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2010年第4戦ドライバーコメント決勝

Kay Tanaka / Me / Jim
2010年4月18日 « ハミルトンとベッテルに戒告処分 | 得意のウエットを制したバトン »

中国GP決勝レースはドライタイヤとインターミディエイトタイヤの交換タイミングが重要な要素となった。難しいコンディションを制したのはジェンソン・バトン(マクラーレン)。ウエット状態からドライに変わったオーストラリアGPでも勝利しており、シーズン2勝目を達成した。2位にチームメイトのルイス・ハミルトンが入り、マクラーレンが2007年イタリアGP以来となる1-2フィニッシュを達成している。

一方、小林可夢偉(BMWザウバー)はまたもフラストレーションを抱える週末になってしまった。確かに今回のレースではマクラーレン、メルセデスGP、フェラーリ、ルノー、レッドブルというトップ5チームのドライバーたちがポイントを分け合ったわけだが、レースを走り切ることができていれば可夢偉にもポイント獲得の可能性があった。チームメイトにもエンジントラブルが発生しており、次戦からのヨーロッパラウンドまでに早急な対応が必要だ。

レースを終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。

【マクラーレン】

ジェンソン・バトン(優勝)

「僕のF1キャリアで最高の勝利だ。勝ったレースは最高のレースになり得るけど、今回のレースはタフなコンディションだっただけに、特にスペシャルなものになるよ。それにボーダフォン・マクラーレン・メルセデスが完全に支配しての勝利だから、特に満足できる。今日は1-2を果たしたけど、それはチームの細かい部分に至るまでが完ぺきに機能してくれたからなんだ。こういったコンディションで勝つためには、ピットストップのタイミングはすべて正しくなければならない。今日はすべてが正しく行えたってことさ。僕たちがトップに立てたのは、運のおかげじゃない。ピットウオールやウォーキングのファクトリーにいる人たちが適切に判断してくれたから、これ以上優れたサポートを求めることはできないぐらいさ。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスにおけるこの数か月は、素晴らしいよ。チームの一部に慣れていると思うし、今日の結果は素晴らしい興奮、励まし、そして熱狂を得ることができた。これからバルセロナに向かってヨーロッパラウンドが幕を開けるけど、もっと力強くなることを願っている」

ルイス・ハミルトン(2位)

「何よりもまず、ジェンソンおめでとう。このトリッキーなコンディションの中で最高の仕事をして素晴らしいタイヤ選択を行ったね。スタートはすごくタフだったよ。雨が降り始めていたし、ピットに入ってインターミディエイトタイヤに替えるかどうかという判断が難しかった。無線でコメントを聞くのが遅れてしまって、最終コーナーを半分ほど過ぎてから引き返してピットに入ったんだ! 不運にもあれは正しい判断じゃなかったね。タイヤはすぐにグレイニングを発生してしまったし、再びピットストップを行ってドライタイヤに交換しなければならなかった。だけど、その後は前を向いて、雨が激しくなる前にたくさんポジションを取り戻したよ。最高の選択をしてくれただけでなく、素晴らしいピットストップ作業を行ってくれたことに対してチームに感謝したい。チームは今日、素晴らしいオペレーションを見せてくれたから、多大なる努力を注ぎこんでくれたスタッフたちに感謝する。レース終盤にはタイヤがあまりいい状態じゃなくなってしまい、多くのマシンをかわすことはできたけど、最終的にジェンソンに追いつくことはできなかった。だけど僕たちは2人とも素晴らしい午後を過ごし、チーム全体が1-2フィニッシュというこの結果に値すると思う。観客や視聴者のみんなも楽しんでくれただろうね! マシンにさらなる改善を加えなければならないことは理解しているけど、4レースで2勝を挙げて両選手権を率いていることにはとても励まされるよ。チームは今すごく強いし、その一部であることは最高だ。来月のスペインGPに向けてより大きな前進を果たせると自信があるし、ウォーキングとシュトゥットガルトで働く人々にありがとうと言いたい。みんなの努力に感謝しているし、今日の結果はみんなの頑張りによってのみ達成できたものなんだ」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「今日のレースはドライバーにとってもチームにとっても本当に挑戦的なものだった。正しいピット戦略はとても難しかったが、最終的にわれわれが選択した2種類の戦略はジェンソンとルイスに適したものだったと思う。ルイスはこれまでに披露してきた情熱という特性をドライブに発揮して素晴らしい走りを見せたが、彼が見せたいくつかのオーバーテイク戦略は素晴らしかったと思う。ジェンソンはワールドチャンピオンらしくドライブし、試されるコンディションの中で素晴らしい勝利を手にしてくれた。これ以上優れたドライブを見ることなどできないだろう。彼は今日、とてもとても印象的だった」

