- ベルギーGP
2010年第13戦ドライバーコメント決勝
- レース:
- ベルギーGP
- チャンピオンシップ:
- F1世界選手権
- ドライバー:
- ルーカス・ディ・グラッシ
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- ハイメ・アルグエルスアリ
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- フェルナンド・アロンソ
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- ルーベンス・バリチェロ
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- セバスチャン・ブエミ
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- ジェンソン・バトン
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- ティモ・グロック
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- ルイス・ハミルトン
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- ニコ・ヒュルケンベルグ
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- 小林 可夢偉
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- ヘイキ・コバライネン
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- ロバート・クビサ
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- ビタントニオ・リウッツィ
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- フェリペ・マッサ
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- ヴィタリー・ペトロフ
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- ペドロ・デ・ラ・ロサ
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- ニコ・ロズベルグ
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- ミハエル・シューマッハ
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- ブルーノ・セナ
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- エイドリアン・スーティル
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- ヤルノ・トゥルーリ
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- セバスチャン・ベッテル
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- マーク・ウェバー
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- 山本左近
- チーム:
- HRT
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- ウィリアムズ
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- ザウバー
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- トロ・ロッソ
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- フェラーリ
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- フォース・インディア
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- マクラーレン
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- メルセデス
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- ルノー
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- レッドブル
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- ロータス
- |
- ヴァージン
- サーキット:
- スパ・フランコルシャン・サーキット
今週末のベルギーGPは常に空を見上げ気象レーダーを確認して天候を気にしながらの作業が続いたF1サーカスだが、決勝レースも例外ではなかった。スタートは各車ドライタイヤを装着したが、オープニングラップを終えるころになると雨が落ち始め、最終コーナーでクラッシュが多発。セーフティカーが導入されると雨が止み、レース終盤になると再び雨が落ちセーフティカーがコースに入るという荒れたレースになった。
そんなレースを制したのはルイス・ハミルトン(マクラーレン)。スタートで失敗したマーク・ウェバー(レッドブル)を尻目に、安定したレース運びでシーズン3勝目を手にし、ウェバーをかわしてドライバーズ選手権首位に立った。オープニングラップで7番手まで落ちたウェバーはなんとか2位の座をつかんでいる。一方、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はクラッシュに巻き込まれた挙句、最終的にはスピンしてリタイアという最悪の結果に。ジェンソン・バトン(マクラーレン)もセバスチャン・ベッテル(レッドブル)の追突の餌食になってリタイアとなり、ベッテルもポイント獲得を果たせなかった。チャンピオンシップ争いで大きな一戦になったことは間違いない。残りの6レースは、さらに激しいバトルになりそうだ。
【※レース終了後、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)に20秒加算ペナルティが与えられ13位に後退したため、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)が10位、ペドロ・デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)が11位、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)が12位に繰り上がりました】
レースを終えたドライバーたちのコメントは以下のとおり。
【マクラーレン】
ルイス・ハミルトン(優勝)
「ハンガリーでのリタイアはチャンピオンシップ争いにおいて僕にはいいものとならなかったけど、今日の勝利は巻き返しの一撃としては完ぺきだよ。スパはカレンダー上で最もチャレンジングなサーキットの1つだけど、ついにここで勝てたということに快感を得ているし、ここを制すことができたって言えるね。序盤はペースを維持してギャップを保つことができたんだ。後方のマシンがペースを上げるときは、いつだって対応できた。その後はコンディションが変化し、ターン8でコースを外れてギリギリだったね! 幸運にもコースに戻ることができ、再び集中を高めてマシンをコントロールしたよ。レースの最後にフィニッシュラインを横切ることができてすごくホッとした。素晴らしい気分だよ!」
「でも、ジェンソンに対しては残念に思っている。彼は素晴らしい仕事をしたよ。スタート直後にターン1でミラーを見たときに彼がポジションを上げているのが分かって"これはいいぞ"って思ったんだ。その後、彼が2番手に浮上したから"最高だな。また1-2するチャンスがある"って感じた。でも、彼のミスではないのにリタイアすることになってしまし、彼やチームにとっては本当に不運だ。コンストラクターズ選手権で可能な限り最高のポイントを獲得するために、彼はすべてのことをやったんだ。でも彼はより力強くなって巻き返すだろう。こういうのは当然かもしれないけど、レースを愛しているんだ。レースが僕の血液を流れていて、夏休みの間は寂しかったよ。ここスパ、しかも最も難しいコンディションの中で勝利できたのは最高さ。この勝利はチームがなきゃ叶えられなかった。彼らの素晴らしい努力がなければ、今日はこの位置にいなかっただろう。まるで初勝利のような気分さ。とにかく最高だね!」
ジェンソン・バトン(リタイア)
