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メルセデスが1-2発進もボッタスにトラブル?

Jim
2019年6月8日
© Dan Mullan/Getty Images
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ヨーロッパから北米大陸に移動したF1サーカスは7日(金)、2019年FIA F1世界選手権第7戦カナダGP金曜フリー走行1回目のセッションに臨み、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムを記録した。

ケベック州モントリオールにあるジル・ビルヌーブ・サーキットにはピレリのC3からC5のコンパウンドが用意されており、前戦モナコGPと同じく最も柔らかい組み合わせだ。

ウィリアムズはロバート・クビサに代えて今回のセッションに限り、ニコラス・ラティフィを起用し、グランプリ週末の走行機会を与えている。

快晴に恵まれた初日は気温18度、路面温度28度、湿度55.7%のドライコンディションで初回セッションが開始されると、マクラーレンのカルロス・サインツを先頭に各車がインストレーションラップに向かった。相棒のランド・ノリスが早々にタイム計測に入り、1分23秒598を刻むも3周を走っただけでピットに引き上げている。2周のインストレーションラップを走るマシンは複数あったが、ノリス以外にタイムを残したドライバーはいない。

15台がシステムチェックを完了し、いったんピットに戻っていたサインツが再度コースに入ったあと、ラティフィが合流して最新のウィリアムズマシンの感触を確かめた。空力測定装置をつけていたサインツは1周を追加しただけでタイムは記録しなかったが、ミディアムタイヤを履くラティフィはそのままプログラムに取り掛かり、4周目には1分19秒台に入れている。

セッションが始まって20分ほど経過すると、ガレージで調整に励んでいた面々も合流していき、まだ一度も姿を見せていなかったレッドブルのマックス・フェルスタッペンもコースイン。すぐにスピードに乗って1分15秒台をたたき出し、タイムシート最上位に飛び込んだ。

メルセデスの2台はしばらくガレージから出てこず、ようやく始動したのは開始から28分がすぎる頃。ワークスチームはもちろん、カスタマーチームもすべてアップグレード型エンジンを投入したモントリオールで、ソフトタイヤを試したメルセデス勢が早々に速さを発揮し、ボッタスが1分14秒160を刻んでトップに立つ。さらに、ボッタスが1分13秒495にペースアップすると、ハミルトンも同タイムをマークして2番手につけたが、走るたびにタイムを削っていくボッタスは次のクイックラップで1分13秒229を刻んでいる。

ピレリに1セットのタイヤ返却が義務付けられている序盤40分の走行が終了した時点でトップタイムは1分13秒001、記録したのはボッタスだ。ハミルトンが0.147秒差で2番手に続き、3番手にはフェルスタッペンが食い込んでいるが、メルセデスには1.3秒以上引き離されている。

セッション後半に入って最初に動き出したのはレッドブルのピエール・ガスリー。システムチェックは早かったものの、ガレージでの待機が長かった序盤は8周の走行にとどまっており、ガスリーのベストタイムはチームメイトに1.9秒以上遅く、ポジションも16番手だった。新しいミディアムタイヤを履いたガスリーは自己ベストを更新するも1分15秒台にとどまり、フェルスタッペンとのギャップも0.9秒弱あった。

残り30分を切ろうかというタイミングでアルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィが縁石に乗ったはずみでスピンを喫し、ターン9のウオールにリアをぶつけてしまう。パンクチャーを抱えて身動きが取れなくなったことから、一時、バーチャルセーフティカーが発令されたが、マシンの撤去とともに解除されている。

メディアムタイヤの評価に励んでいたボッタスがエンジントラブルの可能性を訴えたのは終了間際のこと。燃料圧を失っているようだと報告したボッタスはペースダウン、あるいは意図的にペースを落としてピットに急いだ。少なくとも走行可能な状態ではあったが、アップグレードして新たに投入したエンジンに不具合があるとすればメルセデスにとって大きな痛手になりかねない。

90分のセッションを終えてトップタイムはハミルトンがマークした1分12秒767。ボッタスが0.147秒差で2番手に続き、トラブルに見舞われたとはいえ25周を走り込んでいる。3番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールが入り、フェルスタッペンをはさんでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が5番手だが、ハミルトンに1.138秒のリードを築かれている。

もう1台のレッドブルを駆るガスリーは13番手にとどまり、トロ・ロッソのアレキサンダー・アルボンが16番手、ダニール・クビアトは18番手だった。

カナダGP金曜フリー走行2回目は日本時間8日(土)3時にスタートする予定だ。

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