「チームもファンタスティックな仕事ぶりを見せてくれたよ。全ピットクルーにとってとても忙しい午後になったが、われわれのパフォーマンスは特に素晴らしかったと思う。メルセデス・ベンツに対しては勝てるエンジンを供給してくれたことだけでなく、1955年のエイントリー以来、初めてF1でメルセデスエンジン搭載車が表彰台を独占したことを称賛したい。F1におけるトリビアを愛する人々ならこのことにも興味を持つだろうが、1999年のA1リンク(オーストリアGP)でエディ・アーバインとデビッド・クルサードが達成して以来、初めてイギリス人ドライバーが1-2フィニッシュを達成したことも素晴らしい。これから中国を離れるが、可能な限り早くスペインに行きたいと思う。すでにバルセロナでのレースを楽しみにしているが、再びとてもコンペティティブな結果を期待したい」

【メルセデスGP】

ミハエル・シューマッハ(10位)

「今日は思い出したくないようなレースの1つだね、週末ごと忘れたいよ。僕自身にとっても、僕自身も良くなかった。どんなに腹立たしいことだとしても、1つの経験ととらえ、タイヤを使いこなせなかったことを受け入れるしかない。その点で僕の戦略はあまり優れたものではなく、最後の10周はインターミディエイトというより、まるでスリックタイヤのようだった。僕は早めに最後のセットを履いたドライバーの一人だったが、もう少し考えてタイヤを配分するべきだった。タイトなバトルは楽しかったが、最後のピットストップが早過ぎて、どうすることもできなかった。そんな状態では戦いようがない。表彰台のニコを祝福したい。少なくとも片方がたくさんポイントを稼いでくれて良かった。家に帰るのが楽しみだけど、その前にたどり着けるかな!」

ニコ・ロズベルグ(3位)

「2戦連続で表彰台なんてファンタスティックだ。盛りだくさんなレースだったよ。いい判断が今日の結果をもたらしてくれた。最初のシャワーの時はジョック(クレア)とチームのアドバイスに従って、スリックのままコース上にとどまることにしたんだ。お願いだから、やんで! って雨に祈りながら走っていた。結果的に僕らは正しくて、しばらくの間レースをリードできたのはいい気分だった。もう一度雨が降り始めた時は、インターミディエイトのデグラデーションがかなりひどくて、ジェンソンにパスされてしまった。インターではペースを発揮できなかったけど、3位は素晴らしいよ。今週末は正しい方向に前進できた。チームにはもっと力があるんだから、こうしていい結果を残し、ドライバーズチャンピオンシップも2番手でヨーロッパラウンドに向かえるのはうれしい」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「今日のニコはいいレースをしてくれた。難しいコンディションで非常に素晴らしいドライビングをし、チームもタイヤ戦略を成功させた。セーフティカーでアドバンテージを失ってしまったのは残念だが、エクセレントな一日で、ニコのドライビングが光った。マイケル(シューマッハ)の方は厳しいが、少なくとも1ポイント取れたのは幸いだ。彼のタイヤの劣化具合についてはもう少し理解する必要があり、そのためにペースが上がっていない。次のレースまでに解決するべき問題だ。まだ勝てるマシンではないが、それを手に入れた時、仕事をやり遂げられるはずだ」

【レッドブル】

セバスチャン・ベッテル(6位)

「難しいレースだったよ――パスしたり、されたりすることのない瞬間がほとんど無かった。1回目のピットストップでかなりタイムロスしたけど、遅れを取り戻して6位まで挽回した。僕はポールスタート、チームとしては1-2でスタートしたんだけど、そのままフィニッシュはできなかったね。きょうは大混乱といった状況で、6位が取れたことは大事だと思う。もちろん、ライバルには負けてしまったから、それは悔しいよ。いくつかのコンディションでクルマの状態が良くなかった。クリーンなエアではまずまずのペースだったけど、こうした状況ではオン・オフの繰り返しで、今走っているポジションを守るだけでも大変なんだ。ピットレーンではルイス(ハミルトン)とのバトルがあった。僕の方が前にいいたんだ。なんでわざわざ左に寄せて、ぶつかってきたんだか分からないよ。パンクしませんようにって願っていた――本当に、どうして彼があんなことをしたのか理解できない。僕の方が先だったし、アドバンテージを持っていたのにね」

