ベルギーGP

/ News

  • ベルギーGP

アクシデントは安全性への警鐘とウィットマーシュ

M.S.
2012年9月3日 « グロージャンの代役候補筆頭はダンブロジオ | 2014年に新たな頭部プロテクション導入か »

マクラーレン代表のマーティン・ウィットマーシュはベルギーGP決勝の最初のコーナーで起こったアクシデントがF1はいかに危険かを思い出させてくれる警鐘となるべきだと考えている。

スタート直後にルイス・ハミルトンの進路に入ったロータスのロマン・グロージャンが、そのままセルジオ・ペレスが駆るザウバーマシンの後部に乗り上げて宙に舞い上がった。宙に投げ出されたグロージャンはフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)のヘルメットすれすれを通過し、この4台すべてがここでリタイアを喫することとなった。幸運にも重傷を負ったドライバーはいなかったが、グロージャンにはこのアクシデントを引き起こしたことで1戦の出場停止処分か科されている。

「恐ろしいアクシデントだった。われわれはやや無自覚になっていたかもしれない。われわれは多くの激しいクラッシュを見てドライバーが飛び出すのに慣れているが、彼らがマシンから投げ出されることなくギリギリの位置になり得るのを実感している。彼(アロンソ)にとって幸運だったし、今日のアクシデントから逃れられてわれわれは運が良かった」

FIAによってこれまで議論されてきた安全対策にドライバーの頭部を守るためのコックピットキャノピーがある。しかし、ウィットマーシュはいかなる変更も検討を尽くされた上でなければならないと言う。

「もっと取り組まなくてはならないと思う。密閉されたコックピットは個人的に隙ではないが、われわれにできたはずのことについて考えなくてはならない。(閉鎖型の)コックピットがどのようなものであるべきかや、いかに状況を悪化させる可能性があるかが過小評価されているように思う。ドライバーの頭上にこのガラス玉を付けても、その方が安全だと見なすことはできない。航空学の分野で多くの研究が続けられており、ドライバーやパイロットを守りつつそれを通して歪みない視界を維持するかは驚くほど難しい。横転や火災など、(状況を悪化させかねない)他のインシデントは枚挙にいとまがない」

日曜日のアクシデントについては、ウィットマーシュはスチュワードの裁定が下る前に誰の責かは明らかだと語っていた。

「ルイスはこれ以上ないくらいはっきりと正しく、ルイスやフェルナンド、そして他のドライバーに対して同情すべきだ。グロージャンはややこういったことが習慣になりつつあるように見受けられる。彼が何を考えていたかは定かではないが、彼にはルイスが見えたし、まわりの全員が見えていたわけで、何が彼をあの決断に駆り立てたのか本当に分からない。彼が締め出されていたわけではないようだから、何があの接触につながったのか不明だ。2人のタイトル候補が最初のコーナーで排除され、他にもかなりのドライバーが大きく影響を受けた。非常にフラストレーションがたまるアクシデントだ」

© ESPN Sports Media Ltd.