バーレーンGP

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ベッテルが今季2勝目をマーク!

M.S.
2013年4月21日
バーレーンGPのスタートシーン © Getty Images
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バーレーン・インターナショナル・サーキットにて、21日(日)日本時間21時から2013年FIA F1世界選手権第4戦バーレーンGP決勝が行われた。

土曜日に行われた予選ではニコ・ロズベルグがトップに立ち、前戦のルイス・ハミルトンに続いてメルセデスが2戦連続ポールポジションを達成。ポイントリーダーのセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が2番手、フェラーリのフェルナンド・アロンソが3番手につけている。

予選4番手のハミルトンはギアボックス交換のために5グリッド、5番手のマーク・ウェバー(レッドブル)は前戦のインシデントによって3グリッド降格のペナルティを科され、それぞれ9番グリッド(ハミルトン)と7番グリッド(ウェバー)からレースをスタートする。また、予選18番手のエステバン・グティエレス(ザウバー)も第3戦中国GPでかかわったインシデントによるペナルティで22番グリッドに下がった。

今週末に使用されるタイヤとしてはピレリのソフトコンパウンド(オプション)とハードコンパウンド(プライム)が選ばれていたが、グランプリ週末を前にピレリはオプションをミディアムに変更することを発表している。

舞台となるサーキットは1周5.412km、決勝レースは57周で行われる。DRSゾーンはメインストレートと、それに平行して設置されたターン10から11にかけてのストレートに設定された。

レース開始時の気温は29度、路面温度43度のドライコンディションだった。スタート時にハードタイヤを履いていたのは4番グリッドのマッサに加え、11番グリッドのロマン・グロージャン(ロータス)、14~16番グリッドのニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)、ジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)と22番グリッドのグティエレスという面々。

22台が一斉にスタートするとロズベルグとベッテルが競り合いながらターン1へと向かい、アウトからしかけたアロンソが2番手に上がった。しかし、続くコーナーでベッテルがアロンソからポジションを取り戻し、1周目が終わった時点でトップ10のオーダーはロズベルグ、ベッテル、アロンソ、ポール・ディ・ディ・レスタ(フォース・インディア)、マッサ、ウェバー、キミ・ライコネン(ロータス)、ジェンソン・バトン、セルジオ・ペレス(共にマクラーレン)、ハミルトンとなっている。

最後尾からスタートしたグティエレスは1周を走ってピットへ。オープニングラップで大きくポジションを落としたエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)もスロー走行でピットを目指し、グティエレスの後ろでコースに戻った。

隊列の先頭ではベッテルがロズベルグにしかけ、3周目にベッテルがトップに踊り出る。ポジションを失ったロズベルグはアロンソからも猛攻を受け、激しいポジション争いの末、5周目にアロンソが先行した。

これで2番手に上がったアロンソだったが、DRSにトラブルが発生してフラップが開いたまま戻らない状態に陥ってしまう。8周目の緊急ピットインでメカニックが押し戻して一度は修正されたかに見えたが、コース上でDRSを使用した際に再び開きっぱなしの状態になってしまった。

9周目にウェバーとグロージャンがピットインしたのに続き、アロンソも再度ピットへ。10周目にはトップのベッテルに加え、マッサ、ペレス、ハミルトンらもタイヤ交換を実施した。これでディ・レスタがレースをリードし、2番手ライコネンにハードスタートのヒュルケンベルグとボッタスが続く形に。ベッテルが5番手に戻っている。

その後、ハードスタートの面々も順次ピットへ向かい、15周目にディ・レスタもピットストップを実施。開幕戦でも巧みなタイヤマネジメントを発揮したライコネンのみがスタート時のタイヤで周回を重ねていたが、ライコネンより3秒ほどペースが速かったベッテルが16周目にトップの座を奪い返し、トップ5はベッテル、ライコネン、ウェバー、ロズベルグ、バトンというオーダーに。ライコネンはこの周回の終わりにハードタイヤに交換した。

17周目には6番手マッサが右リアタイヤのダメージによってスローダウンし、ミディアムタイヤに履き替える。また、ベルヌがマシンをガレージへと収め、このレース最初のリタイアとなっている。

