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ペナルティは妥当、とロズベルグ

Jim
2019年6月10日 « ベッテルのペナルティをルクレールに伝え忘れたフェラーリ | マグヌッセンの不満と謝罪 »
© Charles Coates/Getty Images
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元F1世界王者のニコ・ロズベルグはカナダGPでセバスチャン・ベッテルの優勝を阻む結果となった物議を醸すペナルティについて、完全に理にかなったものとの考えを主張した。

レース終盤の48周目、ルイス・ハミルトン(メルセデス)と接近戦を繰り広げていたベッテルはターン3でフェラーリマシンのコントロールを失って芝生に乗り上げた後、ふらつきながらコースの狭い場所で合流したところ、ベッテルがコースオフするまで真後ろに陣取りながらエイペックスを通過してきたハミルトンと遭遇。インサイドにできた隙間をぬって追い抜こうとしていたハミルトンはコース復帰してきたベッテルを避けるために回避行動を取らなければならず、フェラーリマシンとウオールの間に挟まれてしまった。幸い、クラッシュすることはなかったものの、ベッテルはこの一件で5秒のタイムペナルティを科せられている。

ベッテルはその後、トップの位置をキープしたままゴールしたが、即座に適用されたペナルティの結果、1秒強のギャップでフィニッシュしたハミルトンに優勝がわたり、ベッテルは2位に甘んじた。

ベッテルに対するペナルティの裁定は多くのファンや元ドライバーたちに酷評され、ベッテル本人はスチュワードが「盲人」だと怒り狂い、フェラーリから勝利を奪ったと強調した。

しかしながら、誰もが同意しているわけではない。2016年にハミルトンのチームメイトとしてタイトルを勝ち取ったロズベルグは、カナダGP終了後に自らの『YouTube(ユーチューブ)』チャンネルでベッテルは不満を言うべきでなかったと主張している。

「ベッテルは"タイヤが汚れていたんだ、コントロールが効かなかった、どこに行けばいいっていうの・・・マシンをコントロールするのに苦戦していてルイスが見えなかった"と叫んでいたけど、うん、まあヨシとしよう。でも、ルイスはあそこにいたんだ。ルールはコースを飛び出したら安全に合流しなければならないと定めている」

「つまり、ベッテルは完全に飛び出してしまったのだし、僕はもっと簡単にもう少しスペースをあけられたんじゃないかと思う。特に少し後の段階ならね。ルイスがブレーキングを始めたときとか。簡単にスペースを残せたと思うけど、彼はそうしなかった」

「右へ右へと突き進んで、ルイスにほとんどスペースを残していない。だからルイスは危険な状態だと見たのさ。ベッテルがどんどんやって来るんだから。だから(ルイスは)下がらないといけなくなった」

「僕は何度も何度もリプレーを見た。ルイスがあそこにい続けたらウオールにぶつかっていただろう。だってあの直後もベッテルはどんどん詰め続けていたから、ものすごくタイトだったし、ルイスはベッテルかウオールにぶつかっていたはずだ」

「つまりは残念だけど、あれが危険なコース復帰だったことはものすごく明らかだ。それがルール。安全に合流しないといけないし、その通りだと思う。今回の場合、ペナルティが妥当だ」

また、ロズベルグは1982年に世界王者に輝いた父ケケとも、ベッテルがコース復帰の際にマシンのコントロールを失っていたと主張する今回のインシデントについて話したという。

「父は、"60/40だな。ペナルティが60、なしが40だ"と言ってきた。僕は"なんで、なしが40なの?"と聞いたんだ。そしたら、"単にコントロールを失っていたわけだし、芝生から抜け出すところでタイヤが汚れていたのだから、あれ以上うまくやれることはなかった"って」

「でも僕は、"そうだね、それは分かっている。でもだから何? それでも安全に合流する必要はあるし、コントロールを失っているのなら安全に合流していないよね"と伝えた」

「つまりはそういうこと。ペナルティがふさわしい。"だってコントロールが効かなかったし、タイヤが汚れていたし、ルイスが見えなかったんだ"なんて正当な言い訳にならない。残念だけど、根拠のある言い訳じゃない。だから、ペナルティは完全に妥当だ。間違いなく絶対に相応のペナルティだった」

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