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2012年第12戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2012年9月3日 « 残留のヒントを匂わせるシューマッハ | アロンソは無傷 »
スパでポール・トゥ・ウインを決めたバトン © Sutton Images
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2日(日)、シーズン後半戦の幕開けとなるシーズン第12戦ベルギーGP決勝レースがスパ・フランコルシャンで行われ、ポールシッターのジェンソン・バトン(マクラーレン)がトップチェッカーを受けた。

2位には1ストップ戦略を生かしたレッドブルのセバスチャン・ベッテルが入り、ロータスのキミ・ライコネンが3位表彰台に上っている。

フロントロースタートだったザウバーの小林可夢偉はスタート直後のターン1のアクシデントに巻き込まれて大きくポジションを落とし、最終的に13位でゴールした。

レース後のドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(2位)

「今日はこれでハッピーだよ。昨日の予選は予定通りじゃなかったけど、今日はクルマが僕らの知っている状態に戻っていた。スタートは今ひとつだったけどね。1コーナーでポジションをゲインできなかったのは僕だけじゃないかな。そこから戦って巻き返すのは簡単じゃなかったけど、楽しかった。戦略はパーフェクトだったしペースも良かった。それが今日一番良かった点だね。クルマが良かったからまったく苦労しなかった。勝ったジェンソンとマクラーレンにはおめでとうと言いたい。今シーズンは連戦が多くて、来週のモンツァが楽しみだ。去年は最高のレースができた――いつも素晴らしい雰囲気だし、ハードにプッシュするよ」

マーク・ウェバー(6位)

「スタートはかなりワイルドだった。ラ・スルスではよくあることだ。僕らはレースに残れたけど、序盤からオーバーテイクが難しいのは明らかだった。セブ(ベッテル)と僕とでちょっとしたバトルもあって、それは問題なかったけど――その後はストレートラインでほかの人たちと勝負にならず、厳しかった。アンダーカットを試みる賭けに出たんだ・・・アウトラップでペトロフにつかまり、それは別にフェアなことだし彼は彼の仕事をしていただけだけど、僕らはそこでタイムロスした。スタートでは運が味方してくれたけど、それ以外はあまり状況を生かせなかった。でもスタート位置から6つポジションを上げてポイントを取れたんだから良かった」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「見事なリカバリーだ――レースペースは非常に良かった。セバスチャンの1ストップは予定していなかったが、折り返し地点を過ぎてしまえば成功だった。彼のオーバーテイクは見事なもので、われわれのドライバー同士がホイール・トゥ・ホイールになった場面もあったが、それはいいことだし、フェアな戦いだった。10番グリッドから2位までよく巻き返した。マークについてはもっと上を期待していたのだが、今日はトップギアの選択がややショートで、丘の上でオーバーテイクするには少々不利だったかもしれない。それでも彼は十分なポイントを獲得してくれた。クリーンエアで走れれば非常に速かったと思うが、レースのほとんどをトラフィックの中で過ごした。土曜日は期待外れだったがポジティブな日曜日だった」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(1位)

「トップ争いがあまりエキサイティングじゃなくて、ファンの皆には申し訳ない! だけどグランプリに勝つっていうのは決して簡単なことじゃないんだ。常にタイヤをケアしないといけないし、後続とのギャップに注意し続けなきゃいけない。今日のレースは特に読みにくかった。戦略の違うマシンが多かったから自分のポジションが正確に分からなかったんだ。ターン1(のインシデント)はものすごかったね。ミラーでマシンがあっちこっちに散らばっているのが見えた。僕自身はとてもシンプルだったけどね。それでも、金曜日にロングランができずデータを集められていなかったから当初は判断がかなり難しいレースになると思っていた。実際は予定通りに進んだんだけどね。1ストップ戦略が可能なのも珍しい。12周目に入ったとき、チームからマシンの感触はどうだって聞かれたから、バランスはどんどん良くなっているから20周目までいってピットに入れると思うと答えたんだ。両方の世界選手権を考えると大量得点が必須だった。今日はまさに求められたことを達成できたと思う。僕はかなりのチームプレーヤーだし、チームのために戦っている。世界選手権は両方勝ちたい。数字的にドライバーズ選手権の争いが無理になるまであきらめるつもりはない。今日はそれを証明できたと思う」