マーク・ウェバー(8位)

「厳しいレースで、まんまとしてやられてしまったね――速さが足りなかった、それだけさ。レース中はコンディションが非常に変わりやすかった。みんな同じなのは分かっているけど、一定していないとクルマはすごくセンシティブなんだ。まあ、面白いグランプリだったよね。こうした難しいコンディションで僕らに足りない部分は分かっているし、改善するよ。レース終盤はインターミディエイトをもう1セット投入して順位を上げようとした。うまくいきかけたんだけど、最終的には速さがなかった」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「非常に混沌(こんとん)としたレースだった。雨が降り始めた時は両ドライバーとも早いピットインを選んだ。残念なことに、マークはフロントジャッキにヒットしてフロントウイングを傷めてしまった。それで、2人とも時間がかかってしまったんだ。数周後にはコースが乾きはじめ、結局またスリックに戻すことになってしまった。セブ(ベッテル)はルイスの前に出て、すぐにスーティルに追いついた。だが、スーティルを抜かそうとしている時にハミルトンに抜かれてしまった。あそこで彼はかなりタイムロスした。再スタート後、マークは押し出されて大きくポジションを落とした。われわれは賭けに出て、早めにもう1セット彼にインターミディエイトを履かせることにした。そうすることによって、前にいる何台かを一気に抜くことができた。残念ながらこのタイヤはレース終盤までにかなり傷んでしまったが、それでも12番手から8番手までポジションアップが可能になった。フロントローからスタートしながら、6位、7位という結果は望んだものではないが、混沌としたコンディションは運次第という面があり、貴重なポイントだ。こんなレースはなかなかないよ。1番手、2番手の者にとっては、得るよりも失うものが大きい。ルイスがうちと同じ戦略を採ったにもかかわらず、マクラーレンは良い方向に進んだ。今日のところは賛辞を贈っておこう。でも、次のレースではやり返すよ」

【フェラーリ】

フェリペ・マッサ(9位)

「すごく複雑なレースだったけど、この結果には全然満足していないよ。もちろん2ポイント獲れただけましだけど、これからのレースではマシン開発をもっとうまくやる必要がある。天候変化のせいで、どのタイヤが正しい選択なのか判断することはレース序盤から難しかった。フェルナンドの追い抜きに関しては、ヘアピン出口にある水たまりで僕がコントロールを少し失ってしまい、彼が僕のインサイドを抜けてピットレーンに入って行ったんだ。それによって僕はいくつかポジションを失い、彼のピットストップが終わるまで後ろで待たなければいけなかった。終盤にはタイヤにかなり苦しんだけど、ミハエル(シューマッハ/メルセデスGP)は僕以上だったから、彼をかわすことができたんだ。1レースだけで急激に状況が変化する様子がわかったね。可能な限りハードワークを重ね、ポテンシャルを最大限生かすことが必要だ」

フェルナンド・アロンソ(4位)