その時点でレッドブルのベッテルとウェバーが隊列を率い、3番手以降にロズベルグ、バトン、グロージャン、ペレス、ハミルトン、ライコネン、ヒュルケンベルグが並んでいた。

程なくして2回目のピットストップが始まり、21周目にはロズベルグとペレス、翌周にウェバーとバトンがピットへ向かう。ロズベルグはコース復帰後も厳しい戦いを強いられ、24周目にはペレスとバトンに一度にオーバーテイクされてしまった。マクラーレンコンビはロズベルグの前を走っていたヒュルケンベルグに次の標的を定め、これを交わした後に今度はバトンが新チームメイトのペレスをパスしている。

その間、26周目にはベッテルが新しいハードタイヤを履いて再びラップリーダーの座に戻っている。トップ10のピット作業が落ち着いたところで、ベッテルの後ろに1回ストップのディ・レスタとライコネンが続き、以下ウェバー、バトン、ペレス、ロズベルグ、グロージャン、ハミルトン、アロンソというオーダーだった。

ウェバーから3秒ほど後方ではマクラーレンデュオが競り合いながら周回を重ねており、ペレスがDRSを使ってバトンにしかけたが、5番手をかけたバトルの中で2人は接触。バトンの後ろに戻ったペレスはフロントウイングにダメージを負っていた。その後、ロズベルグを交わしたグロージャンがペレスをも料理してマクラーレン勢の間に割って入った。

35周目、すぐ後ろに迫るウェバーを振り切って3番手ライコネンが2回目のタイヤ交換ヘ向かい、それにならったバトンと共にハードコンパウンドで隊列に復帰した。2番手のディ・レスタがピットインした37周目には、またしてもタイヤトラブルに見舞われ、右リアタイヤにパンクチャーを負ったマッサが予定外のタイヤ交換へ向かい、フェラーリのクルーが慌ただしくマッサを迎えている。

コース上ではライコネンが次々と先行するライバルたちを片付けていく。3番手に上がったライコネンの後方ではピット作業を終えたばかりのウェバーがロズベルグと接触しかかる場面があり、この一件についてはレース後の審議対象となっている。

ベッテルが最後のピットストップを完了したのは43周目のこと。ハードをつないできた2番手グロージャンもピットに入り、ミディアムコンパウンドに履き替えて5番手でコースに戻った。

そのグロージャンがウェバーをオーバーテイクし、上位勢はベッテル、ライコネン、ディ・レスタ、グロージャン、ウェバーという形に。ポジションの脅威となるライバルの影が近くにない状態でひた走るベッテルとライコネンとは対照的に、初表彰台がかかるディ・レスタの後方からはグロージャンが着実に迫ってくる。当初は6秒ほどあった差は見る間に縮まり、ついに52周目のターン1で2人のポジションは逆転した。

グロージャンがディ・レスタをかわして以降はウェバー対ハミルトンの5番手争いとアロンソ対ペレスの7番手争いが白熱。ペレスがアロンソから7番手を取り戻した一方、ウェバーとハミルトンのバトルはファイナルラップまでもつれこみ、ターン1の飛び込みでハミルトンがウェバーの前に出ている。

隊列の先頭ではベッテルが後続に9秒の差をつけて今季2勝目を上げ、ライコネンとグロージャンのロータスデュオが2位と3位で表彰台に上った。

4位ディ・レスタ、5位ハミルトンに続き、ペレスがウェバーを交わして6位フィニッシュを果たしている。7位ウェバーに次いでアロンソ、ロズベルグ、バトンまでがポイントを獲得した。

11位以降はマルドナド、ヒュルケンベルグ、スーティル、ボッタス、マッサ、ダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)、シャルル・ピック(ケータハム)、グティエレス、ジュール・ビアンキ、マックス・チルトン(共にマルシャ)、ギド・ヴァン・デル・ガルデ(ケータハム)までが完走を果たしている。

フライアウェイ4戦を終えたF1サーカスはヨーロッパへと戻り、第5戦スペインGPへと備える。スペインGP最初のセッションである金曜フリー走行1回目は5月10日(金)日本時間17時スタート予定だ。

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