ルイス・ハミルトン(リタイア)

「最初に、ジェンソンにおめでとうと言わせてもらいたい。レースはテレビで見ていたけど、彼は本当に素晴らしい仕事をしたと思う。彼にとっては最高だし、チームにとってもファンタスティックだ。それに、僕たちのマシンがものすごいペースを持っているんだと分かったから、次のレースに挑むにあたって僕にも大きな自信を与えてくれた。僕がいる方のガレージでも正しくやれれば次のモンツァで強力な結果を得られるはず。事実、僕はすでにそれを達成するために全力を捧げている。僕にとっては難しい一日だった。レースはまったく汗をかくこともなく一瞬で終わっちゃった。スタートのことはあまり話したくない。何が起きたかは皆見たはずだしね。とにかく悔しい。僕のタイトル争いの望みにとっても最高の一日とはいかなかったけど、だからといってあきらめるつもりはない」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「ジェンソンは週末を通して堂々したパフォーマンスを披露してくれた。金曜日は大雨に見舞われたものの、不安定なコンディションでもミスひとつ犯していない。土曜日の朝のドライ走行もトリッキーだったが、彼はうまく対応してくれている。土曜日の午後には予選を圧倒的に支配し、その上、今日は今シーズンで最も素晴らしい優勝を成し遂げる見事なドライブを披露した。事実、彼はスタートからゴールまで一度もリードを譲っていない。その道程が簡単なことのように思えたほどだ。しかしながら、ドライバーがポールポジションからスタートして終始リードを保ったままレースに勝つ場合、後方からスタートして勝利をもぎ取るよりもドライバーのパフォーマンスの素晴らしさが目立たないことが多い。だが、ジェンソンは週末を通してとてつもなく速かった。レースを完全に支配し、タイヤ摩耗を見事に管理し切っている。簡単そうに見えたとしても、簡単ではないのだ。ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの全員がそうであるように、私も彼を誇りに思う。彼が勝ち取った25ポイントはチームのコンストラクターズ選手権においても、彼自身のドライバーズ選手権においても本当に価値ある得点だったが、もちろん、これ以上に多くポイントを獲得していかなければならない。ルイス自身に非はまったくなかったものの、第1コーナーのクラッシュに巻き込まれなければ、さらに多くのポイントを勝ち取れたはずだ。今回のアクシデントはルイスにとっても、また、同様に巻き込まれた罪なき者にとっても本当に悔しいと思うが、これがモーターレーシングだ。2012年のベルギーGPでは優勝した以外にも多くのポジティブなことを得られている。チームとしては2連勝だ。われわれのマシンが速いことは明らかである。今はこの好調を数日後のモンツァへとつなげることを目標とし、ハットトリックを狙っていく。信じてくれて構わない。どちらの世界選手権もまだわれわれの手の届くところにある」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(リタイア)

「左肩が少し痛むけど、僕は大丈夫。アクシデント後すぐにメディカルセンターに行ったけど、すべて問題なしだった。痛みはただの頸椎(けいつい)ねんざ症からくるもの。何が起きたのかまったく分からなかった。2台のザウバーをオーバーテイクした後、電車にでもぶつけられたのかと思ったよ! 衝撃の後、コックピットに数秒とどまったんだけど、火が出ていて消火器の泡で息ができなくなってしまったんだ。チームに無線で僕は平気だって伝えようとしたんだけどできなかった。このようなアクシデントに遭ったのは不幸だったけど、今は数日後にクルマに乗ることができて幸運だったと思っている。今のクルマの安全性は非常に高く、今日もそれが証明された。グロージャンに怒ってはいないよ。わざとやったんじゃないのは明らかだ。僕のいた場所とタイミングが不運だったんだ。それより一部のドライバーたちはスタートでリスクを減らすことを考えるべきだね。最近のジュニア・フォーミュラではよく見られる傾向だけど、キャリアの早い段階からコース上での振る舞いに関して、もっと厳格にルールを守ることに慣れるべきだ。フェリペの走りを見れば表彰台が手の届くところにあったから、残念な出来事だった。今日は不運を通して高い代償を払ったけど、これで運には借りができた。残りのシーズンの展開を見てみよう。ベッテル、ウェバー、ライコネンに対するアドバンテージは少し失ったけど、最も危険なライバルと考えられるマクラーレンのハミルトンに対しては何も失っていない。次はフェラーリのホームレース、モンツァだ。伝統的に僕らがいつも強い場所だから、今日のロスを取り戻し、いい週末にしてファンを喜ばせたい」

