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2013年第11戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2013年8月26日 « ライコネンに迅速な合意を期待するロペス | ハミルトン追跡を楽しんだロズベルグ »

2013年シーズンの後半戦が幕を開けたスパ・フランコルシャンで25日(日)、第11戦ベルギーGP決勝レースが開催された。

"スパウェザー"が大きな役割を果たした予選でトリッキーなコンディションを制し、ポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)だったが、スタート直後にフロントロースタートのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がリードを奪い、その後も危なげない走りで優勝を果たしている。

フェラーリのフェルナンド・アロンソが2位、ハミルトンは3位で表彰台に上った。

ロータスのキミ・ライコネンはリタイアを喫し、27戦連続入賞の記録がスパで途絶えている。

レースを終えたドライバーやチーム関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(1位)

「ここで圧勝するなんて予想していなかったし、正直、僕たち全員がびっくりしている。最高の結果だ。レースに挑むにあたり、メルセデスに比べるとレースペースは僕たちの方が少し上手(うわて)かなと思っていたけど、他のチームに対してはどのくらいか分からなかった。フェラーリは特にね。それにロータスもドライコンディションでかなり速そうだったから。レースの終盤に雨が降るかどうかはっきりしなかったから、プッシュは続けていた。でも、その段階までに築いたギャップがあったからレースをコントロールできたし、最後の数周はそれほどストレスもなかった」

マーク・ウェバー(5位)

「レース前にやった2回のスタート練習があまり良くなくて、スタート時はちょっとクラッチに不安があり劣勢になってしまった。ベストは尽くしたものの、発進したときにいくつかポジションを落としてしまったのは良くない。そこからはコース上での追い上げを強いられた。僕たちは追い抜くというより、前がクリアな状態で走るためにトップギアをセットしていたから難しかった。最悪のスタートでまずい立場におかれると、その後は雪だるま式に増えていく。ポジションを取り戻すのにタイヤを使い尽くすしかないからね」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「セバスチャンとチームにとっては最高の勝利であり、オープニングラップが決め手だった。平均的なスタートだったとはいえ、第1コーナーにかけて良いポジションを確保することに成功している。彼にはオー・ルージュを駆け上がる最初のタイミングが重要になることが分かっていた。彼は挑み、近づき、ルイスのアウト側から攻撃を仕掛け、そこからは集中して大量リードを築くことに努めている。マークはグリッドに向かう準備の際にクラッチの調子が悪く、われわれも必死に整えようとベストを尽くしたものの、スタートでロズベルグに先行された。一度集団の中に入ってしまうと、ラ・スルスでクリーンに走れず下り坂でアロンソに追いつかれ、オー・ルージュでかわされた。そのため以降はメルセデスの2台とフェラーリの追い抜きに努めることがすべてだったが、残念ながら十分な距離に近づくと空力パフォーマンスを失っているようだったので、攻撃を仕掛けられるほどの接近はかなわなかった。今日の勝利は予想していなかったので、シーズン後半戦を優勝で飾れて最高の気分だ」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(2位)

「この結果は、予選が日曜日のリザルトにあまり関係ないということを示しているね。でもたとえポールからスタートしたとしても僕はやっぱり2位だったと思う。ベッテルの方が速かったから。スタートではすぐに大きく順位を上げた。大忙しだったよ。最初はバトン、次にロズベルグとハミルトン。それでベッテルの6秒後ろになった。でも最終的に16秒というギャップがついたのを見ると、彼と彼のチームを祝福するしかないね。最初の満タン時から最後の軽い状態になるまで、クルマはすべてのコンディションで良かった。それに加えてストレートスピードが伸びたから、あまり周回数をかけずにオーバーテイクできた。僕らには前進が必要だと分かっている。最近のレースで失っていた競争力をいくらか回復できたと思う。モンツァとシンガポールで、このプロセスの次のステップを見ることになる。このレースで使ったアップデートは機能した。このサーキット限定のものだったにもかかわらず、ホームとコースでみんなが24時間作業を続けてくれた結果だ。最後までタイトルを戦うという僕らのゴールは変わらない。だから来るレースには前向きだよ」

