ベルギーGP

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「何、何なの・・・今の何?!」

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2018年8月29日
© Mark Thompson/Getty Images
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メルセデスとフェラーリが再びシーソーゲームを繰り広げ、キミ・ライコネンのコメントが期待を裏切らないエンターテインメントを提供したベルギーGPの週末から無線の傑作集を総まとめ。

「ストフェル、マシンは大丈夫か?」
「いや。そんなわけないだろ。ていうか、あのメルセデスは一体何のつもり? 芝に押し出されたよ」

土曜日のフリー走行中、ケメルストレートでメルセデスのバルテリ・ボッタスに押し出され、スピンを喫したストフェル・バンドールン。

「ああ・・・見えてなかったよ」

すでに1台、フェルナンド・アロンソが乗るオレンジのマシンを前に出していたボッタスは、まさかすぐ後ろにチームメイトまでいるとは思わなかったと、やや決まり悪そうに告白した。

「ストップ! ストップ! フロアが傷つくってば。ちょっ、【ピーーー】! 何してんの(イタリア語)、クルマを持ち上げなきゃダメだってば!・・・フロアを引きずってる・・・引きずってるってのに。リアを上げて! ちゃんと持ち上げて転がしてよ」

予選中、ピットボックスで大混乱に陥り、大量の時間を失ったフェラーリ。クルーも大慌てだったようで、セバスチャン・ベッテルがその不手際を指摘している。ルイス・ハミルトンにポールを奪われた後、ベッテルは停車したフェラーリマシンのフロアを確認していた。

「イエス! よくやった。こいつは強烈だったな」

再びウエットウエザーで一流のパフォーマンスを見せたルイス・ハミルトンにレースエンジニア、ピーター・ボニントンがかけた言葉。

「エステバン、3番手だ」
「ジョークでしょ? ジョークだよね? WOOO! イエス! WOO! みんな、ありがとう」

雨のQ3で自身キャリアベストの予選リザルトを獲得し、大喜びのエステバン・オコンだった。

© Mark Thompson/Getty Images
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「うーわ! な、何、何なの・・・今の何?!」

スタート後、アロンソのマシンに頭上を飛び越えられたザウバーのシャルル・ルクレールは、何が彼のレースをこれほど早く終わらせたのか、理解できていない様子だった。すぐにリプレー映像により、根本的な原因はターン1でブレーキングポイントを見誤ったニコ・ヒュルケンベルグのせいだと判明した。

【続:コミュニケーションがうまくいかないライコネン】

「ドライブ不能の状態なんだけど」
「何ならボックスに入ってフロントウイングを減らしてみようか?」
「いや、何か引きずってるんだって。こんな状態で走れるわけないだろ。スピンするに決まってる」

1コーナーの被害者の1人となっていたライコネンはフェラーリにダメージを報告するのだが・・・。

「分かった。キミ、ボックスだ。ボックス、ボックス・・・いや、やっぱり継続だ、キミ。このまま行く。ゴー、ゴー、ゴー、ゴー、ゴー!」

マシンはもうピットエントリーに差し掛かっているというのに、優柔不断なフェラーリのピットウオール。

「いや、だけどストレートでDRSが開いたままなんだ。つまり、押してないのに開いてるんだよ。道理でリアが反応しないわけだ・・・開きっぱなしなんだって!」

とても運転できる状態ではないとライコネンは抗議。

「OK、リタイアしよう、キミ。リタイアだ」

数秒前までダメージを負ったまま走行を続けさせようとしていたフェラーリはここでようやく考えを変え、レースを終わらせることにした。

【レース終了】

「P1だ、セバスチャン。P1。正々堂々とした戦いだった。ブラビッシモ」

メルセデスへのメッセージなのだろうか? 悠々と勝利飾ったベッテルに、レースエンジニアのリカルド・アダミが祝福の言葉をかけた。

「グランデ! グラツィエ、ラガッツィ(最高! みんなありがとう!)。ベッラ、ガーラ(いいレースだった)。【歌い出す】レーッドラーイト・・・スペールズ、デーンジャー! タッタッタッタ、タッタタタタ! グラツィエ、ラガッツィ。グラーツィエ! サンキュー! メカニックのみんなもよくやってくれた! グラツィエ」

歌に加えてドラムだろうか? チームをたたえる演出を自ら盛り上げるベッテル。

© Charles Coates/Getty Images
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「いい週末だったね。素晴らしいカムバックだ。みんなのおかげだよ。最高の仕事ぶりだった。新時代の始まりに素晴らしいスタートが切れた」

夏の間にローレンス・ストロールに買い取られ、新規エントリーとしての再出発となったレーシング・ポイント・フォース・インディア。苦難を乗り越え、見事な働きを見せたチームをセルジオ・ペレスがねぎらった。

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