「今日の午後は本当に素晴らしいものになりそうだった。簡単に2番手に浮上できたんだけど、フロントウイングの左翼端板は1周目にダメージを負っていたから、ターンインの際に最大アングルがつくことになった。フロントのダウンフォースが減ったことでリアへの負担が増したよ。結果的にライバルたちを後ろに抑えておくのがかなり難しいことになったけど、ウエットコンディションでいいバトルができた。周りのドライバーよりもグリップ感はよかったと思うよ。ポジションキープのためにいい仕事ができた。それもフェアにね。その後はみんなも知っていると思うけど、セバスチャン(ベッテル/レッドブル)との接触があった。僕はいつもと同じ位置でブレーキを踏んだよ。僕が知っているのは、いきなりサイドポンツーンに衝撃を感じてラジエーターが露出し、推進力を失ったということだけさ。今テレビでその事故を見たけど、本当に変なインシデントだったと言うしかない。彼がわざとやったわけじゃないことは明白だし、彼の謝罪も聞いたよ。でも、彼が何をしていたのかは全く分からないね。僕のタイトル獲得の望みに対しては、大きな衝撃になったよ。今できるのは、次戦モンツァを楽しみにすることだけさ。モンツァは大好きなサーキットだし、可能な限りたくさんのポイントを手にするためにベストを尽くすよ」
マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)
「今日は本当に最高なレースを見ることができ、輝かしい勝利を手にすることができたのは疑う余地もない。心臓が止まるようなコースオフが1度ほどあったが、ルイスは素晴らしい走りを一貫してくれた。今日の午後だけでなく、週末を通じてだ。金曜日に走り始めたときから彼はここスパで走ることに興奮していたし、ここで勝利をする可能性があるという自信を持っていたのも明確なことだ。再びドライバーズ選手権の首位に立つことができたし、コンストラクターズ選手権でもトップを維持している」
「セバスチャンのミスによってジェンソンのレースが終わっていなければ、ジェンソンも大量のワールドチャンピオンシップポイントを手にしていたことだろう。彼にとっては、今日のレースは大いに落胆するものとなった。彼は素晴らしいドライブを見せ、変化する天候にもうまく対応した。彼はとても円熟したドライバーであり、この妨げが継続することはないだろう。最後に、ウォーキングのマクラーレン・レーシングならびにブリックスワースのメルセデス・ベンツ・ハイ・パフォーマンス・エンジンズにいる全員に最大の"よくやった"という言葉をかけたいと思う。彼らの努力がなければ、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスは先頭に戻ることができなかった。表彰台の頂点に立てなかっただろうし、勝利を意味する真っ赤なTシャツを着てシャンパンを振りまくこともできなかったのだ。モンツァもやってやろうじゃないか」
【メルセデスGP】
ミハエル・シューマッハ(7位)
「今日のレースは、チームにとっては満足の結果だった。ニコと僕のスタート位置を考えると、14番手と21番手から6位、7位に入ったんだから悪くない。それにコンストラクターズ選手権では大事なポイントだ。どうしてか分からないけど、スパではナンバー7に縁があるんだ。だから余計に特別な気分だよ。さらに荒れた天候にでもならない限り、これ以上の向上は望めなかっただろう。ニコとは2回、コース上でやり合った。1回目はいいレーシングバトルの末、僕が前に出て、2回目はリスタートの直後で、前のマシンの影響でオー・ルージュでややスロットルを緩めなければならず、ニコにあっさりやられてしまった。でも、スパはやっぱり思った通り楽しかったよ」
ニコ・ロズベルグ(6位)
「雨用セットアップが終盤にようやく利き始めて、リスタートで2つポジションを上げた。今日のところは6位フィニッシュでよしとしよう。今週末望めるベストの結果だった。マイケルとは何度かバトルをして楽しかったよ。僕らはお互い尊敬し合っているし、慎重にやればいいだけのことだ。すべて問題なかった。今日はうまくリカバリーできたけど、シーズンをいい形で終えようとするなら、まだまだクルマを改善しなければいけない」
ロス・ブラウン(チーム代表)
「今日のリザルトには満足しているし、とりわけ戦略が光り、予選の結果からは難しいと思われたポイントフィニッシュを達成できた。ニコとマイケル(シューマッハ)は過酷なコンディションの中、実に素晴らしいドライビングを見せ、われわれを退屈させなかった。時には少々時々心臓に悪いほどだったけれどね! だが、とてもフェアなドライビングで2人とも最後まで走り切り、期待通りの週末にしてくれた。マシンの相対的なパフォーマンスからすると、満足できるリザルトであり、チームの士気向上につながるだろう」
【レッドブル】
セバスチャン・ベッテル(15位)
「起きたことは起きたことで、変えようがない。もちろんバンプに乗ってマシンを失い、ジェンソンにぶつかってリタイアさせてしまったことは自慢できることじゃない。申し訳ないと思ってる。次のレースに期待しよう」
マーク・ウェバー(2位)
