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最速はベッテル、代役デ・ラ・ロサがクラッシュ

M.S.
2011年6月11日
セッション終盤にタイム更新したベッテル © Getty Images
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カナダが生んだ名ドライバー、ジル・ビルヌーブの名を冠したサーキットで開催中の2011年FIA F1世界選手権第7戦カナダGPが2日目を迎え、11日(土)日本時間23時から土曜フリー走行が実施された。

初日の金曜日にはクラッシュによる赤旗中断が相次ぎ、ニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)がトップに立った前半のフリー走行ではポイントリーダーで昨年の王者でもあるレッドブルのセバスチャン・ベッテルが最終シケインにある"チャンピオンの壁"の新たな犠牲者となった。マシンに大きな損傷を負ったベッテルだったが、現地午後のセッションでは2番手タイムをマークしている。

金曜フリー走行2回目でベッテルを抑えて1分15秒107の初日トップタイムをマークしたのはフェラーリのフェルナンド・アロンソ。このセッションでもフォース・インディアのエイドリアン・スーティルが黄旗の原因となるクラッシュを喫し、ザウバーの小林可夢偉とヴァージンのジェローム・ダンブロジオのアクシデントでは2度に渡って赤旗が掲示された。

前戦モナコGPの予選で大クラッシュに見舞われたザウバーのセルジオ・ペレスはFIAの医師団による検査を経てカナダGP金曜フリー走行1回目に参加したものの、体調不良を感じたことから悔しさをにじませながらも以降のセッションは断念することに。代わって昨年の中盤まで可夢偉のチームメイトを務めたペドロ・デ・ラ・ロサがザウバーのステアリングを握る。

予選を控えた土曜日のモントリオールの天候は曇り、気温22度、路面温度26度。ピットレーンオープンと同時にティモ・グロックとダンブロジオのヴァージンコンビを筆頭として各車がコースへと入っていった。

順次インストレーションラップを終えて戻って行くドライバーらを横目にこのセッション最初のタイムを刻んだのはロズベルグで、数周のうちに1分15秒台に乗せてコースを後にした。チームメイトのシューマッハや可夢偉が続いてタイム計測を開始する。

上位勢で次に動いたのはマクラーレンのジェンソン・バトン。開始から20分でロズベルグに次ぐ2番手につけ、次いでルノーのヴィタリー・ペトロフとニック・ハイドフェルドを挟んで可夢偉が暫定5番手に入っている。

その後、レッドブルやフェラーリ勢も始動し、タイムシートのオーダーは大きく変化する。まずはバトンが1分15秒の壁を破ってトップに浮上するも、ロズベルグとベッテルが立て続けに1分14秒台前半を刻んでバトンの記録を塗り替えた。

ソフト側のスーパーソフトコンパウンドを履いたロズベルグは1分13秒台をたたき出して再びタイムシートの頂点へ。60分のセッションが折り返し地点を迎えたところでロズベルグ、ベッテル、アロンソ、マッサ、バトン、ハミルトンが上位に名を連ねた。23名がタイムを残した一方、レッドブルのマーク・ウェバーは一度もコースに姿を見せていない。

中盤以降はオプションタイヤに履き替えるマシンが増え始め、アロンソがロズベルグと同タイムでトップに並ぶ。続く周回でさらにペースを上げたアロンソはロズベルグに0.2秒差をつけて最速タイムを更新した。マッサも2人からわずかな差の3番手に浮上し、1分13秒台を記録したドライバーが3人に増える。ウェバーはKERSのトラブルに見舞われたらしく、残り時間が10分を切っても走行準備が整わない。

ラスト5分を切って、ウェバーを除く全車がコースに入り、オプションタイヤでの最後の走行に励んだ。シューマッハが5番手に浮上するも、バトンとハミルトンのマクラーレン勢が自己ベストを更新したために7番手に後退。一方、ベッテルはアロンソのタイムを0.3秒更新してトップに躍り出た。

大きなトラブルなくセッションが終わろうとしたとき、チェッカーフラッグ直前になってアクシデントに見舞われたのは代役としてこの週末に臨んでいるデ・ラ・ロサ。前日にチームメイトの可夢偉がクラッシュしたのと同じターン4でリアのコントロールを失い、ウオールに接触してマシンを止めている。クラッシュは激しかったものの、デ・ラ・ロサにケガはない様子だった。

そのまま予選前最後のフリー走行は終了し、1分13秒381を刻んだベッテルがこのセッションのトップに。2番手アロンソからロズベルグ、マッサまでの4人が1分13秒台のタイムを残し、5番手バトンもトップから1秒以内のところにつけている。可夢偉は15番手だった。

カナダGP予選はこのあと12日(日)日本時間深夜2時からスタート予定。お楽しみに!

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