フェリペ・マッサ(5位)

「いいレースだったし、5位はスタートした場所を考えれば素晴らしいリザルトだ。スタートで2台のレッドブルをパスすることができた。でもフェルナンドを含めて絡んだ数台を避けるために左サイドに避けなければいけなくて、最初の数メーターの利益を全部失いかけた。チームメイトに起きたことは本当に残念だ。僕らのレースペースを考えれば、彼もきっといいリザルトを残せたはず。今日もまたセクター2に苦しめられた。でもセクター1と3はすごく速いんだ。1ストップの実行は難しかったから、必要な時に速さを発揮するという適切な判断をした。このレースが僕の将来を変えるかどうかは分からないけど、僕はとても満足。昨日の午後はすごくガッカリしていたんだ。いつもこのコースでは良かったから。次はモンツァ、僕らのホームレースだ。ほかとは全然違うコースで、チーム間の序列の予想がとても難しい。ファンの前で競争力を示し、素晴らしい結果を残せればうれしいよ。彼らはいつも通り情熱的なサポートを見せてくれるだろう」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「始めにいい知らせだ。フェルナンドは元気だ。アクシデントの後、われわれやすべてのフェラーリファンが心臓の止まる思いを味わったと思う。特に彼とコミュニケーションが取れなかったのでね。彼がコックピットから脱出したのを見てようやく安堵のため息をつき、彼がガレージにたどり着いてやっと普通に呼吸ができるようになった。その後はスタートの出来事で大きな落胆が襲ってきた。本来なら予選後の目標に掲げたポディウムフィニッシュが可能だったのだからね。今日のF2012は、素晴らしいレースを見せてくれたフェリペが示したように良いペースを持っていた。良いリザルトはシーズンのこの段階で求められていることであり、彼には満足している。アクシデントについてはFIAの判断に委ねるとしか言えない。確かなことは、ジュニア・フォーミュラをはじめとしてコース上での振る舞いに関したルールは厳格に実施されることが望ましく、このモータースポーツの最高峰にたどり着くまでに可能な限り準備を整えておくべきだということだ。チームの代表者としての私の義務は、難しい時ほど全員が自分の仕事に集中できるようにすることだ。したがって今日のことは過去のものとして、次のグランプリであるモンツァに目を向けねばならない。われわれにとって特に大切なレースだ」

メルセデス

ミハエル・シューマッハ(7位)

「300戦目のレースはとても楽しめたし、すべてのバトルがとてもおもしろかった。結局のところ、現実的にならないとね。一時は2番手を走っていたこともあって、もう少し上位を願っていたのは確かだけど、スタート位置を考えると、ポイントフィニッシュできたことは悪くない。それでも、今回は予想以上だったんだ。スタートはかなりいい感じだったし、1ストップ戦略もうまくいっているようだった。でも最終的には機能しなかったからフレッシュタイヤを履いて攻めることにしたんだ。もしそうしていなければもっと下位でゴールすることになっただろう。とはいえ、実は6速を失っていて攻められなかったんだけどね。来週のモンツァではしっかり攻めないと」

ニコ・ロズベルグ(11位)

