バーレーンGP

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ハミルトン優勝、2位はライコネン!

M.S.
2015年4月20日
トワイライトレースで行われたバーレーンGP © Sutton Images
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夕刻を迎えたバーレーン・インターナショナル・サーキットにて、19日(日)日本時間24時から2015年FIA F1世界選手権第4戦バーレーンGP決勝が開催された。

前日に行われた予選ではランキングトップのルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得し、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが2番手に入った。2列目はそれぞれの相棒にあたるニコ・ロズベルグ(メルセデス)とキミ・ライコネン(フェラーリ)によって占められている。

今週末に持ち込まれたドライタイヤはピレリのソフトコンパウンド(オプション)とミディアムコンパウンド(ミディアム)の2種類。スタート時のタイヤとしては16番グリッドのパストール・マルドナド(ロータス)のみがミディアムを選んでいる。

サーキットは1周5.412km、決勝レースは57周で行われる。現地時間の夕方から夜にかけてトワイライトレースで行わる今回のレースは、スタート時の気温が26度、路面温度31度、湿度30%のドライコンディションだった。

なお、今週末に数々のトラブルに見舞われたジェンソン・バトン(マクラーレン)は、事前に発生していたERSの問題が解消できず、マシンをガレージから出すことができなかった。

バトンを除く19台がダミーグリッドについてフォーメーションラップが始まったが、9番グリッドのカルロス・サインツ(トロ・ロッソ)はグリッドに向うラップが規定タイムを超過したため、5秒加算ペナルティが科されている。また、6番グリッドのフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は電気系統のトラブルに見舞われてグリッドから動けず、ピットにて大至急で準備を整えた末に、何とかピットレーンスタートにこぎつけた。

シグナルが消えてレーススタートが告げられると各車が火花を散らしながらダッシュし、先頭でターン1に入ったハミルトンをベッテルと4番手スタートのライコネンのフェラーリコンビが追いかける。ロズベルグは一つポジションを落とし、1周目が終わった時点でハミルトン、ベッテル、ライコネン、ロズベルグ、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ダニエル・リカルド(レッドブル)、ロマン・グロージャン(ロータス)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、マーカス・エリクソン(ザウバー)、サインツがトップ10を走っていた。

3周目、ロズベルグがターン1でライコネンからポジションを取り戻すも、ライコネンもただでは引き下がらずに続くコーナーで再びオーバーテイクをしかける。しかし、ここはロズベルグが前の形で落ち着き、ロズベルグは次なるターゲットであるベッテルの背中を追いかけ始めた。

7周目、トロ・ロッソのマックス・フェルスタッペンがピットでノーズを交換。翌周にグリッド位置が適切ではなかったとしてマルドナドに5秒加算ペナルティの裁定が下された。9周目にロズベルグがベッテルを料理し、隊列はメルセデス1-2の形に変わっている。

10周を越えたところから1回目のタイヤ交換が始まり、ライバルたちのピットインによって14番手スタートのフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が入賞圏内に上がっていた。上位勢からは14周目に3番手ベッテルがピットへ向かい、ソフトからソフトにつないだ。

その次のラップでロズベルグも新しいソフトに履き替えたが、戻った位置はベッテルの後ろ。その翌周にハミルトンがタイヤ交換を終えると、ロズベルグがコース上でベッテルを追い抜いた。ピット作業のタイミングを引っ張ったライコネンは17周目の最後にピットへ向かった。

この頃までにマノー・マルシャ以外の全員が1回目のタイヤ交換を終え、得点圏内はハミルトン、ロズベルグ、ベッテル、ライコネン、ボッタス、リカルド、グロージャン、エリクソン、ヒュルケンベルグ、マッサというオーダーに。上位勢のほとんどが第2スティントにソフトタイヤを選んだが、4番手ライコネンはミディアムを履いていた。

ほどなくしてマノー・マルシャのウィル・スティーブンスとロベルト・メルヒも1回目のピットストップを終え、すっかり日の落ちきったサーキットでレースは中盤へ向う。9番手ヒュルケンベルグの後ろにはマッサが迫り、その後方からフェリペ・ナッサー(ザウバー)とマルドナドが近づいていた。

25周目にナッサーがマッサを追い抜いたものの、翌26周目にナッサー、マッサ、マルドナドがぴたりと並んだまま3台一緒にピットへ向かい、マルドナド、マッサ、ナッサーの順でコースに復帰した。それと入れ替わりに2回目のタイヤ交換へ向かったエリクソンだが、作業に手間取って大幅にタイムロスし、トップ10のポジションを失っている。

31周目、ピットレーンを出たばかりのサインツがコース脇でストップし、マシンを降りてしまった。33周目にベッテルがミディアムタイヤに履き替え、次のラップでハミルトン、さらに翌周にロズベルグがピットへ。この動きの中でまたもベッテルがロズベルグをかわし、暫定トップのライコネン以下はハミルトン、ベッテル、ロズベルグという並びになった。

しかし、最終コーナーで少し膨らんでしまったベッテルの隙を逃さず、36周目にロズベルグがメインストレートでベッテルの前に出る。ベッテルはコースオフした際にマシンにダメージを負った模様で、フロントウイングの損傷を訴えて再度ピットインし、ノーズを交換してボッタスの後ろ5番手に戻った。また、同じ頃にフェルスタッペンがガレージでリタイアを選んだ。

ベッテルの相棒であるライコネンはコース上でハミルトンにパスされた後、41周目に2回目のタイヤ交換をこなして新品のソフトで隊列に復帰した。

42周目に7番手のマルドナドがピットに向うも、問題が発生した様子でしばし足止めされた上、15番手でレースを再開した。これでトップ10のメンバーはハミルトン、ロズベルグ、ライコネン、ボッタス、ベッテル、リカルド、グロージャン、マッサ、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、クビアトとなり、アロンソが11番手を走っている。

ライバルとは異なるタイヤ戦略をとったライコネンは周回遅れのマシンをかわしながら2番手ロズベルグの背後を目指し、50周目には2人の差が約5秒になっていた。メルセデス勢より1秒ほど速いペースで周回するライコネンはさらに差を縮めていく。その後ろではベッテルがボッタスから4番手を奪おうと激しいバトルを展開していた。

2番手を死守すべく必死の走行を続けたロズベルグだが、残る周回もあと2周の56周目にターン1で突っ込みすぎて飛び出し、ライコネンを先行させてしまう。ファイナルラップでハミルトンの後方3.5秒に迫ったライコネンだが、覆すにはレース距離が足りず、ハミルトンがトップチェッカーを受けた。

2位ライコネンと3位ロズベルグ以下は、ボッタス、ベッテルと続き、6位リカルドはエンジンブローで高く白煙を上げながらコントロールラインを通過、レースをフィニッシュしてすぐにマシンを降りている。7位からはグロージャン、ペレス、クビアト、マッサまでがポイントを獲得した。

入賞まであと一歩の11位はアロンソ。12位ナッサー以降、ヒュルケンベルグ、エリクソン、マルドナド、スティーブンス、メルヒまでが完走を果たしている。

序盤のフライアウェイ戦を完了したF1サーカスは多くのチームが本拠を構えるヨーロッパへ帰還する。第5戦スペインGP最初のセッションである金曜フリー走行1回目は5月8日(金)日本時間17時スタート予定だ。次戦もお楽しみに!

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