「こういったレースでは、どんなことだって起こりえるよ。僕は5回もピットインしてタイヤを変更したけど、こんなのは異例さ。とにかく、僕たちは適切な時に適切な判断ができたってことだ。こういったレースで何をするのがベストかってことはピットウオールでもマシンの中でも判断ができなくて、水晶玉に任せることが必要かもってぐらい難しいことなんだ。スタートでは反応が早すぎて動きだしてしまうというミスをしてしまった。こんなことこれまではなかったから、すごく残念だよ。ラッキーなのは、ペナルティを受けたにもかかわらず4位でゴールできたってことさ。フェリペをかわした時のうごきについてかい? 彼がチームメイトではなかったとしたら、そのことについて特に話すことはないよ。普通の動きだったし、僕たちの関係に影響があるわけじゃないからね。僕たちは素晴らしいポテンシャルを持っているし、バーレーンGPみたいな普通のレースを望むべきだ。チャンピオンシップの出だしはかなり良かったね。僕たちがどのサーキットでも速いことを証明できた。僕たちはポイントを稼ぐことと、予選パフォーマンスを改善する必要がある。マクラーレンは先頭に立つ資格を持っているよ。なぜなら、彼らが持っているマシンは最速じゃないかもしれないけど、常に最大限の能力を発揮できているからさ」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「最初に、3回も2連続ピットストップをこなしながらわずかなミスもせず、ドライバーのポジションアップに貢献するという素晴らしい仕事ぶりを見せたピットストップクルーに賛辞を贈りたい。戦略選択、特に1回目のピットストップに関してだが、トップ4のうち2名ずつ選択が分かれたわけだから、この時点でどちらが正しい判断だったかと決定することは難しいだろう。バトン(ジェンソン・バトン/マクラーレン)の判断は報われたが、ジャンプスタートのペナルティを受けたにもかかわらずフェルナンドは勝利を争うことができた。フェリペとフェルナンドの追い越しについては、まだテレビのリプレイしか見ていないものの、レーシングインシデントとして両者には何の問題もないと言えると思う。勝利を争っている場合は、あのような瞬間はあるものだ。選手権の序盤4戦を終えたが、ここまでいくらか後悔の気持ちを抱いている。これまでわれわれが扱えない問題と扱える問題によって、実力よりも低い結果になってしまったことがあるのだ。それでも、われわれは依然として2つのタイトルを争うことができているし、それはとても重要なことだ。これからマシン開発、特に予選に関するパフォーマンスを継続する必要がある。バルセロナからは表彰台に戻りたいし、それは可能だろう」

【ウィリアムズ】

ルーベンス・バリチェロ(13位)

「レースは予定通りとはいかなかった。インターミディエイトタイヤに履き替えるため早めにピットに呼ばれたんだけど、難しい判断だったし、レースはそこから動いていった。その後はいいタイミングで呼ばれたと思うけど、立て直すには時すでに遅し、だったかな」

ニコ・ヒュルケンベルグ(15位)

「タフなレースで、チームにとっては大満足のレースとはいかなかった。ポジティブな面を言うと、僕にとってはレース距離を完走できたことがいい経験だったと思うし、今日はいろんなコンディションだったからそれを経験できたことも良かったと思う。特に、マシンやタイヤの扱い方を知れたのは役に立ったし、この先、同じような状況があるかもしれないから、どんなレースがあってもいいように、いいデータも集められた。だけど、結果の面では自分たちが望む位置とは程遠い」

サム・マイケル(テクニカルディレクター)

「2台ともノーポイントだったのは残念だ。われわれのピットストップは間違いもあったし、正しいものもあった。それでも、全体的に速さが足りず、適切な決断を下せなかったと思う。ルーベンス(バリチェロ)はうまくスタートしたのでマレーシア以降、その点では改善できているということだ。バルセロナに向けてパフォーマンスの面で前進を遂げられることを期待している」

【ルノー】

ロバート・クビサ(5位)

「今日はエキサイティングなレースになったし、さらにポイントを手にできたのはいいことだ。スタートはうまくいかなくてかなりポジションを落としたけど、スリックタイヤでコースにとどまるという適切な選択をすることができたから、3番手までポジションを上げることが可能になったんだ。それでも僕のレースの重要な局面でセーフティカーが導入されてしまい、表彰台に上るという期待が打ち砕かれた。なぜなら、セーフティカー導入によって後方のマシンに対して築いた大きなギャップが縮まってしまったからだ。だから5位で満足しているけど、表彰台を逃したことは少し不満だね」

ヴィタリー・ペトロフ(7位)

「F1で初めて完走し、ポイントを手にできたことはハッピーだ。難しいレースだったし、正しい判断を下すのは容易ではなかった。序盤には雨が降り始めたことで幾人かのドライバーがインターミディエイトタイヤに履き替えたけど、僕はスリックタイヤでコースにとどまることを決め、結果として正しい選択になった。それからはチームとの無線でいつインターミディエイトに交換するか決め、再びそのタイミングも正しいものになった。2セット目のインターミディエイトに履き替えたとき、うまく労わって走ることが重要だってことはわかっていたんだ。だけど、さらに雨が降るのか路面が乾いていくのかはわからなかった。だけどプッシュを続け、エンジニアからはいいペースだって言われたよ。終盤にはオーバーテイクを果たすことができたけど、特にシューマッハ(ミハエル・シューマッハ/メルセデスGP)とウェバー(マーク・ウェバー/レッドブル)をかわしたことによっていくらかポジションを上げることができたんだ」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「2台がポイントを手にするというのはチームにとって素晴らしい結果であり、われわれのパフォーマンスに大変満足している。ヴィタリーがF1初ポイントを獲得するのを見るのは最高だし、素晴らしいペースを発揮して攻撃的なドライブを見せてくれたのだからなおさらだ。レース距離を走破したこともよかったし、この素晴らしい結果からかなり自信を得てくれると思っている。ロバートも再び素晴らしいレースを行い、週末を通じてまったくミスを犯さなかった。またサーキットに来ているチームだけでなくエンストンで開発を行ってくれているスタッフたちの最近のハードワークにも敬意を払いたいと思う。彼らはシーズンを通じてミスをせず、最高の戦略を組み立ててくれたのだ。今日の結果はその努力に対する素晴らしい報いなのだ」

