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エクレストン、バーレーンGP開催の決断は「愚か」

M.S.
2013年4月22日 « マッサ、タイヤの不具合は「多すぎ」 | タイヤにいまだ不満のレッドブル »
サヒールを訪れたエクレストン © Sutton Images
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バーニー・エクレストンは冗談交じりの口調FIAやF1よりも政府によるレース開催の決断によって事態が前に進んだと言及しつつ、王国内に広がる反政府活動の中でバーレーンGPの実施に踏み切ったのは"愚か"だったと『BBC』に述べた。

「このレースが抗議活動のプラットフォームに利用されており、政府がレースを催したのは愚かだった」

シリアが十分な費用を支払ったとしたらF1はそこに行くかという質問の形でF1の限界点を尋ねられたエクレストンは「彼らにはサーキットがない」と回答。さらに聞かれると「見てみなければ分からない」と答えている。

「われわれはある国がどのように営まれているかをジャッジするために訪問することはない。私は人々に人権とは何かを問い続けており、それが何なのか分からない。ある国に生き、なんであれその法に従う権利だろうか」

「もし私がアフリカにいてハイウェイを時速200kmで走っても問題ない。同じことをイングランドですれば問題になる。だから、その国の法がどういったものであれそれに従うということになる」

隔離されたF1の世界から離れたところではサーキット内外で不安が高まっていたものの、バーレーンGPは平和裏に幕を閉じている。レースの観客はバーレーン・インターナショナル・サーキットの入り口でセキュリティチェックのために生じた行列に加わって入場を待った。

上記のエクレストンのコメントは、バーレーンで何らかの人権問題があるとは気づいていなかったというエクレストンの発言を地元紙が伝えてから24時間もたたないタイミングで発せられたものだ。

レースの創設者でバーレーンの王位継承者であるサルマン・ビン・ハマド・アール・ハリーファ皇太子は「バーニーはバーニーですから」と言い、次のように続けた。

「国際社会とわれわれのつながりを祝したいと思っており、これは世のためになる力です。われわれは異なる意見をもつ人々を恥じてはいません。われわれが厭うのは政治的な目標を進めるために暴力を使う人々です」

現在の抗議活動について、皇太子はこう語る。

「彼らはおおむね平和的だったと思います。人々は反対する権利を表明しており、そういったことはサポートしたいと思っています。バーレーンと国際社会のつながりを維持するのはわれわれにとってきわめて重要なことで、それによって人々が内部に目を向けるのを止め、われわれの目を外側に向かせてくれます。そして、そうでなければ得ることのなかった外部とのつながりを人々に与えてくれるのです」

「しかし、今週末については純然たるスポーツです。それはわれわれの対立を超越しており、堂々たる競技の真のスピリットが人間性の素晴らしさを祝福するものです」

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