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ブラジルのセキュリティ問題対応を求めるF1

Jim
2017年11月14日 « またも襲撃事件発生でタイヤテスト中止 | 裁定の不安定さが悪化しているとシュタイナー »
© Mark Sutton/Sutton Images
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F1首脳陣はブラジルGPにおけるセキュリティ面の欠点の責任を負うことはできないとし、インテルラゴス・サーキットの責任者が2018年のレース開催までにソリューションを見いだすべきだと主張した。

サンパウロを訪問中、F1関係者が多く襲撃を受ける事件が発生しており、10日(金)にはメルセデスクルーを乗せたマイクロバスが銃で襲われている。ウィリアムズとザウバーのメンバーも脅迫的な行為を強いられ、FIA関係者もまたサーキットを離れる際に車両が襲われた。

さらに、レースが終わった日曜夜にはピレリの関係者が襲撃に遇い、安全を最優先するためにインテルラゴスで実施されるはずだったマクラーレンとの2日間のテストを中止するに至っている。F1はレースに参加する人々の安全確保はサーキットが地元当局と協力して取り組むべきことだと主張する。

F1の広報担当官は『Press Association Sport(スポーツ通信協会)』に対し、「先週の出来事については非常に失望している。正直、失望という言葉では十分に表せられない」とコメント。

「しかし、われわれが決めることではなく、われわれの責任でもない。サーキット内のセキュリティはプロモーターの責任であり、彼らが地元当局と連携する必要がある。われわれには移動を共にする独自のセキュリティチームがおり、彼らが地元当局と連携している。積極的に関わっているとはいえ、訪れるすべての都市のエキスパートにはなれない」

1990年にカレンダーして以降、インテルラゴス・サーキットは人気の開催地となっているが、同様の事件が多発することでも知られている。2010年には無傷で済んだものの元世界王者のジェンソン・バトンが銃を突きつけられる事件に遭遇し、2007年にはトヨタのチームバスが襲われた。

F1は来年、ブラジルに戻ってくるまでにこの問題が最優先で考えられるべきだとも語っている。

「こういったことは起きてほしくない。これから次のレースが行われるまで1年ある。こういったことが見直されないとすれば非常に失望を覚えるだろう。地元当局が深刻な問題として取り組んでくれると確信している。サーキットを離れる人々は無防備になる。彼らが不利なのは明らかであり、対応が求められる事案だと考えている」

インテルラゴスは目下、将来のF1カレンダー入りを保証するためにプロセスを進めているところだ。サンパウロ市保有のサーキットは3つの利害関係組織と交渉中であり、売却によってもたらされる投資がセキュリティ強化につながることを願っている。

サンパウロ市のジョアン・ドリア市長は日曜夜の事件発生前に、「レースサーキットの民営化が(公共の安全に)貢献することを忘れないでください。つまり、エリア内だけでなく、レースサーキットの外部周辺エリアにもセキュリティシステムを持つことにつながるのです」と述べていた。

「悲しく、残念な出来事です。誰も負傷しなかったことは幸いでした。われわれに必要なのは今回のことで学んだことを来るイベントに生かすことです」

サンパウロ市は2018年初頭までにインテルラゴス・サーキットの新たなオーナーシップを確保することを願っている。

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