「波乱万丈だったけど、僕たちにとってはガッカリな週末だったし、入賞にあとひとつポジションが足りなくて悔しい。ギアボックス交換とそれに伴うペナルティがなければ今週末はきっとたくさんのポイントを獲得できたはず。今日はうまくスタートを切れたし、中団グループまで10個ポジションを上げられた。順位を上げるためにリスクを冒す必要があったから1ストップ戦略を試したけど機能せず、終盤にもう一度ピットに入るしかなかった。今はモンツァを楽しみにしている。来週末はもっといい結果を残せるよう必死にプッシュする」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「マイケル(シューマッハ)にとってはものすごくエキサイティングなレースで、300戦目のグランプリで素晴らしいスキルを披露してくれた。残念ながら、今日のマシンには表彰台を狙うだけの十分な速さがなく、加えてマイケルは終盤にかけてギアボックスにトラブルを抱えていたので、2回目のストップ以降はかなり厳しくさせてしまった。ニコ(ロズベルグ)は素晴らしい努力でポイント獲得を目指し、ほぼ成功しかけていたが、ドライでの走行時間が不足していたのと、彼が望むようなセットアップにできていなかったので、そうなってしまうと厳しくなるのが常だ。モンツァに向けてパフォーマンスを改善できるよう必死に取り組み続ける」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)

「マイケルは300戦目のグランプリで素晴らしい走りを披露し、レースの3分の2まではとても有望に思えていた。予定では1ストップ戦略だったものの2ストップに切り替えている。マイケルは残り10周の時点で3番手を走っていたものの、後続の3台が、すでに26周走ったプライムタイヤを履くマイケルよりフレッシュなタイヤを履いていたため彼らの方のペースが速かった。その後、マイケルは6速を失ってしまったので今日は7位が精いっぱいと言える。マイケルはレースを通して幾度となく見事なパフォーマンスを披露してくれた。ニコは23番手スタートから11位フィニッシュだったが、彼の場合もまた、今のわれわれのテクニカルパッケージではこれ以上の結果は無理だっただろう。今は来週モンツァで行われるイタリアGPを楽しみにしている」

ロータス

キミ・ライコネン(3位)

「スタートはかなり良く、ジェンソン(バトン/マクラーレン)と同じような感じで、ザウバーをオーバーテイクした。ミラーでたくさんの動きを見たけれど、ラッキーなことに巻き込まれることはなかった。今日はペースがなかったのが残念だ。僕のマシンは週末を通して素晴らしいとは言えず、コンペティティブなセットアップを見つけられなかった。新しいタイヤではOKだけど、スライドを避けるためにかなりのダウンフォースを使う必要があった。それでストレートですごく遅くなってしまったんだ。それはマイケル(シューマッハ/メルセデス)とのバトルで分かるよね。パスするたびに、彼がケメルストレートですぐに戻ってくる。僕の唯一のチャンスはオールージュでギャップを作ることだった。幸運にもそれがうまくいって、僕はそのとき何とか彼の前をキープすることができた。今日はペースが足りなくて楽なレースじゃなかったから、3位は悪くない」

ロマン・グロージャン(リタイア)

「レースが人生のすべてである者にとって、イベントに参加できないというのは考えられる限り最悪の経験といえるだろう。でもスチュワードの判断は尊重する。スタートは良かった――前の人たちと同じようにパストールの飛び出しには困惑したけど――1コーナーに向かっている時に僕のリアがルイス(ハミルトン)のフロントと接触したんだ。正直、僕は完全に彼の前に出たと思っていて、両方に十分なスペースがあると思っていたんだ。故意に彼を押し出そうとしたわけじゃない。1コーナーのことは誰も望んでいない出来事だったし、誰もケガをしなくて良かったよ。巻き込まれてしまったドライバーたちとそのファンに謝りたい。これを1つの過程として、僕はもっといいドライバーになりたいと思う」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「チームにとってタフな1日だが、スチュワードの決定は尊重する。ロマンはモンツァに出場しない。だがわれわれは彼をサポートし続ける。代役については数日後に発表する。レースに関しては、残念ながらジェンソン(バトン)やセバスチャン(ベッテル)にチャレンジするだけの速さがキミにはなかった。レース中の戦略については1ストップが可能かどうか慎重な判断が必要だったが、表彰台フィニッシュができればポイントは十分に獲得できる。もちろん、人々は"勝利"の話をするし、われわれもそれを望んでいる。今日はそのための速さが十分ではなかった。そのゴールのために努力を続けなければならない」

ジェームズ・アリソン(テクニカルディレクター)

