ベルギーGP

/ News

  • ベルギーGP

ベルギーGP木曜日の記者会見パート2

Jim
2010年8月27日 « ベルギーGP木曜日の記者会見パート1 | レッドブルをライバル視するアロンソ »
チャンピオンになれるかどうかはベッテルのがんばり次第とシューマッハ © Getty Images
拡大

ベルギーGP開幕を控えた26日(木)、セバスチャン・ブエミ(トロ・ロッソ)、ペドロ・デ・ラ・ロサ(BMWザウバー)、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)、ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がFIA公式記者会見に出席した。

Q: マイケル(ミハエル・シューマッハ)、先ほどルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)と話してきました。今日、ハンガリーGP中の一件を謝罪するテキストメッセージを送られたそうですね。この件について、今週末中に個人的に彼と話す予定はありますか?

ミハエル・シューマッハ: ルーベンス(バリチェロ)と話すのに問題は何もないよ。ただ、僕がテキストを送った理由は2つある。ひとつは今回が彼の300戦目だから。僕たちは一緒にやってきた歴史があるから、彼を祝い、その件をはっきりさせるのに適切だと考えた。彼は僕が彼をウオールに押しやりたかったと考えていたようだけど、そうじゃない。接戦のレースをしたかったのは確かだけど、ウオールとの接触を望んでいたわけじゃないから、それをはっきりさせたかった。彼がそう感じていたのなら、謝らなきゃと思ったんだ。

Q: マイケル、今週末のレースからシーズンの第三幕が開けます。タイトルを獲得するチャンスがあるドライバーは数名いますが、現在ランキング3位につけているセバスチャン(ベッテル)が最終的にトップに立つチャンスはあると思われますか? もしそうなら、その理由は何ですか?

シューマッハ: 理由は簡単だと思うよ。彼のマシンはとてもコンペティティブでとても強そうだからね。今年は何度か不運もあったから、彼がこの先いかに一貫してパフォーマンスを改善し、ポイントを手にしていくかは彼次第だ。確かに彼はチャンピオンシップを戦う上でとてもいいポジションにいるけど、前にも言った通り、戦いは接近している。開発やちょっとした運とか、いろんなことが関係してくるけれど結局は自分次第なんだ。彼はすでに不運も経験しているから、残りのシーズンでは運が彼の味方をしてくれるよう願おう。

Q: セバスチャン(ベッテル)、ご自身のマシンパフォーマンスを考えると、実際はもう少しポイントを獲得していてしかるべきかと思います。残りのシーズンで重要なポイントを取りこぼさないよう、個人的に、またチームとして取り組み方を変えられる予定はありますか?

セバスチャン・ベッテル: そうだね、僕ももっとポイントを獲得しているべきだと思う。英語で言うと意味があるのかどうか分からないけど、僕の生まれたところ(ドイツ)では"くだらないことをしなければ獲物は捕まえられる"という意味のことわざがあるんだ。基本的には"タラレバ"の話さ。すべて問題ないけど、結局はスコアボードに何点刻めたか、それ次第だ。とても接戦だと思っている。確かにマーク(ウェバー)がチャンピオンシップをリードしているけど、僕は10点しか離されていない。コンストラクターズ(選手権)はトップだ。うん、僕たちはもっとポイントを取っているべきだと議論することはできるだろうけど、それでも他のチームも他のドライバーだって同じことで、彼らだって現実以上にポイントを取れていたはず。だから、要するに今の自分は自分でしかなくて、今のポジションが自分たちのポジションなのさ。ある意味、チャンピオンシップはここでゼロから始まるようなもので、すべてのレースに集中していかなきゃいけない。あと20戦とか15戦くらいあるのなら、もう少しチャンスはあるだろうし、ミスが許される余地もあるかもしれないけど、残り7戦しかないから1点1点がより重要になってくる。

Q: 皆さんに質問です。今回はスパが舞台ですが、F1カレンダーの中で一番気に入っているコーナーはどこですか?

ペドロ・デ・ラ・ロサ: 正直、お気に入りというのはないな。全部いいから。一番難しくてチャレンジングという意味で僕にとって最高のコーナーは、このスパのプーオンかな。ものすごく最高の気分なんだ。とにかく超高速。ブレーキは踏まない。ただマシンを転がす。そんな感じかな。少なくとも今年はね。僕にとってはそれが本当にチャレンジングなコーナーで、とてもとても難しい。ファンタスティック。

セバスチャン・ブエミ: ペドロ(デ・ラ・ロサ)が言ったコーナーは僕もそう思う。プーオンはいいコーナーだ。でも、オー・ルージュやラディオンもスペシャルだよ。あれだけ速く丘を上っていく時にこんな風な気持ちになるところは(他に)ない。だから、ひとつを選ばなきゃいけないとすれば、そこかな。

ルイス・ハミルトン: かなり難しいな・・・ペドロが言ったように、特にこれといってお気に入りはないんだ。どれかを選ぶなんて難し過ぎるよ。すべてのコースマップを広げてみれば、いくつか好きなところを選べるかもしれないけど、彼と同じく、パッと思いつくとすればプーオンかな。

シューマッハ: オー・ルージュが出てくるのは当然として、実際、何年か前――数年――はスリリングだったけど、現代のマシンはマシンがかなり改善されているから、だいぶ簡単になったのは間違いない。違うコースにはなったけど、それでもスパは素晴らしい興奮をもたらしてくれるし、どれかひとつのコーナーだけじゃなく、第1セクターはすべてまとめて最高だよ。僕が大好きなところはそこかな。