【フォース・インディア】

エイドリアン・スーティル(12位)

「今回は戦略戦だったね。雨が降ったと思えばドライになって、でもまた雨が降ったりしたから走っている時はどのタイヤがベストなのか判断が難しかった。僕たちはドライタイヤでスタートして、オープニングラップでセーフティカーが導入された時にインター(インターミディエイトタイヤ)に履き替えている。この時点では雨が結構降っていたから適切な決断だったと思うし、たくさんのマシンを楽に追い越せた。それから路面の状況が緩和されたからドライにしてみたんだけど、数周でもっと雨が降り出した。19周目にインターの2セット目を履いて、ルイス(ハミルトン/マクラーレン)やセバスチャン(ベッテル/レッドブル)、フェリペ(マッサ/フェラーリ)といったトップドライバーたちと数周にわたって戦うことができたけど、タイヤのグレイニングが出ちゃってもう一度ピットに戻らなければいけなくなったんだ。この最後のストップで2つ3つポジションを落とし、順位も13番手まで後退してしまった。マイケル(シューマッハ/メルセデスGP)に対しても1秒以内のところに近づけたけど、追い抜くには残り周回数が足りなかった。でも、そういうものだし、こういうタイプのレースで勝てることもあれば自分の思い通りにいかないことだってある」

ビタントニオ・リウッツィ(リタイア)

「寒くて雨のコンディションだったから、フォーメーションラップでブレーキを温められずにレースがスタートしてしまい、4コーナーに入るところでブレーキングしたらリアが完全にロックして、マシンのコントロールを失ってコースオフ。がっかりだよ。本当にいいスタートだったし、1コーナーの時点で3つもポジションを上げられていたんだ。このコンディションの感じだと本当におもしろいレースになるはずだったのに。でも、しょうがないことだし、今回は僕たちの思うようにはいかなかったけど、この先のレースに向けてプッシュし続けるつもりだ」

ビジェイ・マルヤ

「入賞が途切れて残念だし、こういったコンディションを生かせなくてガッカリしているが、こういったタイプのコンディションでは時々あることだ。やや運任せになるからね。この週末からはポジティブな面も得られている。エイドリアン(スーティル)は今回もウエットコンディションでの勇姿を発揮してくれたし、われわれがれっきとした上位10台の一員であることを証明してくれた。ルノーが大きくアドバンテージを広げたので、やらなければならない仕事がいくつかあるが、パイプラインには開発パーツがあるし、シーズンはまだ先が長い。スペインでは強さを取り戻していると確信している」

【トロ・ロッソ】

セバスチャン・ブエミ(リタイア)

「金曜日に走れなかったことが第一の問題だった。それによって予選がうまくいかなかったし、後方からのスタートを強いられれば、今日みたいなタイプのアクシデントに遭う可能性は高まるんだ。今回のクラッシュについてはだれも責めたくないけど、リウッツィ(ビタントニオ・リウッツィ/フォース・インディア)がマシンコントロールを失い、僕に突っ込んできたということなんだ。難しい週末だったし、これからはバルセロナのために作業する必要がある。それから、もう少しツキが欲しいね」

ハイメ・アルグエルスアリ(13位)

「今日はポイント獲得を狙ったけど、ヒスパニア(HRT)を周回遅れにするときにミスしてしまった。彼は僕よりも遅くて青旗が振られていたんだけど、フラフラ走っていたんだ。右側からパスしようとしたんだけど、彼が僕のほうに来てしまったからウイングが当たってしまった。誰よりも早くインターミディエイトに履き替えようとしたんだけど、最終的にはもう1セット履かなければならなかった。このクレイジーなレースでできることをやったよ。スリックタイヤを履いた時はすごく速かったし、スーティル(エイドリアン・スーティル/フォース・インディア)を含め、いくつかオーバーテイクができた。だけど結果には落胆している。これからバルセロナで行われる僕の母国レースに向かうけど、再びポイント獲得に挑戦したい」

