中国GP

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  • レディオ・ガガ - 中国GP

「ホントに続けるの? 完全に意味ないよ」

M.S.
2016年4月19日
© Gasperotti/Sutton
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シーズン第3戦中国GPで交わされた無線メッセージの中から、『ESPN』の選りすぐりをご紹介。

「ホントに続けるの? だって、完全に意味ないよ」

これぞキミ・ライコネン。雨に見舞われたフリー走行2回目で本当にロングランを続けてほしいのかフェラーリに尋ねる一方、自分にその意志がないことははっきり伝えている。

「アーーーッ! アーーーッ! アーーーッ!」

ろっ骨の痛みのせいで海賊気分になっていた、というわけではない。マクラーレンのフェルナンド・アロンソはタイミング悪く掲示された赤旗でQ3進出のチャンスを逃したことに感情を爆発させていた。

「接触した。避けようがなくて・・・レッドブルが狂ったみたいに内側から来たんだ。キミにぶつかったよ」

さあ、悪いのは誰だ? フェラーリ社長のセルジオ・マルキオンネがガレージから見ていたことを知ってか、セバスチャン・ベッテルはターン1でチームメイトのキミ・ライコネンと悲惨な接触を起こした理由を懸命に説明した。

「クビアトのアタックは自殺行為。あんなことすればクラッシュするに決まってる」

クビアトに対するベッテルの怒りは収まらない。

「正直、戦略を考えなおさなきゃダメだと思うんだけど」
「まさに考え中さ、ニコ!」

ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)のレースプランはセーフティカーのタイミングで引き裂かれた。このやりとりで分かるように、この後ヒュルケンベルグのレースが上向くことはなかった。

「行けルイス、全力だ!」
「もうやってる!」

7位までポジションを取り戻す奮闘の最中、ハミルトンはすでに限界まで攻めているとレースエンジニアのピーター・ボニントンに説明した。

「何だってアイツはどかないんだ!」

「青旗出せよ!」

レース終盤、クビアトの頭にあったのはターン1での接触ではなく、ポジションを譲ろうとしないルノーのジョリオン・パーマーのことだったようだ。

「チームの皆に、ものすごく申し訳ない。でも、わざとじゃないんだ。キミには本当に悪かったよ。何もできなかった・・・。クビアトが魚雷みたいにやってきて、避けようにも場所がなくて」

さらなる謝罪とクビアトへの追撃で56周の戦いを締めくくったベッテル。表彰台セレモニーの控室でもクビアトへの説教が続いた。

「ワオ、これまでドライブした中でも信じられないくらい最高のバランス。お見事だよ」

先頭で平穏なレースを終えたニコ・ロズベルグは昨シーズンから数えて6連勝を決め、メルセデスに最大の謝辞を送っている。

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