バーレーンGP

/ News

  • バーレーンGP - 決勝

相棒との大バトルを制してハミルトン優勝!

M.S.
2014年4月7日
スタート以降ライバルを圧倒し続けたメルセデス © Sutton Images
拡大

バーレーン・インターナショナル・サーキットにて、日本時間6日(日)24時から2014年FIA F1世界選手権第3戦バーレーンGP決勝が実施された。今年のレースは去年までとは異なり、10周年を記念してトワイライトレースとして行われている。

長いストレートが特色のこのサーキットではメルセデスエンジン勢が優勢を誇り、中でも群を抜いて強いメルセデスがグリッド最前列を独占。前日に行われた予選でニコ・ロズベルグが今季初ポールポジションを獲得し、ルイス・ハミルトンが2番手に入った。

予選3番手のダニエル・リカルド(レッドブル)は前戦で科されたペナルティにより10グリッド降格、また、予選18番手のエイドリアン・スーティル(ザウバー)は予選Q1でロータスのロマン・グロージャンの進路を妨害したとして5グリッド降格のペナルティを科されている。

サーキットは1周5.412km、決勝レースは57周で行われる。今週末のドライタイヤとしてはピレリのソフトコンパウンドとミディアムコンパウンドの2種類が用意されており、10番グリッドのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)と22番グリッドのスーティルのみがスタート時のタイヤにミディアムを選んでいる。

セッションスタート時の気温は25度、路面温度29度のドライコンディション。夕闇に沈みゆくサーキットでフォーメーションラップが始まった。22台が再びグリッドにつき、シグナルオフとともにレースがスタートすると、ターン1にかけてメルセデスデュオのトップ争いになる。

先行したハミルトンからロズベルグがリードを取り戻そうとするが、ハミルトンが首位を維持。後方からするりと前に出たフェリペ・マッサ(ウィリアムズ)が3番手に続き、セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ベッテルが得点圏内を走っていた。

トロ・ロッソのジャン-エリック・ベルヌはスタート直後の混戦の中でパンクチャーを喫し、オープニングラップの最後にピットへ向かっている。

序盤からメルセデス勢のペースがずば抜けて速く、ハミルトンとロズベルグは見る間に後続との差を開いていく。後方では接戦が繰り広げられ、ヒュルケンベルグがアロンソをオーバーテイクした数周後にはバトンとヒュルケンベルグがそれぞれ5番手ボッタスを交わしていった。

8周目には最後尾からスタートしたスーティルが後方集団を抜きあぐねたか、いち早くミディアムからソフトに履き替え、程なくして他のドライバーのタイヤ交換も始まる。14周目にはスーティルがジュール・ビアンキ(マルシャ)と接触してダメージを負い、コース脇にストップしてレースを終えた。2人の接触についてはレース後の審議対象になっている。

スタート時のタイヤで走行を続けて6番手に上がったベッテルは1秒以内のところにつける僚友ダニエル・リカルドの猛攻にさらされた末、チームからの指示によってペースの勝るリカルドを前に出した。

17周目、最初のピットストップを実施したヒュルケンベルグはコースに戻った際に前にいるライコネンとダニール・クビアトをパス。一方、前方ではハミルトンとロズベルグが大激戦を展開し、数度のバトルの末にハミルトンがトップの座を死守した。

2ストップを目指すメルセデスはハミルトンが20周目にソフトからソフトへつなぎ、その間にロズベルグが必死にプッシュする。ロズベルグのタイヤ交換は22周目で、ハミルトンとは戦略を分けて第2スティントにミディアムを選び、2番手でコースに合流した。

別次元の走りを続けるメルセデス勢の後ろで、ボッタス、マッサ、ヒュルケンベルグ、ペレスの4台がぴったりと連なって競り合う。ウィリアムズのチーム内バトルでマッサに競り負けたボッタスは23周目に2度目のピットインを実施し、今度はヒュルケンベルグがマッサに襲いかかるも、バトルの隙をついてペレスがチームメイトであるヒュルケンベルグの前に出た。

28周目にペレスはマッサをオーバーテイク。続いてヒュルケンベルグもマッサを料理し、中盤のトップ10はハミルトン、ロズベルグ、マッサ、ペレス、ヒュルケンベルグ、バトン、アロンソ、ベッテル、ライコネン、リカルド、ボッタスという形に。リカルドとライコネン、さらにはボッタスもからんで数周にわたり激しい攻防が続き、ついにリカルドに次いでボッタスにもポジションを奪われたライコネンは34周目にミデイアムタイヤに交換した。

その後はトップ10メンバーで2回目のピットストップが相次ぎ、36周目にパワーを失ったというケータハムのマーカス・エリクソンがコース上でマシンを降りた。

41周目、ザウバーのエステバン・グティエレスとロータスのパストール・マルドナドがターン1で激しいクラッシュを喫する。マルドナドに横からぶつけられて回転しながらコースを横切ったグティエレスのマシンの損傷は大きく、ここでセーフティカーが導入された。

これを見てメルセデスは2台を同時にピットへ戻す。ハミルトンがミディアム、ロズベルグがソフトでラストスティントに臨み、後方ではフェラーリも2人のタイヤを交換。ハミルトン、ロズベルグ、ペレス、ヒュルケンベルグ、バトン、ベッテル、リカルド、マッサ、ボッタス、アロンソが上位に並んだ状態でレース再開を待った。また、この間にマクラーレンのケビン・マグヌッセンもマシンをコース外に出しており、序盤にリタイアしたベルヌを含めてこれで5台がリタイアを喫している。

レースは47周目にリスタートし、ロズベルグが優勝を懸けてハミルトンに挑む。後方でもフォース・インディアのチームメイト対決を始め、数々のバトルが発生した。その中で5番手以降はベッテル、リカルド、マッサ、ボッタス、バトン、アロンソのオーダーに変化。マルドナドにはグティエレスとの接触でドライブスルーペナルティが科された。

終盤はベッテルの前に出たリカルドが僚友の反撃を防ぎながらポジションを上げていき、3番手ペレスに迫る展開に。あっという間に後続を10秒以上引き離したメルセデスデュオも、ロズベルグが前に出てはハミルトンが取り戻すという熱戦となった。最終的には一騎打ちを制したハミルトンが先頭でチェッカーフラッグを受けている。

3位はフォース・インディアにとって2009年以来の表彰台を守り切ったペレスだった。以下リカルド、ヒュルケンベルグ、ベッテル、マッサ、ボッタス、アロンソ、ライコネンまでが入賞を果たしている。

11位クビアトからはロマン・グロージャン(ロータス)、マックス・チルトン(マルシャ)、マルドナドと続き、ケータハムの小林可夢偉が15位。16位マックス・チルトン(マルシャ)までが完走を果たし、レース終了間際にピットでレースを終えたバトンが17位完走扱いとなっている。

次戦は第4戦中国GP。最初のセッションである金曜フリー走行1回目は4月18日(金)日本時間11時スタート予定。次戦もお楽しみに!

© ESPN Sports Media Ltd.