「キミは速さの足りないマシンで3位をたぐり寄せ、本当によくやってくれた。われわれの予想に反した結果だ。実際、今週末はかなりタフだったので、チャンピオンシップのダメージを最小限に抑えてくれたキミには感謝している。幸いスパは特徴的にほかとは大きく異なるため、今後のレースでのマシンのパフォーマンスについて過度に心配する必要はない」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(10位)

「レース直前にKERSが故障してしまった影響が大きく、僕にとってはタフなレースで、KERSの故障は直線のパフォーマンスとスピードにかなり響いた。攻撃もできなければ防御もできず、スタートで4番手までポジションを上げられていたのに自分たちはそれをものにできなかったから悔しい。その中で必死にバトルして1ポイントをもぎ取ったけれど、今日はもっと上を狙えたと思っている」

ニコ・ヒュルケンベルグ(4位)

「今日の結果は本当にうれしい。F1でのベストフィニッシュだ。チームが必死にがんばってくれたおかげ。今日は何もかもが完ぺきにいったから皆に"ありがとう"と言いたい。スタートは波乱だったけど、幸い、僕はすべてのデブリを避けられたから、あの状況のアドバンテージを得ることができた。2番手までポジションを上げられたときには表彰台フィニッシュも可能なんじゃないかって思ったくらいさ。でもレースはタフだった。キミやマイケルと何度かものすごいバトルがあって、常に限界の状態だったんだ。僕たちは2回ストップしないといけないのは明白だったし、その戦略は機能したと思う。だから今日はこんなに笑顔なのさ。チャンピオンシップを戦う上で必要な結果を得られたからね」

ビジェイ・マルヤ(チーム代表兼マネージングディレクター)

「スパはいつもドラマや見事なレースをもたらしてくれるが、今日のグランプリはその両方を兼ね備えていた。われわれのライバル数台がオープニングラップのインシデントの影響を受けていたので、その状況を利用することが重要だった今日、ニコ(ヒュルケンベルグ)が素晴らしいレースを走って4位入賞を果たしてくれた。ニコはトラブルを避け、セーフティカー後には最高で2番手を走ることもあり、完ぺきな2ストップ戦略で強力なペースを発揮してくれている。今日のような結果をずっと待っていたのだ。ニコにとってもチーム全体にとっても素晴らしいご褒美だと思う。ポールのレースがKERSの故障で妥協を強いられることがなければもっと多くのポイントを獲得できただろう。それでも彼はきっちり1点を勝ち取ってくれた。コンストラクターズ選手権ではウィリアムズの前に出られたので、チャンピオンシップを戦う上で今日の結果は本当に重要だ。この勢いを来週末のモンツァにもつなげたい」

ザウバー

小林可夢偉(13位)

「予選があんなに良かったのに、ひどいレースリザルトです。スタート後は背後からクルマが飛んできてどうすることもできませんでした。修理のために1度ピットインしましたが、その7周後にスローパンクチャーのためにまた入らなければなりませんでした。レース中はクルマにどこまでダメージがあるか分かりませんでしたが、コックピットにタイヤプリントがついているのは見えました。パルクフェルメでようやく遅かった理由を理解しました。サイドポッドやボディワークの一部がなくなっていたんです。スタート前はスモークのためにずいぶん注目を浴びてしまいました。ブレーキが加熱していたんですが、それでも何とかレースをフィニッシュできました。思った以上にホイールスピンを起こした理由は分かっていないので、それも調べてみます」

セルジオ・ペレス(リタイア)

「自分自身もチームも本当にガッカリだ。今日は勝利を目指すいいチャンスだったのに。まず、パストール・マルドナドがフライングした。僕はフェルナンド・アロンソのインサイドにいた。ターン1に向かってブレーキングしたら、突然後ろから何台もぶつかってきて大混乱だった。次のモンツァに期待している」

モニーシャ・カルテンボーン(CEO)

「再び私たちの力の及ばないファクターによって、自分たちのレースを台無しにされてしまい、とても残念です。しかし、ミスをせずに適切な予選ができれば前に立てることが分かったのは今週の収穫と考えなければいけません。次のレースでもそれを目標にします」

ジャンパオロ・ダラーラ(トラックエンジニアリング責任者)

