カナダGP

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コックピットからの景色 - 2011年カナダGP

Vitantonio Liuzzi / Jim 2011年6月19日

ESPNF1のコラムニストであるビタントニオ・リウッツィ(HRT)が2011年シーズン第7戦カナダGPを振り返ってくれました。ESPNF1独占でお届けします!

レーススタートに備えるリウッツィ © Sutton Images
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【ビタントニオ・リウッツィ 2011年6月14日】

僕たちにとってはシーズンのいいタイミングで残せた結果だから本当に満足しているし、チームに関わる全員が喜んでいる。僕たちはこれまでのレースでこういう結果を達成するために必死で取り組んできたから、自分たちの成し遂げたことは誇りに思うべきだし、僕自身、再び戦いに戻れたことは清々しい気分なんだ。

日曜日の朝に雨が降っているのを見たときから自分たちのチャンスについてはいい感触があって、レースが始まって雨が激しくなってきたときにはどんどん気分が良くなっていった。だって、いろいろと予測不能になることは分かっていたからね。

チームの皆が本当にうまくやってくれた。ピットストップのクルー、メカニック、エンジニア。全員が適切なタイミングで適切な判断をしている。力を合わせて取り組んだ。それがいい結果のカギになったと思う。

もちろん、結果の70%はコンディションによるもの。ドライコンディションなら13位なんて本当に難しい目標だから。現代F1ではすべてのマシンが信頼性に優れているから、小規模チームとしていい結果を残すことは難しいけれど、カナダは逃すことのできないチャンスだったと言えると思うし、100%そのチャンスを生かすつもりだった。

それに、マシンのアップデートに関しても大幅な前進を遂げられたんだ。ヒスパニア(HRT)が改善するために必死にプッシュしていることを示せたと思うし、今は明らかにヴァージンと戦っている。ドライコンディションの予選で彼らを上回ったし、今後、パフォーマンスを改善できるとポジティブに考えている。ロータス相手になるとまだ仕事はたくさん残っているし、まだ道のりは長いから、彼らを打ち負かせるようになると言うのは難しいけど、それでもそこが目標だ。カラバンテ家(チームオーナー)、チーム代表のコリン・コレス、チームの皆が本気でプッシュしているし、この目標に熱心に取り組んでいるから、このチームにいられることを誇りに思う。

カナダスペックのリアウイングを搭載したHRT © Sutton Images
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僕たちがモントリオールスペックのパッケージ、低ドラッグのリアウイングを用意したと聞いて驚いた人がいるかもしれない。これまでのシーズンでは小規模チームがこういう対応をするとは予想できなかっただろうけど、これで僕たちの熱心さがさらに証明されたと思う。僕たちにとってはエキゾーストブロウイングシステムもかなり重要だった。きちんと機能して優れたアドバンテージをもたらしてくれたことには本当に満足している。こういうものを初めてマシンに搭載するときは完ぺきに機能することは絶対にないんだけど、このシステムを少しよく理解できたからラップタイムがもっと良くなると予想できるし、とてもポジティブに考えている。

もちろん、シルバーストーンでこれらのシステムが禁止される可能性は無視できない。でも、皆が同じ船に乗っているし、もし禁止されれば別のやり方でダウンフォースを改善できるような方法を見いだす必要がある。誰にとっても同じさ。他のチームより大きな影響を受けるところもあるけど、ルールはルール。彼らがどう決断するのか、どうなるかはそのうち分かる。僕たちは他の部分の開発にも取り組んでいて、他にもアップデートを投入する予定があるから、禁止されたとしても心配はない。

この先は僕たちのマシンが機能するコースもあればそうじゃないところもある。それはコースのスタイルに関係するところが大きい。でも、これからの僕たちは毎レースにパーツを持ち込む。バレンシアにはわずかなアップデートを施し、シルバーストーンに向けてもいろいろと取り組んでいる。もちろんモンツァには例えばドラッグを少なくする仕様のパッケージとかね。すべてのレースで少しずつ成長できるはずだし、これこそチームのモチベーションや今後に向けて本当に大事なことなんだ。

昨年に比べると、チームはかなり多くの力を注いでいると思うし、僕たちが単なるバックマーカーのチームじゃなく、改善しようとしているチームだということを証明するために本当に一生懸命がんばっている。世界中の人にそれを理解してもらうことが大事。それがスポンサーに影響を及ぼすから、それによって発展し続けられるしね。モントリオールの結果は長い道のりの最初の一歩に過ぎない。

今後はさらなる好成績を収めたいと願うリウッツィ © Sutton Images
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カナダGP週末に皆が注目していた話題のひとつは2カ所のDRSゾーンだ。僕はいいアイデアだと思うし、モントリオールのロングストレートは大きなアドバンテージになる。路面がドライのときにしか使えなかったけど、うまく機能したことはいいニュースだった。たくさんのオーバーテイクが見られたし、(DRSを使うことで)ギャップを縮められる。それでもオーバーテイクはまだ難しいんだ。レーシングラインを外れるとダンプ路面を走らなきゃいけないから、新たな困難に直面する。僕は皆がうまく対応していたと思うし、グランプリにとってもポジティブなことだったと思っている。

来週末のバレンシアでもDRSゾーンが2カ所設定されるから、オーバーテイクのチャンス増加に役立つと思う。バレンシアはよく行列レースになると非難されるサーキットだけど、今年はモナコでもオーバーテイクがあったから、バレンシアはそれ以上に追い抜きが見られるんじゃないかな。

僕たちの目標は予選でヴァージンを上回る速さを確立し、ロータスとのギャップを縮めること。チームにとってはホームレースだから、素晴らしい気持ちで挑めるし、観客の情熱を感じられるに違いない。スペインでは皆が僕たちを心から応援してくれるからうれしいね。彼らが誇りに思えるようなレースにできるようがんばる。

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Tonio Liuzzi gives his views at the end of every grand prix weekend

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Tonio Liuzzi gives his views at the end of every grand prix weekend Tonio Liuzzi has raced in Formula One since 2005, driving for Red Bull, Toro Rosso and Force India before landing his latest seat at HRT for 2011. He has been an ESPNF1 columnist since 2010, giving a driver's insight into every race weekend