フランツ・トスト(チーム代表)

「セバスチャンはいいスタートを切ったものの、ブレーキングでスピンを喫したリウッツィに当てられてしまった。彼が起こしたわけではないアクシデントでレースを失うのは、これが今シーズン2回目のことだ。金曜日に走れなかった分をカバーし、全体的に見て今週の彼はよかった。すぐにいい結果を得られるはずだ。ハイメも、変化するコンディションを乗り切るのは楽ではなかったろうが、いいレースを戦った。彼は予定外のピットストップを2回強いられたが、そのうちの1回はおそらくコバヤシ(小林可夢偉/BMWザウバー)と接触した際、フロントウイングを破損してしまったと考えたために行ったものだ。しかし彼がピットに入ってきたときにチェックした結果、ダメージはなかったので変更はしなかった。2回目のものはバックマーカーを処理する際に接触してしまい、フロントウイングを失ったためだ。再びポイントを獲得することができていたはずと考えている。われわれのパフォーマンスはよかったし、チームも午後の複雑なコンディションによく対応してくれた。スペインが楽しみだ」

【ロータス】

ヤルノ・トゥルーリ(リタイア)

「スタートからタフな1日になってしまったけど、今週末はトラブルもなくて数周はプッシュすることができていたから、残念だよ。コンディションは最悪ってほどでもなくて、楽しむことができた。だけどハイドロリックのトラブルがあり、18周目にガレージにマシンを収めなければならなかったんだ。チームはいい仕事をしてくれて再びコースに戻れたけど、再び問題が発生してリタイアとなってしまった。スペインに行くまでにいくらか時間があるから新しいアップグレードの作業ができる。バルセロナに行ったときにどうなるか見てみよう」

ヘイキ・コバライネン(14位)

「最初の4戦を締めくくるうえでは素晴らしい結果だ。今日は難しいコンディションの中で正しい戦略を実行できた。ペースもよくて再び新チームの先頭に立てたけど、今回はウィリアムズといいバトルができた。序盤にドライタイヤでコースにとどまるという判断は僕とチームが一緒に決めたものだ。ピットに入るほどには路面が濡れていなかったし、レースが始まってすぐに雨が収まったのがわかったから、コースに残るというプランに賛成した。ウエットタイヤを履いたライバルたちは明らかに苦しんでいたから、うまくいったってことだね。今回のようにいつもうまくはいかないかもしれないけど、今日は僕らが正しい判断ができるいいチームだってことを証明できた。ロータス・レーシングのみんなとファンに対して本当にうれしく思っているよ」

マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「満足しているが、ヤルノのことは残念に思う。彼はたくさんの不運に見舞われたのだ。われわれのすべての不運が彼のマシンに発生しているようだから、彼には謝罪したいが、ヘイキにとっては最高のレースになった。われわれはすべての判断を適切に行うことができ、常に正しいタイヤ選択ができたから、チーム全体を祝福したい。われわれのレースペースが、特に終盤のウエットコンディションにおいてとてもよかったことにも満足している。ここまでの4レースはタフだったが、目標を達成することはできた。これからバルセロナに向かうが、アップデートが前進するためにどのぐらいの助けになってくれるか見てみよう」

【HRT】

カルン・チャンドック(17位)

「バーレーンGPで難しいデビューを果たした僕たちにとって今日の雨は簡単なものじゃなかったけど、再び完走できたことにすごく満足している。ハイドロリック系パーツの変更をしたことでピットレーンスタートを余儀なくされたんだ。この変更によってマシンはレースの最後まできちんと機能してくれたよ。フロントのグリップが足りなかったから難しかったし、対応に苦しんだ。雨のせいで何度もコースオフしたけど、フィニッシュできたんだ。チームとしては、再び2台が完走できたことに励まされるね。チームに最大限感謝するよ。今日のレースで完走するのはすごく難しかったけど、達成できたからハッピーさ」

ブルーノ・セナ(16位)

