オーストリアGP

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途中から雨のセッションを制すはベッテル

M.S.
2015年6月20日
コース上で止まってしまったアロンソのマシン © Sutton Images
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豊かな緑に囲まれたオーストリアのレッドブル・リンクにて、20日(土)日本時間18時から2015年FIA F1世界選手権第8戦オーストリアGP土曜フリー走行が実施された。

前日に行われた2回のフリー走行では初回セッションでメルセデスのルイス・ハミルトンが最速タイムを計測、後半のセッションでフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。ただし、ベッテルにとっては数々のトラブルに見舞われた初日でもあり、2回目のセッションで最速タイムをマークした後は走行できていない。

また、マクラーレン・ホンダにとっても厳しい幕開けとなっており、今週末はパワーユニットのコンポーネント交換によりフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンの両名がグリッド降格ペナルティを受ける見込みだ。

今回用意されたドライタイヤはピレリのスーパーソフトコンパウンドとソフトコンパウンドの2種類。セッションスタート時の天候は曇り、気温11度、路面温度22度、湿度64%というコンディションだった。

降雨の気配がある中、ピットレーンがオープンになるとマノー・マルシャのロベルト・メルヒを先頭に各車が順次コースインし、システムチェックからタイム計測へと移行する。開始から間もなく、一部で軽く雨がぱらついたが、コースコンディションには大きな影響はなかった。

ハミルトンとニコ・ロズベルグのメルセデスコンビが1-2態勢を築くも、ベッテルが2人を上回って暫定トップに立つ。一方、フォース・インディアのセルジオ・ペレスがラップの終盤で右フロントタイヤにパンクチャーを喫し、ガレージに戻っていった。

本格的な雨の到来はないものの、レッドブル・リンクの上空には灰色の雲が垂れ込めている。開始から20分で18台がタイムを残し、トップ5は1分09秒994を刻んだベッテルを筆頭にハミルトン、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ロズベルグ、フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)という形。マッサの僚友バルテリ・ボッタスが6番手だった。レッドブルのダニエル・リカルドとザウバーのフェリペ・ナッサーは、インストレーションラップのみでガレージにとどまっている。

間もなく60分のセッションの前半部分が終了するという段階で、ロータスのロマン・グロージャン車にトラブルが発生し、スロー走行で何とかガレージへとたどり着いた。この頃にはすでに一部のマシンでスーパーソフトに履き替えての走行が始まっており、ノータイムだったナッサーも始動する。しかし、アロンソがピットストレートでストップしたため、開始から29分の時点でセッションは赤旗中断となった。

セッションを再開すべくアロンソのマシンが急ぎ撤去され、ピットレーンには走行開始を待つマシンが列をなしたものの、折り悪くこのタイミングでコースの一部に激しい雨が降り始めた。スーパーソフトを履いてコースインしたメルセデスとフェラーリの各陣営と、マックス・フェルスタッペン(トロ・ロッソ)の計5台は、慎重に走行して無事ピットへ帰還している。

無人のまま雨に打たれるコースにマシンを送り出したのはフォース・インディア。ニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスがインターミディエイトを履いて出発したものの、コースの状況はドライブに適した状態ではなく、1周で走行をやめてしまった。

セッションが終盤になってトロ・ロッソのカルロス・サインツがウエットタイヤでコースへ向かい、ベッテルがインターミディエイトでそれに続く。2人ともマシンコントロールに苦戦しながらも周回を重ね、他のマシンも少しずつコースに集まり始めた。

コースを飛び出すマシンに黄旗が振られながらも半数ほどのマシンが最後まで走行を続けた。最終的に、ベッテルがドライの状態で記録した1分09秒994がこのセッションのトップタイムになっている。

わずか0.017秒差の2番手に続いたのがハミルトンで、ライコネン、ペレス、ロズベルグが上位に入った。

ストップしてしまったアロンソが残したのはトップから1.174秒差の15番手タイム。ジェンソン・バトンは同2.622秒差の18番手で予選前最後のセッションを終えた。

オーストリアGP予選は日本時間21時スタート予定。予選もお楽しみに!

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