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ハミルトンがポール・トゥ・ウイン!

M.S.
2015年4月12日
ポール・トゥ・ウインを決めたハミルトン © Sutton Images
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世界を転戦するF1サーカスは日本の隣国、中国を訪れ、12日(日)日本時間15時から上海インターナショナル・サーキットにて2015年FIA F1世界選手権第3戦中国GP決勝が開催された。

前日に行われた予選ではメルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得し、わずかな差で相棒のニコ・ロズベルグが2番手に入っている。ハミルトンに次ぐランキング2位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が予選3番手につけた。

上海の「上」の字形を模したサーキットは1周5.451km、決勝レースは56周で行われる。ピレリは今週末のドライタイヤとしてソフトコンパウンドとミディアムコンパウンドの2種類を選んだ。12番グリッドのダニール・クビアト(レッドブル)と14番グリッドのカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)のみがスタート時のタイヤとしてプライムのミディアムを装着している。

レーススタート時の気温は20度、路面温度46度、湿度33%のドライコンディションだった。シグナルオフと同時に20台が一斉に動き、ハミルトンがしっかりとトップの座を守る。ロズベルグが2番手からそれを追い、6番手スタートのキミ・ライコネン(フェラーリ)がウィリアムズ勢を料理して4番手へ。一方、7番グリッドについていたレッドブルのダニエル・リカルドはスタートで大きく出遅れ、隊列の後方に下がった。

最初の1周が終わった時点でトップ10のオーダーはハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、ライコネン、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、バルテリ・ボッタス(同)、ロマン・グロージャン(ロータス)、フェリペ・ナッサー(ザウバー)、マーカス・エリクソン(同)、パストール・マルドナド(ロータス)となった。

先頭のメルセデスコンビは見る間に後続を引き離す。リカルドは後方から中団を駆け上がり、ポイント圏内まで立て直した。10周目、予選Q1落ちを喫しながらも12番手に上がっていたニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)がコース脇にマシンを止めてリタイアを喫している。

13周目、フェラーリはベッテルをピットに呼び戻し、新品のソフトタイヤに交換してメルセデス追い上げを図る。対するメルセデスもすぐに応じ、翌周にハミルトンが同じく新品のソフトに履き替えた。ロズベルグとライコネンは16周目に最初のタイヤ交換を実施し、結果としてトップ4の並びは変わらないまま第2スティントに入った。

その16周目、クビアトのマシンが高く白煙を噴きあげてターン4を直進し、ランオフエリアでストップした。マーシャルが煙の向こうに炎がかいま見えるマシンに近づき、消火活動にあたっている。

タイヤ交換後はハミルトンとロズベルグが2秒差、そこから2.5秒後方にベッテル、さらに5秒後方にライコネンという状態になっていたが、フェラーリのペースが良く、差は次第に縮まっていく。隊列の後方では24周目にギアボックスの問題を訴えたサインツがスローダウンしたものの、何とかペースを取り戻してレースを続行した。

2回目のピット作業でも上位勢から最初に動いたのはフェラーリ&ベッテルだった。ただし、今回メルセデスが先にピットへ招き入れたのは2番手のロズベルグ。32周目にロズベルグが無事ベッテルの前で隊列復帰を果たす間にも、ハミルトンはコース上でペースアップして防戦に努めた。

33周目が終わったところでハミルトンもピット作業をこなし、続く周回でライコネンがタイヤを替えて、再びトップ4はハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、ライコネンのオーダーに戻る。5番手はマッサだった。なお、同じ頃にタイヤを交換しようとピットレーンに入ったマルドナドがコーナーを曲がりきれずにエスケープロードで止まってしまったが、マーシャルの手を借りて無事ロータスのピットに到着している。

ミディアムに履き替えた後はメルセデスコンビの優勢が目立ち、フェラーリよりも1周あたり1秒ほど速いペースで残りラップを消化していく。ハミルトンとロズベルグの間にも約6秒のギャップが開いていた。

対照的に接戦を繰り広げていたのは8番手ナッサーとマックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)。しばらく競り合いを続けていた2人だが、41周目、ついにフェルスタッペンがナッサーの前に出た。

また、ナッサーのチームメイトであるエリクソンも最後のポイント獲得に必要な10番手を懸命にリカルドから守っていたが、相棒がポジションを奪われてからほどなくしてこちらもリカルドの先行を許した。

さらに後方では14番手マルドナドがバトンをパスしようとしかけており、48周目にマルドナドがいったん前に出たものの、バトンはサイド・バイ・サイドで粘り続けて13番手をキープする。

しかし、マルドナドの方もあきらめずに再度バトンをオーバーテイク。バトンはDRSを使用してターン1手前でインからマルドナドを抜き返そうと試み、後ろのアロンソがアウト側にラインをとったところで、バトンとマルドナドが接触してしまった。

クラッシュした2台を横目に通過したアロンソを追って、フロントウイングにダメージを抱えつつバトンもレースを再開したが、マルドナドはピットでレースを終えた。2人のインシデントについてはレース後の審議対象とされている。

残り周回もわずかとなった54周目、メインストレートを走行中のフェルスタッペンのマシン後部から白煙が上がる。エンジンブローに見舞われたフェルスタッペンはコース上でマシンを止め、セーフティカーが出動した。マーシャルがマシン撤去を急ぐも作業は難航し、バトル再開を見ずにチェッカーフラッグが振られた。

勝者は開幕戦ウイナーでもあるハミルトン。2位ロズベルグと3位ベッテルがハミルトンとともに表彰台に上った。

4位以降はライコネン、マッサ、ボッタス、グロージャン、ナッサー、リカルド、エリクソンがポイントを獲得し、11位のセルジオ・ペレス(フォース・インディア)からアロンソ、バトン、サインツ、スティーブンス、メルヒまでが完走を果たした。フェルスタッペンは17位完走扱いだった。

次戦は連戦で行われる第4戦バーレーンGP。最初のセッションである金曜フリー走行1回目は17日(金)、日本時間20時スタート予定。次戦もお楽しみに!

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