
ケータハムの資産がチームの管財人によって売りに出され、2015年のグリッド復帰というわずかな望みが絶たれることになりそうだ。
管財人の『Smith & Williamson(スミス&ウィリアムソン)』がチームの2014年マシンを含む重要機材をオークションに出した。開始は3月11日(水)、メルボルンの開幕戦の4日前だ。彼らの元ライバル、マルシャが破産の危機を乗り越え、オーストラリアに向けて管財人の手を離れるというニュースが飛び込んだ翌日のことだ。
オークションを主催するのは『Wyles Hardy & Co』http://www.wyleshardy.com/caterhamf1/(リンク先は英語)で、ピットレーンの機材、レースシミュレーター、ホスピタリティ用のトレーラーなどがサイトのリストに並んでいる。オークションが予定されているからといって、必ずしも復活が不可能になったということではない。マルシャも一度は資産売却のオークションをキャンセルしているからだ。しかし、これはチームを救うための希望が放棄されたということを意味する。
ケータハムは10月に破産を申し立て、USとブラジルのレースを欠席した。しかし、クラウドファンディングという手法でファンから資金を集め、最終戦のアブダビGP復帰を果たした。
こうした手法は買い手を引きつけるための最善の方法と考えられたが、そうではなかったようだ。管財人のフィンバー・オコンネルは先月にも救済に自信を示したばかりだった。チームは2010年にF1に参戦したが、結局1ポイントも獲得することができなかった。
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