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2012年第4戦ドライバーコメント決勝

Jim / Me / M.S.
2012年4月23日 « アロンソから学べとドメニカリ | ピレリが批判に反論 »
今季初勝利をポール・トゥ・ウインで決めたベッテル © Getty Images
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22日(日)、2012年シーズン第4戦バーレーンGP決勝レースがサヒールにあるバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた。

今季初ポールポジションを獲得したディフェンディングチャンピオンのセバスチャン・ベッテルが後続の攻撃を抑えきって2012年初めての優勝を果たし、今年F1復帰したキミ・ライコネンが2位、3位にロマン・グロージャンが入ってロータスがダブル表彰台を達成している。

決勝レースを終えたドライバーや関係者のコメントは以下の通り。

レッドブル

セバスチャン・ベッテル(1位)

「ものすごくタフで、信じられないようなレースだったよ。僕にとってはいいスタートが必須で、集団を引き離せたのが大きなアドバンテージになった。昨日の予選で僕らはタイヤをほぼ全部使ってしまっていたから、常にスクラブ済みのものを使わなければいけなかったんだ。キミもグロージャンもすごく速かった。でも今日はすべてうまくいったよ。戦略も良かったし、チームとガレージのみんなには本当に感謝しなきゃね。昨日すでに言ってあるけど、みんなこの4戦で素晴らしい仕事をしてくれた。本当に大量の仕事をこなしてくれたんだ。僕らはあれこれ要求するし、細かい調整を頼むんだ。新しいパーツにしてみたり、古いパーツに戻してみたり、行ったり来たりして僕らの好みのクルマになるように、彼らはガレージで何時間も過ごしている。でも、やっとたどり着いた。予選もレース中もすごく良かったよ。今日はキミが速かったし接戦だったけど、チームのためにすごくうれしいし、彼らのことを誇りに思っている」

マーク・ウェバー(4位)

「スタートは悪くなかった。1周目はKERSがなかったからルイスにプレッシャーをかけるのが難しかったけど、その後は使えるようになった。最初の2スティントでは彼ら――ロータスの2台とセブ(ベッテル)――についていけなかったから、ポジション維持に努めたんだ。ロータスのクルマはまとまりが良く、すべてが味方して良い方向に進んでいた――彼らはとてもいい仕事をしたよ。いかにチャンピオンシップがタイトかを表している。ここまで4人の異なるウイナーが出た。今日は十分なポイントを取れたし、ドライバー2人とレッドブル・レーシングはチャンピオンシップで順調だ。僕にとって最高にエキサイティングなレースとはいかなかったけど、チャンピオンシップのスタートとしては良かったよ。ヨーロッパに戻ってのレースを楽しみにしている」

クリスチャン・ホーナー(チーム代表)

「今日のパフォーマンスは素晴らしかった。ポールから良いスタートを決め、セバスチャンは落ち着いて第1スティントで力強い走りを見せた。昨日多くのタイヤを使ってしまったため、今日はその力をもっと引き出すことが大きな挑戦だった。セブはタイヤの長寿命化に優れた技量を発揮し、3ストップ作戦を成功させてくれた。ピットインのタイミングも最適だった。ピット作業は非常に素晴らしく、キミとはタイトなレースで――特に最後のストップは成功させることが重要だった。優秀なピットクルーのおかげで、われわれはピットレーンで1秒稼ぐことができた。それはマークの方も同様だ。彼は4戦連続で4位を獲得している。繰り返すが、いくつかのライバルと比べ、昨日多くのタイヤを使い果たしてしまったので、彼らの方がフレッシュタイヤの恩恵を受けることができた。だが、彼は優れた走りで4位に入り、自身とチームにとって重要なポイントを持ち帰った。これでわれわれは両選手権をリードした。非常に強いパフォーマンスを見せ、ダブル表彰台フィニッシュを飾ったロータスには祝福を述べたい。ロータスエンジンが1位から4位までを独占したことになる」

マクラーレン

ジェンソン・バトン(18位完走扱い)

