げたという証しだ。次のステップはレースカーにおける空力開発であり、シルバーストーンに持ち込む予定となっている。チーム全体が、最高の母国レースで何が起きるかということを待ちきれないのだ」
