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レッドブルの1-2で終わった2011年

Kay Tanaka
2011年11月28日 « 2011年第19戦ドライバーコメント決勝 | ピックがマルシャからF1デビュー! »

ベッテルにトラブルが発生したものの、しっかりウェバーが勝利を果たしてレッドブルが1-2フィニッシュを達成。マクラーレン勢はハミルトンに信頼性の問題が襲いかかったが、何とかバトンが表彰台フィニッシュを果たした。

ブラジルGPでコンストラクターズ選手権7位の座が決したが、結局ザウバーがさらにポイントを加算して7位を手にし、トロ・ロッソは8位となった。中団チームで最も競争力を発揮したのはフォース・インディアで、今週末はレッドブル、マクラーレン、フェラーリに次ぐ4番手と評すことができるだろう。ルノーにはわずか4ポイント届かなかったが、2012年は上位勢を脅かす存在になりそうな雰囲気だ。

【レッドブル】 セバスチャン・ベッテル(予選:ポールポジション/決勝:2位) マーク・ウェバー(予選:2番手/決勝:優勝)

ベッテルはポールポジションから無難なスタートを切って首位を走行していたが、ギアボックスにトラブルを抱えたためにショートシフトするように指示を受けた。普段よりも早めに高いギアにシフトしなければならないため、当然ながら立ち上がりの加速に影響が出る。いくらベッテルといえども、同じマシンに乗るウェバーを抑えることはできず、ポジションを譲った。ウェバーにとってはシーズン初勝利となり、最低限の面目を保ったと言える。レッドブルが1-2フィニッシュを果たしたのは今シーズン3回目と意外に少ない印象かもしれないが、2人そろって表彰台に上った回数は9回目。チームとしてブラジルGPを3連覇し、大成功のシーズンを終えた。

【マクラーレン】 ルイス・ハミルトン(予選:4番手/決勝:リタイア) ジェンソン・バトン(予選:3番手/決勝:3位)

ベッテルと同じようにギアボックストラブルを抱えてしまったハミルトンは、ベッテルとは対照的にリタイアを余儀なくされることになった。オプションで走行する周回数を増やすために3ストップ作戦を展開したが、前戦アブダビGPのウイナーはコース脇でレースを終えている。バトンはアロンソにオーバーテイクされてしまったものの、終盤の2スティントでプライムを2セット投入する戦略が功を奏し、コース上で逆転。終盤の9戦で8回目の表彰台に上り、ドライバーズ選手権2位の座を手に入れた。

【フェラーリ】 フェルナンド・アロンソ(予選:5番手/決勝:4位) フェリペ・マッサ(予選:7番手/決勝:5位)

アロンソは序盤にバトンを攻略したものの、終盤にオーバーテイクを許してしまい表彰台を逃した。やはり硬いタイヤの使いこなしに難があるマシン特性の影響だろう。マッサはシーズン最高成績が5位となり、フェラーリに所属するドライバーとしては1992年のイヴァン・カペリ以来、表彰台に上れなかった。

【メルセデスGP】 ミハエル・シューマッハ(予選:10番手/決勝:15位) ニコ・ロズベルグ(予選:6番手/決勝:7位)

シューマッハは序盤にブルーノをオーバーテイクする際に接触。DRSを活用すればもう少し楽にポジションを得ることができたと思われるが、左リアタイヤをカットして緊急ピットストップを余儀なくされ、後退した。ロズベルグはフォース・インディア勢と争ったが、スーティルに攻略されて予選順位よりも遅れてゴールしている。

【ルノー】 ブルーノ・セナ(予選:9番手/決勝:17位) ヴィタリー・ペトロフ(予選:15番手/決勝:10位)

ブルーノは母国レースでQ3進出を果たすも、シューマッハと接触。この件でペナルティが与えられたため、大きく順位を落としてのゴールとなった。ペトロフは粘り強いレース運びで着実にポジションを上げ、1ポイントを拾っている。

【ウィリアムズ】 ルーベンス・バリチェロ(予選:12番手/決勝:14位) パストール・マルドナド(予選:18番手/決勝:リタイア)

母国レースを迎えたバリチェロは予選12番手と健闘し、決勝でも14位でゴール。一方のマルドナドはマシンバランスに悩み、コースオフを喫してリタイアとなった。ウィリアムズにとっては7戦連続ノーポイントとなってしまったが、これはウィリアムズ史上最悪のシーズンと言われた2006年の10戦連続に続く悪しき記録。当時よりも配点が多いポイントシステムになったものの、少ない獲得ポイントでシーズンを終えてしまった。ルノーエンジンとマイク・コフランを獲得して挑む2012年の戦いがこの名門チームの存続を占うと言っても決して過言ではないだろう。

【フォース・インディア】 エイドリアン・スーティル(予選:8番手/決勝:6位) ポール・ディ・レスタ(予選:11番手/決勝:8位)

今週末のフォース・インディア、特にスーティルはほぼ完ぺきな戦いぶりを見せたと言っていいだろう。予選ではトップ4チームに割って入るポジションを獲得し、レースでも積極的にオーバーテイクを仕掛けて6位入賞を果たした。まだドライバーラインアップを確定していないフォース・インディアだが、チーム首脳陣をさらに悩ませる好結果といえるだろう。ディ・レスタは予選Q3進出を果たせなかったが、安定したレースペースで入賞している。

【ザウバー】 小林可夢偉(予選:16番手/決勝:9位) セルジオ・ペレス(予選:17番手/決勝:13位)

可夢偉はスタートでポジションを上げると、トロ・ロッソ勢を早めに片づけて上位進出を果たした。上位勢の後退にも助けられたとはいえ、ピットストップ作業でタイムロスがありながらもコース上で挽回して2ポイントを拾っている。この結果、チームのコンストラクターズ選手権7位獲得と共にドライバーズ選手権12位を確定させた。ペレスも入賞を目指して戦ったが、セクター2でスピンを喫する場面もあり、ダブル入賞は果たせなかった。

【トロ・ロッソ】 セバスチャン・ブエミ(予選:14番手/決勝:12位) ハイメ・アルグエルスアリ(予選:13番手/決勝:11位)

コンストラクターズ選手権7位を得るにはザウバーよりも2ポイント多く稼がなければいけなかったトロ・ロッソだが、序盤にポジションを失ったことが影響し、結局ノーポイントで最終戦を終えた。ブエミは金曜フリー走行1回目と土曜フリー走行でほぼマシンに乗れなかったものの挽回したが、レースでは可夢偉の先行を許している。

【ロータス】 ヘイキ・コバライネン(予選:19番手/決勝:16位) ヤルノ・トゥルーリ(予選:20番手/決勝:18位)

スタートでジャンプアップしたコバライネンは16位、トゥルーリは18位でフィニッシュした。まだ中団チーム勢と真っ向勝負できる速さは得られていないが、確実に差を詰めた2シーズン目だったと言えよう。

【HRT】 ダニエル・リカルド(予選:22番手/決勝:20位) ビタントニオ・リウッツィ(予選:21番手/決勝:リタイア)

今週末は予選でヴァージンを上回ったものの、レースペースではやや遅れをとったHRT勢。リウッツィはリタイアを喫してしまったが、リカルドは完走している。

【ヴァージン】 ティモ・グロック(予選:24番手/決勝:リタイア) ジェローム・ダンブロジオ(予選:23番手/決勝:19位)

グロックはピットストップ直後に左リアタイヤが外れてしまい、リタイア。ダンブロジオはHRT勢をかわして完走を果たした。

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