フェリペ・マッサ(7位)

「序盤から僕にとっては難しいレースだった。スタートではいいパスができたけど、1コーナーの出口でグロージャンとの接触を避けるために減速しなければいけなくて、4つか5つポジションを落としてしまった。その後は複雑だった。数ラップでKERSの作動に関するステアリングトラブルが発生し、チームともうまくコミュニケーションが取れなかったんだ。すべてが正常に戻った時にはもう追い上げは容易じゃなかった。最初のピットストップを前倒しすることによって何台かの前に出られたけど、ペースは良くなかった。ハードタイヤの最終スティントではクルマがとてもコンペティティブで、グロージャンをうまくパスしていくつか大事なポジションをゲインした。今日の僕らのクルマにはもっと力があったんだから、7位で満足はできないよ。でも過去数戦よりコンペティティブになっているのは、僕らが正しい方向に進んでいるということ。シーズン後半戦を通して進歩が期待できる」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「予選の結果は(チーム間の)序列の真の姿を映しておらず、今日の結果によってわれわれのマシンがどれほど競争力を有しているのかが示されたと思う。2位にたどり着くまで容易ではなく、難しいひと月を過ごして多くの憶測が浮上したが、われわれはコース上の結果で応じたかった。もちろんこの結果だけでは不十分。レッドブルとのギャップを縮め、トップの座を争えるようになるまでは満足しているなどと言えない。この先のレースではフェルナンドがチャンピオンシップタイトルを争うチャンスを得られるようなマシンを提供し、フェリペにはパフォーマンスを発揮できるようなマシンを与えたい。それがチームの助けにもなる。それがわれわれのゴールであり、それ以外のことは気にしない」

パット・フライ(シャシーディレクター)

「今日のレースで確認したパフォーマンスレベルは昨日の予選で発揮することができなかったものであり、(予選であれば)確実にフロントローに値するものだった。このコースで競争力のあるマシンに仕上げられれば、たとえ9番手と10番手からの巻き返しや、ラ・スルスをうまくまとめて切り抜けることが容易なタスクではないにせよ、チャンスはあると思っていた。フェルナンドはアグレッシブさと安定を同時に発揮する見事なスタートを決めてくれている。ベッテルを追い抜けなかったのは残念だがね。レースの中盤スティントにおける彼らのペースはかなり似通っており、ギャップが開いたのは終盤になってから。フェリペの方はスタートでトラフィックにつかまってしまい厳しいレースになった。いくつかポジションアップにつながればと最初のピットストップを早めたものの、結局はスタートで失った時間がトップ5入りを逃す結果となった。この後は2つの非常に重要なレースが控えている。チャンピオンシップを争っていけるようにするにはマシンを改善するしかない」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(6位)

「レースのスタートでは1ストップ戦略を試そうと思っていたけど、後から2ストッパーに調整した。いけると思ったんだけど、まだ前にいたマシンほど速いペースがなかったからレースの最後に彼らを追いかけることができなかった。それでも、僕たちにとってはかなり良いレースだったと思っている。しかも、このとてつもなく素晴らしいサーキットでのレースは本当に楽しいからね。今日はドライブが本当に楽しかった。パフォーマンスに関しては小さいながらも確実に改善されている。だから自分たちの成し遂げた進歩には満足すべきだと思うな。今はマシンの感触にもとても満足しているし、実際、そうだね、まだペースに改善の余地はあるけど、自分たちがどの部分に焦点を当てるべきか、それが分かっているのはいいことだ。だから、もうひとつの素晴らしいサーキットであるモンツァを楽しみにしている。できればまた小さな一歩を踏み出したい。上位を争うことはないだろう。それは分かっている。その代わり、僕たちは自分のことに集中し、マシンについてさらに理解を深め、徐々にいろいろなことを改善していく。まだ今シーズンはたくさんのグランプリが残っているし、そのうちのいくつかは楽しめるはず。そう信じている」

セルジオ・ペレス(11位)

