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フェラーリの再調査要請は棄却

Jim
2019年6月22日 « リカルド、マシンの感触に手応え | マシンのポテンシャルはあるとペレス »
© Charles Coates/Getty Images
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カナダGPでセバスチャン・ベッテルの勝利を奪うに至った賛否両論のペナルティに対し、再調査を求めたフェラーリの要請が棄却され、ルイス・ハミルトンの優勝が確定した。

モントリオールで開催された前戦はベッテルが先頭でチェッカーフラッグを受けるも、レース終盤の48周目に発生したインシデントにより5秒ペナルティを科せられたため、直後にゴールしたハミルトンが勝利を手にしていた。ベッテルとハミルトンが接近戦を繰り広げていた際、コースを飛び出したベッテルがハミルトンの目前でコース復帰し、ギリギリのところで接触を免れたこのインシデントはベッテルの危険行為と見なされて処分が下されている。

フェラーリはインシデントを再調査するに足る「確かな」新証拠を提示したと強調するも、フランスGP週末を迎えた21日(金)、後半のフリー走行終了からほどなくして発行された声明で、フランスに招集されていたカナダGPスチュワードは「重大あるいは新たなエレメント」は確認できなかったと説明。

ヒアリングに先だって、フェラーリのスポーティングディレクターを務めるローレン・メキースは「セバスチャンがいかなるレギュレーション違反も犯していないことを確認するにあたり、この証拠がかなり確かなものだと考えている」と語っていた。

その証拠は以下の通り。

(i)マシンの態勢経路を含むベッテル車のテレメトリーデータ分析

(ii)カメラ視野(フロントビュー、トップビュー、ベッテルとハミルトンのオンボードカメラ)の映像分析

(iii)レース後、『Sky Sports(スカイスポーツ)』でカルン・チャンドックが行った映像分析

(iv)レース後に『F1 Limited』が公開したベッテルのフェイスカメラ映像

(v)レース後の映像と画像

(vi)当該ラップとそれ以前の周回におけるハミルトンおよびベッテルのGPSレーシングラインデータに関する分析

(vii)ベッテルの証言

スチュワードはいずれのエレメントも新しいもの、関連性のあるもの、重大なものではないと判断した。それぞれの要素に関して、スチュワードは声明の中で次のように説明している。

「(i)、(ii)、(v)、(vi)、(vii)はコンペティション終了までに入手できていた」

「(iii)は新しいものの、第三者による個人的な見解のため、重大でなく関連性もない」

「(iv)は新しいものの、このビデオ映像に含まれる証拠は他の入手可能な映像でも確認できるため、重大でなく関連性もない」

これにより、カナダGP公式結果はハミルトンが優勝、ベッテルが2位のまま変わらないことが決まった。

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