「今日はあまりバランスが良くなかった。午後はずっとオーバーステアに苦しんでいたんだ。実際、レース中ずっとフロントウイングがない感じだった。それでも、最後のスティントが長かったからトラブルに見舞われなければ終盤の数ラップがかなりおもしろくなると計算していた。最終スティントの序盤で激しくプッシュしているドライバーが何人かいたけど、僕はタイヤをケアしていたからね。ラスト5周になって、かなり激しくプッシュし始めたら、ポール(ディ・レスタ)とニコ(ロズベルグ)に追いつくことができたんだけど、(53周目の)最終コーナーでブレーキングしたときに右フロントが宙に浮いてしまい、(左リアタイヤが)パンクしていることに気づいた。だからすぐに無線でチームに連絡し、ピットに戻った。最後の数周はマシンが本当にうるさくて。最初の問題はエキゾーストの故障で、次にパンクチャー、そしてディファレンシャルの故障だ。そのせいでリタイアするしかなかった。チーム全体にとって本当に難しい週末だった」

ルイス・ハミルトン(8位)

「モーターレーシングにはいい時もあれば悪い時もある。今回はそういう一日なんだと思う。うまくいけば今日はトップ4を争っているはずだったのに、結局はうまくいかなかった。もちろん、ピットでの遅れは大きな要因。マシンに座っているドライバーにとっては待つしかないことだし、手助けできることが何もないからいつもフラストレーションを感じる。今日は世界選手権の勢いを少し失ってしまったけれど、プラスの面を見ると、それでも4点取れたし、今年みたいに接戦のシーズンでは獲得する1ポイントが貴重なんだ。この後はヨーロッパシーズンが始まる。僕たちにはやらなきゃいけないことが2つある。マシンペースの作業とピットストップの改善だ」

マーティン・ウィットマーシュ(チーム代表)

「今日の午後のパフォーマンスには間違いなくガッカリしている。それでも、非常にチャレンジングなコンディションの中でルイスとジェンソンの2人がとても素晴らしい走りを披露してくれた。ルイスは上位進出を目指して何度も見事なパッシングを披露しながら戦ってくれたが、2回のスローなピットストップによりポジションを下げてしまった。いずれもマシンの左後方の遅れが原因だ。対照的にジェンソンのピットストップはトラブルフリーだったので、ルイスの左後方でどんな問題が起きていたのか調査しなければならない。だが、ジェンソンもまた、フラストレーションのたまる走りだったと思う。最後はパンクチャーによって(レースが)短縮されたが、ディファレンシャルとエキゾーストにもトラブルが発生している。それらのコンビネーションによって彼をリタイアさせるしかなかった。こちらも、問題が起きた原因を調査する。とはいえ、コンストラクターズ選手権ではリーダーからわずか9点差の2位につけているし、同様に、うちのドライバーたちはドライバーズ選手権で2位と4位だ。2位のルイスはトップからたったの4ポイント差。この後はプレシーズンテストで好調だったバルセロナに向かう。ルイスもジェンソンもコンペティティブである限り立ち直りが早いので、スペインではボーダフォン・マクラーレン・メルセデスをドライバーズ選手権でもコンストラクターズ選手権でもトップに返り咲かせるため、可能な限り多くのポイントを獲得すべくベストを尽くしてくれるだろう。前にも言ったことだが、もう一度言おう。2012年シーズンは実におもしろく予想不能な展開を見せている。勝つレースもあればそうでないレースもある。それがモーターレーシングだ。それでも、あらゆる点でモーターレーシングはチームスポーツである。そして、ボーダフォン・マクラーレン・メルセデスの全員がいかに素晴らしい結束力を持っているかを誰よりも理解しているのは私だと思っている。だからこそ、私は彼ら一人一人がカタロニア・サーキットで上位争いに復活できるよう、やれる限りの力を尽くして作業に取り組むと確信している」

フェラーリ

フェルナンド・アロンソ(7位)