「スタートで2台そろって好結果を得るチャンスを失ってしまった。チェコ(ペレス)はストップし、可夢偉のマシンはダメージを負っていた。さらに同じデブリでパンクチャーを起こしてしまい、7周目の終わりに彼をピットに呼び戻さなければならなかった。それで終わりだ。われわれはペースも、良い戦略も、ポジションも失い、その余計なピットストップのためにセーフティカー中のリカバリーの機会さえ失ってしまった」

トロ・ロッソ

ダニエル・リカルド(9位)

「すごく面白かった! うまくラインを離れることができて、スタート直後のインシデントは僕らに有利に働いた。ヘアピンで右側のインサイドに動いたら6番手に上がっていた。第1スティントはミディアムタイヤを履いていたけど、最高で4番手まで上がったはずだ。でもハード側の残りの2スティントはあまりタイムが伸びず、いくつかポジションを落としてしまった。どうしたってもっと上、もっと多くを望んでしまうけど、メルボルン以来のポイントなんだから9位に文句は言えないね。来週末の僕らのホームグランプリに向けた弾みになればいい」

ジャン-エリック・ベルヌ(8位)

「素晴らしいレースができてハッピーだ。この大好きなコースでポイントを取りたいと思っていたのが実現した。クルマはすごく良かったし、いいオーバーテイクも何度かできた。ロズベルグの後ろで大きくタイムロスしてしまったのは残念だけど、最終的にまたポイントが取れたんだから文句は言わない。スタートはあまり良くなくて、アンチストールに触れてしまった。数台に抜かれたところでクラッシュが起きたんだ。ブレーキをかけてできるだけインサイドのラインを取ったら、それほど問題なく切り抜けることができた。今日は楽しめたし、今週末はクルマの何が良かったのかはっきりとは言えないけど、正しい軌道に乗っていると思う。レースの出来事はすべて分析して、来週末のモンツァではもっと強くなりたい。チームはよく働いてくれたし、彼らのおかげでピットストップもうまくいった。ダニエルもポイントが取れて良かったよ。 今週末はいいお土産を手にスパを離れることができる」

フランツ・トスト(チーム代表)

「夏休み明けの最初のレースで、シーズン前半戦の得点と同じだけのポイントを獲得することができたよ! スタート後にクラッシュが発生し、他者の不運がわれわれの利益になった。リカルドとベルヌはそれぞれ16番、15番グリッドだったのが、オープニングラップが終わってみれば6番手と7番手だった。2人ともそこからうまくレースを組み立ててくれた。何度か決定的なオーバーテイクを成功させ、ピット作業も成功した。チーム全体がよく頑張り、2台そろってポイントが取れたことはビスターとファエンツァにいる裏方のスタッフにとっても大きな励みになるだろう。ホームレースでの戦いぶりを見るために多くのメンバーが足を運ぶ数日後のモンツァにこの形をつなげたい」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(リタイア)

「スタートでちょっとミスしてしまった。クラッチが滑って、レッドライトが消える前に離してしまったんだ。それから1コーナーのインシデントに巻き込まれて、僕らのレースは妥協を強いられた。ここではまずまずのポイントを取れたはずだからガッカリしている。でもすぐに次のレースがやってくるのは楽しみだ」

ブルーノ・セナ(12位)

「僕らはアグレッシブな戦略を選び、セーフティカーも僕らの見方をしてくれたみたいだった。でも最終的には、タイヤが新しい人たちとのペースが違いすぎた。その後スローパンクチャーのために終盤でピットインを強いられた。全体的には早く前に進みたい1日だったけど、僕らにはできるだけ多くを学ぶ必要があり、モンツァでチームのためにポイントを取るためにもベストポジションを確保しなければいけない」

マーク・ジラン(チーフレースエンジニア)

「パストールのレースはグロックとの接触でリタイアを強いられ、あっという間に終わってしまった。ブルーノは17番グリッドからいいスタートを決め、1ストップ作戦でハードにプッシュしてくれたが、不運にも今日はこれを成功させるだけのペースがなかった。残り数ラップになってパンクチャーのため、ブルーノの右リアタイヤのプレッシャーが落ちていることに気付いた。そのためピットインを強いられ、ブルーノは結局ポイント圏外の12位に終わった」

ケータハム

ヘイキ・コバライネン(17位)