「スタートは大失敗だったよ。あんなにポジションを失ってしまうなんてね。でも幸いここはモナコやバルセロナみたいにレース中の順位が不動のコースじゃない。最初の数ラップで何人か抜いて少しポジションを取り戻した――その後も長いレースになることは分かっていたし、2位フィニッシュなら上々の結果だ。終盤はなかなかチャレンジングで、マシンをコース上にとどめるのが大変だった。あれだけコンディションが変化したのに、予選トップ3が全員表彰台だなんて信じられないよ! 僕はいい1日だった。チームとしてもっとポイントが取れなかったのは残念だけど、コンストラクターズ選手権はリードしているんだし、モンツァでもそうありたいね」
クリスチャン・ホーナー(チーム代表)
「今日のマークはとても良かった。スタートは悪かったが非常に成熟したドライビングだった。失敗を見事に挽回し、マクラーレン向きであることが明らかなコースで大人の走りを見せた。2位フィニッシュは素晴らしいリザルトで、ピット作業でマークをクビサの前に送り出してくれたクルーの業績でもある。セバスチャンは残念ながら、考えられるすべての災難が降りかかった感じだった。1周目は芝の上に押し出され、ポジションを上げながらジェンソンと争っていた。バスストップでのジェンソンのブレーキングが速すぎて不意を突かれたのだろう。避けようとしたセバスチャンは挙動を乱し、ジェンソンを巻き込んでしまった。その後リウッツィとも不運な接触があり、セバスチャンにとってはついていない週末だった」
【フェラーリ】
フェリペ・マッサ(4位)
「ポジティブな結果になったと思うし、アクシデントによってベッテル(レッドブル)とバトン(マクラーレン)がいなくなったことを考えれば、僕らは少しラッキーだったとさえ言えるかもしれない。今週末はレッドブルとマクラーレンが僕らよりも強力だったけど、僕らはチームとして働き、レースの前とレース中に適切な選択ができた。僕らのセットアップはドライで効率的になるようになっていたけど、特にセクター2ではウエットコンディションに見舞われた。それでも、僕らは最初の2つのセクターで競争力があったよ。これから僕らのホームレースとなるモンツァに向かう。トップスピードとブレーキング時の安定性が重要になるレースに期待しているよ。今後も最後まで戦い続ける。それはチャンピオンシップがより難しい状況になったとしてもそうだ」
フェルナンド・アロンソ(リタイア)
「7戦で争われる"決勝戦"の第1ラウンドは僕、それから他の5人のファイナリストのうちの2人にとってうまくいかなかったけど、他の2人は最高の結果を残した。これにより、今日失ったポジションをどこかで挽回しなきゃいけないってことさ。スタートではすぐにポジションを上げることができたし、いいレースができる兆候があった。その後はよくないタイミングでよくない位置にいてしまい、ルーベンス(バリチェロ/ウィリアムズ)がブレーキング時にマシンをコントロールできずに僕に突っ込んできた。すぐにピットに入ってタイヤ交換を行い、マシンが大丈夫か確認したんだ。インターミディエイトタイヤに交換するときはもっと強い雨が一貫して降ると考えていたんだけど、そうはならなかった。昨日は雨が降ることを願ったけど、実際にはそうならなかった。オーバーテイクして上位に戻るためにはピットインしてソフトタイヤに履き替える必要があったんだ。その後は縁石に乗ってコースを外れ、レースが終わってしまった。大量ポイントを手にはできなかっただろうけど、こうなってしまったのは残念だよ。よくない結果だから落胆しているけど、だからといってタイトル獲得の可能性をあきらめたわけじゃないんだ」
クリス・ダイヤー(チーフトラックエンジニア)
「フェリペはいいレースを戦い、常にトラブルを避けて正しい判断をし、いい結果を手にした。このグランプリにおけるわれわれのパフォーマンスレベルを考えれば、このような結果は想定以上のものだ。一方、もう片方のガレージは大きな落胆のムードが漂っている。というのも、ポイント獲得のチャンスを逸したことでフェルナンドのタイトル争いに深刻な影響があるからだ。彼のレースは序盤にバリチェロと接触したことでピットインを余儀なくされたことで厳しいものとなった。その時点でわれわれに失うものはなかったため、インターミディエイトタイヤに履き替えるというギャンブルに打って出た。しかし、再びピットに彼を呼んでドライタイヤに交換しなければならなかった。その後はポジションを上げることができたが、残念ながらウエット路面に足を取られてポイント獲得の可能性を失ってしまった。残り6戦には可能な限り最高の方法でタックルしなければならない」
【ウィリアムズ】
ルーベンス・バリチェロ(リタイア)
「オープニングラップでは、僕の経験を持ってしても、路面の濡れ具合を知るのはすごく難しかった。ブランシモンあたりは完全に濡れてたよ。ロズベルグ(メルセデスGP)にドアを閉められてしまい、かなり早めにブレーキを踏んだんだけどマシンが止まってくれなかった。それでマシンがまっすぐアロンソに向かって走っていってしまったけど、これについては申し訳なく思う。チームのことを考えても、残念だった。今週末はポジティブだったから、いい結果を残して素晴らしい結末を迎えたかったね。300戦目はいい結果にならなかったけど、301戦目はうまくいくって自信があるよ!」