「レースのスタートはとても良かった。スタートでいくつかポジションを上げられたし、最初の10周でさらにもう少し上位に行けたから、その時点ではとてもいい感じだったと思う。マシンバランスにも満足していたし、良い戦略だとも思っていた。そこでドライブスルー(ペナルティ)さ。そうなっちゃうとポイント獲得が厄介になる。ロマンとの出来事は不運だった。僕は彼の前に出ていたし、コーナーも僕が先。今はペナルティの理由も理解している。当然、チームにとっても僕にとってもがっかりだけどね。こういうことはいつだって難しい。でも、マクラーレンのチームスピリットは信じられないくらい強くて、今は力を合わせてとにかく前に進まなきゃいけない。今僕らにすべきことはモンツァに切り替えること。このスパで逃したポイントを取り返せるようにベストを尽くさないとね」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「ジェンソンは6番グリッドから第1コーナーを通過したところで4番手に浮上する見事なスタートだった。そこからはいつも通りミスのないレース運びで表彰台からわずか13秒しか離されずにゴールしている。ジェンソンには1ストップ戦略を検討していた場面もあったので、それを成功させていればもしかすると表彰台フィニッシュも可能だったかもしれない。だが、現実はそうならなかった。それでも、先程も述べたように彼は素晴らしいレースを戦っており、彼が獲得した8ポイントは十分に見合っている。結果、コンストラクターズ選手権のランキングが5位に上がった。もちろん、5位はわれわれが目指すところではない。それでも、今朝よりは順位がひとつ上がったのだ。チェコ(ペレス)についてはロマンとのインシデントに関わったことを悔やんでいるだろう。あれがなければ彼も間違いなくポイントを獲得していたはずだからね。そのため、全体としては当然ながら少しがっかりしている。それでも、それと同じくらいに、根本的なペース面の改良が実現している証拠を確認できたことに満足している。まだ自分たちが望むポジションにはいないが、流れが正しい方向に進んでいることは明らかだ。この後はイタリアに向かうので、今回の根本的なペースの改善がコース上でのさらなる好結果につながることを願っている。とはいえ、決してライバルたちを過小評価するつもりはなく、自分たちのチャンスに甘んじるつもりもない。独特の環境がいつも本当に特別な雰囲気を生み出す素晴らしいレースコースであるモンツァで、良いショーをお見せできるよう全力を尽くす」

ロータス

キミ・ライコネン(リタイア)

「ブレーキが壊れてしまったから、続けても意味はなかった。僕らは2人ともスタートのけり出しは良かったけど、1コーナーにスペースがなく、僕は縁石を乗り越えてすこしタイムロスしてしまった。でもその後はできる限りハードにプッシュしていた。レースの初めにブレーキに問題があったけど、何とか管理していて、リタイアするまでは一応走れる状態だった。僕らはたくさんのレースを完走し、いい信頼性を持っていた。でも運はいつか尽きるもの。今日がその日だったんだ」

ロマン・グロージャン(8位)

「1周目は難しかった。ポジションをいくつか落として、セルジオ(ペレス)とのインシデントでさらにいくつか後退してしまった。今日は1ストップ作戦を選び、ニュータイヤでグリップはそれまでよりかなり良くなったけど、それでも遅れを取り戻すのは難しいと分かっていた。僕らはほかと違うことを試したんだ。もしレース中に雨が降ったら、アドバンテージを得られる位置にいられたかもしれない。8位というのはこの週末に望んでいた結果じゃないけど、ミスなくレースをフィニッシュできて良かった。キミがフィニッシュできなかったのは残念だけど、モンツァではもっといいことがあると思いたいね」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「非常に残念な週末だ。予選は期待したほど良くなく、レースの1周目も難しかった。キミがブレーキトラブルに見舞われたことは、もちろん心配だよ。なぜ起きたのかは理解できたと考えており、再発を防ぐために詳しく調査するつもりだ。ロマンは8位でフィニッシュしたが、これはわれわれがレース週末で望んでいる結果ではない。今日はペースを見失ってしまったが、その理由の一環は低い気温だと考えられる。前を向き、この週末から学んで、来年は確実にミディアムダウンフォースのコースで結果を出せるようにしなければならない」

アラン・パーメイン(トラックサイドオペレーションディレクター)