「スタートはすごく良く、最初のクラッシュのデブリもうまく避けられて、セーフティカーが出てきた時に10番手まで上がっていた。後ろに何台か速いクルマがいて、セーフティカーが戻ったらパスされてしまった。それから最終シケインで少しミスがあり、さらにポジションを落としたけど、すぐに取り戻してヴィタリーの後ろでいいリズムに乗れていた。1回目のピットストップ中、ボックスからのリリースに問題があり、発進時にHRTと当たってしまった。その後新しいフロントウイングのためにもう一度戻らなければならなかった。そこからは前にいる人たちをもう一度抜き返そうと頑張るしかなかったけど、残り数ラップでまたスピンしてしまった。HRTの1台はパスできたけど、複数のトラブルで僕のレースは実質的に終わっていたようなものだ。あまりいい週末じゃなかったけど、もう一度立て直して次のイタリアでまた戦えるようにしないとね」

ヴィタリー・ペトロフ(14位)

「なかなかいいレースで、懸命にプッシュを続けていた。僕らのベストに近い位置でフィニッシュできたと思う。スタートでは問題なくアクシデントを切り抜けることができて、順調に13番手を走っていた。12周目にピットインし、リリースに問題があったけど、追ってくる集団の前にはとどまることができた。レースの半分過ぎに行った2回目のストップまで、いいペースを維持できた。ハードタイヤに履き替え、そのセットはデグラデーションのレートも良かったから、チェッカーまでプッシュすることができた」

マーク・スミス(テクニカルディレクター)

「2台ともミディアムコンパウンドタイヤでスタートし、アクシデントの発生した1コーナーではダメージを負ったマシンの間をうまくすり抜けてくれた。1回目のピットストップではヴィタリーにもヘイキにもトラブルがあったが、2回目はいずれもクリーンな作業で、ピットクルーもトラブルから立ち直り、失敗を繰り返さないようにしてくれた。前にいるマシンにチャレンジできる速さがなかったので、スパではヴィタリーの14位という順位がわれわれに望めるベストだっただろう。だが改善のために何をすべきかは分かっている。次のモンツァではシーズンのこの段階でわれわれが本来いるべき位置に近づけるよう仕事を頑張らなければならない」

リアド・アスマット(グループCEO)

「チームにとってタフなレースだった。この週末は避けられるはずのエラーによって、自らの首を絞めてしまった。ヘイキとヴィタリーは最善を尽くしてくれた。彼らの努力に報いるプラットホームを与えられるよう、われわれも努力しなければならない。スパと次のレースが連戦なのは幸いであり、再編成してヨーロッパラウンドを前向きに締めくくるチャンスといえる。それが来週末のモンツァの明白な目標だ」

HRT

ペドロ・デ・ラ・ロサ(18位)

「スタートからフィニッシュまで張り詰めたレースだった。ターン1でのアクシデントを完全には避けることができなかった。フロントウイングの破片が宙に舞い上がっている上に、何台かのマシンに囲まれてスペースがなく、何度かぶつかった。そのせいでフロントウイングの交換のために予定外のピットストップをしなければならなかったんだ。その後はうまくいった。マルシャの2台やコバライネン(ケータハム)と最後まで戦えた。望む位置につけるにはまだ少しずつでも進んでいかなくちゃならないけど、今日はファイターのレースであると同時に楽しかった」

ナレイン・カーティケヤン(リタイア)

「スタートはすごく良くてマシンは最初のスティントを通してファンタスティックだった。そのおかげでピック(マルシャ)といいバトルができたよ。でも、2回目のピットストップの後はサスペンションに問題を抱えてスピンしてしまった。ケータハムの1台の前でいいレースをしていたから残念だったけど、僕らのパフォーマンスに満足しているし、来週のモンツァでもこのレベルで続けていけるといいな」

ルイス・ペレス・サラ(チーム代表)

「レースの大部分でいくつかのライバルとバトルできたので、エキサイティングなレースだった。不運なことにナレインの最後のピットストップの後でわれわれには問題が生じ、彼はセンセーショナルなレースの半ばにしてリタイアを強いられた。ポジティブな面としては、ペドロが完走し、マシンのパフォーマンスが良かったことだ。夏休み前と同様にポジティブな流れが続いているので満足だ」

