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ピットスタートのハミルトンはPUとギアボックスを交換

Jim
2017年11月15日 « ガスリーが2度のMGU-H交換 | グロージャンに2点、合計6点に »
© Mark Sutton/Sutton Images
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ルノーエンジンを搭載する3台がMGU-Hを新品に載せ替えたブラジルGPでは予選でクラッシュを喫したメルセデスのルイス・ハミルトンが内燃機関など3つのエンジンコンポーネントを交換し、ピットレーンからのスタートを余儀なくされた。

ルノーはメキシコGPで信頼性の問題が相次いだことを受け、多少のパフォーマンスを犠牲にしても信頼性に重きを置いてブラジルに乗り込んでおり、レッドブルのダニエル・リカルドとトロ・ロッソコンビが新しいMGU-Hを搭載。3人ともこれが8基目に達した最初のエンジンコンポーネントだったため、それぞれ10グリッド降格処分を科せられた。

しかし、トロ・ロッソのピエール・ガスリーはインテルラゴス・サーキットでの初回セッション中に載せ替えたばかりのMGU-Hにトラブルが発生し、以降のセッションには9基目のMGU-Hを投入し、さらに10グリッド降格となっている。

また、予選をノータイムで終えたハミルトンはスチュワードの判断でレース出走を認められたものの、マシンを修復するにはパルクフェルメ状態からマシンを脱する必要があったため、この機会に5基目の内燃機関、ターボチャージャー、MGU-Hを投入し、さらにギアボックスも新品に交換してレースに挑むことを決断。スチュワードはハミルトンにピットレーンからのスタートを命じた。

決勝レースではスタート直後のターン1からターン2にかけて、インサイドにいたケビン・マグヌッセン(ハースF1)とストフェル・バンドールン(マクラーレン)が接触し、バンドールンが衝撃でアウト側に迫っていたダニエル・リカルド(レッドブル)と接触する多重事故が発生したが、スチュワードはレーシングインシデントと判断してどのドライバーにも責任はないと裁定している。

ブラジルGP週末を通してスチュワードが審議し、何らかの処分を下したインシデントおよびペナルティの詳細は以下の通り。

ブラジルGP初日:11月10日(金)

【金曜フリー走行1回目】

◆ダニエル・リカルド(レッドブル)
<違反内容>
8基目のMGU-Hを使用し、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
<裁定>
8基目のMGU-H搭載による10グリッド降格(いずれかのコンポーネントが8基目に至るのは初めて)
<裁定理由>
FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)および第23条3項(e)に則り、上記の通り10グリッド降格ペナルティが科される。チームは11月6日(月)16時53分にパワーユニットエレメントの交換を技術委員に通知した。

◆ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)
<違反内容>
8基目のMGU-Hを使用し、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
<裁定>
8基目のMGU-H搭載による10グリッド降格(いずれかのコンポーネントが8基目に至るのは初めて)
<裁定理由>
FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)および第23条3項(e)に則り、上記の通り10グリッド降格ペナルティが科される。チームは11月7日(火)20時19分にパワーユニットエレメントの交換を技術委員に通知した。

◆ブレンドン・ハートリー(トロ・ロッソ)
<違反内容>
8基目のMGU-Hを使用し、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
<裁定>
8基目のMGU-H搭載による10グリッド降格(いずれかのコンポーネントが8基目に至るのは初めて)
<裁定理由>
FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)および第23条3項(e)に則り、上記の通り10グリッド降格ペナルティが科される。チームは11月7日(火)09時06分にパワーユニットエレメントの交換を技術委員に通知した。

【金曜フリー走行2回目】

◆ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)
<違反内容>
9基目のMGU-H、7基目のターボチャージャーを使用し、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)に違反
<裁定>
15グリッド降格、内訳は次の通り。
1)9基目のMGU-H搭載による10グリッド降格(いずれかのコンポーネントが9基目に至るのは初めて)
2)7基目のターボチャージャー搭載による5グリッド降格
<裁定理由>
FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)および第23条3項(e)に則り、上記の通り15グリッド降格ペナルティが科される。チームは11月10日(金)11時17分にパワーユニットエレメントの交換を技術委員に通知した。

ブラジルGP2日目:11月11日(土)

【予選】

◆ランス・ストロール(ウィリアムズ)
<違反内容>
ギアボックス交換によるFIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
<裁定>
5グリッド降格処分
<裁定理由>
カーナンバー18(ストロール)のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

◆ルイス・ハミルトン(メルセデス)
<違反内容>
5基目の内燃機関、5基目のターボチャージャー、5基目のMGU-Hを搭載し、パルクフェルメ状態のマシンにそれまで使用していたパワーユニットエレメントとは異なるエレメントに交換したほか、ギアボックスも交換し、FIA F1スポーティングレギュレーション第23条3項(a)、第23条5項(b)、第34条6項に違反
<裁定>
ピットレーンスタート
<裁定理由>
もともと予選で使用されたパワーユニットエレメントとは異なるスペックが搭載されたため、FIA F1スポーティングレギュレーション第36条2項に従い、当該コンペティターはピットレーンからのスタートを求められる。チームは11月11日(土)17時21分にパワーユニットエレメントおよびギアボックスの交換を技術委員に通知した。

◆マーカス・エリクソン(ザウバー)
<違反内容>
ギアボックス交換によるFIA F1スポーティングレギュレーション第23条5項(a)に違反
<裁定>
5グリッド降格処分
<裁定理由>
カーナンバー9(エリクソン)のギアボックスが6戦連続の使用期間を満たす前に交換されたため。

ブラジルGP決勝:11月12日(日)

【決勝】

◆ロマン・グロージャン(ハースF1)
<違反内容>
カーナンバー8(グロージャン)はターン6でカーナンバー31(エステバン・オコン/フォース・インディア)との接触を引き起こし、FIA F1スポーティングレギュレーション第38条1項に記載されたインシデントに関わったため。
<裁定>
10秒タイムペナルティおよび2ペナルティポイント(12カ月有効、合計6点)
<裁定理由>
スチュワードは映像証拠を検証し、カーナンバー8がターン6でマシンリアを失い、カーナンバー31(オコン)と接触したことを確認。この結果、カーナンバー31はレースを再開できなかった。

メキシコGP:ハースF1勢がピットレーンの速度違反で罰金
US GP:物議を醸したフェルスタッペンの処分
日本GP:ハースF1が規定時間内にタイヤ返却できず、罰金は執行猶予
マレーシアGP:ペナルティは5基目投入のベッテルのみ
シンガポールGP:エリクソンがギアボックス交換で処分
イタリアGP:ルノー組3チームがエンジンペナルティ
ベルギーGP:タイヤ使用のミスでウィリアムズに罰金130万円
ハンガリーGP:複数のバトルにそれぞれの裁定
イギリスGP:車検結果を受けFIAはテザー製造過程を再確認へ
オーストリアGP:やむを得ない走行妨害はおとがめなし
アゼルバイジャンGP:レース中断時はファストレーンから動くべからず
カナダGP:ペナルティ発令の不手際に怒るクビアト
モナコGP:代役のバトンに次戦3グリッド降格処分
スペインGP:正面から見えなかったフォース・インディアのナンバー
ロシアGP:接触はおとがめなしもコース復帰で2名にペナルティ
バーレーンGP:レース展開を左右したハミルトンのペナルティ
中国GP:黄旗の減速不十分に厳罰
オーストラリアGP:急いでも手順は確実に!

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