「僕たちが恐れていたよりはちょっとうまくいって、ダメージを抑えることができた。ここに来たときはチャンピオンシップリーダーから8点差だったけど、そこに2ポイント加わっただけですんだ。全体的なに満足できないことは否定しても意味がないけど、この状況で4戦を終えられたことはポジティブだ。いつも他の人たちのミスを期待することはできないから、これから前進していかないといけないのは明らか。例えば、対マクラーレンで言うとポイント差は縮まっているけど、昨日の時点では予想すらできなかったこと。同時に、今シーズンはこれまで一度もなかったのに、ウイナーからは約1分遅れでゴールしている。ロータスは週末を通して速かったからかなりコンペティティブだろうと予想していた。今のところは昨年の感じとは違って、一人のドライバーが最大のポイントを獲得しているわけじゃないから、その点はいいね。レースに関してはすでに1週間前の上海で言わなかったことを話すことは何もない。マシンは基本的に同じだからね。他の人たちがあまり良くなかったりすると、僕たちが強いこともあったりするけど、すべてはタイヤの挙動次第。トップスピードが不足している。接戦の状況ではかなり痛い。ロズベルグとのインシデントについてだけど、もしあそこにあれだけ広いランオフエリアじゃなくてウオールがあれば、今自分がここにいてこの件を話せているかどうか確信がない、とだけ言える。ラストはあともう1本直線があればディ・レスタを追い抜けたはずだし、貴重なあと数点を獲得できたかもしれない。前にも言ったように、できるだけ素早くマシンを改善する必要がある。バルセロナではいくつか大きなアップデートを予定しているけれど、他の人たちも同じだろうし、僕たちがきちんといい仕事をしているかどうかはモントメロのコースに行かないと分からない」

フェリペ・マッサ(9位)

「楽なレースじゃなかったのは間違いないけど、最終的にはいい仕事ができたと思うし、今年初めてポイントフィニッシュを成し遂げられた。今のタイミングではいい結果だけど、9位に満足するのがフェラーリのスタイルじゃないってことも分かっている。それでも、今回のパフォーマンスは残りのシーズンに自信を与えてくれた。重要なポジションを争えるようにできるだけ早くパフォーマンスを改善しないといけない。バルセロナでは皆が大幅アップデートを投入するけど、僕たちはチャンピオンシップのスタートで出遅れた分を取り戻せるように他の人たちよりも優れた仕事をしないといけないんだ。レースについては、昨日ソフトのニューセットを温存する決断を下したことは正しかったと思う。ピットストップでロズベルグにポジションを奪われたのは残念だった。彼の前にとどまれていれば、きっともっといい結果を得られたはずだ。終盤は特にリアに苦戦していて、タイヤのデグラデーション問題で終わりたくなかったから全開にはしなかった」

ステファノ・ドメニカリ(チーム代表)

「正直なところ、今日のコース上での出来事はわれわれにとって二次的なことに過ぎない。ギアボックス部門で働いていたマッテオ・ヴィニャーリが心臓発作のために亡くなったという悲しい知らせが届いた。32歳の若さであり、まだ動揺している。われわれの思いは彼の家族と友人たちと共にある。このため、とてもレースリザルトについてコメントする心境ではない。私に言えるのは、非常に厳しい序盤戦がようやく終わったと言うことだけだ。といっても、予想されたことではあった。少なくともドライバーズランキングに関してはダメージを最小限にとどめることができた。これからは未来に目を向け、ただのポイントフィニッシュではなく、表彰台をめぐって戦えるようにクオリティ面でのステップアップが必要だ。それがこの数週間、エンジニアたちに求めてきたことであり、バルセロナまでにはすべてのエリアにおけるわれわれの努力の成果が見られるはずだ」

パット・フライ(テクニカルディレクター)

「この結果は現在のわれわれのポテンシャルに見合ったものだ。満足することはできないが、序盤戦は苦しい戦いになると分かっていた。スタートとオープニングラップが順位を上げる最大のチャンスであり、ドライバーたちは2人ともそれを生かしてくれた。その後はフェルナンドもフェリペも直線的なレースで、タイヤの挙動とコース状況に左右された。スティントの最適な切り方は理論上、最後に新品タイヤを使う方が良かったかもしれない。だが、われわれは前後を走るドライバーたちの動きをカバーする必要があった。コース上でポジションを取り戻すことは難しいからね。時には成功し、時には思い通りではないこともあった。また、周囲が非常に速かったとはいえ、何度かパーフェクトとは言えないピットストップもあった。正直に言って、戦略面ではこれ以上どうしようもなかっただろう。今日は他のレース以上に2種類のタイヤの挙動が似通っていた。3周走ったミディアムと新品のソフトでは、その差は本当にわずかだ。この4戦、ダメージを抑えることには成功したが、真剣にタイトル争いをしようと思うならば周囲以上に大きな進歩が必要なのは明らかだ。われわれはすべての部分で努力しており、その成果が間もなく現れることを願っている。ライバルは強力で彼らもまた進歩を遂げるのだから簡単ではない。われわれは彼ら以上に優れた仕事をする必要がある」