マルシャ

ティモ・グロック(15位)

「休暇が終わってレースに戻ってきたことだけじゃなく、チームにとって本当にポジティブな前進が確認できた中で再び"レーシング"ができたことは本当に素晴らしい。マシンに投入した強力なアップデートに限らず、ここ数戦で僕が抱えていた問題を解決するためにもチームが本当に必死にがんばってくれたおかげで、ここではとてもいい感じだった。今回のことだけでも、僕たちがいい結果を残すために一致団結して取り組んでいることを示せているはずだ。金曜日はあんまりスムーズなスタートにはならなかったけど、土曜日の朝には僕らのポテンシャルを示せていた。レースの方が強いと分かっていたし、実際そうだったと思う。もっともっと強力なパフォーマンスを披露できた可能性もあるけど、マルドナドとの問題でレースの序盤にタイムを失ってしまい、最後にペトロフとのギャップが大きくなってしまったから、あれがなければもっといけたかもしれない。チームとしてこれだけ必死にがんばれていることを誇りに思う。その結果は今見えている。現場にいる皆と拠点にいる皆に感謝する。今はライバルとしっかりと争えているし、今日の素晴らしいレースを楽しんだ。僕たちにとっては良くなっていくだけ。今日は15位にとても満足している」

シャルル・ピック(16位)

「またもスタートをうまく決められず、その後しばらくデ・ラ・ロサの後ろに引っかかってしまって大きくタイムロスした。僕たちは1ストップ戦略を選び、大半は機能していたけれど終盤にデグラデーションがひどくなって、古いタイヤを履いていた分、ティモに追い抜かれただけじゃなく彼とのタイム差も大きくなってしまった。今回のレースで自分たちが成し遂げた進歩には本当に満足しているし、がんばってくれたチームに感謝している。直近のライバル全員より前でフィニッシュできるようにするには、これからもこの方向性で進み続けないといけないけど、今日はチームでも素晴らしいバトルがあったから、少なくとも僕たちがチームとしてとてもポジティブな仕事をしていることは示せたと思う。今はモンツァを楽しみにしている」

ジョン・ブース(チーム代表)

「予選よりもレースの方が強いと予想していたが、今日はその通りになった。レースの大半は、今回のレースで投入した大幅アップグレードによって直近のライバルたちのペースに匹敵することができていたので、ライバルとのマージンを縮められたこと、そして青旗を見る回数が少なく、それもレースのかなり終盤になるまでなかったことに満足していいと思う。この漸進的なアップグレードがさらなるペースをもたらし、同一周回でレースする力を助力すると共に、レース終盤にかけての青旗の回数を軽減してくれるだろう。とてつもない波乱が起きたオープニングラップの出来事で、最終的にはセーフティカーが導入されたものの、両ドライバーともターン1に散らばった大量のデブリを避けて慎重に通らなければならなくなったのでわれわれも難しい状況に追い込まれた。その後に発生したマルドナドとティモのインシデントにより、ティモはHRT勢の後ろに下がってしまったので、セーフティカー後のリスタートでケータハムと競うという私たちの目的においては理想的な状況ではなくなってしまった。中盤のスティントでギャップを縮められるよう、ペースのポテンシャルを発揮できるようにティモの戦略を2ストップに切り替えることにした。これがうまくはまり、ティモは素晴らしい走りでこの変化に応えてくれている。シャルルにはよりコンサバな1ストップ戦略を採用したので、結果的にうちのドライバーたちが終盤で接近することになった。シャルルの方が古いタイヤを履いていたので、数周を残してティモは追い抜くことができたが、ペースがあったにもかかわらず、序盤に遭遇したインシデントの数々によってギャップが生まれていたため、この段階でペトロフに追いつく希望はまったくなかった。われわれは今回もアップグレードで前進を遂げられており、必死にがんばってくれているバンベリーの皆とパートナーであるコスワースに感謝する。これによってモンツァに向けて皆の気持ちを後押ししてくれると確信している。金曜日のフリー走行でパッケージを微調整することができれば、今の進歩をさらに発展させられるはずだ」

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