ニコ・ヒュルケンベルグ(14位)
「レースの序盤にスロットルコントロールの問題が発生し、マシンを扱うのがすごく難しくなったんだ。それで予定外のピットストップを行ったけど、停止した時にエンジンが止まってしまい、リスタートする必要があった。結果的にポジションを落としてしまい、その後はエンジンコントロールがない状態で雨に対処しなきゃいけなくなったから、何度かスピンしたよ。終盤には逆転に望みをかけ、タイヤ戦略でギャンブルに打って出たんだ」
サム・マイケル(テクニカルディレクター)
「今日はルーベンスにとってオープニングラップがよくなく、ニコにはコントロールシステム上の問題が発生してドライバビリティ面で妥協せざるを得なくなった。また、ピットストップ時にはエンジンが停止してしまったよ。それでもペースは改善されたし、今後のレースではよりよいパフォーマンスを発揮できるはずだ」
【ルノー】
ロバート・クビサ(3位)
「すべてのセッションでコンペティティブだった週末に、この結果は本当に最高だよ。マクラーレンやレッドブルと競い合ったんだからね。スパで僕たちがこのレベルにいるなんて誰も予想していなかったから、自分たちが取り組んだ仕事に満足していいと思う。スタートは(場所によって)コンディションがかなり違っていて、セーフティカーが入る前も後も路面は湿っていた。バトン(マクラーレン)とベッテル(レッドブル)が接触したとき、僕は4番手を走っていたんだけど、レース中はジェンソン(バトン)以上に速く走ることができたと思う。コースがクリアになった時は限界を攻めることができたし、マシンの感触も本当によかった。プライムタイヤへの交換はウェバー(レッドブル)が僕より先だったけど、チームが最高の仕事をしてくれて彼の前に出ることができたんだ。オー・ルージュ後の丘にかけてはかなり接近したけど、ポジションを守れたし、その後は少し引き離すこともできた。また雨が降り出した時はサーキットが本当に滑りやすかったけど、ピットストップした周回でルイス(ハミルトン/マクラーレン)に追いつけた。ピットレーンに向かっている時はとにかく楽に行こうと心がけたよ。だって本当に滑りやすかったから。だけど、ステアリングホイールには切り替えなきゃいけないことが山ほどあって、ここで集中が乱れちゃったことは僕のミス。ふと見たらブレーキングポイントを通りすぎていたんだ。それでフロントホイールをロックしてしまい、メカニックの数人とぶつかった。誰もケガをしなくてよかったと思っている。それでポジションをひとつ失ったけれど、本当にミスしやすいレースだったから、スタート時のポジションを守り切れたことには満足できると思う。僕たちのペースは本当にコンペティティブだった」
ヴィタリー・ペトロフ(9位)
「今日はポイント獲得が目標だったから、9位でフィニッシュできたことはよかったと思う。スタートは問題なく、そこから必死にプッシュして順位を上げようとがんばった。レースは良かったけれど、コンディションは本当に難しくて使うタイヤを選ぶのに苦労した。チームが素晴らしい判断をしてくれたから、スリック(タイヤ)で長時間走り続けられたし、タイヤの力を最大限に生かせたと思う。昨日の予選ではミスを犯してしまったけど、自分たちが常にトップ10に入れることは示せたから、次は予選をもっとしっかりやって、こんなにたくさんのマシンをオーバーテイクしなくていいようにしたいな。それに、今週末はFダクトを投入したから、優れた直線スピードを得られたし、ロズベルグ(メルセデスGP)とのバトルでは(Fダクトが)役に立った。この先のレースも見通しはいいと思うよ」
エリック・ブーリエ(チーム代表)
「ロバート(クビサ)のシーズン3回目の表彰台はチームにとって最高の結果だ。加えて、ヴィタリー(ペトロフ)も後方グリッドから入賞を果たす強力なパフォーマンスを見せてくれた。全体的には今週末を通してとても満足できる結果だと思う。特にFダクトを含む最新のアップデートを持ち込んだ中で、それをすぐさま適切に機能させられたことには満足していいはずだ。今週末はわれわれの素晴らしい前進を示している。残りのシーズンに向けてとても見込みがある」
【フォース・インディア】
エイドリアン・スーティル(5位)
「再び5位に入れたけど、8番手スタートだったから大満足しているよ。考えられる限り、最高の結果だと思うんだ。すごく難しいコンディションで、天候がどうなるかなんて誰もわからなかった。雨が降った時も場所によっては晴れていたり激しい雨が落ちていたりしていたから、安全にマシンをゴールまで持っていくことに本当に集中しなきゃいけなかった。もちろん、激しくレースしていたから、特にセーフティカー導入後に接近戦となった時はプッシュし続ける必要があった。僕たちはすごいレースをして、オーバーテイクもたくさん決めたよ。導入されたアップグレードがうまく機能したけど、まだ改善できる。まだ開発がスタートしたばかりだし、次のモンツァも悪くなさそうだ」