メルセデス

ミハエル・シューマッハ(10位)

「今日のスタート位置を考えると今シーズンのドライレースを完走した上に、10位まで立て直せて1ポイントを手にできたことはポジティブだ。今日のレースは明らかにタイヤが重要な役割を担ったし、ここのコンディションではタイヤをしっかり保てるようにドライビングスタイルを順応させなきゃいけない。(次戦の)バルセロナまでに自分たちの問題を解決する時間があるのはいいことだし、ムジェロのテストに向けてアップデートの準備に励む。来週末はホッケンハイムでDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)が始まるんだ。20年ぶりのDTM観戦を楽しみにしている」

ニコ・ロズベルグ(5位)

「今日は最悪のオープニングラップだったけど、その後巻き返すことができて、レースを精いっぱい戦えたと思う。同じポジションを争うマシンが多いから順位を上げるのは難しかったけど、戦略は良かったし、マシンのペースもシーズンスタート時に比べるとかなり強力だった。全体的には今週末に満足しているし、5位に入れたおかげで数ポイントを獲得できているから、進歩していることが分かる。この後は短い休みがあるけど、ファクトリーでヨーロッパシーズンの開幕に向けて一生懸命準備に励むよ。その前に、来週の土曜日にホッケンハイムで始まるDTMの開幕戦を見るのを楽しみにしている。素晴らしい2週間を過ごして初めてドイツに帰るから、中国での優勝もあるし、ファンの皆とお祝いするのが楽しみだ」

ロス・ブラウン(チーム代表)

「タフだったが最終的には実りあるレースだった。ニコはスタートをうまく決められず、かなりポジションを落としてしまったのでレース序盤が難しくなってしまったものの、素晴らしいドライブで5位まで立て直してくれた。マイケル(シューマッハ)はグリッド後方の22番手からスタートしたことを考えると、10位で1ポイントを獲得するに至るまで見事な巻き返しだった。レッドブルとロータスが明らかにわれわれより調子のいいマシンだったように、今日もまた、本番に適切なマシンを用意できれば大きな違いになることが分かったはずだ。今日はさらに多くのことを学べたが、ベストは尽くせたと思っているので満足はしている。この後は次のレースまでにマシンを改善できるようファクトリーに戻って取り組む作業に期待している」

ノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)

「5番手スタートだったにもかかわらず、ニコは1周目の終わりに9番手を走っていた。あそこから5位以上に立て直すことは不可能だっただろう。中国でのニコの勝利に続き、われわれは高温のこのサーキットでもタイヤをうまく管理できたし、優れたベースがあることを示せたはずだ。マイケルは22番手から10位フィニッシュを果たしており、今年の競争の激しさを考えるに、素晴らしい結果だと思う。バルセロナでの次戦を楽しみにしている。ほとんどのチームも同様だが、われわれメルセデスAMGペトロナスもムジェロテストでアップグレードを評価し、バルセロナに持ち込む予定だ」

ロータス

キミ・ライコネン(2位)

「チームにとって素晴らしいリザルトだし、みんなの努力にふさわしい結果だ。正直言って、今日はそのペースがあったから、勝てなかったのが少し残念。セバスチャン(ベッテル)をオーバーテイクするチャンスは1度だけあったけど、反対側を攻めてしまって抜けなかった。スタートでミスせず、フェリペ(マッサ)に抜かれなければ違う話になっていたかもね。彼とのバトルにずいぶん時間を費やしてしまったから。結果的には2台で表彰台を獲得できて良かったよ。特に前回のレースが計画通りにいかなかっただけにね。でも今日は本当なら勝てたはずだ」

ロマン・グロージャン(3位)

