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「カンポスを立て直す」と意気込むコレス

Kay Tanaka
2010年2月23日 « バトン「シューマッハが勝てたのはマシンのおかげ」 | デビッドソン、今年もル・マン参戦へ »
カンポスのチーム代表に就任したコレス © Sutton Images
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カンポスの新しいチーム代表に就任したコリン・コレスは、開幕戦バーレーンGPのグリッドに2台のマシンを並べることに自信を持っているようだ。しかし、初めてカンポスの本拠地を訪れた際、F1チームとして必要最小限の設備しか確認できなかったことを認めてもいる。

19日(金)にカンポス会長のホセ・マリア・カラバンテは、エイドリアン・カンポスが所有していたチーム株式を買収し、チームの新しいオーナーになったことを発表。2010年から新しくF1に参戦するカンポスだが、この数か月間はチームの動きがほとんど明らかになっておらず、今回の買収劇によってようやくデビューに向けて動き出すことになりそうだ。コレスは抱えている仕事の大きさについて熟知していないようだが、成功を収められると信じているという。

「われわれはバーレーンに2台のマシンを持っていくだろう」とジャーナリストのアダム・クーパーに対してWebサイト『adamcooperf1.com』上で語るコレスは、「その方法については知らないし気にしていないが、グリッドに2台のマシンを並べることはできるだろう。これを成功できたとしたら、素晴らしい業績の1つとして考えられるはずだ。このチームは何も所有していないのだ。中には何もないファクトリーを1つ持っているだけだからね」とコメントし、こう付け加えた。

「この2週間の間、私は1日に2時間しか寝ておらず、最も重要な時を過ごしてきた。どんどんプッシュするし、もう無理になるまであきらめないよ。チームをグリッドに並べることを成し遂げたいし、1年間を何とか戦ってチームを安定させ、築いていきたい」

「私の役割は混乱を鎮めることだ。このチームにあるのは混乱だけで、基本的には何もない。ある部署はソフトウエア部門だけで、実際にF1マシンを見たことがない8人のスタッフがシミュレーションプログラムを行っているだけだ。それから、F1経験があるエンジニアたちが2、3人いるだけだろうか。実際はこのようにクレイジーなものさ」

コレスは2005年から2008年まで、ジョーダン、MF1(ミッドランド)、スパイカー、フォース・インディアと名称を変えた1つのチームのマネージングディレクター兼チーム代表を務めた経験がある。そのため、ダラーラ製シャシーとコスワースエンジン、そしてXトラックがプロデュースしたギアボックスから成るF1マシンと共に、カンポスを前進させることに自信があるようだ。

「2週間でチームを立て直すのは簡単ではないため、時間はほとんどないと言えるだろう。それが可能なただ1つの理由は、私がインフラを持っているからだ。例えば、以前にBMWでチーフエンジニアとして働いていたマイク・クラックのような人物と共に働けているし、ジェフ・ウィリス(ウィリアムズ、Honda、レッドブルでマシンデザイナーを経験)も今のところはわれわれのコンサルタント的な職に就いてくれている。彼と共に何ができるか期待しているよ」

「私は大きなネットワークを持っているが、メカニックやエンジニアたちの件を含め、これは小さな問題だ。こういった問題はすでに解決できているが、ほかにも問題はある。コスワース、ダラーラ、Xトラック、その他のサプライヤーたちと合意に至らなければならないし、ドライバーやバーニー(エクレストン/F1最高責任者)とも話し合いを行わなければ。"レースの障害"を取り除く必要があるのだ」

これまでの報道によれば昨年末にカンポスと契約を締結したブルーノ・セナはチームに残留するため、あとはセカンドドライバーを迎えるだけのようだ。うわさでは、すでにUSF1と契約しているホセ・マリア・ロペスが個人スポンサーと共に加入するかもしれない。USF1の主要投資家であり『You Tube』創始者のチャド・ハーリーが、カンポスに投資を行うという情報がある。こういったうわさについてコレスは説明を避けたが、今後アメリカとの関連があるというヒントを提示してくれた。

「おそらく、アメリカのフレーバーが加わることだろう。アメリカとスペインが混ざるはずだ」

またコレスは、FIA(国際自動車連盟)とFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)の許可を得ることができれば、チーム名をカンポスから変更する可能性も示唆している。

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