ビタントニオ・リウッツィ(10位)
「タフなレースだったし、ポイントを手にできなかったことが残念だ。いいスタートを決めたんだけど、ソフトコンパウンドを履いていた序盤から前後ともにグレイニングを抱えてしまい、フロントウイングにもダメージがあった。早めにピットに入ることにしてハードタイヤでロングスティントを過ごすことに決めたけど、僕らはそっちのタイヤセットのほうがいいペースで走れたからいい決断だった。ポジションも11番手で、ポイント圏内から遠く離れてはいないしね。だけど最終コーナーでベッテルが僕をオーバーテイクしようとしたときに、フロントウイングが壊れてしまい、今日のレースでポイントを手にできなくなった。ウイング変更によって30秒以上ロスしたから、これがなければ8位やそれより上でゴールできただろう。レースペースはよかったし、マシンも今週末で一番安定していたから、このことは誇るべきだ。15日後にイタリアで行われる僕のホームレースを楽しみにしているよ」
オットマー・サフナウアー(COO/最高執行責任者)
「再びポイント獲得を果たすことができてとてもうれしく思っているのは当然のことだ。両ドライバーともに力強いレースペースを発揮し、われわれもチームとして変化する天候をモニタリングできた。トニオ(リウッツィの愛称)はベッテルとの接触でフロントウイングを落とし、ポイントを手にできなかったのは不運としか言えない。現在のチャンピオンシップではポイントを獲ることが重要であり、数週間後にモンツァで行われるレースではいいペースが発揮できるだろう」
【トロ・ロッソ】
セバスチャン・ブエミ(13位)
「スタートはかなりうまくいったんだけど、その後の第1コーナーで誰かが僕にぶつかってきて左リアタイヤを引っかかれた。ディフューザーもダメージを負っちゃってオーバーステアがひどかったから、ディファレンシャルをロックしたりフロントウイングを安定させるためにセッティングを変えたり、やれることはすべてやったんだ。その時のマシンはドライブできるような状態じゃなくて、ペースの点ではかなり影響したと思う。だから、残念なことに、これ以上の結果は無理だったし、結果にはがっかりしている。今回のレースは入賞を狙えたはずだと思うと余計にね。でもそれがレースだ」
ハイメ・アルグエルスアリ(10位)
「いい週末だったよ。昨日の予選の時点で自分のパフォーマンスには満足していたけれど、今日はキャリアの中で一番エキサイティングなレースだった。タイヤ選択に関しては判断が本当に難しかったと思う。チームのポテンシャルを考えると今日のパフォーマンスはそれほど悪くないと思うし、ポイントを獲得できてうれしい。今はモンツァが待ち遠しいよ。ファクトリーの皆がレースを見に来てくれるから、彼らのためにいいショーを見せられるといいな」
フランツ・トスト(チーム代表)
「スタートからフィニッシュまで実にファンタスティックなF1レースだった。全体的に素晴らしいバトルが多く、またスパでは恒例の雨が降ったり止んだりで、興味深いシナリオを生んだ。うちのドライバーは2人ともいいスタートだったが、残念ながら、ブエミは誰かにぶつけられ、左リアタイヤにダメージを負ってピットに入らざるを得なかった上、インターミディエイトタイヤに履き替えたことで、さらにタイムを失っている。あの接触でフロアにダメージを負ったのは残念だったし、それによってレース後半の彼のパフォーマンスは妥協を強いられた。ハイメ(アルグエルスアリ)はいいレースだったものの、最初のストップでインターミディエイトタイヤに履き替える必要はなかった。とはいえ、後知恵なら誰だって賢くなれるものだ。見事なペースでラップタイムも素晴らしかったので、余計なピットストップがなければもっと上位でフィニッシュできただろうし、かなりいい結果を残せただろう。終盤にもリウッツィ(フォース・インディア)からポジションを死守するという素晴らしい仕事をしてくれた。ハイメがインターミディエイトタイヤだったのに対し、(リウッツィは)ウエットタイヤを履いていたのでアドバンテージがあったにもかかわらずだ。1点を手に入れられたことは素晴らしいし、全体的なパフォーマンスレベルも悪くなかったので、ホームレースとなるモンツァで何ができるか考えていく」
【ロータス】
ヤルノ・トゥルーリ(19位)