ベッテル: 僕はF1に存在する最悪のコーナーなら全部好きと言える。だってそうすれば最高のコーナーはポジティブな気持ちやいい感触が得られるからね。たったひとつのコーナーを名指しするのは難しい。このスパとか、高速コーナーがある他のサーキットを挙げる人が多いだろうけど。基本的にはマシンやドライバーがギリギリの状態になるコーナーが一番楽しめると思うよ。僕たち皆、速いのが好きだから、ここみたいに高速コーナーが多いところから選ばれるだろうし、きっと全員が好きだと思う。僕も特に好きだよ。

Q: 皆さんにうかがいます。スパは特別なコースで、いつもここでは何かしら違ったことが起こります。いい悪いはどちらでも構いませんが、このコースに何か特別な思い出はありますか?

デ・ラ・ロサ: そうだね、僕はここで4回しかレースをしたことがないし、スパのスペシャリストってわけじゃないから、とりわけいい思い出も悪い思い出もないよ。走るのはとても素晴らしいコースだけど、予選10番手だった2001年は(レースで)アクシデントが起きた。自分は1ストップ戦略を採ったけど皆は2回(のストップ)で、セーフティカーが導入されて赤旗が振られたことで僕のレースは台無しになった。戦略的には赤旗に1ストップ戦略というのはダメだったと思うけど、本当ならうまくいくはずだったんだ。そうはならなかったけど、このコースはずっと好きだよ。僕はここのスペシャリストじゃないけど、今年は記憶に残るようなレースになることを願おう。

ブエミ: F1でここを走るのは今回が2回目だから、思い出っていうのは多くないけど、下位カテゴリーでは何度か優勝したことがある。それはいい思い出だよ。それに昨年はF1で初めて走ったから、ちょっと特別だったな。だって、GP2や他のカテゴリーじゃ味わえない特別なものがあるから、昨年もいい思い出のひとつさ。今年はポイントを獲得していいレースにしたいな。

ハミルトン: 僕はフォーミュラ・ルノー時代にここで何度かいいレースをしたことがあるし、F3でも2005年に当時チームメイトだったエイドリアン・スーティル(現フォース・インディア)といいレースを戦った。ウエットでオー・ルージュを駆け抜けるのはちょっとすごいよね。F1でも結果にかかわらず、2008年は最高の思い出と言える。最高のレースだったと思うし、とても楽しかったのは間違いない。

シューマッハ: うん、僕は1995年がいい思い出かな。たぶん今週末も同じようなポジションにいるだろうね。この状況で、あの年の思い出を持ってスパに来られたのはいいこと。楽しみだ。
(訳注:シューマッハは1995年ベルギーGPで予選16番手から優勝した)

ベッテル: 2006年にここで指を骨折したんだ。ワールド・シリーズ(バイ・ルノー)でクラッシュしちゃって、初めてここのメディカルセンターに行った。そうしたら救急車に乗せられて病院に搬送されたんだ。あんまりいい経験じゃないよ。もう二度とごめんだ。でも、それも経験。別に足をケガしたわけじゃないのに車椅子に乗せられて、おばあちゃんが着るような変な服を着せられて・・・。

シューマッハ: 写真は?

ベッテル: 写真はないよ。うん、そういう経験は忘れられないものでしょ。その時の救急車のドライバーはもしかしたら僕たち皆以上にクレイジーだったかもしれない。それから、2年前の2008年は確かレースの最後に小雨が降って混乱のフィニッシュになったんだよね。たった1周のうちに4番手から8番手、また4番手とポジションが変わった。かなりスペシャルだった。ここは1周がかなり長いし、いろんなことが起こり得る。こういうことがあるんだと思っていなきゃいけない。でも、いろいろ起こるのは素晴らしいサーキットさ。

Q: ルイス(ハミルトン)、ホッケンハイムとハンガロリンクの2戦ではレッドブルとフェラーリが同じレベルで、マクラーレンがまずまずのギャップで後ろにつけていましたが、ファクトリーが閉鎖されていたことを考えると、ここからチャンピオンシップが新たに始まると思われますか?

ハミルトン: すぐに何か変わるとは思わない。確かに、(ファクトリーは)閉鎖していたから、僕たちのマシンは前回のレースとほとんど同じ状態だと思う。金曜日と土曜日はタイムを縮めてダウンフォースを得るために理解を深められるよう情報を集める必要があるけど、それをしながらいろいろとテストしなきゃいけないし、それができるのはいいことだ。それができて初めて本当の前進を遂げられる。リスタートだとは思わない。継続されているものだから。ここにいるドライバーたちは本当に速い。特にレッドブル勢が速いから、彼らに引き離されないよう、やれることはすべてやらなきゃいけない。

Q: セバスチャン(ベッテル)、明日はチームメイトに何をプレゼントしますか? 彼の34歳の誕生日です。

ベッテル: 彼の誕生日だとは知らなかったから、何も持ってきてないんだ。どうだろうね。何か見つけなきゃ。ホテルには無料のシャンプーとかがついているでしょ、それが最終手段かな。もちろん、彼には秘密だよ。

© ESPN Sports Media Ltd.