「われわれにとっては難しいレースだった。昨日の予選ではペースが悪く、それは今日も同じだった。1周目でいくつかポジションを落とし、気付けば遅いマシンの後ろにいるという難しい状況だった。その後はどう頑張っても巻き返しは難しかった。残念ながらキミはフロントブレーキのトラブルでリタイアとなってしまい、それについては調査中だ。ロマンは1ストップ作戦が今日の正解だった。モンツァではマシンに新しい開発が加わることになっているので、再スタートに期待しているし、もっと良い週末にしたい」

メルセデス

ニコ・ロズベルグ(4位)

「今日の4位は僕にとってまずまずの結果。それにルイスが3位だったし、チームのために強力なポイントフィニッシュが果たせたのは最高だと思っている。僕の方は週末を通して完ぺきじゃなかった。予選が思った通りにいかないとレースでわずかながら劣勢になってしまうんだ。スタートは良かったんだけど、第2スティントが予定通りに進まず、フェリペをカバーしなきゃいけなくなった。ただ、最後はマークを抑えられたし、4位になれたから良かったと思っている。今は目の前にたくさんのやるべき作業がある。今日の自分たちが他のチームのように競争力を発揮できなかった理由を探っていかないと」

ルイス・ハミルトン(3位)

「今日はマシンから引き出せる力をすべて出し切ったけれど、セバスチャンやフェルナンドほど速くなかった。最高のスタートを決めて、ターン1の出口も感触は良かったんだ。でもオー・ルージュを走っているときにセブが追い付いてきて、ポジションを守ろうと思ってもできることはあまりなく、許される範囲で動いてみたけど後はただ彼の動きに注意するしかなかった。そこから彼を抑えるのはかなり難しかったし、フェルナンドのときも同じ。今週末はいい仕事ができたと思っている。ただ、スパとモンツァはドラッグの少なさが求められる特殊なコース。シンガポールではまた僕たちの競争力が上がると期待している。それに、ニコ(ロズベルグ)が僕のすぐ後ろの4位でゴールしているから、3位フィニッシュも素晴らしいチームリザルトだ。今日のポジティブなポイントを次のレースに生かしたい」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「昨シーズンのベストリザルトと言えるようなレースがようやく平均的に感じられるようになり、われわれがこの12カ月でどこまで進歩できたのかを示す尺度と言えよう。とはいえ、物事にはバランスというものがある。今回は素晴らしいチームリザルトだ。両チャンピオンシップにとって大きなポイントを獲得できた。だが、このコースで優勝を争うには平均して0.5秒のペースが足りない。タイヤが新しいときは特にそうだ。レース終盤の両マシンのパフォーマンスはまずまず良かったものの、レース序盤の速さが十分ではなかった。ドライバーは2人ともミスのないパフォーマンスを披露し、チームもピットストップで素晴らしい作業を見せてくれたので、今日はマシンの力を最大に引き出せたと思っている。シーズン後半戦に向けて素晴らしい基盤になるはずだ。この先のレースに向けてもう少しだけパフォーマンスを見いだす必要がある」

クリスチャン・トト・ウォルフ(エグゼクティブディレクター)

「ウエットとドライの複雑な天候だった昨日の予選に比べると、ドライコンディションであればレースが厳しくなるだろうと予想していた。それでも、今夜の報告会やファクトリーに戻る来週も含め、他チームに相対してパフォーマンスが不足していた理由を分析する必要がある。3位と4位の結果はとても堅実なチームリザルトであり、コンストラクターズ選手権においては貴重な得点になったので、今週末の成果には満足できるはずだ。次のレースに向けて拠点に戻り必死に作業を続けていく」

ザウバー

ニコ・ヒュルケンベルグ(13位)

「スタートでいくつかポジションを上げることができた。タイトだったけどうまくやれたと思う。1周目は良かったけど、ペースは初めからかなり不足していた。クルマはドライブがしにくい状態だった。この週末とレースを通して僕らはバランスを欠いていて、すぐにタイヤが傷み始めてしまった。それで予定より早くピットインしなければならなかったんだ。今日はとにかくスピードが足りなかったということさ」