「初めての表彰台で最高の気分。素晴らしい仕事をしてくれたチームを心から誇りに思うよ。クルマの速さはシーズンの最初から分かっていたんだ。でも、これだけタイトな戦いだとほんの小さなミスが大きな差につながってしまう。今日はすべてをうまくやれたと思うし、ようやく僕らの競争力を証明することができた。先週は初ポイント獲得を目指し、今週はトップ5入りを目標にしていた。でもこうして表彰台に上がれた。どこまで行けるか楽しみだね! 今日の結果には満足していいと思う。ムジェロテストでは僕らを頂点に導くための最後の一押しを見つけられるといいね」

アラン・パーメイン(トラックサイドオペレーションディレクター)

「過去数戦に渡ってわれわれには表彰台フィニッシュが可能だと言ってきたが、今日それが示された。11番手から強力な2位という結果を残せたこと、優勝を争えたことはキミの素晴らしいパフォーマンスによるものであり、E20が優秀なレースカーであることを証明している。ロマンもキミのペースに匹敵しており、(ライコネンよりも)ニュータイヤが少なかったにもかかわらず、わずか7秒差でゴールする印象的なパフォーマンスだった。今日のレース戦略の判断は他のレースほどトリッキーではなかった。3回ストップしなければならないことは分かっていたし、レースが進むにつれて一番の疑問はセバスチャン(ベッテル)を打ち負かすことができるかどうかだった。いい攻めだったと思う。今週末は完璧なパフォーマンスではなかったし、予選でのソフトタイヤのパフォーマンスには満足していないが、優勝できるマシンであることは明白だ」

エリック・ブーリエ(チーム代表)

「今日は素晴らしいチームパフォーマンスだった。パドックにいる者もエンストンにいる者も含め、皆のことを思うとうれしい。今回のような結果を狙えると分かっていた分、最初の3戦は非常にフラストレーションを感じた。これまでは小さなことがパフォーマンスの妨げになっていたので、ようやくわれわれの力を示せたように思う。戦略に関してはややギャンブルに出たところがあるが、功を奏したことに満足している。両ドライバーともファンタスティックなパフォーマンスだった。2台が表彰台に上っただけでなく、レースを通して互いに匹敵し合っていたことは強力なラインアップであることを証明している。今日の結果を誇りに思う」

フォース・インディア

ポール・ディ・レスタ(6位)

「今日のリザルトは僕らにとってすごく大きいね。チームは週末を通してすごい仕事をしてくれたし、戦略が当たってピットストップはパーフェクトだった。2回しかピットストップをしないのは賭けだと分かっていて、ファイナルラップではタイヤが完全にダメになっていたから、最後にはぎりぎりだったよ。フェルナンド(アロンソ)がすぐ後ろに迫っていたけど、最終コーナーにかけてKERSを少し残しておいて、なんとか前をキープできた。それを別にすれば、マシンは最高だった。だから、僕らはとてもハッピーなチームとしてここを後にできる。これから数週間でいろいろと振り返って、バルセロナには必ず戦える形を整えて向かうよ」

ニコ・ヒュルケンベルグ(12位)

「スタートの瞬間にクラッチの問題を抱えてアンチストールが作動したときに、僕のレースは決まっていたんじゃないかと思う。このせいで僕のスタートはすごく危うくなって、一気に後ろに下がってしまった。そこからは長くハードな戦いで、トラフィックの中を進んでいくのは大変だったよ。12位でフィニッシュしたけど、もっとできたはずだ。だから僕にとってはタフなレースではあったけど、ポールがポイントを取れたのは素晴らしいね」

ロバート・ファーンリー(副チーム代表)

「今週起きたあらゆることを考えれば、今日のレースでこのように力強いチームパフォーマンスを見られたことがうれしい。ポールには勇敢な戦略を取ったが、それが報われ、昨日タイヤをセーブしたことで2ストップ戦略を限界までプッシュすることができた。ポールは再び素晴しいレースを走り、安定したラップを続けて戦略を完全に機能させている。6位はそれに値するし、彼のF1でのベストリザルトにふさわしい。ニコがオープニングラップでクラッチトラブルの犠牲となってしまったのは残念。そうでなければ、彼は確実にポイント争いができたはずだ。バーレーンを離れる前にもう一度チームに賛辞を送るとともに、今日のリザルトを可能にする手助けをしてくれたチームのあらゆるメンバーに感謝したい」

ザウバー

小林可夢偉(13位)

