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ハミルトンが3連勝を達成!

M.S.
2014年4月20日
一貫してリードを保ったハミルトン © Getty Images
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上海インターナショナルサーキットにて、20日(日)日本時間16時から2014年FIA F1世界選手権第4戦中国GP決勝が実施された。

序盤フライアウェイ戦の締めの一戦となる今週末にポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトンだった。雨の上海でメルセデス勢に次ぐパフォーマンスを発揮したのはレッドブルで、ダニエル・リカルドが予選2番手、セバスチャン・ベッテルが同3番手に入った。ハミルトンの相棒であるニコ・ロズベルグはラストアタックでミスを犯して4番手となっている。

前戦で他車と接触して5グリッド降格のペナルティを科されたパストール・マルドナドはクラッシュしたマシンの修復が間に合わなかったために予選に参加できず。決勝への参加は認められ、グリッド最後方からレースをスタートする。

上海の"上"の字をかたどり、長いストレートを備えたサーキットは、1周5.451km、決勝レースは56周で行われる。スタート時の天候は晴れ、気温16度、路面温度24度のドライコンディションだった。

今週末に持ち込まれたドライタイヤはピレリのソフトコンパウンドとミディアムコンパウンドの2種類。マクラーレンのケビン・マグヌッセン以外の全員がスタート時のタイヤとしてソフトを選択している。

レースがスタートするとハミルトンが一人抜けだし、レッドブル勢には後方からライバルたちが襲いかかる。5番グリッドのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)と軽く接触しながらも3番手に上がってベッテルに競りかけ、その後ろではロズベルグのバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)も接触していた。

しかし、上位のメンバーはそのままレースを続行し、1周目が終わった時点でトップ10のオーダーはハミルトン、ベッテル、アロンソ、リカルド、マッサ、ロズベルグ、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、ロマン・グロージャン(ロータス)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ボッタスとなっている。

パワーユニットにトラブルが発生したというザウバーのエイドリアン・スーティルは最後方22番手に下がっており、6周目にピットでリタイアを選んだ。

前方ではハミルトンがぐんぐん2番以降を引き離していく。ほどなくして最初のピットストップが始まる中、6番手マッサは1秒以内に迫るヒュルケンベルグからプレッシャーをしのぎ、11周目にピットイン。しかし、左リアタイヤが外れないというトラブルに見舞われ、大幅にタイムロスしてしまった。

マッサが戻った位置は隊列の最後尾となる21番手だった。12周目には3番手アロンソがソフトからミディアムに交換し、翌周にはベッテルもミディアムに履き替える。15周目にリカルドも最初のピットストップを実施し、先にタイヤ交換を終えて目覚ましいペースでポジションを上げていたロズベルグの後ろ、5番手でコースに合流した。

ピットストップのタイミングをライバルたちより遅らせたハミルトンが17周目にタイヤ交換を終え、20周目にはハミルトン、アロンソ、ベッテル、ロズベルグ、リカルド、ヒュルケンベルグ、ボッタス、ライコネン、グロージャン、ペレスが得点圏内を走っている。

次のターゲットを3番手ベッテルに定めたロズベルグは22周目にオーバーテイクに成功した。すかさず追いすがるベッテルだが、ポジションを取り戻せないばかりか今度は後ろから来た僚友のリカルドからの圧力にさらされることに。リカルドの方がピットストップのタイミングが遅くタイヤが新しいため、チームからはリカルドを先行させるように指示が入る。「おあいにくさま!」とこれを無視して当初は相棒からの攻撃を防いでいたベッテルだが、26周目についにリカルドの先行を許した。

一人悠々と先頭を走り続けるハミルトンはアロンソに13秒ほどのリードを築いている。一方、表彰台圏内に入ったロズベルグはさらに2番手アロンソも料理しようと着実にギャップを縮めていった。30周目に2人の差は3秒ジャストとなっている。

9番手グロージャンはギアボックストラブルに見舞われ、なおもレースを続行しようとしたものの、29周目にコースオフを喫すると、そのままピットへ向かってリタイアした。

32周目に6番手ヒュルケンベルグからボッタス、ライコネンまでが一斉に2度目のピットストップを実施する。ロズベルグに1秒後方まで近づかれたアロンソは34周目にタイヤ交換へと向かった。アロンソの後ろを走っていたベッテルは周回遅れながらもフレッシュタイヤでペースの優る小林可夢偉(ケータハム)にオーバーテイクされる。ベッテルはその周回でタイヤを交換し、元通りアロンソの後ろで隊列に復帰した。

38周目には2番手ロズベルグと3番手リカルドが同時にピットへ。39周目にハミルトンが2回目のピット作業を完了し、上位の並びは再びハミルトン、アロンソ、ロズベルグ、リカルド、ベッテルという形になる。

3番手ロズベルグにはテレメトリーの問題に見舞われており、チームと無線で情報をやりとりしながら辛抱強くレースを続けていた。そんな状況の中でもロズベルグは39周目に暫定ファステストラップとなる1分40秒402をマーク。5.6秒あったギャップをアロンソよりかなり速いペースでまたたく間に縮めていき、41周目を終えて2人の差は1秒以内に突入した。

42周目のバックストレートでロズベルグがアロンソを鮮やかにオーバーテイクし、レース終盤を迎えてメルセデスが上位を独占する形となった。ロズベルグのパスを許したアロンソだが、4番手リカルドにまでは譲るまいと自己ベストを連発しつつチェッカーフラッグを目指す。

リカルドも決してあきらめることなくアロンソの背中を追いかけ、表彰台の最後の段をかけてシビアな戦いが最後まで続いた。その間にも後方では可夢偉が17番手ジュール・ビアンキ(マルシャ)に猛攻をかける。可夢偉は56周目にビアンキのオーバーテイクに成功したものの、チェッカーフラッグが本来より1周早い55周目の終わりに振られてしまったため、レギュレーションによって54周目終了時点の位置が適用されることになり、ビアンキ17位、可夢偉18位でリザルトは決している。

トップチェッカーを受けたのは第2戦マレーシアGPから3連勝を決めたハミルトン。2位ロズベルグに次いでアロンソが表彰台を守りきった。

4位リカルドからはベッテル、ヒュルケンベルグ、ボッタス、ライコネン、ペレス、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)までがポイントを獲得。

11番手ジェンソン・バトン(マクラーレン)以下、ジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)、マグヌッセン、マルドナド、マッサ、エステバン・グティエレス(ザウバー)、可夢偉、ビアンキ、マックス・チルトン(マルシャ)、マーカス・エリクソン(ケータハム)が完走を遂げている。

序盤のフライアウェイ戦を終えたF1サーカスはいよいよ欧州へと向かう。次戦第5戦スペインGP最初のセッションである金曜フリー走行1回目は5月9日(金)日本時間17時スタート予定。次戦もお楽しみに!

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