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ロズベルグが完勝!

M.S.
2015年11月16日
© Sutton Images
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アップダウンの激しいブラジルのインテルラゴス・サーキットにて、日本時間16日(月)深夜1時から2015年FIA F1世界選手権第18戦ブラジルGP決勝が実施された。

前日に行われた予選ではメルセデスのニコ・ロズベルグが5戦連続ポールポジションを決め、チームメイトのルイス・ハミルトンが2番手、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが3番手に入った。

予選9番手のダニエル・リカルド(レッドブル)は8基目のエンジンを投入したために10グリッド降格され、金曜フリー走行2回目で赤旗中に他車を追い抜いたウィリアムズのバルテリ・ボッタス(予選4番手)も3グリッド降格。さらに地元ブラジル出身のフェリペ・ナッサー(ザウバー/予選11番手)がQ1で同郷のフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)の走行を妨害したとして3グリッド降格の処分を受けた。

それぞれのペナルティを適用した結果、リカルドが19番グリッド、ボッタスが7番グリッド、ナッサーが13番グリッドにつく。また、10番グリッドからスタートする予定だったトロ・ロッソのカルロス・サインツはレコノサンスラップでトラブルに見舞われ、ピットレーンスタートとなった。エンジントラブルで予選タイムが残せなかったマクラーレンのフェルナンド・アロンソは決勝参加が認められ、20番グリッドについた。

サーキットは全長4.309km、決勝レースは71周で行われる。今回用意されたピレリのドライタイヤはミディアムコンパウンド(プライム)とソフトコンパウンド(オプション)で、スタート時のタイヤとしてはサインツと15番グリッドのパストール・マルドナド(ロータス)がミディアムを選択していた。

レース開始時の天候は曇り、気温26度、路面温度41度、湿度70%のドライコンディションだった。決勝レース前に13日(金)にパリを襲った同時多発テロの被害者に黙祷が捧げられた。

シグナルが消えてレースがスタートすると、ターン1までの短い直線でハミルトンがアウト側からロズベルグに迫るも、ロズベルグが先頭を守り切る。ボッタスが鋭い蹴り出しで5番手にポジションを上げた。一方、ピットレーンからコースに入ったサインツは不具合が継続している様子で、パワーロスを訴えてコース上でマシンを止めてしまった。

サインツのマシンが撤去される間もイエローフラッグの下でレースは続き、トップ10の隊列はロズベルグとハミルトンを筆頭にベッテル、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ボッタス、ダニール・クビアト(レッドブル)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)の並びになった。

4周目にリカルドがピットへ入り、ソフトからミディアムに履き替えた。10周目にヒュルケンベルグが同様のタイヤ交換を実施すると、次の周回でクビアト、マッサ、ペレスと11番手を走っていたロマン・グロージャン(ロータス)もピットへ。

1.5秒ほどの差で走っていたメルセデスコンビは14周目にロズベルグ、翌周にハミルトンがタイヤを換え、再び同じポジションに戻った。ミディアムスタートでまだタイヤ交換をしていないマルドナドが6番手に上がっていたが、ピット作業でクビアトの前に出たヒュルケンベルグにパスされ、トップ10のオーダーはロズベルグ、ハミルトン、ベッテル、ライコネン、ボッタス、ヒュルケンベルグ、マルドナド、クビアト、マッサ、ペレスに変わった。

ハミルトンは僚友の後ろに甘んじることなく、19周目にロズベルグのDRS圏内に入ると激しく攻めていく。メルセデスの2台が接戦を繰り広げる後方でじりじりとポジションを下げていたマルドナドは27周目に最初のピット作業を終え、17番手で隊列に合流。第2スティントにソフトタイヤを配置したのはマルドナドのみだった。

ロズベルグに接近するも抜きあぐねたハミルトンはいったんペースを落として引くという手を選び、2人の差は2秒以上に広がった。3番手ベッテルはロズベルグの6秒以上後方で、4番手ライコネンはそこからさらに10秒以上後ろを走っていた。

33周目にベッテルが2回目のピット作業に入り、ソフトタイヤを投入する。同じ頃、10番手フェルスタッペンがペレスを追い抜いたのに続き、グロージャンもペレスをパスして9番手以降はフェルスタッペン、グロージャン、ペレスという並びになった。後方ではマルドナドとマーカス・エリクソン(ザウバー)が接触し、後の審議の結果、マルドナドに5秒のタイムペナルティが科されている。

34周目にミディアムからミディアムにつないだロズベルグは先頭の位置に戻ったものの、次の周に同じく新しいミディアムを履いたハミルトンは暫定2番手のライコネンと周回遅れのアロンソの後ろで合流することに。ハミルトンは37周目までに2番手を取り戻し、まだ1ストップのライコネンがベッテルを先行させて、上位の序列は元通りになった。

フェラーリは47周目にライコネン、48周目にベッテルを呼び戻し、それぞれ2度目と3度目のタイヤ交換を完了。ロズベルグとハミルトンも翌周と翌々周に最後のピット作業を終え、3ストップ戦略を選んだトップ3全員がプライムタイヤでラストスティントを迎えた。4番手ライコネンからボッタス、ヒュルケンベルグ、クビアトが2ストップで、8番手マッサと9番手グロージャンは3回、10番手マルドナドが2回のタイヤ交換を済ませている。

一時的に再度ロズベルグとの差を詰めたハミルトンだが、守るロズベルグも堅実にペースを上げてハミルトンの攻撃を寄せつけなかった。2人のギャップはまた大きく開き、最終的にはロズベルグがハミルトンを7.7秒引き離してトップチェッカーを受けている。

2位ハミルトンとベッテル、ライコネンが同一周回でフィニッシュ。5位からはボッタス、ヒュルケンベルグ、クビアトに次いでマッサが8番手でフィニッシュラインを通過したものの、レース前のグリッドで測定されたタイヤのトレッド温度が規定値を超えていたためにマッサの決勝結果ははく奪され、8位以下はグロージャン、フェルスタッペン、マルドナドがポイントを獲得した。

11位リカルドから、ペレス、ナッサー、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、アロンソ、エリクソン、ウィル・スティーブンス(マノー・マルシャ)、アレキサンダー・ロッシ(同)までがレースを完走している。

次戦でいよいよ2015年も閉幕。シーズン最終戦アブダビGPの初回セッションである金曜フリー走行1回目は27日(金)日本時間18 時スタート予定だ。今季ラストレースもお楽しみに!

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