「そうですね、スタートが遅すぎました。ホイールスピンがひどかったので後で見てみるつもりです。新しいミディアムコンパウンドのセットを履いてスタートし、2ストップ戦略をトライしましたが結局うまくいきませんでした。タイヤのデグラデーションは僕たちが思っていたよりも早く、3回ストップしなければならなくなり、しかも最後のストップは最後から7周という場面でした。今日のレースでこれ以上の結果を出せたとは思えません。僕たちの問題は全体的なスピード不足なので、それを解決できるように一生懸命がんばります」

セルジオ・ペレス(11位)

「このサーキットが僕たちにとって楽じゃないことは分かっていたし、今日はとにかく遅すぎた。僕たちは両方の戦略を試し、それぞれに分けてみたんだけど、今日は僕たちの助けになるものが何もなかった。タイヤのデグラデーションが本当にひどくて、ピットストップで起きた問題によってポジションをひとつ失い、マイケル(シューマッハ)に1ポイント与えてしまった。彼は直線で本当に速い。彼を追い抜くチャンスはゼロだったと思う。次はまたうまくやりたい」

ジャンパオロ・ダラーラ(トラックエンジニアリング責任者)

「レースのカギとなるポイントはわれわれがポジションを失った1周目。おそらくはスタートがあまり良くなかったのだろう。それに関しては調べてみなければならない。そこから巻き返すことができなかった。セルジオは3ストップ戦略だったので最初のストップを若干攻めてみたが、ライバルも反応したのでメリットを得られていない。可夢偉は2ストップ戦略でいくことにしたものの、第2スティントのデグラデーションが予想以上に早かったのでピットに戻さざるを得ず、第3スティントが長すぎたため、もう一度ピットストップするしかなかった。あらゆる点で今日のわれわれは十分な強さがなかったのだ」

トロ・ロッソ

ダニエル・リカルド(15位)

「6番グリッドからのスタートだったのに、こんな結果は望んでいなかった。オープニングラップで僕のレースは決まってしまった。出だしが悪くてでまるで後退しているみたいだった。すごくフラストレーションのたまるレースだったよ。フロントウイングのダメージも状況を悪化させた。今日はいいレースにするチャンスがあったにもかかわらず、スタートで順位を失ったのが大きく響いてしまった。自分に厳しく分析し、失敗を二度と繰り返さないよう、何が悪かったのか突き止めないとね。早く忘れたいレースだよ」

ジャン-エリック・ベルヌ(14位)

「中国と同じパターンさ。レースのペースはいいけど、予選が遅い。この解決策を見つけなければいけない。ペースはあるんだから、もっと前からスタートできれば日曜日にいいリザルトを残せるはずなんだ。はるか後方からのスタートだったけど、今日は自分のベストを尽くした。レースはしばらく間が開くけど、ムジェロでテストがあるから、できることを慎重に見極めなければならない。スペインGPではもっといいクルマで臨めるようにしないとね。僕自身に関しては、何が予選で良くないのか分析する必要がある。フランス人の1人として、ロマンの表彰台は素晴らしいよ。ものすごくうれしい。僕も彼と同じくらいコンペティティブなクルマを手に入れて、一緒に表彰台争いがしたいものだね!」

フランツ・トスト(チーム代表)

「はじめに、このレースが開催されたことについてサルマン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ皇太子、FIAと会長のジャン・トッド、それからバーニー・エクレストンとオーガナイザーたち、とりわけ彼らのザイード・アルザヤニ会長に感謝したい。われわれはコースでもマナマでも何のトラブルにも遭わなかった。今日のレースについては、ダニエル・リカルドが6番グリッドからスタートしたが、ポイントフィニッシュは果たせなかった。彼はスタートで少々問題があっていくつかポジションを落とし、別のマシンとの接触があった――誰だったのかは今のところ分かっていない。これにより彼はノーズ交換が必要となり、その後はタイムロスをし過ぎたために妥協のレースを強いられ、最終的に15位でフィニッシュした。17番手からスタートしたジャン-エリックは57周後、チームメイトより1つ前のポジションでフィニッシュした。その間いくつか満足できるラップタイムを出している。予選でのダニエルのパフォーマンスが今週末唯一のハイライトだった。期待外れの週末だよ」