エステバン・グティエレス(14位)

「僕はスタートからポジションを上げる必要があり、どこまでプッシュするかをうまく考えなければいけなかった。プッシュとタイヤ管理のバランスが重要で、ちょうどいいバランスを見つけられたと思う。タイヤを管理しながらできるだけ速く走ることに集中し、クルマのすべてを引き出すことだけを考えた。後方からの追い上げだったから、第1スティントはトラフィックでかなりタイムロスしてしまった。考えていた戦略があまり理想的じゃなかったから変更を強いられたけど、それでもまだパーフェクトじゃなかった。パストールへのオーバーテイクで僕にペナルティを出したFIAの決定は尊重するけど、ペナルティには納得できない。戦って、マックスを引き出せることが分かったことが今日の収穫だ。次は予選を改善しないとね。僕らのペースなら今もトップ10を狙えるはずなんだ」

モニーシャ・カルテンボーン(チーム代表)

「もっと良い週末を期待していました。パフォーマンスレベルでは直接のライバルとの差を縮められたと思います。しかし、それをポイントに変えることができませんでした。なぜニコのパフォーマンスがレース中に低下してしまったのか、データを調べてみなければなりません。エステバンは良い仕事をしました。でもドライブスルーペナルティによってポイントの獲得は不可能になってしまいました」

トム・マッカラ(トラックエンジニアリング責任者)

「結局ドライのレースとなったので、2台とも2ストップ作戦で行くことにした。ニコの場合はレース序盤から明らかにマシンのバランスに苦しんでおり、第2、第3スティントは単純にポイントを取るだけの速さがなかった。マシンが戻ってきたらデータを分析し、原因を解明しなければならない。エステバンはかなり後方からのスタートだったので、難しいことは分かっていた。だが彼のペースとタイヤマネジメントは非常に良く、ドライブスルーペナルティは不運だった。あれがなければレース終盤はもっとポイントに近づけただろう。再びチームをまとめて2週間後のモンツァに目を向けたい」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(リタイア)

「スタートはホイールスピンがひどくて、ターン1に入る時には10番手まで落ちていた。でも1周目で7番手までリカバーした。2回目のピットストップの後はエイドリアンとレースをしていて、最終シケインに入ったときはつながった4台のバトルになっていた。パストール(マルドナド)が突っ込みすぎてエイペックスを逃したから、僕はカットバックで彼の外側を回ろうとした。そうしたら彼が急にピットレーンに入ろうとしたんだ。あの位置からじゃ絶対に不可能だったよ。その結果、彼は僕にヒットし、クルマのリアをもぎ取ってしまった。本当に悔しい。今日はスピードがあったし、1ポイントか2ポイントは取れたはずだ」

エイドリアン・スーティル(9位)

「興味深くエキサイティングなレースだった。2ポイントを獲得できてうれしいよ。スタートは必ずしもベストじゃなくていくつかポジションを落とした。でもその後は状況が落ち着き、何台か抜いてトップ10に入ることができた。スパを走るのはいつも楽しい。今日はエキサイティングなオーバーテイクもできたから、いい気分だ。今日は2ストップ作戦がベストで、自分たちにできる最大限の結果を達成できたんだから成功だったと思う。マクラーレンとはまだ接戦だし、ここ最近のタフなレースの後だけに、今日は再びポイントを取ることが大事だった」

ビジェイ・マルヤ(チーム代表兼マネージングディレクター)

「エイドリアンの優れたパフォーマンスによってサハラ・フォース・インディアが再び入賞圏内に返り咲き、満足している。今日の彼は明らかに楽しんでいたし、いくつかのオーバーテイクはレースのハイライトだったよ。ピットウオールの戦略的判断によって彼は常にポイント圏内を走り続け、またレースペースも良かった。マルドナドがポールにヒットした事故には非常にがっかりした。ポールは位置もタイミングも不運だったとしか言いようがない。それによってわれわれは2台でポイントを取るチャンスを奪われてしまった。この週末からは良い点を取り上げて前に進み、2週間後のモンツァではこのパフォーマンスレベルにさらに磨きをかけたい」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(17位)

