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メルセデス勢が接触! 優勝はリカルド!

M.S.
2014年8月24日
接触したメルセデスコンビ © Getty Images
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テクニカルなレイアウトで人気の高いスパ・フランコルシャン・サーキットにて、24日(日)日本時間21時から2014年FIA F1世界選手権第12戦ベルギーGP決勝が実施された。

前日に行われた予選ではポイントリーダーのニコ・ロズベルグ(メルセデス)がポールポジションを獲得し、そのタイトル争いの最大のライバルであるチームメイトのルイス・ハミルトンが2番手に入った。また、今週末はケータハムの小林可夢偉に代わってル・マン24時間を3度制したベテラン、アンドレ・ロッテーラが参戦する。

サーキットは1周7.004km、決勝レースは44周で行われる。スパに用意されたドライタイヤはピレリのミディアムコンパウンド(プライム)とソフトコンパウンド(オプション)だった。

スタート時のタイヤとしては14番グリッドのエイドリアン・スーティル(ザウバー)のみがミディアムタイヤを選んでいる。

雲に覆われつつも青空も一部で覗いていたスパではレース直前に若干の降雨が見られたが、路面コンディションに影響が出るほどではない。気温13度、路面温度20度でフォーメーションラップが始まると、4番グリッドについていたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)がグリッド上から動けずにいたが、隊列がすべて通過する前に無事始動した。

全員がグリッドにつくのを待ってシグナルが消えると、スタートダッシュを決めたハミルトンがロズベルグの前に出る。さらに3番手スタートのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が先頭に出るも、コースオフしてメルセデスコンビの後ろに戻った。

1周目を終えてトップ10はハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、アロンソ、ダニエル・リカルド(レッドブル)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(マクラーレン)、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)というオーダーになった。

2周目に入ってすぐロズベルグがハミルトンからリードを奪い返そうと並びかけるが、ロズベルグのフロントウイングがハミルトンの左リアタイヤと接触し、ハミルトンはパンクチャーを負ってしまう。

ハミルトンはカレンダーでも最も長いスパのコースを何とか走りきり、ピット作業を完了して最後方でレースに復帰した。一方のロズベルグもフロントウイングの一部パーツを失い、ペースが上がらない。その後ろにはベッテルとアロンソがピタリとつけていた。なお、オープニングラップでロッテラーがリタイアし、2周目にパストール・マルドナド(ロータス)もマシンを止めている。

3番手アロンソをオーバーテイクしたリカルドは6周目に4度のチャンピオンである僚友のちょっとした隙をついて前に出る。8周目にロズベルグと7番手を走行中のライコネンが初回のタイヤ交換を実施した。

11周目にベッテルがピットに入ったのに続き、ラップリーダーのリカルドはその翌周にピットストップを行う。これで隊列を率いる位置に上がったボッタスとアロンソは、13周目にタイヤ交換へ向かった。アロンソはフォーメーションラップ開始時のトラブルでメカニックが規程時間内にグリッドから退去できなかった件で5秒のストップ・アンド・ゴーペナルティを科されており、このタイミングで消化している。

上位勢のピット作業が落ち着いたところでトップのリカルドの後ろにつけていたのは、早めのタイヤ交換後に猛プッシュしたライコネン。ベッテル、ロズベルグ、ボッタスがトップ5に並んでいた。

ほとんどがソフトからソフトにつないでいる上位勢の中で一人ソフトからミディアムに履き替えていたロズベルグは、コース上でボッタスにパスされた末、バイブレーションを訴えて20周目に再度ピットへ向かっている。

ロズベルグがさらにミディアムにつないだのに続き、22周目に2番手ライコネンがピットへ。ロズベルグはミディアムを履いて前に戻ってきたライコネンをコース上でオーバーテイクした。27周目と28周目にリカルドとボッタスがタイヤ交換を終え、トップ5はリカルド、ロズベルグ、ライコネン、ベッテル、ボッタスという形となる。

そのまま最後まで走り切るかに見えたロズベルグだが、35周目にもう一度ピットへ向かってソフトタイヤに交換。これでライコネンとボッタスの後方に下がるも、そこから猛烈な追い上げで2人を抜き去り、リカルドから約20秒後方の2番手に復帰している。

その後ろではライコネンが何とか表彰台の最後のポジションを維持しようと奮闘したものの、ペースに優るボッタスが40周目にライコネンのパスに成功した。

最終盤には5番手マグヌッセンからアロンソ、バトン、ベッテルが隙間なく連なる緊張状態に。42周目に一斉にバトル状態に入った4人は最後まで攻防入り乱れた戦いを続け、最終的にベッテル、マグヌッセン、バトン、アロンソの順にチェッカーフラッグを受けている。混戦の中でアロンソとマグヌッセンが接触しており、この件についてはレース後の審議対象となっている。

4人の前でトップチェッカーを受けたリカルドが、夏休み前のハンガリーに続く連勝を決めた。ロズベルグとボッタスが共に表彰台に上っている。

4位ライコネン以降、ベッテル、マグヌッセン、バトン、アロンソ、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、ダニール・クビアト(トロ・ロッソ)までがトップ10入りを果たした。

11位ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)からジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)、マッサ、スーティル、エステバン・グティエレス(ザウバー)、マックス・チルトン(マルシャ)、マーカス・エリクソン(ケータハム)までが完走を果たし、42周目にレースをやめたジュール・ビアンキ(マルシャ)は完走扱いとなっている。

後方で苦しい戦いを続けたハミルトンは40周目にマシンをガレージに収めた。また、ロータスのロマン・グロージャンはレース終盤の34周目に同じくガレージでリタイアを喫している。

なお、レース後の審議でマグヌッセンに20秒加算のペナルティが科され、これによってマグヌッセンの順位は12位に後退した。バトンが6位に上がり、以下ベルヌまでが1つずつポジションを上げている。

次戦はヨーロッパラウンドを締めくくる第13戦イタリアGP。最初のセッションである金曜フリー走行回目は9月5日(金)17時にスタートする予定だ。次戦もお楽しみに!

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