「再び完走できてすごく満足している。今日みたいなウエットコンディションで走った経験がないから、マシンをドライブするのは少し難しかった。空が低かったし、少し暗かったね。こういったコンディションの中では、僕がつけていたヘルメットバイザーは少し暗すぎたよ。ウエット路面でのレースを楽しめたけどね。再び素晴らしい仕事をして2台を完走に導いてくれたチームに満足している」

コリン・コレス(チーム代表)

「4レース目にして2回目の2台完走を果たし、いい1日となった。カルン・チャンドックとブルーノ・セナはオーストラリアGP以来となるウエットレースを戦ったが、われわれは再び2台がレースを完走するという目的を達成し、このサーキットにおいてさまざまなデータを収集できたので、これをヨーロッパラウンドに生かせるだろう。チームを祝福したい。(次のレースまで)3週間空くが、チームの母国グランプリであるバルセロナのレースに向け、より開発を進めなければならない」

【BMWザウバー】

ペドロ・デ・ラ・ロサ(リタイア)

「当然ながら、深く落胆している。僕らは正しいタイヤ選択ができていたんだ。スタートはスリックタイヤを履き、小雨の中でピットに入らずコースにとどまることにした。オーバーテイクを楽しんだし、4番手に上がることができたよ。そういった状況になった場合、完走することが絶対に必要なんだ。今日は素晴らしいチャンスを失ってしまったよ。実際、何が起きたのかわかっていない。エンジンに何か問題があったと感じ、ターン9でマシンを止めたんだ」

小林可夢偉(リタイア)

「残念です。今日の路面状況は難しかったので、上位グリッドからのスタートではなくてもチャンスが広がっていました。今日はポイントを獲れたはずです。スタートはよかったんですが、いくつかのコーナーを過ぎた後でビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)のマシンが突っ込んできて、終わってしまいました」

ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)

「見る分にはとてもエキサイティングなレースだっただろうが、われわれにとってはフラストレーションがたまるものになった。可夢偉は後方で起きたアクシデントの犠牲になって不運だった。コースを横切って飛んできたマシンにぶつけられたのだからね。これは彼のミスではない。ペドロは素晴らしい戦いをして、タイヤについても最高の判断をしてくれたので、チームもそれに従ったのだ。ライバルたちが雨用のタイヤに交換する中、ドライのオプションタイヤ(ソフトタイヤ)でコースにとどまる判断をしたが、これは彼にとってもチームにとってもいい選択だった。最終的に4番手まで浮上した彼は力強かったし、ヴィタリー・ペトロフ(ルノー)と争ってラップタイムもよかった。残念ながら、彼にはトラブルが発生してしまったのだが。エンジンに関係するものだが、エンジン自体なのかシャシーに関係があるのかという詳細はまだ分からない。マシンが戻ってきてから、分析する必要があるだろう。今日はポイント獲得のチャンスがあったが、残念ながら実現しなかった」

【ヴァージン】

ティモ・グロック(リタイア)

「僕とチームにとって非常に厳しい一日だった。グリッドに着くまではすべて順調だったんだ。いきなりのトラブルで、スタートすらできず、どうしようもなかった。レースは素晴らしい展開で――できることなら参加したかったよ。すべてがうまくいかないこんなときは、このいら立ちを何か有効なことに生かすしかない。みんな何が起きたのか究明したがっているし、解決しようと意欲的だ。そうすることによって、ヨーロッパラウンドではもっといいスタートが切れるはずだ」

ルーカス・ディ・グラッシ(リタイア)

「決して素晴らしい週末の終わり方じゃないし、金土といい走行ができていたのに、すごく残念だよ。問題解決のためにみんな頑張ってくれることは分かっている。そして、マレーシアで見せたようなパフォーマンスを取り戻したい。僕たちには、新チームの中でベストになれる力があるはずなんだ」

ニック・ワース(テクニカルディレクター)

「今朝、パルクフェルメで保管されたマシンの作業を始めると、ルーカスのマシンのクラッチが正しく機能していないことが判明した。レース前にクラッチを交換したが、それでも正しく作動せず、ルーカスはピットを往復することになったが、最終的にはリタイアさせるしかなかった。ティモのマシンはグリッド上でエンジンバルブのエアプレッシャーが落ち、ガレージに戻さねばならなかった。空気を補充しようとしたが、システムから相当量のエアが漏れていることが分かり、すぐにはアクセスできない場所だったため、彼もまたリタイアするしかなかった。全般的に非常に期待外れの一日だったが、問題に取り組み、バルセロナでは復活したい」

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