「スタートを決めてすぐにいくつかポジションを上げたのに、第2スティントではペースに苦しみ、プッシュして前のマシンをオーバーテイクすることができなかったんだ。その後、最終コーナーで僕がピットに入ろうとしていたときにラインがクロスしてディ・レスタと接触してしまった。僕はザウバーと激しくバトルしていて、ピットレーンに向けてターンしたときにアウトサイドのディ・レスタが見えなかったから難しい状況だった。ブレーキをかけてアクシデントを避けようとしたけれど、遅すぎた。僕らにとってはいい週末ではなかったけれど、懸命な作業を続けてマシンパフォーマンスを改善しなければならない」

バルテリ・ボッタス(15位)

「今日のレースは楽じゃなかった。セクター2のペースが伸び悩んだせいで前のマシンに近づくのが難しかったし、一度オーバーテイクされればポジションを取り返すのがすごく厳しいんだ。なぜ僕らのレースペースが今日は以前ほど強くなかったのかを理解し、解決しなければ。モンツァまでに改善を目指す」

セビ・プヒョラー(チーフレースエンジニア)

「パストールとバルテリの両方がミディアムタイヤで好スタートを決めており、最初のペースは良かった。第2スティントでは予報された雨が終盤に降ってきた場合に対応できるようハードタイヤに切り替えたが、レースはドライの状態が続いた。そして、ハードコンパウンドでのわれわれのペースは周囲のライバルたちほど速くなかった。また、パストールのマシンで2回目のピットストップの直前から無線の問題が生じたのがさらなる困難となった。彼がピットへ入ってきたときにディ・レスタとのインシデントが起き、新たなフロントウイングへの交換を強いられた。このインシデントでパストールには10秒のストップ・アンド・ゴーペナルティが科され、ポジションを落としてしまった。バルテリのレースはクリーンだったものの、ミディアムタイヤを履いていた序盤に停滞し、ハードコンパウンドでは15番手より前に進むだけのペースが不足していた」

トロ・ロッソ

ジャン-エリック・ベルヌ(12位)

「12位よりもう少しうまくやれたんじゃないかと思う。最終スティントまで僕のペースは良かったんだ。でも走り始めた途端にスローパンクチャーを起こしてしまい、パフォーマンスが低下した。ヒュルケンベルグを抜いた時はなかなかエキサイティングな動きだったと思う。でも前のペレスには接近できず、そのうちにチームメイトのダニエルがニュータイヤで後ろから迫ってきた。だから最終スティントでは競争力を発揮するのが難しかった。予選でミスしなければ、これよりはるかにいい結果が望めたはずだから、忘れたい週末だけど、流れがいい時にはクルマが速くなったのを実感できた。休みの前には足りなかった部分だ」

ダニエル・リカルド(10位)

「ポイントが取れて良かった! 長い第1スティントをハードで走ったんだけど、それがミディアムでの最終スティントでいいペースを生むのに役立ったと思う。僕はミディアムのほうが快適に走れたから、本当のレースはそこから始まったんだ。最後のセットでは予選ラップを10周くらいたたき出して、前の数台を撃ち落として貴重なポイントを持ち帰ることができた。昨日から前進しなければいけないと分かっていたんだ。僕はあのスタート位置からポイントを取れれば上々だと言ったけど、それができてうれしいし、そこに至るまでに見せた自分たちのペースにも満足だ」

フランツ・トスト(チーム代表)

「普通であれば、10位で1ポイントという結果に満足はできないが、予選の結果を考えると両ドライバーとチームが良い巻き返しを見せ、ダニエルが19番手から10位、ジャン-エリックが18番手から12位になれたということに胸をなで下ろしている。難しいレースは覚悟していた。われわれの助けになったはずの雨も結局降らなかったしね。だが2台とも中団グループをかき分けるだけの速さを持っており、ダニエルとジャン-エリックはポイントゾーンに食い込もうと、何度かエキサイティングなパッシングを見せてくれた。あらゆる機会を利用するためにわれわれは戦略を分けた。ダニエルはハードタイヤで第1スティントを長めに走ったのだが、最終ステージでは彼の方がジェブ(ベルヌ)よりわずかに速いことが分かった。2ストップだったのは2人とも同じだ。今日最もポジティブな点は、われわれのペースがシーズン序盤と同程度のレベルに戻ってきていることだ。次のホームレースとなるモンツァでのコンペティティブなパフォーマンスに期待している」