「かなりエキサイティングでいろいろな出来事が含まれたレースになったけど、スパではこれが普通なのさ! スタートではヘイキ(コバライネン)を避けるためにワイドにふくらむ必要があり、残念ながら数台にオーバーテイクされてしまった。その後はリアタイヤのオーバーヒートに苦しんだけど、その後は改善されたからプッシュすることができたし、後方集団を引き離すこともできた。雨が降るまではいいスティントだったよ。直近のライバルには大きなマージンを築いていたから、かなりいい感じだと考えていたんだけど、セーフティカーが出てしまったのさ。リスタートではライバルたちについて行ったけど、視界が酷くて高速コーナーで少しミスし、白線を踏んでしまった。それで滑ってしまい、いくつかポジションを落としたよ。そのまま走ったけど、レースはその時点で終わってしまったようなものさ。2台が完走できたのはうれしいし、直近のライバルたちに対してアドバンテージを築けたのもいいことだ。モンツァもがんばるよ!」
ヘイキ・コバライネン(16位)
「スタートではエンジンがうまくいかなくてアンチストールモードを発動したんだ。スピードに乗った時にはすでに他車にオーバーテイクされていたよ。雨が降り始めてからは最終コーナーでフロントウイングを壊してしまったから、ピットストップを余儀なくされた。僕らはギャンブルに打って出てインター(インターミディエイトタイヤ)に交換したんだけど、雨が止んでしまったから再びピットに戻らなければならず、前にいた集団とのタイム差が開いてしまったよ。その後は最高の仕事をして終盤の雨でチャンスを得る可能性を待った。そこでいくらか順位を上げることができ、16位でゴールできたんだ」
マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)
「エキサイティングなレースで、ここスパでは典型的なさまざまな出来事が盛りだくさんのレースだった。どちらのドライバーも最高のスタートを切ることができず、いくらかポジションを落とした。ヘイキは雨が降り始めたときに問題を抱えてしまい、インターミディエイトにタイヤを変更したが、その後少ししてタイヤを戻すために彼を呼ばなければならなかった。それでも素晴らしいレースを戦った彼は、終盤のウエットコンディションで速さを発揮して再び新規参入チームで最高の成績を得ることができた。ヤルノも力強いレースを過ごしたよ。彼は序盤にタイヤに苦しんだが、レース中盤のペースはとても強力だった。ウエットコンディションという難しい状況でスピンしてしまい、2台が新規参入勢でトップに立つことができなかったのは残念だ。それでも、2台が完走したことでチーム全体にとっていい週末になった」
【HRT】
山本左近(20位)
「レースではたくさんのことがありましたが、僕はいいスタートを決めていくつかポジションを上げることができました。しかしオプションタイヤでプッシュするのは難しかったので、プライムタイヤに変更しました。レースの終盤には雨が落ち、タイヤ変更を迫られたのでギャンブルに打って出てウエットタイヤに変更してみました。序盤には雨が少なかったこともあってタイヤには厳しく、かなりグレイニングが進んでしまいましたね。そのため、雨が激しくなったときに少しパフォーマンスを落としてしまいました。それでも満足していますし、再びタフなレースを完走できたことについてチームに感謝したいです」
ブルーノ・セナ(リタイア)
「残念ながら、僕にとっては少し不運なレースになってしまったよ。おそらく過去最高の、本当にいいスタートを決めたよ。だけどターン1がかなりタイトな争いになり、僕のフロントウイングが踏まれてしまったんだ。それでピットに戻ってインターミディエイトに交換したんだけど、雨が1周で止んでしまったために再び履き替える必要があった。その1周後に左リアのサスペンションが壊れたんだ。今日はすべてが僕らにとって向かい風になったね。でも、これがモータースポーツってもの。とにかくモンツァを楽しみにして、そこではよりよい結果になることを期待するさ」
コリン・コレス(チーム代表)
「今日は変化するコンディションにより忙しく難しいレースになった。われわれはドライタイヤでスタートし、山本左近は1周目に13番手までポジションを上げることができた。ブルーノ・セナは1周目にフロントウイングを壊したため、ピットストップ時にノーズを変更する必要があったが、その際にインターミディエイトに履き替えている。しかし、その後左リヤサスペンションが壊れ、レース序盤のリタイアを迫られた。レース終盤に雨が激しくなったときには、左近の2回目のピットストップでウエットタイヤに交換した。今週末、特にピットストップで努力してくれたチームスタッフに感謝している。これからは次戦モンツァに集中し、そこで再びいいパフォーマンスを発揮できることを期待している」
【BMWザウバー】
ペドロ・デ・ラ・ロサ(12位)
