ベルギーGP

/ News

  • ベルギーGP - 決勝

ベッテルが逆転優勝、ハミルトンは2位

Jim
2018年8月26日
© Mark Thompson/Getty Images
拡大

26日(日)、スパ・フランコルシャン・サーキットで2018年FIA F1世界選手権第13戦ベルギーGP決勝レースが開催され、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが逆転勝利を達成した。

Q2終了後に雨が降り出した予選ではタイミングをうまく取ったメルセデスのルイス・ハミルトンがポールタイムをたたき出し、週末を通して接戦を繰り広げてきたベッテルがフロントロー、路面コンディションが改善する中でベストラップを走ったフォース・インディア勢が2列目に食い込んでいる。

メルセデスのバルテリ・ボッタスは予選トップ10入りを決めるも、すでにエンジンペナルティを受けることが決まっていたため、スリックタイヤでアウトラップを走るにとどめ、インターミディエイトタイヤではタイムを計測せず。ルノーのニコ・ヒュルケンベルグもボッタスと同様にパワーユニットをフル交換してスパ・フランコルシャンの一戦に臨んでおり、さらにもう1基のターボチャージャーを投入したヒュルケンベルグには追加で5グリッド降格処分が科されている。

予選とレースの間にルノーはカルロス・サインツのパワーユニットも交換を決め、マクラーレンもストフェル・バンドールンのエンジンコンポーネントを載せ替えたため、最後列にサインツとバンドールンが並び、ボッタスとヒュルケンベルグは最後から2列目スタートとなった。

ピレリは全長7.004kmの高速ロングサーキットのスパ・フランコルシャンにミディアム、ソフト、スーパーソフトのドライタイヤを用意し、レース用タイヤとしてミディアムもしくはソフトの使用を義務付けた。

44周で争われた決勝は気温17.3度、路面温度29.6度、湿度36.6%のドライコンディションでスタートし、シグナル消灯と同時にポジションを守ろうとハミルトンがベッテルに寄せていく中、後続勢に多重クラッシュが発生。混み合うターン1に向かってブレーキングを遅らせたマシンが多く、後方スタートだったヒュルケンベルグが前にいたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)に突っ込む格好となり、アロンソはさらに前のシャルル・ルクレール(ザウバー)に激突してしまう。

アロンソのマクラーレンマシンは宙に浮き、ルクレールの頭上を越えてターン1のランオフエリアに乗り上げた。幸いにしてどのドライバーにもケガはなかったようだが、この時点でヒュルケンベルグ、アロンソ、ルクレールが戦線離脱を余儀なくされている。

さらに、ボッタスも目前にいたウィリアムズのセルゲイ・シロトキンに突っ込んでおり、レッドブルのダニエル・リカルドとフェラーリのキミ・ライコネンらも接触してマシンやタイヤにダメージを受けた。それでも、ピットにたどり着いた面々はレースを続け、リカルドはいったんガレージにマシンを入れるも、メカニックたちが大急ぎでマシンを修復している。

オープニングラップのインシデントでセーフティカーが導入され、5周目に入る前に解除と相成った。セーフティカー解除の前にはリカルドが隊列に復帰し、周回遅れの状態でレース続行を果たしている。ただ、ライコネンは接触時に痛めたリアウイングを調整するためにピットインした後、1周を経て最終的にはリタイアを喫した。

オープニングラップではターン1こそ先頭をキープしたハミルトンだったが、ケメルストレートでベッテルにオーバーテイクを許し、リスタート後にリベンジを狙ったものの、フェラーリマシンを追い抜くことはできなかった。

一方、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはレースが再開された後、フォース・インディアの2台を追い抜いて表彰台圏内の3番手に浮上し、グランドスタンドに駆けつけたオランダの"オレンジ軍団"を歓喜させた。

後方スタートに加えて接触の影響もあったボッタスはそれでも好ペースを発揮し、次々とオーバーテイクを連発していく。レースが中盤を過ぎた頃には6番手までポジションを回復、タイヤ戦略が異なるライバルたちと攻防戦を繰り広げ、30周目にユーズドのソフトタイヤに履き替えて終盤のバトルに臨んだ。序盤に緊急ピットインを強いられたボッタスはその時点で新品のスーパーソフトタイヤに交換しており、これが3セット目のタイヤだ。

フォース・インディアのエステバン・オコンを料理した後、ファステストラップを刻む好ペースを見せたボッタスは一時8秒以上離されていたもう1台のフォース・インディアを駆るセルジオ・ペレスに追いつき、スタートから数えること12台抜きを果たして4番手に上がった。

一方、スタート後にラップリーダーの座をベッテルに譲ったハミルトンはタイヤ交換のタイミングでアンダーカットを狙ったものの、フェルスタッペンに引っかかる格好で思うようなペースを発揮できず、結局、ベッテルがピットストップを終えてもポジションは変わらなかった。一時は3秒弱にまで近づいたにもかかわらず、最後は11秒以上のリードを許している。

© EMMANUEL DUNAND / AFP
拡大

快走を見せたベッテルがトップチェッカーを受け、ハミルトンが2位、フェルスタッペンが3位表彰台に上った。4位以下、入賞はボッタス、ペレス、オコン、ロマン・グロージャン(ハースF1)、ケビン・マグヌッセン(ハースF1)、ピエール・ガスリー(トロ・ロッソ)、マーカス・エリクソン(ザウバー)だ。

トロ・ロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーはエリクソンとの見応えある攻防戦を繰り広げるシーンもあったが、14位完走となり、ポイントを手に入れることはできなかった。

5日後の31日(金)にヨーロッパラウンド最終戦の舞台となるモンツァで再集結するF1サーカスは日本時間18時からシーズン第14戦イタリアGP金曜フリー走行1回目のセッションに臨むことになっている。 5

© ESPN Sports Media Ltd.