ケータハム

シャルル・ピック(リタイア)

「オプション(ミディアム)でスタートして、1周目は何の問題もなく発進できた。チルトンとビアンキを追い抜き、8周目までにはチームメイトにも追いついていたのに、チームからオイル漏れがあるからピットに戻るよう言われたんだ。今日載せていたニューエンジンにダメージを与えないようストップすることになった。レースとは時にこういうことがある。金曜日と土曜日はいいペースだったし、マシンはとてもバランスが取れている感じだったから、いくらか進歩も遂げられたと思っている。今日のレースはもちろん予定通りではなかったけれど、あまり気落ちはしていない。2週間後のモンツァでも引き続き直近のライバルたちとのギャップを縮めるチャンスがあるはずだし、きっと立て直せると確信している」

ギド・ヴァン・デル・ガルデ(16位)

「スタートは良かった。ターン1にかけては十分なスペースがあったし、2周目の半ばまでは14番手を維持できていたけれど、僕より後方からスタートしたマシンのうち数台は抑え続けるのが不可能だったんだ。現実的にそうなることは予想していたから、僕はとにかく予定通りにレースを運ぶためにも十分なギャプを稼げるようビアンキとチルトンを引き離すことに集中した。スタートで履いたミディアムはしっかり管理できたと思う。最初のストップは15周目。そこで新しいハードのセットに履き替えて19番手でコースに戻った。このセットもうまく機能している。26周目くらいでリアがダメになり始めたから、もう数周プッシュした後の29周目に2回目のストップを行った。最終スティントは別のハードタイヤのセットを履き、マルシャの2台に対しては余裕があったし、チェッカーまで16番手を争ったマルドナドと本当に素晴らしいバトルを繰り広げられたと思う。全体的にとてもいい週末だった。今日もし雨が降っていたらきっとおもしろくなっていただろうね。でも僕にとっては事実上の初めてのホームレースでマシンの力をフルに発揮できたと思っている。土曜日は信じられない気分だった。チームやパートナー、ファンに予選であれだけの結果をもたらせたことに本当に満足している。残りのシーズンでもチャンスがあれば確実に同じ結果を出せるようにしておく必要がある」

マルシャ

ジュール・ビアンキ(18位)

「タフなレースだったし、スタートから無線に問題があったのでますます厳しかった。残念ながら僕らのペースは期待外れだったよ。雨が振らなければこのグリッドにしがみつくのが難しかったのは確かだけど、昨日の結果が良かったからもう少し上を期待していたんだ。ドライだったから望んでいたようなチャンスはなかったけど、ダブルフィニッシュを果たして選手権のポジションも維持できたから、さらなる進歩を願いつつモンツァへ向かう」

マックス・チルトン(19位)

「周回数や距離の上だけじゃなく、ドライコンディションだったせいで僕らにとっては動きが全然なかったという意味でも長いレースだった。雨の可能性があったから、どんな機会も生かせるような位置からポジションを上げられるように、僕らはさまざまなシナリオを検討して準備していた。だけど、そのほとんどは必要なかったみたい。レースにはガッカリだけど今週序盤に見えた傾向は励みになったし、2週間後のモンツァではさらにいい形になるよう願っている」

ジョン・ブース(チーム代表)

「昨日がポジティブだっただけに今日は厳しいレースだった。両ドライバーがレース序盤にかなり苦戦し、オープニングラップではわれわれの予測以上のスピードでポジションを失ってしまった。そうなれば後はポジション奪還がすべてだが、われわれには単純にそうするだけのペースがなかった。レース中の決断やピットクルーのオペレーションという点にはまったく問題なく、レースのこの部分にわれわれは改善をもたらしている。全体としてはとにかく立ち返って再編し、次戦モンツァまでに今のパッケージからできるだけパフォーマンスを引き出すようにしなくてはならない」

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