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バトンが今季初レースを制す!

M.S.
2012年3月18日
スタートで前に出たバトン © Getty Images
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接戦が予想される新たなシーズンがメルボルンのアルバート・パーク・サーキットにて開幕し、18日(日)日本時間15時から2012年FIA F1世界選手権第1戦オーストラリアGP決勝が行われた。

前日に実施された予選ではマクラーレンのルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンが速さを見せ、開幕戦のフロントローを独占。ロータスからF1に復帰したロマン・グロージャンが3番グリッドを獲得した。

メルセデスのミハエル・シューマッハが4番手に入り、昨年のチャンピオンチームであるレッドブル勢はマーク・ウェバーが5番手、セバスチャン・ベッテルが6番手からスタート。2007年の王者であるキミ・ライコネン(ロータス)は18番手に沈んだ。ザウバーの小林可夢偉は13番手につけている。

予選Q1で107%ルールの条件を満たせなかったHRTのペドロ・デ・ラ・ロサとナレイン・カーティケヤンは決勝レースへの出走を認められなかった。

舞台となるアルバート・サーキットは1周5.303km。決勝レースは58周で行われ、DRSゾーンはピットストレートとターン2からターン3にかけての部分の2カ所に設定されている。F1の単独タイヤサプライヤーであるピレリはこのサーキットにソフトコンパウンドとミディアムコンパウンドの2種類のドライタイヤを持ち込んだ。

決勝日のメルボルンには青空が広がり、気温22度、路面温度28度のドライコンディション。ほとんどのドライバーがオプションタイヤのソフトコンパウンドをチョイスし、11番手のジャン-エリック・ベルヌ(トロ・ロッソ)と19番手のヴィタリー・ペトロフ(ケータハム)、予選で17番手につけるも、ギアボックス交換のため22番手に降格されたセルジオ・ペレス(ザウバー)のみがミディアムコンパウンドをスタート時のタイヤとして選択した。

フォーメーションラップを終えた各車がスターティンググリッドにつき、今季初のレースが始まると、ターン1までにバトンが僚友ハミルトンの前に出る。3番グリッドからスタートしたグロージャンは大きく順位を下げ、1周目を終えた時点で上位勢はバトン、ハミルトン、シューマッハ、ニコ・ロズベルグ(メルセデス)、ベッテル、グロージャンというオーダーとなった。

今季はウィリアムズのレースドライバーとなったブルーノ・セナがスタート直後にスピンを喫し、早々にピットへ。また、フォース・インディアのニコ・ヒュルケンベルグがコースサイドでストップし、グロージャンもパストール・マルドナド(ウィリアムズ)との接触でダメージを負って落胆のうちにレースを終えている。

トップのバトンは快調に後続を引き離す。マクラーレン勢の後方でシューマッハを抜きあぐねていたベッテルだが、10周目にシューマッハがコースオフを喫した機を逃さずに3番手へ浮上。シューマッハはギアボックスにトラブルを抱えた模様で、さらに順位を落とした後にピットへ戻り、そのままリタイアとなった。

バトンは16周目にタイヤ交換を行う。ベッテルがソフトタイヤを選んだものの、多くがミディアムに履き替えている。上位勢がひと通り1回目のピットストップを終えた時点で、まだピットに入っていないペレスがバトンに次ぐ2番手につけ、以下ハミルトン、ベッテル、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ロズベルグ、ウェバー、マルドナド、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、可夢偉がポイント圏内を走行。ライコネンがその後方11番手を走っていた。可夢偉はレース序盤にリアウイングにダメージを追いながらも、10番手をキープしている。

ペレスは24周目に1回目のピットストップへ。これによって8番手に上がったマッサと可夢偉、ライコネンが競り合い、ライコネンが2人をかわして8番手に浮上する。マッサは28周目にいち早く2回目のタイヤ交換を行った。

中盤にはトップのバトンから10秒後方にハミルトンが、そこから2秒ほど後方をベッテルが走っている状態。4番手のアロンソは35周目に2回目のピットストップを行なっている。

マクラーレンは36周目に同時ピットインを敢行し、可夢偉もそれに続いた。同じタイミングでペトロフがピットストレートでストップしたため、セーフティカーが導入される。これを見て多くのドライバーがピットへと向かい、ベッテルはマクラーレンコンビの間に割って入ることに成功。隊列が落ち着いたところでバトン、ベッテル、ハミルトン、ウェバー、アロンソ、マルドナド、ペレス、ロズベルグ、ライコネン、可夢偉という順に変わった。7番手のペレスはセーフティカー中にもタイヤ交換を行わず、他のすべてのドライバーが2回以上のピットストップを終えたのに対し、1回にとどまっている。

41周目にレースが再開すると、可夢偉がライコネンの前に出た。上位のオーダーに変動はなかったものの、47周目には後方のマッサとブルーノが接触して2人ともピットへ。マッサがマシンを頭からガレージに入れた一方でいったんはコースに戻ったブルーノだったが、後に再びピットに入ってマシンを降りている。

レース終盤には可夢偉が前を行く8番手ロズベルグにしかけるも、前に出ることはできない。そのロズベルグも1回ストップのみでコースにとどまる7番手ペレスをかわそうと機をうかがい、さらに前方では6番手マルドナドが5番手アロンソの後ろにぴったりとつけていた。

しかし、健闘を見せていたマルドナドがファイナルラップでコースを外れてウオールにヒット。また、上位のメンバーが次々とチェッカーフラッグを受ける中、ポジション争いを演じていたペレスとロズベルグも後退し、可夢偉らが最後の最後に順位を上げた。

開幕戦のトップチェッカーを受けたのはバトン。2011年王者のベッテルが2位、ポールシッターのハミルトンが3位で共に表彰台に上った。

4位ウェバーと5位アロンソの後ろは、最終的に可夢偉、ライコネン、ペレス、ダニエル・リカルド(トロ・ロッソ)、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア)のオーダーとなり、ここまでがポイントを獲得。

11位のベルヌからロズベルグ、マルドナド、ティモ・グロック(マルシャ)までが完走を果たしており、レース終盤にマシンを降りたシャルル・ピック(マルシャ)とブルーノはそれぞれ15位と16位で完走扱いとなった。

F1サーカスは休む間もなく連戦で行われる第2戦マレーシアGPの舞台であるセパンに向かう。最初のセッションである金曜フリー走行1回目は3月23日(金)日本時間11時にスタートする予定だ。

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