ウィリアムズ

パストール・マルドナド(リタイア)

「ターン1の出口でパンクチャーに見舞われ、ストレートでスピンを喫してしまった。パフォーマンスがあっただけにチームのことを思うとガッカリだ。後方スタートだったから、すべてのラップで必死だった。マシンの反応は良くて、たくさんポジションを上げられていたんだ。今日はたくさんポイントを獲得できると思っていたけど、そうならずに残念だ」

ブルーノ・セナ(22位完走扱い)

「オープニングラップではすべてうまくやれたけど、前のマシンについていくペースを保てなかった。今日のセットアップはだいぶアグレッシブだったと思うけど、うまくやれない時だってあるさ。終盤はブレーキペダルのバイブレーションがひどくなっていた。エンジニアが調べてくれていたから、何が起きるか分からないし必死にプッシュし続けたけど、バイブレーションがどんどん悪くなっちゃって、アクシデントのリスクを避けるためにピットに戻る決断を下した。2点取った後だから悔しいけど、シーズンは長いからね」

マーク・ジラン(チーフオペレーションエンジニア)

「2台とも素晴らしいスタートでオープニングラップの終わりにはいくつかポジションアップしていた。パストールの第1スティントはとても良かったが、残念ながら25周目に左リアのトラブルでスピンを喫してしまい、レースからリタイアせざるを得なかった。問題に関してはまだ調査中だ。ブルーノはレースの大半で中団を走っていたものの、ゴールまで残り数周でマシンのハンドリングの問題が悪化してしまい、彼もリタイアさせるという難しい決断を下している。チームとして、この先のムジェロテストとバルセロナのレースに向けて再編成し、準備を進めていかなければならない」

ケータハム

ヘイキ・コバライネン(17位)

「スタートは良かったけど、ターン10で後ろのクルマと接触し、左リアがパンクしてしまった。すぐにピットに入り、そこからはできるだけいいレースをするしかなかった。すぐにグロックをパスし、彼に対するギャップを築いてチームメイトとリカルドを追った。1周目でパンクだなんて悔しいけど、今週末からはポジティブな面を多く引き出せる。特に、予選で見せたペースやタイヤの使い方は良かった。全体としてはまずまずだったよ」

ヴィタリー・ペトロフ(16位)

「すごく面白いレースだった。特にスタートはたくさんのオーバーテイクがあり、僕も序盤のバトルの一員になれてうれしかった。僕らは中国よりも速いピットストップを決めてリカルドの前にとどまり、レースを通していいバトルができた。リーダーたちが追い付いてきた終盤になってからは少しタイムを失い始めたけど、今日のパフォーマンスは僕らの日曜日の強さを再び証明している。今週末はすべての面で良かったし、フライアウェイ4戦の締めくくりとしては素晴らしい終わり方だ。次のスペインのレースまで2週間ある。今後の進歩についてはとてもポジティブな感触を得ている」

マーク・スミス(テクニカル・ディレクター)

「2台の今日のパフォーマンスには満足できるものだ。ヘイキは1周目でパンクチャーに見舞われたが、その後ずっと良い走りを見せ、またヴィタリーもリカルドを追い続けていた。これは明らかな進歩を示しており、昨日の予選パフォーマンスも含めて2週間後のバルセロナで始まるヨーロッパラウンドに期待する理由ができた。これからの数戦でいくつかのアップデートを予定しており、シーズン中も続けて投入していく。こうしたパフォーマンスを積み重ね、前にいるチームたちに少しずつ近づいていくことが目標だ」

HRT

ペドロ・デ・ラ・ロサ(20位)

「タフなレースだったけど、2台とも完走できたのはチームにとってポジティブだった。実のところ、僕らのリズムは望んでいたようなものではなかった。前を行くライバルたちと常に戦いたいと思っているから、他の何よりラップごとのスピードをいくらか増さないといけない。今日のレースでは満足できるようなリズムがなかったんだ。振り返ればすごく大きな一?を踏み出したのは確かだけど、それだけで満足するわけにはいかないね。たくさん改善はしたけど、まだスターティングブロック(短距離走のスタート時に使用する器具)に足をかけている段階。本当ならオーストラリアでたどり着いているべき場所だ。僕らの元では素晴らしい人々が働いていて、新しいワークショップでは堅実な基盤から進めていける。それが一番ポジティブなことだ。今はマシンの作業に戻って、新しいことを試したい。ヨーロッパラウンドをとても楽しみにしているよ」