「すごくおもしろいレースだったよ。最後尾スタートを余儀なくされたんだから、12位完走という結果には不満を言うべきじゃないだろう。でも、レース終了の2周前には10番手を走行していてポイント獲得が可能だったんだ。僕はフルウエット(ウエットタイヤ)を履いていたけど、雨があまり激しくなかったから路面にある水量がタイヤを壊すほど十分にはなかったんだ。すぐに乾いてしまい、ヴィタリー・ペトロフ(ルノー)を捕まえようとしたときにミスしてしまった。グラベルにはまって2つポジションを落としたよ。でも、ウエットタイヤを履いていたことを考えれば、あれは適切な動きだった。今日はチャンスを生かす必要があったね。1回目のピットストップでインターミディエイトに履き替えても、多かれ少なかれ同じ結果だったろう。その後、スリックに戻さなきゃいけなかったから。でも、今も言ったように、僕らはチャンスを生かすべきだった」
小林可夢偉(8位)
「すごく難しいレースでしたが、僕にとってはすべてがうまく機能しました。チームは適切な時に適切なタイヤ選択を行う上で最高の決断をしてくれ、ピットストップも素晴らしかったです。レースでは周回ごとに路面コンディションが変化し、簡単ではありませんでした。特に昨日の予選の出来事がありましたから、17番グリッドからミスをせずにマシンをゴールまで運び、4ポイントを手にできたことに大満足しています」
ペーター・ザウバー(チーム代表)
「この難しいコンディションの中、グリッド後方からスタートした可夢偉が再び力強く円熟したパフォーマンスを発揮してくれた。適切なタイヤ戦略を選んだチームも称賛すべきだし、ピットストップ中の作業も素晴らしかった」
ジェームズ・キー(テクニカルディレクター)
「機能がとても難しい1日だっただけに、いくらかポイントを手にできたことは大変うれしく思っている。天候変化が激しいレースとなり、適切なタイミングで適切な判断をする必要があった。激しい雨は3度あった。チームは正しい判断をし、可夢偉もこういった難しい状況下でうまくマシンをコントロールして8位で帰ってきてくれたよ。後方からの追い上げだったし、かなりポジションを上げることができた。ペドロについては終盤にフルウエットタイヤを装着するという少し異なった戦略を試してみたのだが、それは激しい雨が降る可能性があったためだ。当初は昨日したように見えたのだが、タイヤがすぐに摩耗してしまったのでペドロは10番手を守れなかった。とにかく、昨日直面した難しい状況から適切にリカバリーできたよ」
【ヴァージン】
ティモ・グロック(18位)
「なかなか盛りだくさんのレースだった。スタートは良かったけど、またも誰かに押し出され、2つポジションを失った。バリチェロとアロンソの事故で大回りしなければならず、50mボードに突っ込んでフロントウイングを傷めてしまった。すぐにピットインすることになり、大幅にタイムロスした。その後はトゥルーリとルーカスに追いつかなければいけなくて、ウエットタイヤを履くというギャンブルに出たものの、降るタイミングが遅くて成功しなかった――今年のレースはツキがなさ過ぎだよ。週末を通して難しいコンディションだったけど、なかなか面白いレースになったね。予選は僕らに味方してくれたけど、レースはそうじゃなかった」
ルーカス・ディ・グラッシ(17位)
「全体として非常にいいレースだった。自分のドライビングに満足しているし、チームも素晴らしい仕事をしてくれた。天候の変化でドライからハーフウエット、フルウエットへと移り変わる難しいコンディションだった。チームはいいタイミングでピットに呼び入れてくれて、正しいタイヤをつけてくれた。コバライネンがターン5でシケインをカットしたのは明らかだ。レースオフィシャルにはきちんと伝えたよ。この件について進展があればいいんだけど」
ニック・ワース(テクニカルディレクター)
「エキサイティングでイベントフルなレースだった。ウエットレースになることを期待してハイダウンフォース仕様に賭けたが、最終的にはそのギャンブルが功を奏するほどの雨量ではなかった。ティモは不運にもフロントウイングを失いピットインを強いられたが、金曜日のクラッシュでスペアウイングを壊していたため、まったく同じ仕様のものではなかった。それにもかかわらず、彼はルーカスとヤルノを追い上げていた。雨が降り始めたところでティモは早めに入ってフルウエットに賭けたが、残念ながら成功はしなかった。一方、ルーカスのレースはスムーズに運び、このトリッキーなコンディションの中、ルーキーとしては見事なパフォーマンスを見せた。2台ともきちんと完走できたことに満足しており、ヨーロッパラウンド最終戦のモンツァではもう少し運が向いてくることを願っている」
【※レース終了後、ハイメ・アルグエルスアリ(トロ・ロッソ)に20秒加算ペナルティが与えられ13位に後退したため、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)が10位、ペドロ・デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)が11位、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)が12位に繰り上がりました】