ナレイン・カーティケヤン(21位)

「今日のスタートは良かったものの、最初の数ラップはいたるところにダストがあったので厳しかった。ペドロの後ろにつけていたけど、最初のスティントではハードに攻めすぎたんだと思う。タイヤがあっという間にダメになってしまったね。1回目のピットストップの後はすごく改善できて、そこからラップタイムは落ち着いた。僕らは4ストップ作戦をしたんだけど、とてもうまくいったと思うし、チェッカーフラッグを受けたときにはペドロからわずか0.5秒だったよ。僕のレースパフォーマンスはすごく良かった。今季これまでで一番のグランプリだったと言ってもいいだろうし、だからこそ、すごく満足なんだ」

ルイス・ペレス・サラ(チーム代表)

「この高温のバーレーンで、われわれは再び厳しい挑戦をやり遂げることができた。すべての進み具合にとても満足している。またしてもわれわれの目標を達成しており、チームの素晴らしい仕事にもう一度お礼を言いたい。おそらく、タイヤの摩耗が激しかったことがネガティブな面であり、そのために4ストップ作戦を強いられた。ペドロのマシンでは3ストップを敢行したが、彼はちょうどリミットでフィニッシュしており、最良の選択ではなかったかもしれない。信頼性は良く、チームはうまく働いていた。われわれはすでに昨年に終了した水準に達していると言えるだろう。ここから前進していかなくてはならない」

マルシャ

ティモ・グロック(19位)

「今日は本当に難しいレースだった。マシンのバランスがまったくなくて、2周目や3周目から速さもなければプッシュするチャンスもなかった。リアタイヤの落ちが激しく、プッシュしたら毎回、ブレーキングでリアがロックしてしまい、ブレーキングのスタビリティがゼロだったんだ。残念だけど、今回は学習したら素早く忘れ去るべき週末だろうね。金曜日から日曜日まで複雑な道のりだった。改善方法を理解し、スペインからアップデートパッケージを投入できるようにステップをさかのぼって調べ、セットアップの判断を考えていかないといけない」

シャルル・ピック(リタイア)

「当然ガッカリしている。レースはタフだったけどマシンには満足していたし、タイヤウエアの管理もうまくいっていたんだ。チャレンジングな路面コンディションではあったけれど、プッシュもできていて、ケータハムのペースにもかなりうまくついていけていたと思う。でも24周目にエアバルブ・システムに問題が発生してしまい、選択肢がなくリタイアするしかなかったのが残念。僕自身もそうだけど、週末を通して前進し続けられるように必死でがんばってきたチームにとってもフラストレーションを感じる結果だ。この後はヨーロッパに向かう。全体的には序盤戦に満足すべきだと思うけれど、スペインに向けてこれからは改良に集中していかないと」

ジョン・ブース(チーム代表)

「ポジティブな点を言えば、昨日に続いて今日のレースでもシャルルのますますの成長を見続けられたこと。まだ診断はできていないがエンジンにAVS(エアバルブ・システム)の問題が発生し、シャルルがライバルたちと激しく競い合っていたレース序盤の早い段階でリタイアせざるを得なかったのは本当に残念だ。ティモも同じエンジントラブルに悩まされたので、この先の数日中にコスワースと共に作業に励み、これらの問題の原因を理解していくつもりだ。残念なことに、さらに大きな問題としてティモのマシンはハンドリング特性のトラブルがあり、土曜日の朝から続いていた。彼がマシンに抱えていた問題を特定し、しっかり理解しなければならない。幸い、1週間後にムジェロテストがあるので、レース週末のプレッシャーから解放された状態でこれらの問題解決に取り組む時間がある。この機会を借りて、それぞれに特殊なチャレンジをもたらしたシーズン序盤の4戦を通して本当に素晴らしい仕事をしてくれたチームを称えたい。ヨーロッパシーズンのスタートを楽観視できる多くの理由があるように、はるかに強くなったチームとしてフライアウェイ戦を終えることができる」

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